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NEKOMARU
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使用蓄音機 HMV130(英国グラモフォン社製) HMVの卓上モデル。上級機種と同じ2丁スプリングモーターです 。上級機と同じNO.5Aサウンドボックスを備え、生々しい音楽を楽しめます。 HMV…

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日記

幻のCTI名曲選 第7回

「幻のCTI名曲選 第7回」は、チェット・ベイカー「She Was Too Good to Me(1974)」です。

チェット・ベイカー(1929 – 1988)は、1950年代に「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の大ヒットによりスターダムにのし上がり、トランペッターとしてはマイルス・デヴィス、歌手としてはナット・キング・コールを凌ぐ人気を得たものの、麻薬中毒によってスターの座から転落し、1988年滞在先のアムステルダムで謎の死を遂げます。

彼の波乱に満ちた生涯は、ドキュメント映画「Let's Get Lost」として上映され、アカデミー賞にもノミネートされました。

さてこのアルバム

カバー写真は名写真家ピート・ターナーですが、何の写真か購入した30年前にはわかりませんでした。

それが何だったのか、以前ご紹介したCTIレーベルのレコードジャケット写真集「The Color of Jazz」を見てようやく判明しました。

このジャケットの表と裏を開くと…

人間の顔が映し出されていました。

元の写真はこちらです。


今更ながら卓抜なジャケットデザインに唸らされた次第です。

また、このアルバムのライナー・ノートには当時四十代半ばのベイカーの写真がありますが、これを二十代半ばの写真と比べると…

二十代半ば

この後、ベイカーは麻薬に溺れ、麻薬がらみのトラブルを引き起こしたり、逮捕されたりする生活を繰り返し、1968年にはサンフランシスコで、5人の麻薬中毒者に麻薬の代金を取り上げられたあげく、トランペッターにとっては大切な歯を抜きとられるという悲劇に見舞われてしまいます。

この事件により、演奏活動の休止を余儀なくされたベイカーですが、数年のブランクの後、デイジー・カレスピーの尽力により再起します。

そして、復帰後、四十代半ば


「男の顔は履歴書」などといいますが、

ベイカーの顔は、麻薬によって失ったものの大きさと麻薬の恐怖を教えてくれているように思えます。

前置きが長くなりましたが、アルバム「She Was Too Good to Me」は、復帰後のベイカーの新境地を切り開いた傑作です。

曲目は、
・Autumn Leaves (J. Kosma/J. Mercer)
・She Was Too Good To Me (Rodgers/Hart)
・Funk In A Deep Freeze (Hank Mobley)
・Tangerine (J. Mercer/V. Schertzinger)
・With A Song In My Heart (Rodgers/Hart)
・What'll I Do (Irving Berlin)
・It's You Or No One (S. Cahn/J. Styne)

参加メンバーは
Chet Baker (tp)
Paul Desmond (as)
Romeo Penque (cl,f)
Hubert Laws (f,al-f)
George Marge (f,oboe)
Bob James (el-p)
Ron Carter (b)
Steve Gadd (d)
Dave Friedman (vib)
Don Sebesky (arr,cond)
Engineer: Rudy Van Gelder

本日は、LPでは収録されなかった曲をご紹介しましょう。

「My Future Just Passed」です。全盛期には「女の子が、靴などすぐにでも脱ぎ去ってしまいたくなるような甘い歌声」と評されたベイカーのヴォーカルとトランペットを、ドン・セベスキーの巧みなアレンジでお楽しみください。

それでは、こちらからどうぞ。

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レス一覧

  1. 遅めのレスで失礼します。

    ベイカーは大好きです。パシフィックの「シングス」「シングス&プレイズ」、ペッパーと共演した「プレイボーイズ」とか良く聴きます。

    先日も相方(妻)にベイカーの
    「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を聴かせたら、これは「聴いたことある!」と珍しく反応しておりました。カバーの多い曲でもありますね。
    (L.ロンシュタッド、D.ショア、M.ファイファーのバージョン聴き比べましたが、M.ファイファーはやっぱり女優ですね。歌手では無いです。笑)

    byウラキンスカイウォーカー at2008-11-29 08:35

  2. ウラキンさん
    レスありがとうございます。

    ベイカーは不思議なミュージシャンですね。
    彼の歌やトランペットは意外なフアンがいます。

    私が驚いたのは、石原裕次郎さんがベイカーの大フアンだったという話を聞いたときです。
    一番遠いイメージの方でしたので、「へぇ~」と思いました。

    奥様も「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をご存じとのことですが、ジャズを初めて聴く方(特に女性)には、ベイカーは安心してオススメできますね。

    byNEKOMARU at2008-11-29 11:05

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