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ジャズオーディオ巌流島(T氏邸訪問記)

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2014年07月25日



先日の「川口聖加ソプラノ・リサイタル」で、はからずもお引き合わせするということになったTさんとストラさん。ストラさんが信奉するシロネアンプの製作者白根さんが共通の知人であり、ジャズにはともに一家言を持つコダワリ派ということで意気投合。さっそく私が水先案内人としてストラさんをT氏邸へと誘い導く仕儀となりました。

Tさん宅は、1ヶ月ほど前にKT88初期管の音出しお披露目でお伺いしたばかりなのですが、その時の一件でさらに大発奮されて、一聴すると見違え(聴き違え?)るほどの音へと躍進。その一件とはすでにご紹介したとおり「針先クリーニング」のことなのですが、オーディオというのは「針先」ほどの世界で一変するものですから大変。そのことから端を発して、スピーカーセッティングなども再度練り直したそうです。

あの時はクラシックで音を詰めておられたそうですが、今回は、一念発起、Tさん本来のジャズの王道に立ち戻っての調整に変更。なおかつ、ジャズ通のストラさんを迎え撃つとあって気合いの入り方がまるで違っていました。一聴して違うという私の印象も、こういう気迫の違いということから来るところもあるのでしょう。

ジャズオーディオというと、70年代全盛のJBLとかアルテック、あるいは現代のアヴァンギャルドなどのホーンシステムをハイパワーアンプでドライブする一本道の突き押し勝負というのがある意味で定番です。これに対してストラさんのシロネ・システムもユニークですが、Tさんのシステムもユニーク。ジャーマンフィジクスのユニコーンということでは和室のユニコーンさんの洗礼をすでに受けているストラさんも、これでクラシックではなくジャズを鳴らすとなるとこれはまた別のお話し。



しかもクラシック派の和室のユニコーンさんが、アメリカ球の5933のPPアンプでドライブしているのに対して、Tさんは欧州管KT88でしかもシングルアンプ。クラシックがPPでジャズがシングルというのは逆ではないか?…そういう固定観念が通り一遍には通用しないのがオーディオ現場のややこしいところ。質問はなかなか尽きることがなく、当然、Tさんの説明にも力が入ります。私はさんざん聞かされた話しですが、ニヤニヤしながら、なかなか本番に入らないおふたりのやりとりを楽しんでおりました。

最初は肩慣らしといったところで、ピアノ。



クラシックですが宮沢明子さんのラモーをじっと聴いたあとで、菅野邦彦。いずれも菅野沖彦の録音で、ベーゼンとスタインウェイ。こういうカップリングでエントリーするところが、Tさんの深謀遠慮。



カーメン・マクレエのピアノ弾き語りという、伝説のライブ録音のオリジナル・レア盤。私が「日本ビクターの音がしますよね」などと知ったかぶりを言ったものだから、早くもストラさんに火をつけてしまった(爆)。キタァ~!!!→フランク永井のスタンダードナンバー!





Tさんが、あえてジャズファンなら誰もが知っていて、オーディオファンなら誰もが聴いたことがあるオスカー・ピーターソン・トリオのオリジナル・ディスクを押し出してくると、ストラさんがアート・ペッパーで切り返す。すると、Tさんがこっちがさらに古くて真正のオリジナルだと切り返す。この辺りの二人の丁々発止に、はたで聴いているこちらはハラハラ、ドキドキ(爆)。




さらにTさんが持ち出したのが、例の「ザ・グレート・トリオ」!



自分も持ってきているよとストラさんが同じLPディスクを取り出して切り返す。さながら三尺の大刀に対抗してさらに長い木刀の一撃みたいな決闘。これはどちらも同じマトリックスナンバーだということですんでのところで相打ちの引き分け(爆)。それにしても、このバスドラのキック連打はすごいなぁ~(汗)。発売当時は、お二人ともジャズ喫茶の箪笥みたいなJBLに鼻っ面をつけてこの爆音を浴びて脳しんとう気味の陶酔を味わってたのでしょうかね(笑)。



その他、浅学非才の私にはご紹介しきれないほどのレアなオリジナル盤やミシェル・ルグランの自作自唱といった珍名演盤もありましたが、誰もが知って聴いている名盤オリジナルということではヘレン・メリルが衝撃的。何度聴いても鮮烈なクリフォード・ブラウンのソロ・アドリブがオリジナルではさらに一層新鮮。その後、家で手持ちのCDで確かめましたが、オリジナル盤の音の良さということでは、それもまたもうひとつの衝撃でした。

最後は、クラシックでリベンジということで、ストリングス系や、私がちょっとちゃちゃを入れたアメリングの「ロザムンデ」も聴いてみることに。ハイドンのカルテットを聴くとやはり針先のメンテがいかに大事かということが鮮明にわかりました。アメリングの声は前回と同じ印象で、これは録音のせいなのか年齢による声質の変化なのでしょう。むしろバックのオーケストラのパースペクティブが見事で、フィリップスの録音の見事さに思わず聴き惚れてしまいました。

クラシックで詰めていた前回とは一転して、この一ヶ月間クラシック系はかけなかったそうです。そういう感じが、押し出し感、色香やコクの濃淡、奥行き感などでなんとなくわかります。おそらくスピーカーのセッティングなどは、まだまだミリミリの調整が続くのだと思います。ここまで来ると、ご当人には本当にものすごく微妙なバランスまでが聞こえていて、ジャンル、楽器編成の違う様々なソフトをかけながら最終的に落ち着くまでもう一、二ヶ月かかるのかもしれません。

初回の出会いの時の驚きが久々によみがえる、“I'm back!”的な大興奮のT氏ユニコーン・サウンドを聴かせていただきました。

この後は、ご近所の中華屋さんで反省会。これまた色濃いサウンドが尾をひいて話しに華が咲きました。なんだか、私ひとりで紹興酒1本空けちゃったような気がするなぁ~(爆)。

ストラさん、またやりましょうね。

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  1. ベルウッドさん
    今晩は!

    今回の決闘は楽しそうですね〜!
    丁々発止といった趣がリアルに伝わってきます(笑
    ユニコーンは角付き馬なので実は格闘馬だったりして。
    さすがはストラさん、ひと突きとは行かなかった様で(爆!

    >早くもストラさんに火をつけてしまった(爆)。キタァ~!!!

    来週は遠州まで腕まくりならぬタップ付きで決闘にやってくるストラさん。
    キャピキャピJ-POP&ハーベスで出ばなを挫いてやろうか?!(笑

    >誰もが知って聴いている名盤オリジナルということではヘレン・メリルが衝撃的。

    これは興味津々!
    知らない事の幸せと、オリジナルを持たぬ言い訳ばかりのバズケロですが、彼女の事はもっと知りたい(汗

    皆様との楽しい交流もあり、LP漁りの誘惑も加わり、増々行きたさつのるお江戸です(笑

    では、では

    byバズケロ at2014-07-25 21:02

  2. ストラさん

    サックスの音というのは、ジャズオーディオのチェックポイントのひとつですね。

    単に音符を追っているわけではなく、肉声、呼吸そのものの音ですからね。魂のメッセージが伝わるかどうかですよね。

    私も勉強になりました。

    byベルウッド at2014-07-26 08:52

  3. バズケロさん

    おお、こんどはストラ御大は長篠の決戦ですか!?

    鉄砲の連射と騎馬隊の蹄の轟きとの勝負ですね(爆)。

    ヘレン・メリルの例の盤は、けっこう再生の難所があってカートリッジやアームのバランス調整が難しいそうですよ。CDのほうが無難かも(爆)。

    byベルウッド at2014-07-26 08:58

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