日記
マイ・オーディオ 2017年を振り返って
2017年12月29日
今年の自分のオーディオを振り返れば、それは、何と言ってもGRANDIOSO K1の導入が全てでした。
昨年は、その前の年の暮れが押し詰まってからウェルフロートボード導入のインパクトが大きくて、その後の迷走が永く続くということがありました。ひとつの大きな飛躍は、次から次へと将棋倒しのような連鎖現象を生じてしまいます。大きな進歩は数知れないほどの小さな不満を生み、それがさらなる進化をもたらしてくれるというわけです。k1も同じでした。
K1導入の経緯は、日記でも詳しくご紹介しました。詳細はそちらをお読みいただければと思いますが、ごく簡単に振り返ってみます。
1.きっかけ
のびーさんに誘われたこと。当時のびーさんはDACを物色中で、ESOTERICのGRANDIOSO D1とK1とを秋葉原の某ショップ6階で聴き較べるので同席しないかとお誘いいただいたのです。そこで、一体型であるK1のほうがD1を音質で凌駕することに驚愕。そのことがきっかけになりました。
2.動機と理由
もともとずっとDACの導入を考えていました。HDプレーヤーがファームアップによりUSBデジタル出力に対応したこともあって、USB入力に対応したDACの導入を検討していたのです。一方で所蔵のSACDも音源資産として活かしたいというのが悩みでした。一体型のK1なら、設置スペースも含めてそれが一気に解決します。CDプレーヤーも近い将来に衰退は免れない。衰退期にこそ一生モノにふさわしい名器が現れる。私はその想いをK1に託したいと思ったのです。
3.K1の底力
一生モノとは言え私はK1のCDトランスポートとしての実力をさほど重視していませんでした。そこは前年モデルとはいえP1のようなセパレート機が優れるに決まっている。その実力を、底上げするのは自分で付け足す振動対策などの《使いこなし》だと慢心していました。導入当初からK1の脚を外してアーシングメソッドまっしぐら…。これがとんでもない間違いで、さっそく迷走が始まりました。様々な試行錯誤、紆余曲折の末に、最後にたどり着いたのはオリジナルのままに設置するということ。何も《使いこなし》なんてものは必要ない。K1はそれほど完成度の高いものだったのです。筐体、なかでも底板の構造と素材はすさまじい。残された課題は、とても特殊な私のラック(FAPS製のフレームラック)にいかに設置するか?でした。これにも七転八倒しました。幸いなんとか設置しFAPSラックの良さも最大限引き出して折り合うことができました。
オーディオというものは、コンポーネントを組み合わせるシステムです。ですから、コンポーネントのひとつを実力アップすればそれがそのままシステム全体の実力アップにつながるかといえばそうとも限りません。むしろバランスを崩してしまったり、あるいはいままで隠れていた弱点があからさまに現れてしまうことのほうが多いのです。K1導入によってそういう《不満の連鎖》が起こってしまいます。
4.不満の連鎖(アンプ編)
K1のアナログ出力の実力も相当なものです。それはDACチップだけのものではないのです。オペアンプチップやクロックなどの他のデバイスもありますし電源の強化や回路技術の全てが格上であり、惜しみなく部材をつぎ込んだものなのだと感じます。まず、そのことが負担だと感じてしまったのがアンプです。ひとつの対策は、パワーアンプ2台の電源を独立させデュアル電源化したこと。これで余裕のようなものが得られました。
それでもなかなか不満が解消しませんでした。そこでいろいろ調べていくとプリアンプのドリフトのせいだと気がつきました。ドリフトは差動アンプ素子の温度特性のわずかな違いによって生じます。季節によって室温が違えばその度に細かな調整が必要だったのです。特に私の金田式アンプは、カップリングコンデンサを一切使用しない完全直結なのでその影響が避けられない。そのことをK1導入によってあからさまにされてしまったのです。その対策は、まめに調整するしかありません。これは効きました。
5.不満の連鎖(スピーカースタンド編)
私のスタンドは、FAPSのサイドプレスといって特殊なタイプです。この使いこなしから私流のアーシングメソッドの発想も得ています。1点メカニカルアースがそのひとつで、これらはウェルフロートボードの導入がきっかけでした。その使いこなしのクリティカルな部分がK1導入で再浮上しました。
サイドプレスは、文字通り両側から押し座で固定している構造になっています。スピーカーの自重そのものは底部で1点で支えている。ですから両側の押し座には自重がかかっていません。両側押し座はスタンドフレームからスピーカーが外れないように押さえているだけ。ところが見た目の頼りなさから、どうしても押さえを締め付け過ぎてしまう。押さえ過ぎるとキャビネットの振動が死んでしまいます。自分としてはそれなりに調整していたつもりでしたが、再度セットし直してみるとやはり締めすぎだったことに気づきました。ギリギリの押さえ方でとどめる。これで音の伸びがよくなり、低域の量感と質感が改善しました。
もうひとつのクリティカルな部分が底部で1点を支える自重受け座です。最後の最後はここに《使いこなし》のツボがあります。散々苦労を重ねてきましたが、K1導入の波は再びここに押し寄せてきました。気づきのきっかけはgenmiさん来訪オフ会でした。genmiさんはご不満だったのです。それはこの自重受け座の接部に薄絹をはさんであったこと。それが高域に微かなささくれのようなものを感じさせる。
もともとここは、これまたgenmi邸で発想を得た《逆さT-PROP》を使っています。悩み抜いた自重受け座ですが、これで一件落着、いまだにこれ以上の解決策はありません。まったくこのために設計されたのではないかと思うほどの相性の良さです。ところがこれによかれと思って余計なものをはさんだことでダメ出しされてしまいました。実は、この時、上記の押し座の調整が悪くセッティングが狂っていたこともあったのですが、このことがきっかけで再調整が始まりました。最終的には何もはさまずに、T=PROP本来の鏡面仕上げを活かしたツルツルの接面がベスト。さらに滑りやすくするために軽くワセリンを塗りました。スピーカーのインシュレーターは滑ってはだめですが、ここはちょっと逆で、この自重受け座接面は滑るほうがよいのです。その説明はここでは省略します。
さて…
以下はちょっとその続きですが、これまで公表していなかったT-PROP使いこなしのTipsです。
番外 T-PROPの使いこなし
5.の過程で、もうひとつのアイデアが浮かびました。T-PROPの使いこなしのひとつでカップ内に軽めのシリコンオイルを注入しておくというものがあります。スパイクの接点でもやはりかなりの摩擦があって接点歪みの原因になります。この潤滑をよくするという対策手法です。ところが、《逆さ》使いではそれができません。そのことでちょっと悩んでいたのですが、以前から持っていたアイデアをこの過程で実行しました。
それはグリスを使うということです。グリスであれば逆さでも落ちてきません。

グリスにもいろいろありますが、やはり精密ベアリング用のものが最適です。非常に手頃で品質も良いものは自転車用のグリスです。私は手元にあったシマノ デュラエースグリスを使ってみました。あれこれ比較したわけではありませんが、これがベストの選択ではないかと確信します。何と言ってもサイクリストにとってデュラエースのブランドは気分がよい。今はデュラエースのブランドはないそうですが、アマゾンでも在庫はあるようですしブランドにこだわらなければシマノの現行のプレミアムグリス(ハブ/ヘッドパーツ/ボトムブラケット/ベアリング部用)でよいでしょう。
どうもT-PROPの潤滑は、流動性の高いシリコンオイルよりもグリスのほうがよいようです。粘性のグリスには吸音制振作用もあるようなのです。何よりもこぼれたりせず汚れにくいので使いやすい。《逆T-PROP》だけでなくふつうのインシュレーターとして使う場合もこちらのほうをお薦めします。普通のスパイク&受け座にも使えます。
最後にTIPSのオマケつきで今年のマイオーディオを締めたいと思います。
来年はどうなるのか…?
それはいまだに確たる予測や予定はありません。
実は今年を振り返る上で重大な事項が抜けています。それはもうひとつのびーさんに導いていただいたことなのです。それはのびーさんと赤羽で一杯やろうということになった時に、MFさんもお呼びしようと言い出したのです。お酒の全く飲めないMFさんを呼びつけるというのはどうかと思いましたが(笑)、それがMFさんとのPCオーディオオフ会のきっかけとなったのです。4(プラス1)回にわたったオフ会の顛末はその都度ご紹介しましたのでここでは省略しますが、これもK1を導入していなければ実現できなかったことです。このPCオーディオの実際を目と耳で実体験したことは、恐らく来年に確実につながっていくのではないかと思っています。来年もよろしくお願いします。
それでは皆さま、よいお年を。
レス一覧
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ベルウッドさん
伝道師みたいな過分な評価を頂戴してこそばゆいですが、
①自分のDAC選びに凄耳・凄舌(こんな言葉はありませんが)のベルウッドさんに助けてもらおうとした
②PCオーディオで幾つも質問があったのでMFさんを呼びつけた
だけであります。ただ、当の本人よりしっかり成果を上げられたのはさすがです。
いずれにせよ、K1の導入が再生音全体、特に低域と音の骨格の充実に大きく寄与し、ピアノ再生を新境地に導いたと理解しています。
来年も宜しくお願いします。
byのびー at2017-12-29 16:42
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ベルウッドさん、こんにちは。
1人のウルトラスーパースターの入部でチームの弱点が見えたけれども、それを克服してチーム全体の力が上がったという感じでしょうか。
私も最近スターを導入してこの様な体験をして改善中でございます。
やるべき事が明確で、それに向かっている時が最高に楽しいです。
ファイルウェブに参加してもうすぐ2年が経ち、皆様の会話に何とかついて行けるくらいの知識を得たと思いますので、来年は念願のベルウッドさん宅に訪問させて頂いても宜しいでしょうか。
byCENYA at2017-12-29 18:04
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ベルウッドさん、こんばんは。
今年もなかなか濃い一年でしたね。私もベルウッドさんからお誘いがございましたが、生憎都合が悪くて今年のご訪問は叶いませんでした。来年は是非お伺いさせていただき、その進化した音をお聞かせいただきたいと思います。
コメントを2つ程…
ダ〷の5FでK-1と比較試聴したDACはESOTERICのD-02Xだったとのびーさんからお聞きした記憶がございますが、GRANDIOSO D1でしたか?
MFさんとはそれ以前に2月にAKAZU邸で初対面されていますよ。(笑)
byHarubaru at2017-12-29 21:07
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CENYAさん
システムとかチームというのは不思議なところがありますね。スポーツによっても違いが出てくるようです。駅伝のように一番弱いところであからさまに実力が決まるスポーツもあるし、高校野球のようにたったひとりのピッチャーのおかげであれよあれよという間に勝ち抜いていくということもあります。ポジション相互のバランスということが大事だからでしょう。
オーディオでも、スピーカーが全体の性格を決めるとか、リスニングルームが超えられない最大の因子だとか、私のようにアンプに最大の愛着を抱く人間もいます。
ここで言えることは、一つの機器を換えるとよくも悪くもバランスが変わるということ、高価で高性能な機器に換えてもそれが必ずしもすぐによい結果につながるとは限らないし、他の弱点が見えてきて新たな悩みとか不満につながってしまうことがあるということです。
拙宅訪問とのこと大歓迎です。どうぞお声がけください。
byベルウッド at2017-12-29 23:31
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Harubaruさん
MFさんとの初対面は仰るとおりですね。うっかりしていました。おかげさまであの時初対面を済ませていたので、のびーさんと、じゃあPCオーディオの話しならMFさんを呼ぼう、確か赤羽からそう遠くないところに住んでいるはずだということになったのです。思い出しました。本文を手直ししておきます。
比較試聴したのは、そう言われると自信がなくなってしまいました。モノラルの物々しい図体をいくらなんでもムリと思ったのに、一体型の内蔵DACのほうが音が良いので驚き虚しささえ感じたという記憶が残っていることと、それがDACチップのたった1世代の違い(AK4495 vs AK4497)だと言われたという記憶もあります。
確かに、のびーさんが物色していたのはデュアルモノDACだったはずなので私の勘違い、記憶違いかもしれません。先に書いた日記でもそう書いていて特にご指摘を受けたことはないので、とりあえずそのままにしておきます。
byベルウッド at2017-12-29 23:42
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ベルウッドさん こんばんは。
私における今年最大の出来事は、ベルウッド邸における第2回PCオーディオオフ会にお声掛けいただいたこと、その機会にMFさんの知遇を得たこと、そして最上流であるPCトランスポートを一新したことです。
GRFさんとベルウッドさんにSPセッティングをご指導いただいたことと並び、私のオーディオライフにおける最大級の出来事となることでしょう。
byそねさん at2017-12-30 00:34
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横レス失礼します。
いやー、Harubaruさんの記憶は凄いですね。
大した問題では無いと指摘しなかったのですが、正確に申し上げると、私が試聴を申し込んだのは、ダ〷の5Fではなく6Fで、ESOTERICのD-02Xです。その時、お店の方の好意でGRANDIOSO K1も持ち込まれ、比較試聴となった訳です。
私の本命はD-02XのUSB入力の音だったのですが、これは早々に脱落、GRANDIOSO K1の音の良さが際立つ結果となりました。その後、K1のCDの音、USBの音を中心に暫く聴きました。
ただ、ベルウッドさんが間違うのも無理はないのは、GRANDIOSO D1も傍らに設置されており、こちらも少しだけですが聴きました。驚いたのは、GRANDIOSO D1より先程まで聴いていたK1の方が良い感じだったことです。これは最後に少し聴いただけなので、K1の方が良いと言うのはフェアではないと思いますが、K1の音の良さが強く印象に残りました。
byのびー at2017-12-30 00:40
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のびーさん
ご指摘ありがとうございます。ということは、まったく私の記憶違いというわけではなさそうですね。そういえば、先にD-02Xと比較してこれが脱落。別筐体より一体型が勝つのですからこの時点で相当に驚き、虚しく感じました。それから参考までにということでD1も聴いてみたのでしたね。確かファウストのバッハ無伴奏でした。聴いたのはごく短い時間でしたが、思わず顔を見合わせて異口同音に「こりゃあ…K1がいいね」ということになったのでした。そう記憶しています。
私としてはこの一事を持ってK1購入へと突き進んだのです。のびーさんのお目当てはあくまでもDACでお持ち込みのノートPCからの再生ばかりで、実は、CDやSACDはほとんど聴いていません。その後のK1試聴でも、HAP-Z1ESのUSB接続の確認ばかりで、やはりCD再生は聴いていません。そっちはあまり気にしていませんでした(笑)。
オーディオショーの時にGRFさんがエソテリックのブースでメーカー担当にこういう話しをしている輩が居ると告げ口したそうです。担当者氏は苦笑するだけで何も言わなかったとか。
byベルウッド at2017-12-30 01:01
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ベルウッドさん、こんばんは。
お名前を出して頂き光栄です。
のびーさんからの突然なお誘い、嬉しかったですよ(笑
もう随分前の出来事に思いますが、今年の出来事なんですよね。
ベルウッドさん宅のオフ会は、私自身がオーディオについて多くを学ぶ事が出来ました。
素晴らしく濃厚な年だったと思います(笑
ベルウッドさんを始め多くの方との交流とオーディオの経験は、今後の人生にとって大きな財産になると思っております。
来年も宜しくお願い申し上げます。
byMF at2017-12-30 01:53
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ベルウッドさん
K1に始まりK1に終わった年だったのですね。それだけ楽しめれば本望だと感じました。オーナーを悩ませもするが、ワクワクした気持ちにさせてくれる新しい機器の導入は、それだけでも意味のあることなんですね。以前は壊れるまで使う派であったベルウッドさんが、しきりに機器代替を勧められる意味がわかって来た気がします。
スピーカーの自重受けの話は、スピーカーの響きを殺さず自由に鳴らしてあげる効果ですね。声楽で伸びがあり艶やかな声を出す工夫と同じだと思いました。
来年もよろしくお願い致します。
byヒジヤン at2017-12-30 09:18
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MFさん
こちらこそありがとうございました。
おかげさまで怒濤の一年(笑)となりました。拙宅でのオフ会がきっかけとなり次々とPCオーディオやJPLAY/DualPCへと転向する方が多くてうれしかったですが、MFさんの精力的な取り組みにも感嘆しました。
来年もよろしくお願いいたします。
byベルウッド at2017-12-30 12:57
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ヒジヤンさん
K1導入であらためて思ったことは、上流の大切さです。よく上流にはカネを惜しむなと言いますがその通りだと思いました。そこが質が高くないと、それ以降の機器や使いこなしが活きてきません。自分なりの音はスピーカーやあるいはアンプなどで作っていくのかもしれませんが、上流がしっかりしていないと思う存分のことができないのだとつくづく思いました。
もうひとつ今年思ったのは、日進月歩のDACですが、この1~2年で新しいステージに入ったような気がします。DACチップの新製品が続々と市場投入されましたし、USBインターフェースの質が様変わりです。そのこともK1導入やオフ会で痛感したというのが今年の私のオーディオでした。
byベルウッド at2017-12-30 13:08
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ベルウッドさん、こんにちは。
今年もいろいろお世話になりました。
K1をお忍びで聞きに行ったの今年でしたか。
K1の馴染みっぷりから、最も前かと思いました。
私事ですが、PCオーディオ勉強会に参加させて頂き、PCオーディオに梶を切ることが出来ました。ただ、振り回された感も否めず、年末のこの時期にOSから再インストール中です。(汗
来年も、サウンドにお酒、よろしくお願い致します。
byいたちょう at2017-12-30 14:57
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ベルウッドさん こんばんは。
今年はK1導入という一大ニュースを含めて、極めて濃い一年でしたね。
時を同じくして拙宅でもSA-10を導入しましたので、上流の質を高めることがいかに大事か、一つの機器のレベルアップに伴う全体の再調整の苦労について、同様に感じています。しかしながら、その甲斐あって音楽を聴く喜びが更に増したのが何よりですね。
PCオーディオオフ会もとても参考になりました。ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎え下さい。
byKYLYN(キリン) at2017-12-30 21:39
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ベルウッドさん、おはようございます。
新たな機器の導入が全体のテコ入れにつながったわけですね。
まるで「量子の非局所性」のようです(笑)
ベルウッドさんのような大物ではありませんでしたが、拙宅でもCometの導入が結構イロイロすることにつながりました。
《不満の連鎖》の解消は大変ですが、無ければ無いで趣味として楽しくないでしょうし、「乗り越えられない試練は無い」と思って進んでいくだけですね。
>グリス
成分でも違った効果が得られそうです。
以前、スパイク受けとラックの接触面にシリコン系のグリスを使ってみようと考えたことがありましたが、効果の持続性を考えて実験には至りませんでした。
やってみると新たな世界が生まれるかもしれませんね。
来年もよろしくお願いいたします。
byfuku at2017-12-31 08:02
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fukuさん こんにちは
《非局所性》といえば振動共振ですね。一番びっくりしたのはいたちょうさんのところでNASの振動が隣の部屋の鴨居のあたりから共鳴音として聞こえていたことですね。
グルマンさんから、吹き抜け天窓のあたりから高域の反射ひずみがあると指摘されたのもK1導入がもたらした《非局所性》かもしれません。TVのFDカバーが気になり出して、首をひねっていましたが、掛け具(フック)がTV上部に当たる部分にアルファゲルテープを貼って解消しました。
《不満の連鎖》というのも、そういうアイディアが湧けばオーディオの楽しみと言えますが、まあ、気になりだした当初は不安感というのか、とにかく落ち着いて音楽が聴けません。解消するとうれしいですね。的中の快感と自己満の多幸感が訪れます(爆)。
来年もよろしくお願いします。また、四国に行きたいなぁ。
byベルウッド at2017-12-31 11:58
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こんにちは、ベルウッドさん。
昨年度は、お世話になりました。
今年も、よろしくお願いいたしますね。
で、エソは、余り興味がなかったのですが(主に値段的な部分で(汗))、興味が出ましたのでメーカーHPを確認しました。
・・・値段もですが、重さにびっくり。
うちのアキュのプリメインアンプより10kg重いと。
ここまで物量投入すれば、いっそ清々しいです。
VRDS自体が、ここまでするか?的なものですが、振動対策は万全なんでしょうね。
最近、思うのが、オーディオは、結局のところ電磁波・ノイズ対策と、振動対策に行き着くと。
んでもって、前者はともかくとして、後者は、やり過ぎると音が死んだりするので、本当に難しいです。
ということで(何を言いたいのか自分でもよく分からなくなりましたが)、今年もご活躍を期待していますね。
ではでは。
bykaku18 at2018-01-03 02:54
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kaku18さん こんにちは
GRANDIOSO K1は、重いです(笑)。スゴイのは底板で、ボトムシャーシを兼ねていて厚さ5㎜の厚鋼鈑が使われています。最初はこれを1点アースで突き上げようとしたのですが、すぐに33㎏の筐体全体が浮いてしまうほどでした。ボトムシャシーにはレーザーでスリットが入れられて重量を四方に分散させるようにしてあるので、これでは振動がうまく抜けてくれませんでした。悪戦苦闘の結果、やはりオリジナルの脚を活かすのがベストということになってしまいました。
>オーディオは、結局のところ電磁波・ノイズ対策と、振動対策に行き着く
まったくその通りですね。
使いこなしの大半はそのことになってしまいます。ケーブルだとか、ルームアコースティックやスピーカーの位置合わせはそれに較べると効果は二次的です。基本対策が進化するたびによく確認し見直す必要があります。
byベルウッド at2018-01-04 12:44
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