日記
2008年11月26日
SPレコード名人腕比べ その2
今回の腕比べは同じ曲を別々の楽器の演奏でお楽しみください。
課題曲はリストの「愛の夢(Liebesträume)」です。
まずはこの人。

「鍵盤の獅子王」ヴィルヘルム・バックハウス(1884~1969)再登場です。
リストの孫弟子であるバックハウスの「愛の夢」は、SPレコードの時代、他の追随を許さぬ名演奏といわれました。
それでは、W.バックハウスの演奏で「愛の夢(Liebesträume)」→こちらからどうぞ
さて、バックハウスの名演奏に対するのは、フランスが生んだチェロの名手
モーリス・マレシャル(1892~1964)です。

マレシャルは、二十歳で名門「コンセール・ラムルー管弦楽団」の首席チェロ奏者を務めるなど、若くして才能を認められました。
カザルスやフォイアマンとは違った「洗練された」「玲瓏な」演奏で人気のあった名演奏家です。
それでは、M.マレシャルの演奏で「愛の夢(Liebesträume)」→こちらからどうぞ
ピアノの難曲をチェロで見事に弾きこなすマレシャル。
天才フォイアマンの演奏とは一味違う「名人芸」です。
リストの最晩年に、憲法の研究のためドイツに滞在していた伊藤博文が、リストのピアノ演奏を聴いていたく感動し、音楽教育の振興のため、リストを日本に招聘しようとしたというエピソードがあります。
実現していれば、日本の近代音楽は全く違う歴史を辿ったかも知れませんね。
それにしても、「尊皇攘夷」の志士で、実際に国学者・塙次郎の暗殺に関与したとされる伊藤博文に「我が国に是非招きたい!」と思わせたリストの演奏。
どれほど凄いものだったのでしょうか。
孫弟子のバックハウスの演奏にその片鱗を感じていただければ幸いです。
レス一覧
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こんにちは
バックハウスのピアノも好いと思うのですが
マレシャルのチェロに依り深い感動を覚えました
byJAZZLAND at2008-11-27 12:13
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JAZZLANDさん
レスありがとうございます。
マレシャルは、カザルスやフォイアマン、ピアティゴルスキーなどの大演奏家の陰に隠れてしまった感はありますが、フランスを代表する名チェリストですね。
近日中にまたマレシャルの演奏をご紹介できると思いますので、お楽しみいただければ幸いです。
byNEKOMARU at2008-11-27 22:14
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