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日記

やってみました(アーシングメソッド 続編)

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2017年01月07日

新春早々に試したアーシングメソッド(ベルウッドバージョン)が大成功でしたが、さっそく元祖様からご指摘がありました。コピーといっても、諸元に大きな違いがあるというのです。

その違いは、アルミ板の厚さ(3㎜ vs 10㎜)とアルミ板振動吸収の素材の違い(エプトシーラー vs αゲル)です。他にも違いはありますが、例えば機器の足元は伝達抑制という基本的な考えに相違はなく私の経験値からいっても大きな影響を与えませんのでとりあえず無視しました。

アルミ板に振動を伝達する素子も、軸受け鋼(高炭素クロム鋼)の鋼球と普通鋼の球形受け座と違います。素材的には鋼球のほうがよいだろうなという気がしますが、鋼球が機器底部とアルミ板双方に接点を持つのに対して受け座はネジ止めですのでそこは有利に働く気がします。また、受け座は高さ調整が可能だという使いこなし上の利点があります。ということで、一応ここも比較は今後の課題としました。

というわけで、とりあえず手持ちのものでの簡便な比較実験ということになります。それでもなかなか面白い結果となりました。



比較用に用意したのは、以前に使用した3㎜厚のアルミ板。これにやはりM8のネジ穴を切って球形受け座を立てます。底部には、20㎜のエプトシールを四辺に貼ります。対角線にも貼りたかったのですが、残念ながら残っていたエプトシールが足りません。ここの影響はあるかもしれません。



調整した結果、エプトシールの圧縮率は20%です。アルミ板3㎜と受け座頭出し長さ16㎜で、クリアランス35㎜との差(35-16-3=)は、エプトシーラー厚み20㎜に対して16㎜。エプトシーラーの変形戻りはかなり遅いのであまり圧縮率は大きくとっていません。

これで、以下の3通りで比較してみました。

①アーシングメソッド(ベルウッドバージョン)
②アーシングメソッド(比較用)
③アーシングメソッドなし




A.Lokking For A Home (DSD 2.8)

もともとはKORG MR2000Sにアドオンされていたソフト。1bit録音に熱心なアメリカのインディBlue Coastのフリー音源でした。カントリースタイルの男声デュオでアコースティックギターやスチールギターのシンプルな構成。KORGを導入した2009年当時からいかにもDSDらしいアナログライクな音でよく鳴ってくれていた音源です。これが、今回のアーシングメソッド導入でかなり印象が変わってしまいました。

①では、裏でハモっていたセカンドボーカルがくっきりと分離して、声の個性がある部分ぶつかり合うようなところも出てきて、単なる心地よさに終わらない音楽の心情的なシリアスさが浮かび上がってくるのです。ふたりのボーカルの間の遠近的な前後感だけでなく空間を感じさせより立体感が増すのです。

②に換えると、その瞬間、こちらのほうがいいかなぁと感じます。ふわりとした響きと包まれ感があって暖かみを感じます。もともとよく鳴っていた音源です。ただ、よく聴いてみるとギターなどの音の立ち上がりが鈍くなっています。その分、いわゆるアナログ的ないい意味でのソフトフォーカスがあって、バランスとか好みの問題かなぁとも思ってしまいます。

③を聴くと、あれほどよく鳴っていたと思った音源なのに、①や②を聴いてしまった後では音が甘かったのだと気づきます。それがバランスや音楽性を崩さないのはやはり録音の良さだと思います。



B.桜の栞/AKB48 (FLAC 96/24)

冒頭のピアノの序奏で歴然としてしまいます。③は音が緩く潰れてしまい、①や②との差はとても大きい。コーラスの重唱の立体的な躍動感、ステージの広さで①が②に優ります。



C.Sanctus/Libera (FLAC 44.1/16)

①で聴くとCDでもこれだけの分解能でハーモニーやアンサンブルの立体感が収録されていたのかと驚きます。③で聴くと、冒頭の厚みのあるハーモニーは感じますがソロバイオリンの輝きと色つやのある旋律線がほとんど埋没して聞こえません。②は①に較べると音が甘いのですが、逆に①は高域が立ち過ぎて音がきついと感じるひともいるかもしれません。



D.サラバンド/バッハ (DSD 5.6)

チェンバロの音は、①の圧勝です。こればかりは②といえども①との差は大きい。チェンバロはどうしても録音レベルが高いのですが、あえて比較のためにボリューム位置は一定にして聴きました。③ではうるさくて数秒も耐えられないほど。ことチェンバロ録音については①と②であっても好みとかバランスという程度の問題ではないと思えてきます。

他にもいろいろ比較しましたが、ほぼ同じ傾向です。比較の印象は大きく変わりませんでした。実は、アナログ音源をDSD5.6にアーカイブ化した音源でさえも同じように素晴らしくよく鳴るようになったのです。


今回は、②比較用についてはエプトシーラーの量と圧縮率が少ないという点が気にはなるかもしれませんが、アーシングメソッドのおおよその効果と傾向はつかめたような気がしています。恐らくシーラーの量を適正にして圧縮率を高めると②と①の差は縮まるのだと思います。もちろん①よりよくなる可能性もありますし、過剰感・飽和感も存在するとも予測できます。①の調整代は大きくはないですが、押し上げ圧(αゲルの圧縮率)が高くなると音が硬くなりかえって濁ってきます。逆に緩すぎると、アーシングが無いほうがマシという領域さえあります。アルミ板の厚みは、直感的には、厚くて質量がある方が優位ではないかという気がします。圧縮率とのバランスもあるでしょうが、少なくとも薄い方が有利とは思えませんでした。ここは、もう少し検証してみる必要があるでしょう。


名指揮者のトスカニーニは、

「音は一つずつ別々に生まれてきて、しかも次の音によく結びついていなくてはならない。それぞれの音はその周囲を空気が流通できるようでなければだめだ」

と言ったそうです。

アーシングメソッドは、まさにその言葉に目覚めさせてくれます。いくら高精細であっても、平面上に音と音とがぎっしり詰まっているだけではだめなのです。ひとひとつの音には輪郭がありますが、それは線ではなく立体的であって、ひとつひとつの音と音との間には立体的な空間が存在しています。それが再現できなければ、ソフトフォーカスの“ローレゾ”のほうが好みだということになってしまいます。

CDプレーヤーだけではなく、HDDプレーヤーの内部振動対策がこれほどに効果があるということにあらためて驚かされました。

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  1. ベルウッドさん、おはようございます。

    早いですね、もう試したんですか。
    この比較内容にもモロモロあるので、詳細は来週お伺いしたときに協議いたしましょう。

    ポイントは、内部振動をアーシングするメカニズムどのように捉えるかだと思います。

    byヒジヤン at2017-01-08 07:18

  2. ベルウッドさん
    色々やられていますね。

    バズケロは高さ調整するネジの足元とボードの間にエプトシーラを挟んでみたいです。
    あの素材は素直な減衰効果があるので、よりリニアに音がクリアに成ると思うのですが...
    ヒジヤンさんが薄手のアルミで良いと仰っているのは、きっとエプトシーラを接着している場所が大いに関係あると思います。

    それとは別に、アルミの厚みは相手方の質量が大きければ、厚い方が向いていると思います。
    音色をコントロールする場合は、何故か薄手の方が優位です。
    今度拙宅へお見えになった時に、色々と観察されて下さい。
    音を聴き込んでみると思う所も多いでしょうから...

    その前にプチ・箱根越えで検証しに遊びに行きますね!
    再会が楽しみです。

    では、では

    byバズケロ at2017-01-08 17:44

  3. ヒジヤンさん

    来週のお楽しみというところですね。

    byベルウッド at2017-01-08 18:14

  4. バズケロさん

    ネジの周囲をエプトシーラーで囲い込むということでしょうか?それも試してみるのも面白そうですね。ただ手持ちが無くてご覧のような四辺だけのスカスカですので、そこまで攻め込む以前の状態です(笑)。

    エプトシーラーというのは、あくまでもシール材なんですよね。それを振動減衰用として使う発想は持っていませんでした。荷重対圧縮率もリニアではないので、振動緩衝材として使うには、若干、使いこなしに不安を持っています。感触としては低反発ウレタンフォームのようなものですね。振動遮断用としてはよいかもしれません。いずれにせよαゲルに出会う前に使用していたら、ある程度のイメージができていたかもしれません。

    アルミ板が薄い方が、確かに調整しろが大きくなりますね。ただ、私には音色を“コントロール”するという考え方はありません。理想そのものではなくとも、最も理想に近い最適点があって、それが唯一の正解なんだと考えています。自分の好みに合わせる(=コントロール)ということは、あるソフトやジャンルには心地よく感じても、違うものでは合わないということになり、それは恣意的なものになってしまいます。厚手(大質量)のほうがよいというのは、CDプレーヤーでの成功体験が効いています。今回、チェンバロの音を聴いて改めてそのことを確信しました。

    byベルウッド at2017-01-08 18:37

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