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 自作オーディオを中心にオーディオを楽しんでいます。  スケールの大きな音場とリアリティを追及して、安価で如何にハイクォリティを目指せるかを考えトライしています。  

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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~2ch
 2012年5月に転居しました。  以前の6畳間から今度はリビング9畳強と大分広くなり、隣接する8畳のDKと合わせると大分余裕がでてきました。  当初スピーカは3Wayのマルチアンプドライ…
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日記

CENYA邸訪問&測定(測定編)

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2018年10月10日

 CENYA邸のCENYA+DODAI+CW250Aの音響測定編です。

 測定条件はリスポジの(スピーカから正面約1.5mほどの)所にomniMICを置いて測っています。室内はほぼ対称なので測定はLchのデータです。音圧は控えめですが相対値として見てください。
 omniMICというのはインパルス応答解析の応用で色々なデータが取れますが、とりあえず基本的な周波数特性を見ていきます。今回は中高域は気に入っているとのCENYAさんの希望で主に低域のみに着目していきます。



 まずは初期状態での特性です。赤はサブーファのみ、青がCENYA+DODAIのみので、黒が合成特性になります。

 ただしサブウーファは本体の設定はフィルターはスルー、モードはMOVIEで、ライン入力にはデジタルフィルターによるローパス(fc38Hz、LR-48dB/oct)が入っています。

 CENYA+DODAIの方はフィルターはなしのスルー(ただしCENYAのバスレフボートはかなりダンプされ密閉に近い状態)です。
 
 このサブウーファ手ごろで中々良さそうと思っていましたが、特性を見ると低域の伸びが15Hzあたりまでと驚異的ですね。この辺は部屋の影響もあるかもしれませんが、このサイズにしては良く伸びています。

 高域側は入力が-48dB/octでカットされているはずですが、実質それほど落ちていません。サブウーファ自体、スルーだと高域側がかなり持ち上がっているのかもしれません。(バックグランドノイズの影響もありそうです)
 
 それに対してCENYA+DODAIはサブウーファを前提にローカット気味に設計しているためか16cm2発にしては低域はそれほど伸びていません。まあCENYAはポートを殺していますし、DODAIはかなり共振点を下げた設計(実測も34Hz)なのでノマールのフリースタンディングだとはこんな感じだろうと思います。ポートの音漏れも少なく設計としても狙い通りだと思います。

 そしてそれらの合成特性も結構フラットで中々です。聴感上もバランスよくこの辺は調整は上手いですね。

 実際CENYA+DODAIの個別のウーファ特性はこんな感じです。



 黒線がDODAI,茶色がCENYAです。DODAIはバスレフの効果分CENYAより低域が上昇しています。なお総合は両者の合計になりこれより約6dBアップします。


 サブウーファにはモードというパラメータ設定がありますが、MOVIEとROCKを測定してみたところ結構違います。黒線がMOVIE,茶色がROCKになります。(SYMPHONY?も測定したのですが、データを保存し忘れてしまいました。レベルはMOVIEとほとんど変わらず、低域が僅かに伸びます)



 詳細な内部処理内容は分かりませんが、高域フィルターは同じで低域のみゲインを変えているようです。このサブウーファはMFBを使用している事から、MFB量を増やして周波数のコントロールをしている様ならROCKの方が低歪かもしれません。

 そこで音質面の改善から低域を少しでもサブウーファよりCENYA+DODAIに持たせたいので、サブウーファのローパスのカットオフを38Hzから30Hzに下げサブウーファの高域レベルを下げてみます。



 これでかなりサブウーファの中低域が6~9dBほど下がりますので、効果がありそうです。

 この結果としてその日の最終の合成特性はこうなりました。



 サブウーファの中低域レベルが下がった分は位相周りが改善されて合成レベルはそれほどディップが深くならないようです。

 聴感でも以前よりは低域が締まってきて重みが出たように感じます。以前よりサブウーファレベルが3dBほど下がっていますので、低域が物足りなければまだ以前と同様なレベルには上げられる余裕はあります。


 色々と測定させて頂いて何となく概要が解り面白かったです。測定はあくまでサブですが、上手く利用すれば参考になりますね。

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レス一覧

  1. ケンさん こんにちは

    綺麗にデータが取れるのですね、
    結構ディップがあるから、DODAIで補うと低域がよくなるかな?
    とか思ったら、dbの刻みがそんなに少ない数字ですか。
    特性はかなり良いように見えます、まだ手を加えられるとは
    CENYAさん、恐ろしい子。

    byYuho... at2018-10-10 13:40

  2. rabbit_yohoさん、こんにちは。

     測定データは3dB/目盛です。このくらいで見ないと細かい差分は解りません。
     とはいえ矛盾するようですが、データを見る時は余りピークディップにこだわらず、大きな流れを見るようにします。ですが、つい綺麗に見栄え良くしたくなるのが難しいところですね。

    byケン at2018-10-10 14:06

  3. ケンさん、こんばんは。
    諸般の事情で行けませんでしたが一緒に聴かせてもらいたかったです。
    測定して仮説をたてて変更してまた聴いてみるのは大切ですよね。

    byassi at2018-10-10 22:03

  4. ケンさん こんばんは。

    計測波形ありがとうございます。CENYA邸の音を聞いてコメントまでした後で計測波形を見ると駄耳がばれる感じがするのは気のせいでしょうか。

    それはさておきグラフの40Hzあたりと15Hz以下で(CENYA+DODAIの)青い線と(サブウーファーの)赤い線を足した値より黒い線が低いところがあります。これは打ち消しあっているのでしょうか?

    低音のF特は経験上ざっくり-10dBくらいまでは役に立つかなと思っています。その観点でいくとDODAIはグラフ上40Hzあたりまで仕事をしているように見えるのですがデータ上は如何でしょうか。

    それではまた。
    high speed

    byhigh speed at2018-10-11 00:40

  5. assiさん、こんにちは。

     測定も上手く使えば頼りになりますね。

     聴感とはポイントが異なるので両者のメリットを生かすように使い分けるのが上手い方法だと思います。

    byケン at2018-10-11 07:35

  6. high speedさん、コメント有難うございます。

     DODAIはバスレフが生きているので40Hzぐらいまでは感度がありますし、質的にはよいので個人的にはできれば少しブースとしてもよいぐらいに思います。

     従来のクロス点はやはりサブウーファと少し位相がずれているのかも知れません。ご指摘のように打消しがあるようで、クロス点でレベルアップしないのでしょう。本来なら6dBアップするはずです。
     ただし、低音域では結構測定誤差もあるので見極めはもう少し確認する必要があると思います。

    byケン at2018-10-11 07:48

  7. ケンさん 初めまして

    CENYA邸の音響特性測定興味深く拝見しました。

    私も40数年前は Technics SH-8000 で、数年前は iPhone アプリの AFA(Audio Frequency Analyzer) でこのようなグラフを作って、イコライザーでピークとディップを緩和する試みを数ヶ月続けました。

    オーディオの出音を AFAでリアルタイムで見ればピアノの基音・倍音のバランス上でこのディップを上げれば、弦楽器ではここにピークが有るので音が不自然と補正すれば補正するほど聴感的に変になりました。
    楽器が楽器らしい音で無くなってしまい、出音に対してストレスが溜まるばかりでした。
    高額のイコライザーでやっても同様な結果しか出ないようですね?

    今現在はこの試みを止めてアンプとスピーカーケーブルとスピーカーの出音の最良点を聴感上探して調節する『音の焦点』法のみでイコライザーは使っていません。
    結果はAFAで見ても目立ったピークやディップは有りません。聴感上も楽器の音が不自然に聴こえる事は有りません。

    さて75Hzあたりのピーク、100Hz超えあたりのディップ、270Hzあたりのディップが気になります。

    このグラフに低音と中音と高音のスピーカーのインピーダンスグラフの重ねて見れば、スピーカー自体の問題か部屋の問題か判明するのではないでしょうか?

    スピーカーの問題としたらアンプとスピーカーケーブルとスピーカーの三者から作られる音の焦点を調節したらどうでしょうか?

    byTada-Min at2018-10-11 17:29

  8. ケンさん、こんばんは!

    サブウーファーはスイープ音を使った聴感での暫定調整でした。
    低音域から中音域にかけてフラットになるようにしたわけですが、初めに測った結果は想像通り(狙った通り)のF特になっていましたね。
    しかし、
    これだと低域の質が悪く鮮度が落ちるのが悩みだった訳です。
    その原因がサブウーファーの40Hzの変なピークにあったようで、そのピークを無くすようにカットオフ周波数を下げたところ見事にスッキリとなりました。
    あの後、CENYAとDODAIのウーファーは並列接続(バイワイヤー)ではなく、個別のアンプを当てがって(バイアンプ的)、CENYA側のウーファーのゲインを少し下げたところ40Hz辺りの量感と質感が両立出来てきたように思います。
    今週末に時間が取れればもっと微調整をしてみたいと思います。

    F特を綺麗にすることが目的ではなく、聴感上の不満が何処にあるのかを特定する為の1つの有益な方法が周波数測定なのだという事をケンさんと共通認識できました。
    マルチアンプ駆動のシステムは聴感だけでの調整は難しいですね〜、
    omniMICを買わねば!

    この他にもバスレフポートの性能評価測定なども大変面白かったです。
    測定依頼を快く受けて下さりまして、ありがとうございました!

    byCENYA at2018-10-11 21:52

  9. Tada-Minさん、こんにちは。

     CENYAさんの所はイコライザは使っていませんよ。仰るように測定はワンポイントなのであまり中低音の細かいピークディップを気にしても余り意味がありませんね。まあこれも程度次第ですが。

    byケン at2018-10-12 08:17

  10. CENYAさん、こんにちは。

     短時間の測定でしたが、大体の概要がつかめて何とか良い方向に持っていけてよかったですね。
     ウーファの個別駆動は良いと思いますので調整後を期待しています。またよろしく。

    byケン at2018-10-12 08:25

  11. CENYAさん、こんにちは

    6dBでなくて9dBも差があれば楽器の演奏で聴感上不自然な感じが有ると思います。演奏していて急に音が奥に引っ込んだり、前に出てきたりとまるで録音レベルが変化したような現象です。

    さて75Hzあたりのピーク、100Hz超えあたりのディップ、270Hzあたりのディップが気になります。

    元々のLCRネットワークの周波数特定のグラフではこの辺りで10dB程度のピークやディップは有りますか?
    無かったらマルチアンプのクロスオーバーのセッティングをセッティングを見直すと良いです。

    マルチアンプは本当に難しいですね。ご健闘を祈ります。

    byTada-Min at2018-10-12 11:25

  12. Tada-Minさん、こんばんは。

    質の悪い音でF特がフラットな音と、質は良いがF特はフラットじゃない音の2択であれば後者を選びます。
    今がそういう感じですね。
    一定条件で測定したF特だけの1次元的な判断は本質を見誤るおそれがありますよね。
    質、鮮度、スピード、応答性、位相、ダンピングファクター
    多次元的に詰めていって完成度を上げる手法として、マルチチャンネルは最も適した手法だと思っていますので、大変だけどそれが楽しくてやりがいがあります。

    byCENYA at2018-10-14 19:15

  13. 
CENYAさんへ

    >>質、鮮度、スピード、応答性、位相、ダンピングファクター
多次元的に詰めていって完成度を上げる手法として、マルチチャンネルは最も適した手法だと思っていますので、
    <<総論賛成です。各論の一つのダンピングファクターに行きましょう。

    アンプとスピーカーとスピーカーケーブルで作り出すダンピングファクターですが、CENYAさんはマルチチャンネル方式でダンピングファクターを

    1.どのようにコントロールしていますか?
    2.DF最適値はいくつぐらいがお好みですか?
    3.各アンプで変えて有りますか?
    4.それらを実践した経験からどのような結論が出ていますか?

    昔マルチチャンネル方式で纏められなかったオーディオマニアより

    byTada-Min at2018-10-15 17:23

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