ベルウッド
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日記

ティンパニー

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2017年12月16日

マイクキタさん宅のオフ会。忘年会も兼ねてのオフ会でとても楽しい会。その楽しくも勉強どころ満載の会の詳細は後ほどということにして…

そこで突然UNICORNさんが言い出した質問。



「初めてティンパニーに衝撃を受けたのはどの曲?どの演奏ですか?」

マイクキタさんが「ティンパニー奏者というのは指揮者の次に偉いくらいで、オーケストラメンバーの牽引役みたいなものでしょうね」と仰る。それは全くその通り。先日のNHK「プロフェッショナルの流儀」で紹介された樫本大進さんのようにオーケストラの音楽的なマネジメント役は何と言ってもコンサートマスターだけれど、ティンパニー奏者というのは時として副指揮者も兼ねたりと大事なキーマン。コンマスとは違って、団員を一喝すると雰囲気ががらり変わる、いわばカミナリおやじ的な怖い存在。

ティンパニーに衝撃を受けるというと、曲として思いつくのはいろいろあります。ベルリオーズ「幻想交響曲」の第4楽章「断頭台への行進」、ドヴォルザークの「新世界より」の第1楽章、もっとオーディオ的にド派手なシュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭とか…。

「そういう曲のことですか?」とUNICORNさんに聞き返すと、「いや、ベルウッドさんにとってとにかく最初に目覚めた一撃ですよ」とのクエスチョンだそうだ。

それなら、子供の頃にさかのぼっての話しで、何と言ってもそれは「ベートーヴェンの第九の第2楽章ですよ」と申し上げた。

ちょうどその場に持参していたのがこれ。



Orisukeさんご紹介のソフトでフリッチャイ/ベルリン・フィルの第九の復刻SACD盤。タワーレコードの復刻シリーズの最新リリース。Orisukeさんの記事を見て速攻で買い求めて届いたばかりの未開封のディスクです。かけていただくと緊張感みなぎるさすがの名演、なるほど伝説的ともいうべき幻の名盤だ。で、その第2楽章を聴いてみると…

「…?」

何とも「ショボイ!」

話題の焦点だっただけに、そのショボさが際立ってしまう。そこでマイクキタさんがこっちを聴いてみようと取り出したのが、フルトヴェングラー「バイロイトの第九」。国内東芝エンジェル盤だが、初出オリジナルのテストプレス盤。かけていただくと英国オリジナル盤もかくやと思わせる素晴らしい音質。輸入メタルマスターでマトリックスからも紛う方なき初期盤。



「おおおおおお!」

これこそ、小学生だった私を一撃し中高生時代にティンパニーの音に夢中にさせた衝撃の音に間違いありません。ベルリン・フィルのあのしょぼいティンパニーはテーリヘェンに違いない。カラヤンのベルリン・フィル改革を支えたのはコンマスのミシェル・シュヴァルベとともに、ティンパニーのオスヴァルト・フォーグラーだ。私がこれこそがティンパニーとずっと信じていたあの革新的なほどにドライな一撃音。冷遇された古い体質のテーリヘェンはカラヤンを逆恨みする。

…けれども、だとしてもあの「バイロイトの第九」のティンパニーは誰なのでしょうか。

ところで、UNICORNさんを目覚めさせた一撃は、クライバー/バイエルン国立歌劇場管弦楽団のベートーヴェンだそうだ。そもそもジャズフリークのUNICORNさんにとってクラシックのティンパニーの再生はひと筋縄がいかないと、システムチューニングに没頭させることになったのがこのディスクだという。



そういう意味でのディスクとなると私にとっては、ジュリーニ/ウィーン・フィルのブラームス「交響曲第4番」の第4楽章。この素晴らしいティンパニーはローランド・アルトマンだと信じて疑わない。思い切った打音、絶妙なタイミング、微妙なずらし方は、ジュリーニの歌とドラマに満ちた指揮棒に見事に応え、まさに楽団員を一喝するような一打だ。



再生もひどく難しくて、ちょっと怖くてこのディスクを再生するにはそれなりの覚悟が要る。



さて、皆さんの「ティンパニーの初めての衝撃の一撃」は何ですか?

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  1. ベルウッドさん

    面白いテーマですね。

    私も、言われてみれば音楽を聴いていてティンパニーに期待するシーンが多くあります。期待度から順に挙げると、
    べと9第2楽章、ドボルザーク新世界よりの冒頭、ブルックナー第8の1楽章のフィナーレ、マーラー復活の3楽章の冒頭、ℝシュトラウスアルプス交響曲の嵐のシーン。。。。

    皆音の強さはまちまちですがその曲に強い印象をあたえていますね。いつももっと強く!もっとハッキリ!などとステレオに注文付けてます(笑)

    byどんぐり at2017-12-16 12:12

  2. すみません。問いは、初めての、でしたね
    初めてのは忘れました

    byどんぐり at2017-12-16 12:22

  3. ベルウッドさん、はじめまして

    初めて衝撃を受けたティンパニは雑誌付録の音源です(雑誌名、時期等失念、音源データのみ残してあります)

    「Timpani and Triangle」(YouTube動画)

    https://www.youtube.com/watch?v=_RwFz6GGPFI

    70Hzくらいの低音ですが、エネルギー、浸透力が強く、今でもシステムチェック用に使ってます。

    どの曲?ということであれば、、、

    ニールセン/交響曲5番~1楽章前半(エドワルド・セーロフ、オーデンセ饗)ですかね。
    ティンパニと小太鼓の遣り取りが素敵です(笑)

    byspcjpnorg at2017-12-16 13:00

  4. ベルウッドさん

    フリッチャイ、買われたのですね。
    私も第二楽章のティンパニ、改めてここだけ聴いてみましたが(意地悪な聴き方ですねぇ、笑)、確かに普通ですね。奏者の違いだけでなく、ワンポイント的な録り方で超低域控えめなのでそのしわ寄せがいった面もあるかと思います。

    9番のティンパニー、ステレオ録音なら今年でたセルのSACDがパワフルでしたよ。こちらは逆に第二楽章をティンパニー協奏曲的に録っていて、右後ろのティンパニーの音像がやたらと大きいです。マイク一組とレコーダーの1トラックを割り当てたような音です。

    byOrisuke at2017-12-16 14:54

  5. 「ティンパニーで衝撃」という所まではいかないのですが、ショスタコーヴィッチの交響曲5番の冒頭は、「ツァラトストラ」(初体験としては「2001年宇宙の旅」ですが)と並んで、子供心にも格好良いなーと感じた曲ですね。

    もう一つ、ベルリオーズのレクイエムです。舞台上、合唱団の前に16台くらいのティンパニーが端から端まで横一列に並んでいるのは壮観です。これまた違った意味ですが、ティンパニに衝撃を受けた体験ではあります。例えば、この動画。
    https://www.youtube.com/watch?v=hZfDbANFL88

    byパグ太郎 at2017-12-17 02:55

  6. どんぐりさん

    もっと強くと思うことがありますね。ヘタに強すぎると(スピーカーの共振、キャビネット共鳴などとの関係もあるのでしょうが)音楽がとても下品になってしまうところもあります。

    byベルウッド at2017-12-17 11:30

  7. spcjpnorgさん

    ティンパニーだけではなく打楽器の面白さということまで広げると、最近のものではクルレンツィスのストラヴィンスキー「結婚」がサイコーにエキサイティングですね。

    byベルウッド at2017-12-17 11:43

  8. Orisukeさん

    録音のことについては、やはりステレオ初期のフリッチャイと60年代マルチトラック時代になってからのセルとの違いはあるでしょうね。演奏については、やはりフリッチャイ/ベルリン・フィルのこの録音は少々不満が残ります。バイロイト祝祭管であれだけの演奏がすでにあったのですから。指揮者というより、やっぱり奏者の問題ではないでしょうか。

    byベルウッド at2017-12-17 11:47

  9. パグ太郎さん

    複数のティンパニー奏者を使うということではベルリオーズは画期的でしたね。「幻想交響曲」第三楽章の雷鳴のシーンでは4人4台となっています。そのことを知ったのは、中学生のときに「題名のない音楽会」の公開録画に行った時です。黛敏郎氏が実演をまじえて詳細に説明してくれたのをよく覚えています。

    byベルウッド at2017-12-17 11:49

  10. 初めてティンパニがカッコイイ!!と思ったのは、ブラ1の冒頭のティンパニがリズムを刻むところで、演奏はカラヤン&BPOのDGレーベルのLPでした。
    技巧を凝らす訳ではないですが、あのティンパニの刻むテンポは、指揮者と言えども変えられない!!
    そんな気高さを感じて感動した記憶が、今となっては仇となり、あのテンポ感以外の演奏に今でも違和感を感じてしまいます(苦笑)

    by椀方 at2017-12-17 19:00

  11. 椀方さん

    ブラ1の冒頭、私も異議なしです。あのインテンポの厳めしさがいいですよね。演奏は私の場合トスカニーニでしたが、オーディオ的な《音》ということではないです。まあ当たり前と言えば当たり前ですね。何せトスカニーニですから(笑)。

    byベルウッド at2017-12-18 13:54

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