8050A
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子供のころからの鉄道ファンだったのが、鉄道の「音」に興味を持ついわゆる「音鉄」にハマり、更に鉄道の「音」をよりよい音で残すためにオーディオに興味を持つようになり今ではすっかりオーディオの世界にハマって…

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オーディオ兼編集(実験)部屋
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持ち家(戸建) / 専用室 / その他 / ~10畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~4ch
 スピーカーはモニターオーディオのSilver Studio 6ですが、通常のローズマボガニーではなく、受注生産のナチュラルオークを使っています。ローズマボガニーでは部屋に合わないと考えたから…
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RAW現像にオーディオ用電源ケーブルを使ってみたら…

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2017年03月30日

オーディオ用の電源ケーブルをデジタルカメラのRAW現像に応用したところ、興味深い結果が得られましたので報告いたします。

コミュニティでは久々の日記になりますが、この間オーディオのほうは1段落したため写真撮影のほうに重点を置いています。
写真撮影においても、最新のレンズではなく、オールドレンズと呼ばれる30年~60年前に製造された年代もののレンズをマウントアダプターを介してデジタル一眼レフカメラに装着して使う、という凝った方法で撮影しています。

長年にわたって鉄道写真ばかり撮影してきたのですが、2012年ごろからはアニメやゲームのキャラクターに扮する「コスプレ」の撮影に重点を置くようになりました。
私のページへのリンク先はコチラ

オーディオに熱が入っていた頃に電線病に感染したため、その頃に自作したRCAケーブルはまだ使い道があるものの自作電源ケーブルのほうはオヤイデのTUNAMI NIGO(初代)を使った自作電源ケーブルにほぼ固定されてしまい、それ以外の自作電源ケーブルが軒並み遊休化。

オーディオ用電源ケーブルに使われている銅は一般的な電源ケーブルに使われている銅とは格段に純度が高く構造も凝ったものが多いため、利用しない手はないわけで、これら遊休化していた自作電源ケーブルをRAW現像に使ってみたわけです。

今回使うPCは私が普段RAW現像で使っているノートPC(HP Elitebook 8460w:2011年製)。
主要スペックは以下の通りです。

OS:Windows 7 Pro 64bit
CPU:intel Core i7 2760QM 2.4GHz(ターボブースト時3.5GHz、4コア8スレッド)
メモリ:8GB
SSD:SAMSUNG 850PRO 256GB

買ってから6年になるものの現在でも十分に使えるPCです。当初はHDDでしたが、2年ほど前にSSDに換装しました。PCのパフォーマンス的には大差はないものの、画質面においてはSSD化によって色のにじみが消え、画像のSN比が大幅に改善されました。

使った自作ケーブルは以下の通りです(電源プラグ+ケーブル+インレットプラグ)。
A:WF5018(アースピンなし)+PA-22+4781BSR
B:HP-3GG+HIN AC SP QUAD+FI-11(Ag)
C:PSE-018HG(アースピンなし)+TUNAMI NIGO+FI-11(Ag)
D:HP-3GG+TUNAMI NIGO V.2+FI-25(R)

また、IEC端子からHP製ノートPCに使われているミッキー型端子への変換ケーブルを自作しており、変換ケーブルにはファインメットコアを装着しています。

画質の傾向は、
A:コントラストが高くメリハリの効いた画像に。反面陰影表現が雑でシャドウは潰れ気味の傾向がある。風景写真や鉄道写真向き。
B:奥行き感と透明感が素晴らしく画像のSN比が高く、黒はグッと引き締まる。色合いはニュートラルで陰影部分の表現も巧みでシャドウが潰れにくい。ポトレ向き。
C:コントラストが低めでアッサリした色合い。透明感もそれなりにあってすべてにおいて中庸だが、ハイライトが飛び気味になりがち。
D:階調表現が緻密で奥行き感や透明感もそれなりにあり、コントラストは若干高めで全体のバランスが秀逸。ポトレ向き。

と、ケーブルによって明らかな違いが。
同じPCOCC-A導体でも、PA-22とTUNAMI NIGOでは画質に違いが生じた点や、TUNAMI NIGO V.2の階調表現能力の高さ、アニール処理を施した芯線を使った電源ケーブルはコントラストが高めに出る傾向があるなど、興味深い点がいくつもありました。
また、ケーブルに使われている導体やプラグのメッキによる影響も興味深いところです。

WF5018についてはアースピンがないほうが良い結果が出ています。アースピンがあるとコントラストが大きく低下してざらついた描写になる傾向がありました。

また、ORBのHP-3GGについても、

念のためWF5018ベースの旧型(左)とWF5018Kベースの新型(右)を両方付けてテストしたものの、画質に違いはありませんでした。

また、PCへの給電に使うコンセントについてですが、結論を先にいえばメッキレスのものが望ましいです。
映像系の機器はコンセントのメッキの影響が大きいことにお気づきの人もいるかと思いますが、RAW現像においてもコンセントやプラグのメッキの影響が大きく、メッキがいろいろと悪さをしてくるリスクを考えると、メッキレスのコンセントに接続するほうがハズレが少ないといえるのです。現に私の自宅においてRAW現像用のPCに使っているコンセントは一般家庭用のものです。

ですから、無理に電器屋さんを呼んで壁のコンセントを交換するよりは、

3P対応のコンセントを使って2Pから3Pへ変換できる電源ボックスを自作したほうが現実的といえます。
写真の作例ではオーディオ用途でも使えるよう汎用性を持たせるために、
電源プラグ:AET PSE-018HR(アースピンなし。内部にファインメットコアあり)
電源ケーブル:オヤイデ PA-23
コンセント:オヤイデ R-0 2個
で自作しましたが、電源ボックスが純粋にRAW現像に特化したものであれば、電源プラグはWF5018Kで十分だと思います。

私的に、現時点でRAW現像にとってベストの組みあわせは?と聞かれれば、
HP-3GG+TUNAMI NIGO V.2+FI-11N1(Ag)
がベターかと思います。
TUNAMI NIGO V.2にHP-3GGを装着する場合、そのままでは内部のフタの穴が小さ過ぎて芯線が通らないので、

5ミリのドリルを使って穴を大きくしています。
4芯構造のAETのHIN AC SP QUADについてはさらに2つ穴を開け、音質劣化の原因となる端末処理をしなくても芯線が通るように内部のフタを改造しています。

また、WF5018系やME2591系のプラグを使う際に、内部のフタを止めるネジをステンレス製のなべタッピングネジ(適合サイズは直径3ミリ、長さ12ミリ)に交換すると解像力やSN比が改善されて歪み感も小さくなり、音場も広がるなどメリットが大きいので交換することを強くお勧めいたします。

ただ、極太ケーブルのTUNAMI NIGO V.2は小回りがきかないので、細身で小回りのきくSAECのACー6000、アコリバのAC-TripleC4800も有力な選択肢になると思います。

また、電源ボックス用に使う切り売り電源ケーブルは細身で小回りのきくSAECのACー6000、アコリバの AC-TripleC4800が良い選択肢だと思います。

普段はcanon EOS6Dで撮影したRAWデータを純正のRAW現像ソフト「Digital Photo Professonal 4」で現像していますが、RAWデータを10枚あたりの現像時間は当初は3分前後かかっていました。その後、USB3.0接続にしたり、自作した外付けのSSDを使って現像するように変更した結果、現在は日によってバラツキはあるものの2分30秒前後に短縮されています。

先日も700枚のRAWデータを一気に現像したのですが、以前は約3時間30分かかっていたのが今回の現像作業では3時間10分で現像が完了しました。

最近ではPCのパフォーマンス向上を狙って115Vの昇圧トランスから給電しています。

オーディオ用ではイマイチだった電源ケーブルがRAW現像への転用ですべて生き返り、比較的安価で有効活用することができました。
今回のテストで好結果だったプラグであるHP-3GGやFI-11(Ag)は、オーディオ的には個性が強い音調で使いにくい面があったものの、RAW現像では個性の強さが良い結果を生んだのは興味深いものです。
また、オーディオ用電源ケーブルがRAW現像における画質改善にも有効であることも確認でき、オーディオ・ビジュアル以外での使い道ができたことからもオーディオ業界にとってもカメラマンにとっても有益な事実であることが確認できたのは大きな収穫でした。

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