ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

ラック裏の美学 パグ太郎さん訪問記

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2017年09月28日

genmiさんとご一緒にパグ太郎さんのお宅を訪問しました。

パグ太郎さんは、先だってのニッキー邸訪問時に初めてお会いしました。「中央線805友の会」ということで会長のキリンさんとご一緒でした。とてももの静かな紳士でいらっしゃって、その文才とクラシック音楽への造詣の深さでこのコミュに新風をもたらされています。

この夏にオクターブV110SEとラックスマンD-08uを導入したばかりとのことで、805友の会にも新入会ということでしたが、所有の805は初代シグニチャーでもうかれこれ10数年にもわたって愛用されているとのこと。私のN805は確か2000年前後に購入したものですが、シグニチュアは、2002年のブランド35周年記念にN805をリファインしたハイエンドモデルとして発売されたもの。十分に熟成したサウンドで風格さえ漂うものでした。

そのサウンドは、N805オーナーの私にとって親しみを感じさせるものですが、そのお部屋もダイニングやキッチンとひと続きのリビングで私のオーディオととても共通点が多いのです。お部屋ではパグ二匹がお出迎えでしたが、今回は我々の鑑賞中は別室にお控えということになりました。ご家族が集う生活スペースで、リビングとキッチン、ダイニングひと続きというスペース、しかも、そこが2階というところまで、私のリビングオーディオとそっくりです。



そういう生活空間にしっくりなじむとてもシンプルなセッティング。



さっそく聴かせていただいたのは、クレスパンやコジェナーのベルリオーズの歌曲。クレスパンの大人の艶容さ、コジェナーの透明感のある伸びやかさと、それぞれに個性は違いますが、フランス歌曲独特の陰翳を帯びた声と意を含んだ言葉との駆け引きのようなものは共通です。



続いてムローヴァとラベック(カティア)のデュオで、ストラヴィンスキー。ムローヴァというひとは「ちょっと過去がある女」風の、陰りのあるヴァイオリニストというイメージがあるのでストラヴィンスキーというのは珍しいと思います。そういう陰を引きながら、現代音楽好きなラベックのキレのよいピアノと弾むように踊る「プルチネッラ」がとても新鮮です。



ファウストのシューベルトがかかると、その音色はまさに彼女の楽器「スリーピングミューティ(1704年製ストラディバリウス)」のもの。

こうやって聴かせていただくと、細部まで磨かれたとても品位の高いバランスのとれたサウンドで、つい二、三ヶ月前に導入されたばかりのただいまエージング中というようなものではありません。完成度の高い大人の風格が漂うサウンドです。表向きはとてもシンプルな構成なので、その練達ささえ感じさせる出音に驚かされます。使い込んだ805シグニチュアと純正スタンドというだけではないものを感じます。

ラック裏を覗くと、案の定、ケーブル類はとても手の込んだもので、しかも実に丁寧にセッティングされています。電源も200Vからオクターブのブラックボックスに直接ぶち込まれています。目につくのはスピーカーケーブルですが、ご本人もショップにすすめられるままに買ったフランスのブランドでもう忘れたと笑っておられましたが、ただ者ではないという貫禄十分なもの(笑)。当時でもカチッとしたモニターライクサウンドという評価だったB&W800シリーズの音ですが、フランス語のような含んだ柔らかな母音の発音とでもいうのでしょうか心地よい温かさを感じさせるのはこのケーブルの相性なのだと思います。それぞれのシステムには単なる機器構成や表向きの表情からは見えてこないオーナーのこだわりのようなものがあります。ラック裏の美学とでもいうのでしょうか。

それだけに、いろいろ聴かせていただいていると、若干の修正点も感じてきます。

私も最初から目についていましたが、genmiさんも同じだったようで、スピーカーとスタンドを固定しているボルトを外してみてはどうかということで意見が一致。パグ太郎さんは、地震などの転倒落下防止ということで、スピーカー底面とスタンド天板を2本のボルトで固定されていたのです。スピーカー底面とスタンド天板にはイルンゴの皮革を積層したソフトインシュレーターが入っているのですが、スピーカーキャビネットはこのボルトでかなり抑えられてしまっています。材質もごく一般的な軟鉄製のようで伝播速度が遅く振動を抜いてやるというよりも、振動がこもる感覚です。

1本ずつ外していきましたが、その効果は顕著です。どうしても転倒が心配ならば1本だけにするということもありますが、どうも2本とも外してしまうほうが音ととしては良いようです。スタンドの違いはありますが、実は私の805は1本のボルトで固定しています。ただし、少なくともボルトはクローム合金鋼などの剛性の高い素材にすべきでしょう。

これで、低域ががぜんクリアな響きとなり音程もはっきりしました。質感や音程がはっきり聞こえるようになるとオーケストラだけではなく、何よりもピアノがピアノらしくなります。ストラヴィンスキーではラベックのリーダーシップがよく見えてきますし、シューベルトでのデュオでもメルニコフがファウストと対等に渡り合っているのがよくわかります。ただし、このCDでは、楽器の個性がいまひとつわかりにくいようです。fukuさんのところで聴かせていただいたブラームスのソナタのCDで使用している楽器よりもずっと新しいものでベーゼンドルファーではなくて私たちには耳慣れたハンブルク・スタインウェイのような気がします。

高域は、そういう中低域改善の波及効果で、音色面でとてもナチュラルになります。ファウストの「スリーピングビューティ」はその音色の個性が少し際立っていたのがより自然になりました。このストラディバリウスは弾かれることなく150年間眠っていたもので、ファウストは数年かけて鳴らし込んだそうですが、まるでそのエージングのビフォー・アフターを聴いたような違いでした。クレスパンやコジェナーの発音もよりフランス語らしくなったような気さえします。

加えてスピーカーセッティングの焦点合わせもしてみました。もともとセンターは出ていました。オーナーが高い感受性をお持ちなのと、加えて2階にもかかわらずフロアーがしっかりしていて部屋の響きがとてもニュートラルなのでスイートスポットが広いのです。ほとんど幾何学的に均衡対称のセッティングですでに合っています。それだけにここから焦点をミリミリに詰めていく難しさがあります。焦点が合った時の立体感の実現は、なかなか経験を積まないと体得できなものだからです。

クリニックが一段落してからは、genmiさんお持ち込みのソフトもかけたり、三人で音楽鑑賞。外の雨が一段と激しくなりましたが、部屋のエアスペースが大きく響きもとても自然なのですごく気持ちの良い時間でした。

この後は、駅近くの中華屋さんで懇親会。大いに盛り上がりましたが、私だけ勝手に酔っ払ってしまいました。反省です。

パグ太郎さん、genmiさん、ありがとうございました。

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レス一覧

  1. ベルウッドさん ご無沙汰しております。

    私も落下防止用にスピーカーとスタンドを固定しているボルトを左右計4箇所に使用していたのですが
    最終的に全て取り払ってしまいました。

    ボルトが付いているいる時と、外した時では出て来る音がまるで違ったのを覚えています。
    まるで封印が解かれたような・・・

    たまに地震がくると怖くなってボルトを付けたりしています(汗
    甥っ子たちが部屋に来るときなども同様です(汗汗

    byケニティー at2017-09-29 11:52

  2. ケニティさん こんにちは

    ケニティさんの先見の例についてgenmiさんが言っていました。ケニティさんも同じで結局ボルトを全部外してしまった。だから外したほうが良いはずだ…と。

    こういうところが、コミュの交流が活かされますね。やっぱり中央線805会の情報交流は素晴らしいです。

    byベルウッド at2017-09-29 12:27

  3. ベルウッドさん、こんばんは。

    翌日、訪問させて頂きました。
    とても心地の良い805でした。

    あらためて、805の凄さ、使い手によっての変幻自在に感心しました。

    翌日の私は、日本酒、一人でグビグビ飲んで、相変わらず、酔っぱらいました。
    赤羽組は、ダメですね。

    byいたちょう at2017-09-29 20:07

  4. ベルウッドさんこんばんは。

    なんか、いたちょうさんが酔ってLINEで絡んで来たんですけど(笑)
    その前日にベルウッドさんもパク太郎さんと飲んでいたんですね〜〜
    赤羽組は酒癖が悪い連中だと思われているかも……

    スピーカーとスタンドの固定ボルトは私も訪問の時に軽く指摘しておりますが、システムを聴いた限りでは不自然さは一切なかったので強くは言いませんでした。

    アンプやCDPも購入後一カ月少しにも関わらず大変聴き易くて既にオーディオ的に纏まっておりましたので、オーディオ歴が倍以上違う私が指摘出来る事は無いと思いました。

    byニッキー at2017-09-29 21:12

  5. こんばんは

    清楚な佇まいの裏側にはぶっといSPケーブルと200V電源という、絶妙なマニア感がなんとも素敵でそそられますね。

    音質と安全対策の兼ね合いはブックシェルフ使いの方からすると常に悩みどころですよね。うちの以前のスタンドは金具締め付けタイプでしたが、やはり締めすぎは厳禁でしたし、今のサイドプレスも押し座のネジの強弱で激変しました。
    あ、そういえば遊びでサイドプレスのテール部バーとスピーカーの間にリプラスのインシュレーターを介したらちょっと面白い変化がありました。もう少し検証して報告します。

    byにら at2017-09-29 21:18

  6. ベルウッドさん、そしてgenmiさん

    先日は豪雨の中、有難うございました。

    一月前のニッキー邸にて「中央線805友の会」の常任監査役の凄腕は目の当たりにしておりましたし、オフ会初体験でいきなりのgenmi邸訪問ではそのレベルの高さに圧倒されるという体験をしておりましたので、そのお二方をお招きしてのオフ会で取り繕った所で意味が無いと開き直り、普段のままに聴いていただきました。普段のままにではございましたが、いつの間にか舞台裏の様子までご覧頂いていたようで、お恥ずかしい限りです。

    当家の805は、15年使い続けている間に飼い主の優柔不断に似てきたのか、他家様の805の鮮烈な目の覚めるような性格とはかけ離れた、天然・癒し系のシステムになっております。それを言い訳にして細部の詰めを怠っていた所を見逃すほど、お二人は甘くありませんでした。ひとつにはネジ、ひとつにはスピーカの焦点(それ以上は新人が目を回すといけないのでご配慮いただいたのだとは思いますが)。ネジが影響していると聴き分けられたお二方の経験と感度は、存じ上げていた積もりでしたが、自分のシステムでそれが再現され、結果に直面いたしますと、驚くより呆れてしまったというのが正直な所です。

    検査・治療後のシステムから流れ出た音楽は、見違えるようでした。お持ちいただいたグールドのバッハには本当に心を打たれ泣きそうになりましたし、当家で聞き込んでいる二人の歌手の歌声も空間に解き放たれた様でした。やはり音楽は素晴らしいと思える瞬間でした。

    お二人が帰られた後、genmiさんが気にされていたスピーカスタンド下のボードと床面の間に敷いたフェルトをこわごわ、外してみた所、もう一段クリアになりました。こんな事でここまで変るかという驚きと、セッティングの奥の深さを更に思い知りました。

    当家のSleeping Beautyも皆様の陰で、15年の長い眠りから少し目を覚まし始めたようでございます。

    オーディオ査察もさることながら、音楽を楽しみ語り合うことのできた、素晴らしい半日でした。引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

    PS やはり地震対策は気になりますので、ネジは聴く時に外すということにしました。真空管が暖まるのを待つ間に、ネジを外し、TVに布をかけるという一連のルーチンになりそうです。

    byパグ太郎 at2017-09-30 06:25

  7. いたちょうさん

    いい音でしたね。音楽ジャンルとフランス語と日本語という言語の違いこそあれディーヴァたちへの偏愛ぶりといい、いたちょうさんサウンドと共通するところがありますよね。オクターヴがさりげなく寄り添う心優しくも情熱を秘めた歌姫。805のまた違った顔がありました。

    それにしても赤羽組は最後はどうも酒にだらしないですなぁ(苦笑)。

    byベルウッド at2017-09-30 07:47

  8. ニッキーさん

    ほんとに「ただいまエージング中」という感じではとうていなかったですね。そういえばオクターブアンプってどのくらいエージングが必要なのでしょう?真空管は確かKT120と聞いたはずですが、エージングは必要なはずです。100時間ぐらいが目安だと思いますが…。

    赤羽組としては、今日は遠慮無く呑ませていただきますよ。ニッキーさんにもどんどんショーコーシュ(シャオシンジウ)を、一杯また一杯と勧めちゃいますからね。

    byベルウッド at2017-09-30 07:53

  9. にらさん

    実は私もサイドプレスでは落下が怖くてつい締めすぎていました。一度、日立市のショップをお訪ねしてセッティングの基本を修行してきてその加減を学んだほどです。それでもまだ締めすぎの傾向だったようで、かなり緩めてサイドプレスの最奥の実力を引き出したのはつい最近です。きっかけはやはりK1導入でした。

    にらさんは地震予知ができるので(笑)、予知を前提とした対策マニュアルが成立しますね。

    byベルウッド at2017-09-30 08:00

  10. >どのくらいエージングが必要

    V110SEのマニュアルによると300時間が目安とあります。
    当家は200時間を廻ったくらいです。

    当初は全ての音がかたまって前に出てくる印象でしたが、中域の塊がほぐれて奥行きが出始めた感じです。例えれば、舞台裏からの声が、やっと舞台袖に来たと言いましょうか、今一歩感があります。

    更にピアノはまだまだ道が遠いですね。

    byパグ太郎 at2017-09-30 08:09

  11. パグ太郎さん

    先日はほんとうにありがとうございました。よい音を聴かせていただきました。あの後、何枚かポチりました。

    ファウストのスリーピングビューティは、お聴かせいただいたシューベルト(2004年録音)とブラームス(2014年録音)とではずいぶんと違います。シューベルトではまだ弾き込みの初期段階だったようです。

    おそらくあと3ヶ月ぐらいでアンプもさらにエージングが進んでいくと思います。その変化はファウストのストラディバリウスと同じ過程をたどるだろうという気がしています。

    byベルウッド at2017-09-30 08:26

  12. ベルウッドさん こんにちは。

    拝見してサウンドがパグ太郎さんのお人柄と通じる様に感じました。
    その805からの心地良い音を想像してしまいます。

    音楽にしっかりと軸足を置かれている印象ですが、オーディオも抜かり無しなんですね。

    byKYLYN(キリン) at2017-09-30 12:50

  13. ベルウッドさん、こんにちは。

    家のことでこの一週間バタバタしておりまして亀レス申し訳ございません。その上、今回ベルウッドさんの日記に便乗させてください m(__)m

    パグ太郎さんのサウンドは本当に素晴らしかったですね。オーディオ歴も長いみたいですし、何よりもクラッシック音楽をこよなく愛していらっしゃる。ベルウッドさんもそうですが、このレベルでクラッシックを愛聴される方のサウンドは間違いないと確信に変わった日でもありました。

    図々しくもセッティング方法でいくつかアドバイスさせて頂きましたが、オーディオ構成が拙宅と酷似していますので、私が四年間蓄積したノウハウが少しでもお役に立てばと思い発言させて頂きました。パグ太郎さん、どうかお許しください m(_ _)m

    ベルウッドさんがおっしゃっている、完成度の高い大人の風格が漂うサウンドという表現に非常に共感しますし、私はその中でも今井美樹の声の質感にノックアウトされました。この衝撃は相当なもので、思い当たる節があったので拙宅のスピーカーケーブルをラダーケーブルに変えてしまいました(笑) 狙い通りの音になったような気がしますので、今度はパグ太郎さんと一緒に検証にいらして頂けたら幸いです。

    ベルウッドさんの酔っ払った姿は嫌いじゃないですよ! パグ太郎さん、大変お世話になりました。素晴らしいサウンドに感動しました。

    bygenmi at2017-10-01 13:07

  14. genmiさん

    おおおおおおお!?

    genmiさんもラダーケーブル派に鞍替えですか?

    あの今井美樹よかったですよね~。あれがきっかけでしたか。

    byベルウッド at2017-10-01 17:29

  15. ベルウッドさん、遅れましたがこんばんは。
    忙しいこともあって読ませていただくばかりでした(汗)

    読んでいるだけで楽しい雰囲気が伝わってきますねぇ。
    うーん、同席させていただきたいものです、近ければ(泣)
    元々良い音で鳴らされていたのが、さらに良くなって盛り上がる様子が見てみたかったです。

    ファウストのブラームスとシューベルトを改めて聴き比べてみましたが(条件を合わせるために両方ともCDにしました)、ずいぶんと違う音ですね。
    Vnもですが、Pfは完全に別の楽器と感じました。
    音的にはベーゼンドルファーの方が好きですが、ちょっとシューベルトには立派すぎるような気もします(笑)

    同じスタジオのはずなのですが、録音エンジニアが違いますし、録音のやり方も違うのかもしれませんね。


    ムローヴァはOnyxのディスクですね。
    このディスクは見逃してました。
    要チェックです。
    メジャーでディスクを出さなくなった中堅以上のアーティストが結構な人数、移籍していろいろとやっている元気なレーベルですし。

    byfuku at2017-10-01 21:56

  16. fukuさん こんばんは

    いや~、楽しかったですねぇ。

    ファウストのブラームスとシューベルトはずいぶんと違うでしょう?

    確かにエンジニアは違いますがプロデューサー(Direction artistique)は同じ人ですし、場所もどちらもテルデックスタジオ(ベルリン)ですので録音の違いというより、楽器の違いだと思います。

    ファウストの楽器はストラディバリウス《スリーピングビューティ》とクレジットされていますので同じなのですが、10年の間にこれだけエージングが進んだのです。その音の違いがとても興味深いです。

    スリーピングビューティは、忘れ去られて貴族の家の屋根裏部屋で150年もの間眠っていた楽器で、1996年にファウストが手にするまでほとんど演奏されていなかった楽器です。ファウストは「まるで新しいヴァイオリンのようで、それが開花して今のように美しく響くようになるまでには数年かかりました」と語っています。シューベルトの時は、その「ようやく美しく響くようになった」ばかりの録音だということでしょう。その後の音の熟成と変化というところが聴きものです。

    メルニコフのピアノはまるで違いますね。ブラームスでは1875年製ベーゼンドルファーとのクレジットがありますが、シューベルトでは何も書いてありません。スタジオで用意されたスタインウェイを弾いたのではないかというのが私の推測です。

    byベルウッド at2017-10-01 23:02

  17. キリンさん

    ほんとうに「抜かりなく」という感じです。導入したばかりというお話しでしたが、オーディオのキャリアとしてはかなり年季が入っていらっしゃいます。

    そういうことが表には出さないクリーン電源の使用ぐらいが目につく、とてもシンプルなセッティングですが、ケーブルの使いこなしやスピーカーの微妙なセッティングは相当なものでいらっしゃいます。

    byベルウッド at2017-10-01 23:08

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