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使用蓄音機 HMV130(英国グラモフォン社製) HMVの卓上モデル。上級機種と同じ2丁スプリングモーターです 。上級機と同じNO.5Aサウンドボックスを備え、生々しい音楽を楽しめます。 ビクト…

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日記

漂泊者のアリア

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2010年01月28日

先日芥川賞、直木賞の受賞者が発表されました。

直木賞は佐々木譲、白石一文の二氏が受賞し、芥川賞は該当者なしとのことでした。

私が若い頃は、純文学が芥川賞、大衆文学が直木賞だと言われていましたが、近年は、芥川賞が最優秀新人賞、直木賞がその年のMVPといった趣があります。


ことに芥川賞はビジュアルも採点の対象になっているかのようであります。


さて、「音楽」を題材にした第104回直木賞受賞作「漂泊者のアリア(古川薫著)」は、「我等のテナー」と呼ばれた名テノール歌手、藤原義江(1898~1976)の生涯を描いた傑作です。


藤原氏は英国人と日本人女性の間に生まれ、エキゾチックな容貌と「藤原節」といわれた独特の歌唱で一世を風靡し、また、日本初の本格的歌劇団(藤原歌劇団)を結成、わが国の音楽文化に大きく貢献したことで知られています―と言ってしまえば簡単なのですが、「漂泊者のアリア」には、「いわれなき差別や偏見」「孤独な少年時代と漂泊の日々」「栄光と挫折」「女性問題」「金銭問題」など、藤原氏の波乱万丈の生涯が描かれています。

「漂泊者のアリア」は書店の店頭では見かけなくなりましたが、古書でかなり出回っているようですね。

本日は、藤原義江の歌を蓄音機でお聴きください。

「荒城の月(滝廉太郎作曲 土井晩翠作詞)」「出船(勝田香月作詞 杉山長谷夫作曲)」の2曲ですが、アメリカの音楽家が編曲したもので、ジャズの影響が大変濃いものになっています。

演歌はもとより、J-POPの元祖といってもいいような演奏だと思います。

荒城の月→こちらから

出船→こちらから

レコードには「Foxtrot」と指定されていましたので、ダンスの伴奏にも使われていたのかもしれません。

「荒城の月」と「出船」で社交ダンスねェ・・・

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レス一覧

  1. クロ大好きさん
    レスありがとうございます

    直木賞受賞作でも販売実績がなければあっと言う間に店頭から消え去ってしまうのですから、図書販売も厳しいですね。

    ポピュラーなどのSP盤には「ルンバ」とかダンスのステップが明記されているものが多いですね。
    ダンスフロアに大型蓄音機を置いて多くの人々がダンスに興じる・・・
    壮観だったと思いますねぇ。

    byNEKOMARU at2010-01-30 14:49

  2. 再レス恐縮です。

    以前こんな日記を書いています。
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/235/20081109/8288/
    ご参考まで

    byNEKOMARU at2010-01-30 18:53

  3. クロ大好きさん
    度々ありがとうございます。

    ご紹介した小説は久生十蘭のものですが、こうしたルビの使い方は昭和初期の小説にはよく見られますね。

    林不忘(谷譲次・牧逸馬の筆名でも活躍)などは本当にすごい使い手です。「青空文庫」で見ることができますよ。

    byNEKOMARU at2010-01-30 23:03

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