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日記

カーブド視聴記(4Kシアター)リファレンス調整

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2014年08月02日

CalMANを用いた3D-LUTについて以前、紹介させていただきましたが、
今回、VPL-VW1000ESのリファレンスモード(16-235 ※)を調整しましたので改めて掲載いたします。



↑※CalMANが3D-LUT調整モードとして16-255(0-109%)以外に16-235(0-100%)をサポートしました。

■測定方法
今回、SpectraCal社に確認を取り、お勧めの測定方法を入手しましたので、そちらを用いて測定しております。
SpectraCalが勧める較正方法は、スクリーンからの反射光を測定する方式です。

測定メータ:
 X-rite i1Pro2 ・・・リファレンスメータ(※1)
 SpectraCal C6 ・・・測定に用いるメータ(※2)

上記2つのメータのうち、C6メータを測定に用います。
※1: C6メータは測定速度が早く、暗部の測定にもかなり強い
※2: i1Pro2は精度が高いが、測定速度はC6に比べ遅い

i1Pro2の精度をC6に組み込む方法:
メータプロファイル作成機能を利用します。

↑メータプロファイル作成ダイアログ(メータ指定画面よりポップアップ表示される)

この機能を実行すると、それぞれのメータのテスト測定が始まり、
完了するとC6メータ用にi1Pro2の特性を取り込むためのプロファイルが作成されます。
後は、作成したプロファイルをC6メータで指定するだけです。
なお、プロファイルを利用した測定をする場合、リファレンスメータであるi1Pro2はずっと接続しておく必要があります。

[H28.6.25 訂正]
上記の記載に誤りあり。
プロファイルを利用した測定をする場合、リファレンスメータであるi1Pro2は接続しておく必要はありません。




■測定結果
↑2pt調整のみ(ColorChecker)
↑2pt調整のみ(Satulation、Luminance Uniformity)

こちらは、2Pt調整だけ実施した後に測定した結果です。
この結果を見ても判るとおり、VW-1000ESはリファレンスモードの精度は中々高いです。惜しむらくは青だけ数値が高めなことです。(DeltaE2000の値が最大で3.5)

↑3D-LUT調整後(ColorChecker)
↑3D-LUT調整後(Satulation、Luminance Uniformity)

こちらは、3D-LUT調整した後に測定した結果です。
3D-LUT技術を用いたプロセッサを通すことでRGBCMYのすべてで精度の高い出力を得ることができます。
Satulataion、Luminance共にDeltaE2000の平均値が0.4、最大でも0.9と極めて低いです。
また、ColorCheckerの測定結果も平均0.3、最大でも0.8と精度が高いです。
(3.0以下であれば目視での色の誤りが判別できない)

CalMANをお持ちでSaturation、Luminance Uniformityの測定ができるEditionであるならば、モニター精度の確認をすることを強くお勧めします。
あなたのモニター、プロジェクターは正しい色を表示出来ていますか。

もし、業務レベルのリファレンス出力を得たいのであれば3D-LUTに対応した高性能プロセッサと分光方式のメータとそれに組合わせるC6メータの導入をお勧めします。

SpectraCalからの回答:
i1Pro2とC6メータを組合わせた測定結果はKlein K-10Aの測定結果と比べても精度では負けません。
ベストカップルです。


利用機材:
プロジェクター:SONY VPL-VW1000ES
プロセッサ:SpectraCal ColorBox
ソース:AVFoundry VideoForge
リファレンスメータ:X-rite i1Pro2
測定メータ:SpectraCal C6
測定ソフト:SpectraCal CalMAN Studio


■較正後の試写
MGVC対応ソフト「千と千尋の神隠し」をDMR-BZT9300で再生しました。
背景美術、人物どれをとってみても色数が多く感じられ、明暗部での自然な色のつながりをストレス無く楽しむことができます。

■プロジェクター単体の性能
プロジェクター光源を測定することでスクリーンに左右されないプロジェクター単体の性能を知ることができます。
CalMANでi1Pro2を用いて測定をする場合、フィルターを装着して光源を測定することになります。
以下は、今回の3D-LUT調整に先立ち、光源向きにメータを配置して2pt、ID3調整した後の測定結果になります。

↑プロジェクター光源を測定した結果(ColorSpace)
DeltaE2000は最大で2.24ですので、目視で色の誤りを判別できる基準の3を下回っています。



ではでは。

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  1. ガッツさん、VPL-1100ESにはまだアップグレードされていないのですか?4Kソースでのキャリブレーションはまだまだこれからというところなので、情報交換を是非よろしくお願いします。

    by元住ブレーメン at2014-10-02 02:17

  2. 元住ブレーメンさん、ご無沙汰しております。

    ■SONY VPL-VW1000ES関連
    アップグレードはまだ様子見です。
    どうしても観たい素材が無いのが手を出せない理由ですね。
    来年後半になれば、4KBDソフトや対応機器がリリースされでしょうから、その頃になれば注目しようかなっと。

    SONY関連のイベントなどで散々、4K映画コンテンツの提供をチラつかせていましたが、未だに答えが出ないので・・・。

    ■較正関連ネタ

    まだ確定ではないですが、CalMANの日本語対応版ワークフローが出てくるかもしれません。

    DVDO AVLab TPG
     DVDOから発売されているAVLab TPGは4K対応ソースジェネレータとしては格安ですが、4K 信号やFHDのYCbCr422 10bit以上の入力信号をなぜかYCbCr444 8bitとして認識してOSDに表示するバグが残っています。
    メーカに連絡済ですが、対策完了の連絡が未だに届きません。
    (最新FW 1.02)

    Panasonic 4K対応テレビ AXシリーズ
     PanasonicのAX800は4K対応テレビはISFcccに正式に対応しています。
    CalMANによるオートキャリブレーションが可能です。
    恐らくこの路線は引き継がれるでしょう。
    他社には無いアドバンテージといえます。
    詳しくは鴻池先生のfacebookをご覧いただければと存じます。


    ■MGVC
     洋画で対応したソフトが発売されたので購入してみました。
    「ローン・サバイバー」というタイトルの作品です。
    こちらの作品、良いですね~。

    今後MGVC対応タイトルがどんどん増えると良いですね。
    宮崎駿監督作品集のBOXは絶品でしたし。
    高畑勲監督のかぐや姫はどうしようか、検討中です。


    ■4K対応プロジェクタ
     各社から4K対応プロジェクターが今後出てくることがあるなら、
    4KBDコンテンツを最大限に楽しめるように、映像製作者が意図した映像を出力できるモードを正式に搭載して欲しいです。

    4K/24p RGB 12bit対応
    3D-LUT搭載でISFccc対応
    調整軸もしっかりしている

    ランプもレーザー光源が採用されれば較正開始までの時間も短くなりますし、出力が安定するため校正結果が保たれる時間が長く、経済的です。

    ついでにJVCのようなアナモフィックレンズが無くてもカーブドスクリーンに対応できるような機能があるとうれしいかも。

    ではでは。

    追伸
    「アナと雪の女王」をレンタルして再生してみました。
    映像は奇麗なのですが、正直作品としてはイマイチ盛り上がりませんでした。
    まだ、「風立ちぬ」のほうが・・・かな。

    byガッツ at2014-10-02 20:17

  3. ガッツさん、了解です。ただ、アップグレードは来年3月末までで締め切りなので、ご注意くださいね。ま、それまでに4Kの新製品VPL-VW1200ESとかが出るかもしれませんが。

    パナのAX800のオートキャリブレーションを見ると、毛布をかぶって一時間半かけてやってるImage Directorのキャリブレーションがいかにも前時代的に思えます。

    by元住ブレーメン at2014-10-04 22:03

  4. 元住ブレーメンさん、どもです。

    CalMANがあればオートキャリブレーションできますので、これは魅力的です。
    この分野、他社はかなり遅れていますね。

    3D-LUTまで足を踏み込んだ制御がCalMAN経由で出来るのであれば鬼に金棒ですが、さてそのようなプロモデルが登場するか、今後に期待です。


    映像関連のイベントでInterBeeが11月に開催されます。
    実はこのイベントにSpectraCalが参加します。


    VPL-VW1200ES、あ~、出たらどんな仕様になるんだろう・・・。
    前述のような仕様だったら嬉しいのですが。
    4KBD情報の公開が近づけば、各社の取り組みも明らかになるでしょうね。

    ではでは。

    byガッツ at2014-10-04 22:37

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