ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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ハイレゾ・オン・チューブ (岡山・香川歴訪 その3-helicatsさん邸)

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2017年11月15日

岡山・香川歴訪第二日目です。

朝は、helicatsさんと駅前で待ち合わせでした。駅前のロータリーに階段を下りていくと、ちょうどhelicatsさんがスバル・ブルーのBRZでお出迎えです。これでhelicats邸に向かいますが、街中走行にもかかわらずハッキリ言って乗り心地悪いです(笑)。岡山は、EDさんがIMPREZZAとスバリストが多いです。同じスバリストの私としてはうれしい限りです。

さて、helicats邸に到着すると、そこはまさに男の城。ご自宅とは別の敷地にオーディオ専用の別宅をお持ちなのです。やがて、EDさんがスイートサウンドさんともどもご到着です。





helicatsさんのシステムは、3.1wayのマルチアンプシステムです。タンノイのキャビネットにはウーファーのみがタンノイで、ツィターはEXCLUSIVE ET-703に換装されていて、キャビネットの上に別箱でFostex F-120が載ってるという凝った構成です。



面白いのは、サブウーファー。ONKYO SL-10という縦長のフロア型で底部全面に開けられたダクト開口部から前に音が出るようになっています。これを3wayシステム本体の外側にぴたりと寄り添うようにセットされています。



これを往年の名器ともいうべきサンスイのCD-10というエミッターフォロワーのバッファアンプによるチャンネルデバイダーを通じて、高域を300Bシングル、中域を2A3PP、低域を300BPPとオール真空管アンプでドライブするというもの。もともと強電が本職だというhelicatsさんの電源部へのコダワリもすごい。そういうセットアップがもたらすサウンド全体の印象は明るく暖かみのある音色でしかも明晰で明快。まさに日米連携の極みと言うべき音色です。



音源は、ほとんどがファイル再生です。ノートPCからDDCを通じて自作DACからダイレクトにチャンデバに投入。途中にはプリアンプは無く、アッテネーターのみ。体系としては一見複雑ですが構成そのものは極めて簡素なものになっています。こういうシステムはなかなか一朝一夕にはまとまらないものですが、聴かせていただくと、とてもまとまりがよくてまるでシングルコーン一発のフルレンジスピーカーでも聴いているような、屈託の無い、聴き手に少しもストレスを感じさせないサウンドです。

helicatsさんは、どうやら音像や音場よりも音の色彩や質感にこだわる音色派というように見受けられます。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲などハイレゾ音源を聴かせていただきましたが、広帯域システムにもかかわらずPCMの精細感や輪郭をあまり表に立てずに、解像度を爽やかさに置き換えつつ柔らかな肌触りのサウンドを奏でます。



このソフトは、私の苦手ソフトのひとつで、今はお蔵入り同然であまり聴いていないソフトでした。どうも拙宅システムでは解像度の高さが音のきつさにつながってしまい爽快感がうまく出ないようです。helicatsさんのシステムでは、そういうストレスがほとんど感じられずに爽快なサウンドで聴かせてくれます。そこが、ファイル再生を弩級電源→オール管球アンプで鳴らす醍醐味なのかもしれません。



話しは少し横道に逸れますが、ペンタトーンのユリア・フィッシャーではハチャトリアンの協奏曲は気に入っています。ただ、これもうまく鳴らすのには苦労しました。こちらは音量を上げるとなかなかの躍動感が出てきますが、その分、きつさも出ますので苦労しました。今ではなかなか楽しく聴けています。同じ指揮者との顔合わせですが、オーケストラ(ロシア・ナショナル管弦楽団)が、一枚も二枚も上手という気がします。



モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、曲は違いますが、最近の演奏ではヒラリー・ハーンのものが気に入っています。モーツァルトにしては、ハーンはずいぶんとストイックな演奏です。それがバックのヤルヴィ/ドイツ・カンマー・フィルのちょっとリネンのような素地の手触りと相まって、木目のような味わいのストロークから清潔な歌が浮かび上がってくるのです。録音も、私のような音像・音場にこだわるオーディオにはマッチします。



ペンタトーンは、5ch録音にこだわっていて、通常のステージの配列ではなくて、ソロを半ば取り囲むようにオーケストラを扇形に配置し、ほぼその頭上に主マイクを半円形に並べています。こうした配置は、やはり、5chサラウンド主体のチャネルクラシックもしばしば採用していますが、これを無理やり2chにミックスダウンしてピュアオーディオで再生するとどうも音像定位があいまいで不自然に聞こえてしまいます。

そういうことをまったく意識させないのがhelicatsサウンドの美点で、うまく鳴れば鳴るほど聴いていてリラックスする…そういうサウンドだと感じました。そういうオーディオ愛好家の愛車があのゴツゴツのリジッドサスペンションのBRZというのは、大いなる矛盾で面白いですね(笑)。

さて、helicats別宅でこのままのんびりと音楽を聴いていたいところでしたが、次はいよいよ瀬戸内海を渡って四国遍路です。EDさんのIMPREZZAに四人相乗りで、いざ、瀬戸大橋へと向かいます。実は、瀬戸大橋を渡るのは、車道にせよ鉄道にせよ生まれて初めてのこと。大興奮のドライブの向こうには、これまた大変な異界が待ち構えていたのです。



(続く)

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  1. ベルウッドさん、おはようございます。

    helicatsさん宅ではヴァイオリンが多く流れたのでしょうか。ヴァイオリンが、想像以上に室内音響と試聴位置によって左右される楽器ということが分かってきたので、そりゃあ再現も難しいとされるだろうなぁなんて最近思います。音源によって全然違うのが当然なのですから。
    リラックスサウンドのhelicatsさん宅、次回うかがいたいです。

    ペンタトーンの違和感には同意です。折角音は良いので、是非2chメインの制作もして欲しいと思います。



    >ドライブの向こうには、これまた大変な異界が待ち構えていたのです。
    ((((;゜Д゜)))))))ガクガクブルブル

    by2Hくん at2017-11-15 08:31

  2. ベルウッドさん、おはようございます

    音会で話した 10分以内に寝られる音・・・
    もう一つ大事な事を忘れていました
    それは 起きた時に頭がすっきりしている 事です。

    この2点を満足する為に延々とやって来た結果が今の音です。

    >解像度の高さが音のきつさにつながってしまい爽快感がうまく出ないようです

    LPからCDになった時に感じた不自然さは正にこの通りだと思います。
    チューニングすればするほど酷くなる一方・・・その頃に4Way化やDENON DP-S1を購入して悪あがきを続けていました。
    それでもタメでこのシステムは処分してやり直した方がとまで考えました。

    そうした時に出会ったのがハイレゾです。
    それまでの不満が一気に解消・音色も一変して優しさと華やかさと一見すると相反する音が同居した様な音が出だしました。
    その上寝落ち後に起きた時のスッキリ感が格別・・・

    以降録音の良い音源を探して迷走中です。・・・まだまだ数が少ないですが

    再生装置にとってソースは重要ですね。

    車の方は・・・何でも出来る万能な道具は苦手で、目的の見える物を選んだ結果BRZになってしまいました。
    乗り心地は最悪ですが、真空管アンプと同じで瞬発力はそれなりに有ると思います。・・・どちらかと云うと猫の瞬発力が好きなほう

    byhelicats at2017-11-15 11:11

  3. 2Hくん

    拙宅のオーディオルームは住居とは別なので何時でもOKです。
    連絡を頂ければ駅まで乗り心地の悪いBRZで向かえに行きます。

    byhelicats at2017-11-15 21:20

  4. 2Hくん

    ヴァイオリン、特に弦楽合奏やオーケストラの再生にはいつも悩まされています。

    ペンタトーンの録音のこと、賛同いただけてうれしいです。世の中にはこのレーベルを称賛する声があふれています。実際のところ、このレーベルの録音スタジオであるPolyhymniaは、名録音が多いフィリップスの流れをくんでいます。
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20110218/22867/

    ですので音がよいことはよいのですが、私にとっては5chサラウンド優先のペンタトーンはどうもピンとこないというわけです。

    byベルウッド at2017-11-17 00:41

  5. helicatsさん

    >再生装置にとってソースは重要ですね。

    その通りですね。昔、友人に「よい音で再生するのは、よい録音の音源をかけるのが最短の道だ」と言われたことがあります。コロンブスの卵みたいな話しです。

    さはさりながら、よい録音のものがよい演奏とは限らないので、よい演奏のものを買ってきては七転八倒を続けているというのが現状です(笑)。

    byベルウッド at2017-11-17 00:45

  6. ベルウッドさん、こんばんは。

    helicatsさんのSPシステムは、各ユニットのメーカーが全て違うのに心地良い音にまとまっていましたね。

    それも、電源病や電線病に感染していないのに、どうやって音を合わせているのか不思議です。

    また、ベルウッドさんのあのシステムでも「よい演奏のものを買ってきては七転八倒を続けている」ようなことになるとは驚きです。

    私も、音が悪くて良い演奏のソースが8割以上あるので、次元が違うかもしれませんが状況は良く分かるつもりです。

    ごく最近ですが、何とか良い音で聴きたいと四苦八苦していたフルトヴェングラーの第九(バイロイト盤)が、素晴らしい音質で聴けるようになりました。

    フルトヴェングラーはお好きでないかもしれませんが、詳細をメールしますのでベルウッドさんもよろしかったら試してみてください。

    それはそうと、今回の瀬戸大橋は曇天でしたが、眺めは先ずまずで美しい橋や島を楽しんでいただけたようで良かったです。

    byED at2017-11-18 23:07

  7. EDさん

    ひとつには、「アナログはアナログで聴け」ということがあります。アナログ録音をデジタル化したソースを聴いてもなかなかその良さが出てきません。

    バイロイトの第九は、子供の頃から聴いていた私にとってこの曲のデファクトスタンダードです。音が悪い、再生が難しいと思ったことはありませんが、やはり70年代後半以降、軽針圧・ハイコンプライアンスの時代になってからはとても時代遅れの音と信じ込んでいました。それがここ数年、システムのアップグレードやレコードクリーニングのおかげでこんなにも素晴らしい音が入っているのかと感激して、これに限らずあれこれ古いレコードも楽しむようになりました。

    特に50年代のモノラル盤は、楕円針、ラインコンタクト針の類いは御法度でだんぜん丸針がよい音がします。ステレオ盤であっても丸針がベストです。楕円針などは理屈倒れで、現実の加工工作の精度が悪く理想通りになっておらず、しかもほとんどが接合針で無垢針ではないからです。

    byベルウッド at2017-11-20 12:09

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