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日記

「桜の栞」を聴き較べる

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2016年12月29日

FMチューナーの導入で、エアチェック体制を構築することになってデノンの業務用デジタルレコーダーDN-700Rも導入しました。このレコーダーでの再生音質のチェックをしてみました。

DN-700Rの録音フォーマットは基本的にWAVであり、私が標準としているflac再生には対応していません。そこでWAVのハイレゾ音源で何か適当なものはないかと思っていたところ、AK48のシングル「桜の栞」に思い当たり、さっそくこれを試しに再生してみたのです。

ところが配信サイト(e-onkyo)でダウンロードするときにうっかりflacフォーマットのほうをクリックしてしまいました。シングルですし、この際、ことのついでWAVファイルもダウンロードすることにしました。自分でフォーマット変換も可能ですが、オリジナルのままでの聴き較べもしてみようと思ったのです。



「桜の栞」は、もう数年も前のヒットシングルで、AKB48がシングルチャート週間1位を次々と飛ばすようになった頃の曲。聴いてみると決して優秀録音とまでは言えないまでも、《合唱曲》仕立てのスタイルがJ-POPには珍しく、とても新鮮なイメージを与えてくれます。若い女声合唱というのは、ジャンルを問わずとても気持ちのよいもので、AKB48にはそういう女声合唱という魅力が隠し味のように秘められていると常々思ってきました。近年はヒット曲を合唱曲に編曲して学校の合唱コンクールなどで取り上げられることが多いのですが、この「桜の栞」は、女声合唱としてトレーニングを積んだAKB48に始めから合唱曲の卒業ソングとして歌わせてしまったということなのでしょう。編曲も同じ声域でのハーモニーだけでなく対位法の手法も取り入れていてなかなか瑞々しい高揚感があります。

合唱曲というのは、なかなかにオーディオとしてハードルが高く、チェックポイント満載なのです。私も、厳しいチェックとしてはバッハの「マタイ」の第1曲とか「ロ短調ミサ」の冒頭の「キリエ」などを使うことが多いのですが、この「桜の栞」はもっとシンプルなだけにチェックポイントが絞りやすい。それは《定位》であったり《分解能》であったりするわけですが、最大のポイントはハーモニーの清明さとナチュラルさです。《定位》は、コーラスですから1点にピンポイントで定位するはずがないので、かえって難しい。《分解能》も同じで、パートとパートが混濁せずに、しかも、ハーモニーと対位線がともに聴き取れるかということがポイントになります。



試聴は、wavとflac圧縮(38%compressed)、flac非圧縮の3つを準備。これでSONYのハードディスクプレーヤーHAP-Z1ESとDENON DN-700R+金田式DACとで行いました。リファランスとしてAudioGateでPC再生しKORG DS-DAC-10によるヘッドフォンでもモニターしました。



flac非圧縮は、DBPowerAmpのcomberterで変換しました。試しに、同じソフトでwavからflac非圧縮に変換したものも準備してみました。この結果、面白いことがわかりました。

①wav(DL original)
②flac圧縮(DL original)
③flac非圧縮(from flac圧縮)
④flac非圧縮(from wav)

これをHAP-Z1ESで聴き較べてみると…

①≧③≧② ≫④

という結果になりました。

もともとHAP-Z1ESでは、アップサンプルしたうえでDSDに変換したものをDA変換しています。最新のチップはこれしきの演算処理は何ごとでもないようにこなしてしまいます。ですから、良きにつけ悪しきにつけ、もともとのファイルフォーマットの違いはほとんど無いのですが、それでも今回は微妙に違いが感じられました。



今回、あらたに実感したのは、④のwavからflacに変換したものだけが明らかに音質が良くないということなのです。一方で、flac圧縮から非圧縮への変換はほとんど音質品位が変わりません。それでも圧縮のものをそのまま再生するよりは、あらかじめ非圧縮に変換してから再生するほうが微妙に良いようです。やはりストリーミングでは演算処理の負担があってレイテンシーなどが聴感上に現れるということでしょうか。それにしても、④のwavからflacへの変換における音質劣化は明らかに感じます。すっきりとした高い青空が、とたんに霞がかかったようになり、単音は滑らかで甘みがあって聴きやすいと感じるかもしれませんが、コーラスは内声が聴き取りにくくなりハーモニーがやや濁ります。



肝心のDN-700R再生の実力ですが、なかなかのものでした。KORG MR2000Sの時のようなガッカリ感はありません。安価な業務用機器ですが、デジタルというものはやはり日進月歩なのでしょう。おそらくスイッチング電源もずいぶんと進歩しているのだと思います。それでも、オーディオファンとしては、できればしっかりしたリニア電源にしたいと思うものです。こういう機器には外部電源も使えるような直流電源入力を標準化してもらいたいと言いたくなります。

結論としては、今後のエアチェックとその再生はwavのままとします。

CDのリッピングは、いままで通りflac非圧縮です。わざわざwavにするのは無意味だと思いました。ネット配信もflacでダウンロード。NASやHAP-Z1ESのHDに収納する際には圧縮を解いて非圧縮にすることにしました。こちらもわざわざWAVでダウンロードしたり、ましてや、flacをわざわざwavにするのはリスクがありますしIDタグを外す意味もまったく感じません。

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  1. ベルウッドさん こんにちは。

    うちでのAKBの歌はもっぱらCD、DVDですが ハイレゾも良さそうですね。ご紹介ありがとうございます。

    byYongJoon at2016-12-30 16:17

  2. ベルウッドさん、こんばんは。

    9月のオフでスイートサウンドさん宅で簡易な実験をしましたが、そのときも僅かですがwavが良かったと記憶しています。

    今回は、wavとflacの変換や非圧縮化についてまで実験されているので、大変参考になります。

    丁度、好事家さんからCuBoxを借りてPCオーディオの実験をしているところで、タイムリーな情報になってありがたいです。

    今度、西方面へ来られるときには、USBメモリーのflacやwavが再生できる環境が出来ているので、是非お声を掛けてください。

    2月~3月でしたら、日生の牡蠣が最高に美味しいですよ。

    また、少し先になりますが、5月~6月ならメバルが美味しいシーズンなので、リベンジさせていただきたいですね。

    byED at2016-12-30 20:04

  3. Yong Joonさん

    AKB48はどうしてもDVDのほうになっちゃいますね。

    この配信ハイレゾは試聴記さんのご紹介で知りました。シングルなのでファイル名やIDタグは何だか怪しげなデータになっています。もしかしたらDVDの音声なのかもしれません。

    byベルウッド at2016-12-31 18:46

  4. EDさん

    ありがとうございます。カキもメバルもいいですね。来年の旬の時季にはぜひまた西方の音を聴きにお伺いしたいです。よろしくお願いいたします。

    byベルウッド at2016-12-31 18:48

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