椀方
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勤務の都合で長らく東京で単身赴任生活をしていましたが、2012年3月に漸く大阪に戻りました。 オーディオは結婚後、家族の次に30年近く大事に使用してきたスピーカーINFINITYのフロアタイプRS-…

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大阪のオーディオシステム
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持ち家(マンション) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
マンションのリビングにオーディオ機器を設置して音楽を楽しんでいます。 聴くジャンルはクラシック・ジャズを中心に気に入ったものならジャンルを問いません。 結婚以来30年余り、家族の次に大事に育て…
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日記

東京交響楽団 第57回名曲全集

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2010年05月31日

昨日土曜日に続いて5月30日、日曜日の昼のミューザ川崎シンフォニーホール
今日は今年20回目のコンサート、東京交響楽団第57回になる名曲全集の日。

ブログの方もご覧ください。

昨日聴いたモーツァルトマチネが素晴しかったので、今日のコンサートも当日券で聴くことにした。
コンサート開始前にはこのように手回しオルガンの演奏が行われるのが、ここミューザの慣わし。
サントリーホールは機械仕掛けのパイプオルガンが鳴り出すのだが、ミューザは人間が手回しするのが可愛らしい。
日曜日の昼下がりのコンサートなので座席はほぼ完売に近かったが、幸いにもステージ左サイドのC席2LA4列12番を取ることができた。
ここならステージからも程よい近さで、管楽器のベルから出る音は間接的に聞える位置だが、指揮者がよく見える席で3000円とリーズナブルである。
ここから見るステージはこんな感じ。
座席から後方の3階4階席を見る。
ステージからは正面になるが高さがあり音響も良いミューザの座席としては一番距離がある席で、3階席でもB席4000円であることを考えると、ステージ横の席はオケの配置が逆になること以外は、ワインヤード形式ではとてもお得な席だ。
今日の演目は、指揮にユベール・スダーン、シューベルト作曲、交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」休憩をはさんでメインはシューベルト作曲、交響曲第8番D.944「ザ・グレイト」というオール・シューベルトプログラムだ。

第4番は、1stVn、2ndVnが4プルト、Va、Vcが3プルト、Dbが2プルト、管楽器がいずれも2管編成という室内管弦楽団を思わせる小編成で演奏された。
指揮者は指揮台を使わず指揮棒も持たずにステージに現われ、躍動するような指揮ぶりでオケを引っ張っていた。
指揮者の解釈なのか、バイオリンからコントラバスまでが音が中空に拡散するような、非常に歯切れがよい弦楽器のボウイングが特徴的な演奏。

メインの第8番「ザ・グレイト」は弦楽器の人数が約2倍と拡大されてステージを埋め尽くしたが、管楽器は基本2管編成のままでホルンも3本と最小限とシンプルな編成。
他のオケがこのシンフォニーを演奏する場合は、管楽器が3管編成ホルンも5本と全奏部用のサブを付けるのが多いことを思うと、できるだけシンプルな編成でという、これも指揮者の意向と思われる。

流石に大編成なので指揮者も指揮台の上に立つが、指揮棒を使わないのはユベール・スダーン氏の指揮スタイルか。

最初の4番の歯切れの良い演奏とはうってかわり、叙情的でロマンティックなとても柔らかい響きの演奏で、特に木管楽器ソロパートのアンサンブルが素晴しい出来栄えで、やはり東京交響楽団は弦楽器よりも管楽器が優れているオケだと再認識した次第。
といっても弦全体が弱いわけではなく、チェロやコントラバスは素晴しいけれど、1stVnに比べると2ndVnとVaが僅かに弱く、響きや旋律の絡み合いの部分では指揮者も指示を盛んに出して豊かな響きと対旋律の妙を引き出そうとしていた。

演奏の解釈はオリジナリティがあり、他のどの指揮者とも違う、ユベール・スダーンの「ザ・グレイト」がそこにあった。
1楽章だけで完結しているかのような完成されたコーダを持つ第1楽章。
やや速めのうねるようなリズムにオーボエソロを中心とした旋律が乗った叙情性溢れる第2楽章。
まるでダンスを踊っているごとく体をくねらせる指揮者に合わせて躍動するスケルッツォと対照的にのんびりした響きのトリオが見事な第3楽章。
そして、特徴的なリズムを永遠に刻み続ける弦楽器と木管楽器の掛け合いに、金管群が華麗で重厚な響きを重ねあわせていく壮麗な第4楽章。

演奏時間の長さを忘れて、できれば永遠に、このリズムとメロディの繰り返しの中に身を置いておきたいとも思えるほど素晴しい、ザ・グレイトシンフォニーであった。

土曜日のモーツァルト・マチネーでオーボエ協奏曲を吹いた主席オーボエ奏者の荒絵里子氏が、2楽章の聴かせどころでも大活躍で、演奏終了後に大喝采を浴びていた。

久々にプロオーケストラの演奏会を堪能した週末の2日間であった。

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  1. 椀方さん、こんにちは。
    やっぱり無理してでも行けばよかったかなと後悔しています。
    日記を拝見して、6月24日の木管五重奏に頑張って出かけてみようという気持になりました。

    新国立「影のない女」でも木管セクションの優秀さを感じました。木管はN響が抜きん出ていて、都響も東フィルも新日フィルも弱い。アンサンブル金沢しかり、みんなだめだと決めつけてしまっていました。

    木管がよいとオケの音が澄んできてしかも音色にしっとりとした彩がでますよね。「グレート」なんかその代表。

    写真は、「グレート」の直前の様子でしょうか。弦五部は16型で厚めにとって、一方、管パートはシンプルにしてソロの個人技を活かす(個人技が高くないとだめですが)と言う編成は大賛成です。配置は伝統的な左翼高弦タイプのようですね。

    弦セクションは、オーバーワークでお疲れ、練習不足なのでしょう。財政問題と裏腹の過密なスケジュールは東京の二番手オケの抱えている大きな問題でしょう。

    byベルウッド at2010-05-31 10:22

  2. ベルウッドさん、こんにちは。
    木管トップのレベルは高いと思いますが、N響ほど層が厚いかは別問題ですね。

    定演と、このような名曲コンサートでは管トップを入替えできるのがN響だとしたら、定演のトップを使わざるを得ないところが層の問題だと思います。

    今回の収穫は、土曜日の演奏会で特別編成された弦楽器群が、ピリオド奏法をモノにしていたことです。
    古楽専門の団体なら当然でしょうが、普段は現代奏法で弾いている奏者がピリオド奏法をものにして、アンサンブルの響きにシビアなモーツァルトを鳴らし切っていたことに驚嘆。

    次回のモーツァルトマチネは、7月24日(土)11時から12時15分まで。
    桐朋音楽大学在学中の鈴木愛理のバイオリンで、バイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」、交響曲第40番 ト短調 K.550です。

    良かったら当日券で一緒にいかがですか?

    by椀方 at2010-05-31 18:10

  3. 補足ですが、当日券で並んでいたため、演奏開始前にはステージ上の配置を撮ることが出来なかったため、この写真は演奏会がはねた後、会場で粘って撮った写真です。

    ですから、既に楽譜はライブラリアンによって片付けられています。
    コントラバス奏者が退出する後姿ですね(笑)

    by椀方 at2010-05-31 18:27

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