ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

RICHEBOURG邸訪問オフ会

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2013年10月18日

RICHEBOURGさんのお宅を訪問しました。

RICHEBOURGさんは、美女系ピアニストを中心にクラシック・コンサート鑑賞日記もしばしば上げておられていて、私もよくレスの交換をさせていただいています。一方で、いかにも技術系らしい音響測定による理詰めのアプローチでのオーディオ論議をされる方で、その記事は、私もとても勉強になります。

ほんとうに多才なかたで、HNから察せられるようにワイン通でもおられて、今回はブルゴーニュ・ワインを飲ませていただけるというお誘いで、酒に意地汚い私はいちもにもなく出かけることにしたというわけです。本当に気持ちの良い秋晴れにも恵まれて、連休最終日の昼下がり、いそいそと横浜へと出かけたというわけです。



18畳ほどの余裕のあるリビング空間にゆったりとシステムが配置され、後方は素敵なバー・カウンターになっていて、何ともうらやましいようなおしゃれでくつろいだスペースになっています。

CDPからアンプまではラックスマンですっきりと統一され、出口はフォステックスのG2000。このG2000がサウンド全体のキャラクターを大きく支配しているようです。



マグネシウム振動板を採用したフォステックスのフラグシップ機で、いかにもNHKモニターのベンダーらしい、まさに理詰めの正統的サウンドでした。ウーファーを二分割した変則4wayが特徴で、二連のウーファーとスコーカ以上は別チェンバーになっていて、実質的には低域と中高域のスピーカーをスタックしたような構造になっています。



このスピーカーをバイアンプで駆動されていて、しかも、ロー側はM-800AをBTL接続として片chに1台ずつ投入するというものものしさ。しかも、低域の量感を稼ぐということでハイ側のM-600Aとのゲイン差6dBのままにロー側をブーストしたバランスで駆動されているそうです。



とてもインパクトがあったのが女性ボーカル。ほんとうに綺麗で、しかも、肉感的。「スカイラーク」を歌っていたのがモニカ・マンシーニという女性シンガー。私が、「ヘンリー・マンシーニの娘なんでしょうか?」と聞いたら、「さあ…。そもそも、私はそのヘンリー…というひとを知りませんけど。」と笑われてしまいました。おそるおそるお歳を聞くと私の息子と同い歳でした(笑)。

気になったのは、やはり、低域と中高域のつながり。

ふたつの帯域の音量バランスが引き起こす錯覚で、オーケストラの管楽器がひどく遠くに聞こえたり、ソロのヴァイオリンが前に出てきてくれません。350Hzでクロスしているとのことで、この音域をまたぐヴィオローネのCDを持参していたのでかけさせていただいたのですがとても綺麗で不自然さはありません。測定値のグラフを見せていただくと、350Hzではなく、1KHzから右肩下がりになっていて、なるほどと思いました。低域側のカットスロープが緩やかなので実際にはクロスオーバーよりかなり高めの周波数からロールオフしていたのです。

1KHzから急に減衰していくカーブというのはやはりしっくりきません。ボーカルはもちろんのこと、ほとんどの楽器でも、その基音には影響しませんが、ここからは大切な倍音域なので、不足すると音に芯がなくなったり、私が感じたように遠近感が不自然になります。女性ボーカルでも言葉が聞き取りにくくなるかもしれません。

スルーレイトの高い制動力のあるハイスピードアンプで、磁気回路の強力な締まったスピーカーを鳴らすと、どうしてもオーバーダンプ気味になって量感不足に感じてしまうもの。私のような小型スピーカーと同じ好みであり、悩みも同じであるわけですが、本来、このサイズのスピーカーであればもっと低域の量感は出るはず。アンプとスピーカーのマッチングの問題ですが、ルームチューニングで解決するのも一策で、むしろ積極的に音響板などを使用したほうがよいのではないかと思い、そんなお話しもさせていただきました。

さて…

そんな話しはそこそこに、ここでバー・タイム(笑)。始めに口を開けておいたボトルも、きれいなサウンドをいっぱいに吸い込んで飲み頃です。



RICHEBOURGさんの手料理をつまみながら、ブルゴーニュをいただきます(すみません。銘柄を忘れてしまいました)。グラスにもいろいろあって、しっとりと手になじむ繊細で薄く軽やかなグラスは素敵。これは桃の蜜のようなフルボディの白が似合いそう。私は、チューリップ状になった大型のグラスが気に入りました。口につけようとすると顔全体を覆ってしまうほど大きくて、たっぷりのブーケに包まれてシアワセです(笑)。ここからは、音楽談義やワイン談義に花が咲き、時間の経つのもすっかり忘れてしまいました。



最後に、映像とサラウンドで、エレーヌ・グリモー。

ラベルのト長調のコンチェルトの第2楽章でした。夢見るようなソロが延々と続き、オーケストラが静かに入ってからは蠱惑的な複リズムが際だちます。コールアングレーのソロのちょっと渋い音色も美しく、さきほどの帯域バランス論議なんぞすっかり忘れて、愛しのエレーヌの横顔にじっと魅入りながらどっぷりと美音に浸ってしまいました。

RICHEBOURGさん、ありがとうございました。




(蛇足)

帰り道で、ラベルのコンチェルトのオススメは?と聞かれて、ド忘れして出てこなかったCDです。


パスカル・ロジェ(ピアノ) ベルトランド・ド=ビリー(指揮) ウィーン放送響


男性でよければ、ユンディー・リーと小澤征爾/BPOの第2楽章も好きです。

肝心の女性ピアニストですが、これはというCDが思い浮かびません。グリモーは、フランス人であってもフランス音楽は歯牙にもかけませんが、この曲だけは、まだ10代だった頃の最初のレコーディング(日本コロンビア)でも弾いていて、格別の愛着があるのでしょうね。なぜ、アルゲリッチの名をあげないのか?といわれるかもしれませんが、この曲にかぎっては不思議と女性の演奏はいまひとつピンときませんネ。グリモーは別格かな。

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レス一覧

  1. ベルウッドさん

    こんにちは。

    RICHEBOURG邸のオフ会は、美音、美酒、美女(笑 と私の好きなものばかりです。
    それに理論の裏付けのあるお話と、とても素敵な会でしたね。

    私も週末はワインを飲むことが多いのですが、聴きながら ZZZ となってしまいます。

    これからも素敵で参考になる投稿を楽しみにしています。
    お気に入りに登録させていただきました。
    よろしくお願いいたします。

    bymerry at2013-10-18 16:43

  2. こんにちは。

    お二方の組み合わせが意外な気がするのは
    私だけでしょうか?w

    私は基本的に映画鑑賞も音楽鑑賞も感性のみで
    臨んでいるので、仮にこのオフに参加していたら
    間違いなく早い段階で心地よい深い眠りに
    誘われたことでしょう。。

    PS:何度見てもGX2000の美しい佇まいはいいですね。

    byhide234 at2013-10-18 17:26

  3. ベルウッドさん、こんばんは。

    なるほど、ベルウッドさんにご来訪いただくには美味しいお酒があればいいのか…コレはいい事を聞きました_φ( ̄ー ̄ )

    …という冗談は置いておいて、ベルウッドさんが感じられた事と私が以前伺った際の印象は概ね同じで頷きながら拝読致しました。ボーカルに適度の湿り気があって素晴らしいと感動しました。

    私にはなぜ音が遠くなるのか技術的に分かりませんでしたが、さすがはベルウッドさんですね。そういう理屈なのか〜と勉強させて戴きました。

    しかし技術論と音楽論が両立出来る方は素晴らしいですね。多分私が同席していてもポカーン状態だったでしょう(^_^;)

    bykanata at2013-10-18 20:02

  4. meryさん ありがとうございます。

    >美音、美酒、美女

    そうなんですよ。三拍子そろったオフ会です。その「美」にも、これまたいろいろ好みがありますからねぇ。気の合うひととのオフ会は格別でした。

    byベルウッド at2013-10-19 08:04

  5. hide234さん

    >お二方の組み合わせが意外な気がする

    え~、そうですか?なぜかなぁ~。世代ギャップは確かにありますね。

    ***********************************************************
    ある伝説のピアニストは、演奏を終えてふと見ると客席で寝入っている少女を見つけます。彼はその少女が目を覚ますとそっと話しかけたそうです。

    「お嬢さん、私のピアノはあなたの心地よい眠りのじゃまにならなかったかね?」
    ***********************************************************

    …なあんちゃって(笑)。これは作り話で、あるひとのブログのパクリです。でも、いいお話でしょう?

    byベルウッド at2013-10-19 08:10

  6. ストラさん

    ああ、そうか、そうか、そういうお話が以前ありましたね。

    そういえば布カーテンが中低音域を吸収しているかも。木製ブラインドがいいですね。(窓が大きいから高くつきそう…笑)

    お部屋が基本的にライブなのと、壁面材質が左右で大きく違うことを気にされておられました。高域を整理しつつ、いかに低音の量感を強化するか。そういうルームチューニングがポイントでしょうか。あのストラ雲は、低域はほとんど吸わないので、よいかもしれません。サーロジックの「バッソ」のようなフロアー置きのボードはすぐにでも使いたいところです。

    byベルウッド at2013-10-19 08:17

  7. kanataさん

    >私が以前伺った際の印象は概ね同じ

    そうなんですね。よかった、よかった、第三者からもそう言っていただけるとホッとします。

    でも、明日はどうかお手柔らかにお願いします(爆)。

    byベルウッド at2013-10-19 08:20

  8. 超のつく遅レス失礼します。
    ベルウッドさんとのオフ会の後、嵐の様な業務が訪れ、その前にオフ会が出来て良かったです(笑)。

    先日は、遠いところありがとうございました。
    また、色々と教えて頂きありがとうございます。
    普段から聴いていると気づかないもので、低域を上げた場合の副産物の影響を良く理解出来ました。
    加えて、クラシックの音楽談義が出来て良かったです(笑)。
    今年はピアノに貢いだ年でした。美女系(熟女系?)ピアニストも好きですが、美女系ヴァイオリニストも好きです(笑)。

    また、スピーカーはGX2000ではなく、G2000です。
    このG2000は、バスレフ臭さを排除するため、磁束密度を極端に上げたスピーカーで、おっしゃるとおり、低域が出辛いシステムです。加えて我が家の部屋の特性も大きく影響しています(ピーク/ディップを緩和する配置で低音の音圧が少なくなる)。
    ここは、色々と考えてみようと思います。

    パスカル・ロジェの盤はakahanamizukiさんにもオススメ頂いてますので、購入してみようと思います。譜面も買おうと思ったのですが、こちらは、結構高いんですね…

    P.S.
    スピーカー導入おめでとうございます。
    仕事が落ち着いたら、お伺いさせて下さい。
    あと、当日、帰りにお話の出た、グリモーのブラームスの新譜を購入しました。旧譜もいいですが、この新譜、期待以上の素晴らしい出来でした。グリモーは天才ですね。

    byRICHEBOURG at2013-11-10 17:13

  9. RICHEBOURGさん

    ごぶさたしています(爆)。

    G2000の誤記失礼いたしました。本文訂正しました。リンクも間違っていたかとあせりましたが、こちらはG2000にリンクしていましたのでやれやれです。

    新スピーカーぜひ聴いてください。私のほうも何とかセッティングを落ち着かせるべく奮闘中です。どうぞよろしく。

    byベルウッド at2013-11-11 08:52

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