日記
2009年01月20日
パデレフスキー特集
これまでに何回かご紹介してきた

大ピアニスト、パデレフスキーですが、
「パデレフスキーの演奏は、全く手前勝手なものだ。」
「学生がもしこの真似でもしようものなら、落第することだけは牡丹餅大の判こを捺して保証してもいい。」
「彼は上手に弾くと思います。でも彼は評判通りのパデレフスキーではないですね。」
「彼は何でもよく知っています。但し音楽以外の事はね。」
当時の評論家・専門家の批評は厳しいものが数多くありました。
しかし、大衆人気の凄まじさは、パデレフスキーに莫大な富をもたらし、豪華な専用列車で演奏旅行を行ったり、私財を擲ってポーランド義勇軍を結成したり・・・
ついには祖国ポーランドの首相を務めることになります。
専門家・評論家の酷評と一般大衆の熱狂的支持。
一体パデレフスキーの演奏はどう評価すべきなのでしょうか。
著名な評論家A・ニューマンは、「大ピアニストには二通りあって、前者はいかなる難曲も易々と弾くが、後者はその演奏において技量を超えて演じているような印象を与えながら聴衆の感歎を呼びおこす。パデレフスキーは後者の最たるものである。」と説いています。
巧いこと言いますねぇ。
前者の最たるものは、バックハウスでしょうか。
本日は、晩年のパデレフスキーの演奏をお聴きいただきます。
1曲目は「ラ・カンパネッラ(パガニーニ/リスト)」です。
「ラ・カンパネッラ」→こちらから
2曲目から4曲目は「ピアノソナタ『月光』(ベートーベン)」です。
「ピアノソナタ『月光』1/3」→こちらから
「ピアノソナタ『月光』2/3」→こちらから
「ピアノソナタ『月光』3/3」→こちらから
5曲目は、「夜想曲第5番嬰ヘ長調OP.15,No.2(ショパン)」です。
「夜想曲第5番嬰ヘ長調」→こちらから
レス一覧
-
NEKOMARUさん 音源アップありがとうございます。
いやいや 何とも遊び心に溢れた「カンパネッラ」ですね。
さしずめ、パデレフスキはピアノの長島茂雄みたいな感じでしょうか。
ただ、これだけ自由に弾いていても、肝心の音はまったく揺るがず、
特に右手のタッチの美しさは素晴らしいですね。
それにしても、パデレフスキといい、パハマンといい、
遊び心に溢れた名手たちがいた、そういう存在が許された往時は
おおらかな時代だったのですね。
byたくみ@深川 at2009-01-20 23:31
-
たくみ@深川さん
レスありがとうございます。
歌舞伎の名優みたいなもので、「パデレフスキーの姿を見られるだけで、演奏を聴くだけでもありがたい!」といったところでしょうか。
現代のピアニストに慣れてしまうと「確かに音大でこんな演奏をしたら教授に叱られるだろうな」と思わせる演奏です。
何か山下洋輔さんの演奏に通じるような独自の味わいがありますね。
byNEKOMARU at2009-01-21 08:18
-
NEKOMARUさん こんにちは
超個性的なピアニストですね~~~パーカッシブな演奏だな~
と思いました
byJAZZLAND at2009-01-21 13:43
-
JAZZLANDさん
レスありがとうございます。
本当にそうですね。
何を弾いても「パデレフスキーの音楽」になってしまうのは、呆れるのを通り過ぎて感動してしまいます。
SP盤の時代には、現代では想像もつかない奇才がいましたねぇ。
byNEKOMARU at2009-01-21 22:09
レスを書く