ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

正十二面体 (岡山・香川歴訪 その2-スイートサウンドさん邸)

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2017年11月12日

EDさん宅から、車2台に分乗してスイートサウンドさん宅に移動します。



昨年同様、やさしい奥様のお出迎え。玄関を上がってスライドドアを開けるとそこには、ダイニング・キッチンと一体になった二階まで吹き抜けのリビングスペースが拡がっています。その広大なスペースの3分の1ほどの玄関正面の一角がリビングオーディオのスペースになっています。全体としては大変なエアボリュームなのですが、決して無理せずそのリビングスペースのみを音で満たすということは変わっていません。



けれども、印象は一変。大変化です。

前回の印象を包み隠さず申し上げれば、スピーカーセッティングにはあまりこだわらず音楽に優しく包まれるようにその雰囲気に浸っておられるというものでした。その分、音場や音像はぼんやりとしていて統一感とか実体が薄いというものでした。それが大変化なのです。これにはちょっとびっくりというか感激してしまいました。

その激変をもたらしのが正十二面体のスピーカーキャビネット。



部屋に入ってシステムを見るとひときわ目を引く異形の形状です。事前にEDさんから聞いてはいましたが、勝手に何となく球形スピーカーのようなものを想像していました。70年代に日本ビクターが開発した球形に多数のユニットを配置した、いわゆる呼吸球の理想を追求した全方向無指向性スピーカーを頭に浮かべていました。



でも実物を見ると、キャビネットは球形に近い正十二面体ですが、ユニットはひとつだけ。ところが、このキャビネットが素晴らしい効果を上げています。直方体のキャビネットに較べて振動や共振が抑えられ、内部反射も十分に拡散されているのでしょう。対向面は平行ですが対向面となるふたつの正五角形は180°反対向きになりますので定在波や干渉が起きにくいのではないでしょうか。

難しいのは設置の仕方です。最初は、純正のスタンドがあったそうですが、既存のマルチウェイ箱と組み合わせるためにウーファーの上に載せるようなスタンドを自作されたそうです。このスタンドが絶妙でスタンドの脚のスペースにツィターがすっぽりと入ります。しかも、3つのユニットがきちんとライン軸上に合わせてあります。以前はそうなっていなかったので音像定位が安定せず不正確でしたが、今回はぴたりと正確に音像が展開します。

音場のひずみがまったく感じられずとても自然な拡がりです。センターリスポジから正対するとちょうど玄関ホールに当たる部分に奥行きのある立体音場が広がり、しかも、前へ出て来るべき音像が前に出るのはコーン型ユニットの人徳のようなもの。



先日、KM1Vさんのところで聴かせていただいたチャールズ・ミンガスは、自然音を取り込んだユニークな音楽ですが、その空間は横の広さだけでなく高さ方向にも拡がり、ちょうど向こう壁の上方いっぱいにも拡がっています。音の響きの大きさ、形の表現が見事で、これならウィーンのムジークフェラインとベルリンのフィルハーモニーの響きの形の違いもきちんと再現するに違いありません。

リビングのテーブルで、奥様が入れていただいたコーヒーと手焼きのクッキーをごちそうになっていると、システムを遠く真横から眺めているにもかかわらず、坂本冬美が、スピーカーとスピーカーにはさまれたホールトーン豊かな空間のなかにポッとホログラフィックに直立して見えてきます。昨年、椀方さんのところで体験したユニコーンと同じです。正多面体キャビネットの効果で、回折が小さく音の回り込みがよいのでしょう。2chステレオ録音の再生としては、むしろ球形や360度型の無指向性よりも音の拡散ベクトルが自然なバランスになるのだと思います。



ユニットは、以前のものとまったく同じだそうです。二階のシステム(こちらも素晴らしい進化成熟ぶりでした)を聴いてみると新規導入のスキャンスピークのツィターの音の優位性はまごうかたなく、できればこのメインシステムとツィターを入れ換えていただければどれだけ完成度が上がることかと惜しまれるほど。

スイートサウンドさんにしてみればアライメント調整の成果や新型DACなどアピールすべきところは多々あったのかもしれませんが、私はこの正十二面体キャビネットにすっかりやられてしまいました。工房の手作りだそうですが、ていねいな作りでコストパフォーマンスは非常によいそうです。



この日の夜は、地場の新鮮な食材がいただける居酒屋さんで懇親会。



かきの天ぷらを注文するかどうかでひとしきり論議になりましたが、やっぱり頼んで良かった。美味です。



地酒もおいしかったですよ。

楽しい秋の音会、第一日目の夜はこうして更けていきました。

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  1. ベルウッドさん こんにちは

    先日は、遠路、訪問頂きありがとうございました。
    2日間とても楽しく、過ごすことが出来ました。

    好評頂きました、12面体スピーカーは、8月に購入した12面体スピーカーBOXキットを組立、既存のスピーカーユニットと入れ変えたものです。

    設置方法は、少し頭の体操になりましたが、なんとか収まったようです。

    このスピーカーBOXは、フルレンジや同軸2WAYなどで、好評を得ているようですが、3WAY化も可能な事が分かり、より広い用途が拓けそうです。

    それにしても、BOXの形状の違いだけで、これほどの効果があるのなら、どうして今まで普及していなかったのか不思議です。

     2Fのツイーターと1Fのツイーターの交換やら、新しいDAC(ES9038PRO)での音出しも近々やってみますので、また、機会があれば、訪問下さい。

    byスイートサウンド at2017-11-12 12:57

  2. ベルウッドさん

    たしかに12面体スピーカーの効果は大きいですね。
    ベルウッドさんも一ついかが?

    その上ウーハーの砂箱の効果も相まって大きな進歩だと思います。
    DACは未完ながら手を付けているので 後はアンプですね。

    デター処理部分は基本性能が出ていれば 調整はその後でも良いと思いますが・・・

    byhelicats at2017-11-12 14:20

  3. ベルウッドさん、こんばんは。

    スイートサウンドさん宅の12面体SPの音場再生能力は、素晴らしかったですね。
    このような形をしたSPは、厚木方面の有名な方のお宅でも見たような・・・?

    それとアンプをA社から金田式に替えたのも効いているようで、力強さや立体感も大きく向上していると思いました。

    夜の部は、初めて行った岡山駅裏の店ですが、気に入っていただけたようで良かったです。

    また岡山方面に来られたときは、ここでやりましょう。

    byED at2017-11-12 21:38

  4. スイートサウンドさん

    キャビネット形状でこれだけの効果が出るというのは驚きでした。同じような発想では、以前、ご紹介したタマゴ型スピーカーがありますが、あちらの方がより音場型でした。3wayでこれだけまとまった音が聴けるとは、正直言って認識を新たにしました。
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20161004/53055/

    ツィターの交換や最新DACでの音出し、ぜひ聴かせて下さいね。

    byベルウッド at2017-11-13 16:26

  5. helicatsさん

    スイートサウンドさんも着々と自作を進めておられますね。この十二面体キャビネットの良さを、自作金田アンプやチャンデバのすぐれた位相がよく引き出しているのだと思いました。アンプ新作となるとどうなるのかまた楽しみが増えますね。

    byベルウッド at2017-11-13 17:02

  6. EDさん

    あのお店はよかったですね。チョー気に入りました(笑)。またいずれ岡山にお伺いしますのでよろしくお願いします。

    byベルウッド at2017-11-13 17:03

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