ベルウッド
ベルウッド
クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
メインシステム
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
所有製品

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新のレス

日記
製品レビュー/コメント

製品レビュー/コメントへのレスはありません

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

日記

Harubaru邸訪問記

このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年12月20日

久しぶりにHarubaru邸を訪問しました。

その間に、Harubaruさんのシステムは大きく変わっています。大きな変更は何と言ってもリビングを兼ねたリスニングルームの大改修と専用電源工事。それにB&W802D3の導入でしょう。その他、機器類にもいろいろな入れ換えがあります。

先ず、お部屋に入ってみて印象的なのはお部屋の広さ。改修以前は、部屋続きとはいえ8畳ほどの和室があったのですが、これを完全にワンルームに改修されました。マンションのペントハウスで天井がとても高かったのですが、和室を無くしてひと続きとしたので部屋全体の天井高がひとつとなり音の回りがとてもよくなりました。リビングとしてはライブ傾向のお部屋ですが、定在波とか音の溜まりのようなものがなくて、二重サッシの遮音効果ともあいまってとても清々しい響きです。

新しいB&W800シリーズは、まだ、ショップやオーディオショーだけでしか聴いたことがありませんでしたので、802D3は、初めて目の当たりに聴くことができました。初印象は、ほとんどクセや色づけのようなキャラクターが無くて、これまた清々しいまでの《無個性》。そこに秘められたポテンシャルの大きさ、余裕というものをつくづくと感じさせます。

今回は、こうしたHarubaruさんの大進化とともに、ちょっとした趣向を画策されておられたようで、オフ会としてはなかなか興味津々、充実したものになりました。その趣向というのは上流を中心とした様々な機器の切り換え。

先ずはということで、Harubaruさんのシステムの中核となっている金田式アンプではなく、Maranz #7のオリジナルとMcIntosh MC7270というヴィンテージでの音出し。Maranz#7は名器の誉れ高い管球式プリでレプリカやレストア版を含めて愛用者が多いことで知られています。MC7270は、1985年発売ですから30年ほど前のモデルということになります。



音源はQNAPのNASのファイルを専用PCシステムで読み出して、それに最初はMARANTZのHD-DAC1に送り出すというもの。

なかなか心地よいサウンドです。意外なのはMC7270のサウンドで、私がこのブランドに抱いていたイメージとは違って帯域のハイエンドやボトムエンドを欲張らずにきれいにうまくまとめて聴かせるタイプ。そこにはやっぱり30年前という時代のようなものを感じさせました。ただ全体の音のキャラクターとしてはHD-DAC1がボトルネックになっているような気がしてしまいます。柔らかさとか甘みを含んだサブシステムという感じでしょうか。

それが、Asoyajiさん自作のUSB-DACに切り換えるとクォリティが各段にアップします。



ジャズバンドは、BGM的なサウンドから、澄んだ音はそのままに空気感やソロの熱気のようなものがぐっと上がるのです。女性ボーカルは、ほんの出だしで声の生々しさが違っていることがわかります。私は、Harbaruさんのかけてくれたソフトは持っていませんし、初めて聴いたのですが、その出だしですぐに今井美樹であるとか、柴田淳であるとかがわかってしまいました。歌手の声質の個性がくっきりと際立っていて、《判る》というよりも《感じて》しまうのです。これは、オーディオにとって、とても大事なこと。



次に、いよいよHarubaru邸の本丸である金田式システムです。現在、シングルのほうは入院中とのことで、GM70プッシュプルのみでの試聴。やはり、金田式の音がします。McIntoshに較べると、はるかに広帯域でフラット。クリアですっきりした自然な音調はさすがです。上流は、DELA N1Aから送り出しネットワークプレーヤーSFORZAT DSP-03によるアナログ送り出してプリはMaranz #7です。

送り出しを、ESOTERIC K-01に切り換えて試聴。一体型プレーヤーをDACとして使用しての試聴になりますが、これもさすがになかなかのものです。むしろ、解像度が高くて高精細。どのくらい外部クロックが効いているのかはわかりませんが、さすがフラッグシップ機の品格の高さです。こうして比較試聴してみると、DSP-03はHD-DAC1の上級版という印象がぬぐえません。コストとこの品位・品格とを考えるとSFORZATOという選択は私には無いなぁ…というのが率直な印象です。

最終的には、前日に到着したばかりという金田式のSiC-FETハイブリッドパワーと金田式プリとしてオール金田式での試聴だったのですが、それまで暖気運転して待機していた試作パワーがシステム切り替えのためにいったんパワーオフにした途端に不調になってしまい立ち上がりません。これはちょっと残念。

最後におねだりして、このメインフレームにAsoyaji USB-DACをつないでいただきました。

聴いてみて改めてAsoyaji自作DACの実力に感心してしまいました。ネットワークとPCとの全面対決という風に受け取るべきなのかもしれませんが、DACのガチンコ勝負としてとらえれば自作DAC恐るべし…でした。もし、クラシックの室内楽での音場感とかシンフォニーのスケール感、厚みという比較をするとどうなるのか、興味津々です。

それにしても、B&Wの底知れぬ潜在力に改めて感服しました。

これだけの比較をしていても、全く己の存在を表に出すことは一切ありません。上流につながれた全ての機器のそれぞれの個性や実力を、何のフィルターもかけずに完璧に描き出してしまうという感覚です。まさに検聴機として実に精密なスピーカーです。得てしてオーディオファンというのは、スピーカーに個性を求めてしまいがち。そのスピーカーをいわば舞台中央に立つディーヴァとして、他の機器はそれを引き立てる伴奏オーケストラのようになっています。けれどもB&Wは、全く逆で、他の機器の実力をそのまま忠実に反映する究極のモニタースピーカーなのだと思いました。もし、あなたが他の機器をそのままにしてスピーカーだけをB&W802D3に換えてもがっかりするかもしれません。B&Wは何も足してくれないからです。鳴ってくれないのではなく、鳴らせていないのです。そういうスピーカーだと思いました。それがD3になってますます凄味を増しました。

…というわけで、金田式ハイブリッドパワーに未練を残しつつ、私とにらさんはHarubaru邸を辞して、赤羽を目指したのです。これだけいろいろ比較試聴したのは個人宅オフ会では初体験でいろいろ刺激を受けました。夜の部の赤羽忘年会も、ニッキーさんのアナログプレーヤーふたまた騒動で大盛り上がり。にらさんは1都3県をまたいでの大遠征でしたが、充実した一日でしたね。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. ベルウッドさん、おはようございます。

    詳細な日記を書いていただいてありがとうございます。

    金田式ハイブリッドパワーアンプの不調、私も残念でした。前日聴いていた時には、音の伸び方はそのままに、女性ヴォーカルや弦楽器の艶っぽさは今までの金田式アンプと違うなあと感じていましたので。リベンジですね。 (^^;)

    AsoyajiさんのDAC素晴らしかったですね。PCオーディオはまだlightMPD(それもシングル)のみの出音だけでしたので、今後JPLAYのDualPCとの比較もできるようになると思いますので、またお越しください。

    SFORZATOの名誉のために申し上げますと、にらさんも感動しておられましたが、AsoyajiDACの音が良すぎたのかもしれませんね。(笑)
    今は中身がAK4495DACですが近々AK4497DACに変わる予定です。これは凄いという評判です。

    それとAsoyajiさんにお願いして同軸入力もできるようになる予定です。CD限定ですが、エソK-01がAsoyajiDACでも鳴らせるようになります。

    一方、ガレージ製外部クロックの方もジッター低減の改造を予定しておりますので、SFORZATOとエソK-01の音ももう少し良くなる予定です。(^^)

    B&WのSP、お褒めに預かって恐縮にございます。メーカーに代わってお礼申し上げます。(笑)
    まだセッティングの詰めが甘く、ベルウッドさんのコメントのように、その後少し前に出して内ぶりにしましたら、よりフォーカスが合ってまいりました。私にとっては自宅オフ会で得られるメリットですね。ありがとうございました。

    それにしても、ご一緒に赤羽の夜に行きたかったなあ。(笑)

    byHarubaru at2016-12-21 06:03

  2. 私はお邪魔したことはありませんが、
    Harubaru邸は新旧の名機や自作ものまで
    さまざまなパターンで試聴できるようで
    魅力的なシステムですねぇ。

    byHermitage at2016-12-21 10:57

  3. Harubaruさん

    JPLAY by DualPC、金田式ハイブリッドと積み残しというのか、次回の楽しみも大きいです(笑)。

    それに同軸入力でのAsoyajiDACというのもいろいろ比較ができて可能性が広がりますね。この際、XLR(AES/EBU)もつけておいてはいかがでしょうか。Harubaruさんのことですから、この先、そういう出力も備えた機器購入もあり得るのでは?(笑)

    B&Wは、お世辞ではなく本当にそう思いました。今回のようにいろいろつなぎ換えて聴くと、B&Wの凄味というのがかえってすごくよくわかりました。

    宣伝ということになるとどうしてもキャラクターを誇示するようなことになってしまいますし、こういう本当の実力を言えばかえって一般ユーザーにはわかりにくくアピールしないので、メーカーもあえて言わないのだと思います。そういう意味ではメーカーに成り代わって強調しておきたいと思います(笑)。

    また、いろいろの節目でお聴かせ下さい。

    byベルウッド at2016-12-21 11:09

  4. こんにちは、

    その節は昼から晩までお付き合い頂きまして大変お世話になりました。
    まさに同時体験でしたが、節目節目で共通した印象があったり、また自分とはまた違う目線角度でなるほどと改めて様々な側面を再認識させていただきました。

    当時(今でも)自分のプレーヤーが不調で、場合によっては機種変更を余儀なくされることも想定していたこともあり、デジタル比較には興味津々でした。
    そしてその日の経験がいよいよフィードバックされることになるとは・・

    byにら at2016-12-21 16:19

  5. ベルウッドさん

    ついに行かれたのですね。ロンドンに居る私ですら伺ったことがあるのに(笑)。Asoyaji DACの音凄そうですね。

    先日、ベルウッドさんと聴いたGrandioso K-1のDACチップはAK4497、D-02XはAK4490。Asoyaji DACのAK4495はその中間世代ですね。専用機のD-02Xより一体型のK-1の方が明らかにナチュラルで高音質だったことからもチップによる音の差はバカに出来ないと今更ながら実感しました。

    Asoyaji DACもAK4497換装が待ち遠しいですね。あ、待ち遠しいのはHarubaruさんの方でした。失礼しました。

    byのびー at2016-12-21 19:30

  6. ベルウッドさん

    行かれたのですね。
    やはりB&Wは良いですよね。私もベルウッドさんと同じ感想を持ちました。特にヴォーカルの表現が自然なのに参りました。
    今の拙宅のスピーカーを導入する前にD3シリーズが発売されていたら私も…とすら思います。

    AsoyajiさんのDAC聴いてみたいです。
    最近のオーディオ界で1番変化のあるのはDACの領域だと感じます。
    DACによって音は180度変わると思ってます。

    最近ではChord のDAVEが衝撃的な音を出してました。これも是非聴いてみてください。

    それにしてもHarubaru さんのシステムは留まるところを知らず進化を続けますね。また聴きにいきたいものです。

    byLotus Roots at2016-12-21 21:37

  7. にらさん

    先日は大遠征お疲れさまでした。関東平野を縦横に駆け巡る大オーディオイベントの一日でしたね。デジタル(ストレージ~トランスポート~DAC~IVC)比較は単なるメーカー機器比較ではなく、デジタルオーディオをどう構築するのかという投げかけも感じました。

    「フィードバック」とは意味深ですねぇ(笑)。いよいよにらさんもJPLAYですか?

    byベルウッド at2016-12-23 08:54

  8. のびーさん

    Harubaru邸は、なかなか狭き門なんですよ(笑)。

    某タワーで試聴したGrandioso K-1の音がまだ耳朶に染みこんだままです。私もそろそろパッケージメディア時代の終焉を感じつつもどうもデジタルオーディオの方向が定まらず迷っていますが、K-1のDAC部の充実は、CD/SACDのレガシーも活かしつつハイレゾ対応のDACを使えるということでちょっと目からウロコでした。あれ以来、ちょっと夢枕に立って囁く声が聞こえて…(笑)。

    AsoyajiDACは、I/V部がファインメットトランスによるパッシブだけになっているのが凄いと思いました。回路構成がよくわからないのですが、おそらくDACの差動出力を合成する回路もトランスでやってしまっているのでしょうか。この超シンプルさによる音質向上が特徴ではないかと。それを可能にしているのがトランスの優れた特性なのでしょう。

    これで単純にチップを最新のものに載せ替えるとチップそのものの音質特性の差が露わに反映するのかもしれません。楽しみです。

    byベルウッド at2016-12-23 09:16

  9. Lotus Rootsさん

    ヴォーカルの音色表現の精確さは印象的ですね。それだけに上流機器の品位を露わにしてしまうので、別の意味で怖いスピーカーだと思いました。

    >DACによって音は180度変わると思ってます

    それはその通りですね。それだけに悩ましい。物量とか設計というよりも集積度やその結果としての24bitから32bitへとスペックの進歩が日進月歩でその効果が著しいわけです。導入当初はため息が出るような高価なものが、1、2年もするとたちまち陳腐化してしまうというのが、どうにも悩ましいです。本当の「名器」というものが現れるのはいつのことなのでしょう。

    byベルウッド at2016-12-23 09:23

  10. ベルウッドさん、再レスです。

    AsoyajiさんにDACのことをもう少し詳しくお聞きしました。

    ベルウッドさんのおっしゃる通り、DACでアナログ変換したばかりの信号を、ただただトランスに通しているだけとのことです。。

    このトランスの役割は、差動合成、LPF、インピーダンス調整、増幅などで、電流出力DACならIV変換もして、その機能は多岐に渡っているようです。

    トランスを使うと余計な音質を劣化させるデバイス(抵抗、コンデンサ、オペアンプ)を、一切入れないで済みますし、何より電源が不要なので、ノイズがなく、音質が劣化しないので、DACのアナログ信号を生のまま聴いているような感じがするとのことです。

    しかも、ファインメットトランスの周波数特性が素晴らしいので、音声信号を上から下まで、歪ませず、劣化させず、弱らせず、癖を付けず、ほんとうにそのまま出力してくれるようです。

    himaさんも仰られていましたが、ファインメットトランスは和紙に漆を浸した物を巻いているそうで、日本製でなければ出せない音ですね。

    他にも電源を左右独立させて、アナログとデジタルの電源も別々に供給していることなど、音を良くする工夫はたくさんされていているとのことです。それであの音が出せているのですね。

    AK4497チップを乗せたDACの基板も今週末にも届くとのことで、同軸入力も入れられるようになったAsouaji DACの完成が楽しみです。

    byHarubaru at2016-12-23 21:30

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする