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日記

【視聴記】DVS UltraHD 、攻殻機動隊、HDR10方式に思うこと

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2018年07月28日

皆さん、お久しぶりです、ガッツです。

4K環境の構築も完了しており、休日はUHD BDソフト再生などで楽しんでおります。
今回のお題は3つほど。

■DVS UltraHD



4K環境を構築したユーザ様の中には映像機器のキャリブレーションに興味をおもちの方もいるかと存じます。
ただ、ネットで調べてみるとそれなりに元手がいるという事で断念される方もいらっしゃるのではないでしょうか?

先日、EdipitさんからUHD BD版のキャリブレーション用パターンソースが発売されました。

DVS UltraHD

こちらのソフト、目視レベルでの簡易確認やグレースケール調整パターンなど多様なコンテンツを収録しております。
実際にCalMANなどのキャリブレーションソフトと組合わせて使うことも可能です。
お値段もお求めやすい価格帯かと思いますので興味がある方はHDR10環境のテストディスクとしてコレクションしてみても良いかと。

■視聴記
攻殻機動隊、言わずと知れた名作です。
こちらのUHD BDソフト、イノセンスとのセット版を購入しております。
いつもの様なBDとのセット販売ではないバージョンを用意しているところが好感、もてますね。(笑)
さて、内容ですが皆さんご存知の通りの作品なのですが、今までとは何が違うってHDR効果を追加しているんです。
また、色域がBT.709からBT.2020に拡張、色深度も8から10に拡張されていますので、表現能力に余裕があります。
全体のトーンはBT.709から大きな変化はないのですが、シアン系の色や火器のマズルフラッシュに代表される光源系の効果が顕著です。
購入が未だの方は、要チェックです。

↑「攻殻機動隊より その1」
↑「攻殻機動隊より その2」
↑「攻殻機動隊より その3」
↑「攻殻機動隊より その4」
↑「攻殻機動隊より その5」
↑「攻殻機動隊より その6」
↑「攻殻機動隊より その7」

■HDR10方式はSDRと比べて消費者に幸福をもたらすのか?
UHD BD再生環境、キャリブレーション環境も一通り構築完了しましたので、まったりソフト再生を楽しんでおります。

UHD BDソフトはHDR10形式で収録されている場合、メタデータが静的になりますので、フレーム毎、シーン毎にトーン調節できないという課題を持っています。
お手元のモニターやプロジェクターが絶対輝度レベルでコンテンツのMAX CLLやマスタリングモニタのMin Luminanceレベルを満たしていれば意図したピクチャートーンを得られる為、ユーザは視聴中にリモコンを操作することなく、ストーリーに没頭することが可能です。
しかし、現状の民生用モニターやプロジェクターで、この条件を満たす製品が存在するかというと、存在しません。
この為、ソフトによっては暗部の見通しの悪い映像を見ている方もいらっしゃるはずで、UHD BDの実力を正しく確認できない状況にも関わらず、コンテンツに正しくない評価を下してしまっているかもしれません。

この様に、購入者の環境によっては映像機器とコンテンツのアンバランスがSDR時代に比べると大きくなる傾向があり、肝心なストーリーに没頭することが出来ず、ストレスを感じながら作品を視聴することになっているはずです。
場合によってはSDR版のBDの方が綺麗に感じてしまうというUHD BD製作者が本来望まない結果を印象付けていることさえあるのではないでしょうか。

この様な消費者、製作者共にWin-Winとならない状況に陥るHDR10フォーマットは不幸な規格なのではないかと。

ストレスを解消するには、UHD規格、ハード、コンテンツ側の対策が急務です。
・コンテンツのMAX CLLを過度に高く設定しない
・民生用ハードの歩みを意識して、MAX CLLを設定する
・民生用プロジェクター向けのドルビービジョン規格化、採用製品の登場

映像機器メーカー各社に期待される対応:
HDMI映像信号の解析による最適なピクチャートーンを得られる機能を搭載した製品の登場です。
LG社などは既に動的メタデータ解析を行う機能をOLED TVに搭載しております。
シーンに応じた最適なピクチャートーンを適用していれば不要なストレスは生じませんので、各社の奮闘に期待です。
Panasonicも明部、暗部に最適化したLUTを搭載、中間調は演算で導出する様な仕掛けを導入したモニターが2018モデルで登場しております。

この分野、プロジェクター各社の動向が気になるところです。
静的、動的メタデータを認識した場合の最適なLUTの動的算出に期待しております。
また、上記対応が可能になるまでの暫定的な対策として、メタデータを指標としたピクチャートーンの設定の考え方を例をあげて発表すると良いかもしれません。
例えば、AV各紙や各社の製品サイトのページに掲載するなど。
この作品は全体を破堤なく観るにはこの設定、但しこのシーンを見るにはこの設定・・・など。
ただ、この対策はコンテンツメーカの協力も必要ですね。

コンテンツメーカに期待される対応:
HDR10方式を採用される場合、メタデータに正確なMAX CLL, MAX FALLを必ず登録して頂きたい。
メーカーにもよりますがメタデータを登録しないところもあります。
HDR10コンテンツを正確なピクチャートーンで楽しむ場合、現時点ですとMAXCLLなどのメタデータが頼りです。
DolbyVisionの場合もHDR10のメタデータ部は登録して頂きたいですね。
また、注意書を添付するか、コンテンツの映像としてメタデータの説明をいれておくと良いかもしれません。

■所感
お気づきかと思いますが、発表から時間が大分経過しましたがHDR10の見切り発車感は半端ないですね!(笑)

HDR規格側の功罪ですが、罪が圧倒的に大きいと感じています。
なぜ、当初から動的メタデータを採用しなかったのか・・・
プロジェクターになぜ動的メタデータ対応機が未だに存在しないのか・・・

年末辺りにこれらのストレス材料に関する動きがあるのでしょうか、気になるところです。

ではでは。

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  1. こんにちは

    僕も買いました(攻殻機動隊だけですが)。ブレードランナーが素晴らしかったので期待してました。でも、期待はずれな部分が目立ちちょっと残念な気分です。

    >HDR効果を追加しているんです
    そうですよね。それを期待していたのに、押井守、と言う存在が大き過ぎましたかね。フィルムの質感を大事にしたばかりに、せっかくのHDR が十分に発揮できてない感じがしました。

    所々HDR らしい素晴らしいシーンがあるのですが、全体的にはフィルムに忠実に再現している姿勢が裏目に出たと思います。

    4K-HDR にすると言う事は別作品を作る事だ、と、押井守が憤慨するような突き抜け感が欲しかったです。実際にブレードランナーはそうだったと思います。この辺は、米国と日本の違いでしょうね。

    愚痴ってすいませんでした。でも今後の4K- HDR 作品に期待してます。

    bykomagome at2018-08-01 11:39

  2. komagomeさん、こんにちは。

    レス、ありがとうございます。

    攻殻機動隊は、確かにHDRらしさを強調した造りではないですね。
    因みにイノセンスは攻殻機動隊と比べるとかなりHDR感が高いですね。
    以前購入した「コブラ」はHDRらしさを前面に押し出してる成功例の様に思えます。

    ブレードランナー、良いですよね。
    モニターやプロジェクターをしっかりキャリブレーションした環境で再生するとグラデーションが本当に美しいです。

    HDRは高域だけに目がいきがちですが、低域の階調表現に多くのビットを割いていますのでOLEDなどの自発光タイプがやはり強いですね。
    HDR作品を美味しく頂くためにはこれらの環境を最適なトーンに調整してからコンテンツを再生することをお勧めします。

    ではでは。

    byガッツ at2018-08-01 23:56

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