椀方
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勤務の都合で長らく東京で単身赴任生活をしていましたが、2012年3月に漸く大阪に戻りました。 オーディオは結婚後、家族の次に30年近く大事に使用してきたスピーカーINFINITYのフロアタイプRS-…

マイルーム

大阪のオーディオシステム
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持ち家(マンション) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
マンションのリビングにオーディオ機器を設置して音楽を楽しんでいます。 聴くジャンルはクラシック・ジャズを中心に気に入ったものならジャンルを問いません。 結婚以来30年余り、家族の次に大事に育て…
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日記

ニ長調の絆

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2020年01月19日

椀方です。
久しぶりの投稿となります。
今年もよろしくお願いします。


毎年1月のPAC定期は、阪神淡路大震災からの復興事業としてこのホールとオケが創設された経緯もあって特別なプログラムが組まれてきた。
今年は震災から25周年そしてベートーベン生誕250周年ということで、メインはフォーレのレクイエム、口開けはベートーベンのバイオリンコンチェルトを作曲者自身の編曲によるピアノコンチェルトが演奏された。
いずれもニ長調で書かれており、苦難に打ち勝ち明るい未来の希望を予感させる曲想であるのが、共通しているのだろう。

ゲストは、ピアノ独奏が菊池洋子、ソプラノが幸田浩子、バリトンがキュウ・ウォン・ハン、そしてゲスト・コンサートマスターがバイエルン放送交響楽団主席コンサートマスターのアントン・バラコフスキーという豪華布陣で臨まれた。

ソリストの皆さんは何度かPAC定期等に登場しているが、バラコフスキーさんがPACオケのゲストとして招かれたのは初めてではないだろうか?
この若いオーケストラメンバー達は、毎回招かれたゲストトッププレーヤー達の指導を受けて連続3回の公演に臨み、3回共に安定した演奏技量を示すというプロ演奏家としての訓練を受けながら成長していくのだが、今回のように世界のトップオーケストラで現役の主席コンサートマスターを務めているような大物が招聘に応じて指導にあたってくれるのはとても良い刺激になるのだろう。

ベートーベンのバイオリンコンチェルト、ピアノコンチェルト版はベートーベン自身の編曲によるものだが、FM放送で聴いたことはあったが実演を聞くのは今回が初めてであった。

普段バイオリンコンチェルトとして聞き慣れた楽曲なので曲の進行は頭に入っているが、独奏楽器がバイオリンからピアノに置き換わるのに合わせた歯切れの良いオケの演奏も相まって、とても清々しく元気を貰える演奏であった。
コンサートマスターの力によるものか、弦楽器群の音の厚み、アインザッツの統一感が素晴らしく良く、バイオリンソロならそう気にならないピアノソロとのリズムの同調も良く、聴き手も安心して音楽に浸ることができた。

この曲の聞きどころは多く在るが、何と言っても1楽章最後のベートーベン自身の作曲になるカデンツァであろう。とても緻密に組み立てられた技巧的かつ雄大な世界観と、ティンパニとピアノが掛け合う斬新な試み等聞きどころ満載のカデンツァであった。

ピアニスト菊池さんのアンコール曲はリストの愛の夢。
静かで心に染み込むような秀演であった。

メインで演奏されたフォーレのレクイエムは7曲からなる第3版。
終始穏やかで気品に溢れた曲が並び、ソリストの幸田さん、バリトンのキュウさんの声質とオケやコーラスとの調和も素晴らしかった。

演奏が終わっても黙祷の様に長い静寂が続き、そして万雷の拍手。
震災に想いを馳せる特別な演奏会に会場全体が包まれた心に残る演奏会であった。

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  1. どんぐりさん、
    ベートーベンの他の5つのピアノコンチェルトと比べても遜色ないものに感じました。
    菊池洋子さんはモーツァルト弾きのイメージ持ってましたが、数年前にこの編曲版の存在を知って弾いてみたいと思われたとのことです。
    今年はベートーベンイヤーですから、他のピアニストもこの曲を取り上げるのでは無いでしょうか?

    PACの大ホールは収容2千人程ですが、定期演奏会は毎回金土日の3日連続開かれますが毎回ほぼ満席に近い人気です。
    やはり、中規模サイズのオケですと大きすぎるホールよりも響きのバランスが良いですね。

    欲を言えば小型でもいいのでパイプオルガンが欲しいですが、オペラやバレエ公演にも対応したオケピットも備えた可動式壁の構造なので無理でしょうね。
    フォーレのレクイエムでは電子オルガンと大口径のスピーカーをスタックにしてパイプオルガンの代わりにしてました。

    機会有ればどんぐりさんのホールにも伺ってみたいですね。
    それでは今年もよろしくお願いします。

    by椀方 at2020-01-19 13:55

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