ベルウッド
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日記

新春に聴く

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2018年01月05日

ゲオルグさんの「ます」に触発されました。オーディオの封印を解いて、さっそく新春に聴くにふさわしい名曲を選んでみました。


1.宮城道雄「春の海」  ギドン・クレーメル(Vn) 吉野直子(ハープ)

 お正月の曲としては定番中の定番です。尺八と箏のために作曲されましたが、海外では、むしろ、ヴァイオリンで演奏されてからよく知られるようになりました。こちらはヴァイオリンとハープの二重奏。クレーメルのヴァイオリンが、例によってちょっと独特のアンチ美音系でそれらしくないところが、かえって和曲の面白みを醸しています。


2.ヨハン・シュトラウスⅠ世「春の声」 キャスリーン・バトル カラヤン/VPO

 これも正月恒例のウィーン・フィル/ニューイヤーコンサートから。1987年、最晩年のカラヤンがただ一度だけ振ったコンサートのライブ。私にとってはオーディオチェック用でもある名盤中の名盤。FMで今年のライブ中継を聴いた直後にかけてみましたが、あらためてこのディスクの録音の素晴らしさを確認。なんと洗練され磨かれた美の至福に満ちた演奏でしょうか。


3.ヴォーン・ウィリアムズ「ひばりは昇る」 マリナー/アカデミー室内管

 通称「揚げひばり」。こちらは「海」ではなく、緩やかな丘陵が連なるイギリスの早春の田園風景が目に浮かびます。このディスクはアナログからのリマスター盤で2CDのサービス盤ですが驚くほど音が良い。アイオナ・ブラウンのソロの高域が息を呑むほどに美しい。私にとっては、初めて「スピーカーの存在が消える」を体験した記念すべきディスクです。つまり「春から縁起が好い」というわけです。


4.スメタナ「モルダウ」 ラファエル・クーベリック/バイエルン放送響

 モルダウ川の上流での清流がまるで雪解け水のせせらぎのようにも聞こえます。さしずめボヘミア版「春の小川」というところでしょうか。次第に眼下に大河を望む風景が拡がっていきます。これも飛び切りの名演・優秀録音と言うべきでしょう。バイエルン放送響は、とてもドボルザークなどスラブ系の曲がうまくて、ここでもクーベリックのバトンの下、スラブ情緒に満ちた演奏となっています。


5.シューマン「3つの幻想小曲集」 ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)

 これはどんぐりさんにおしえてもらったディスク。デュ・プレの演奏は、青春の輝きを感じさせます。デュ・プレのデビューともいうべき古い録音ですが、音はとても新鮮。シューマンの独特の暗鬱とした憂愁がかえって春野を駆ける夢見る少女のように清々しく愛おしい。この時、彼女はまだ17歳だったのです。ジェラルド・ムーアの落ち着いたピアノのサポートを得て驚くほど完成度の高い演奏です。


6.シューベルト「ます」 アンドレアス・ヘフリガー タカーチ・クヮルテットほか

 ゲオルグさんが言うとおり、不思議に新春にぴったり。日本人にしてみれば春に遡上する若鮎を思わせるということでしょうか。ヘフリガーは父親譲りなのか歌曲の伴奏をやらせると天下一品。タカーチQも《リーダーシップ無用》というところがあって、五人が互いに互いを立てながらアンサンブルを存分に楽しんでいる。そこがこの演奏の魅力です。『仲良きことは美しきかな』――そういう幸福感が新春にふさわしい。

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  1. 明けましておめでとうとございます。
    VPOのニューイヤーコンサート、カラヤンの盤も出だし 少し重厚と思いましたが、私もバトルの春の声は 明るい声で春らしく大好きで白眉と思います。

    ところで 今年のムーティのものは 放送を録画して聞きました。 10 年ほど前、芸術週間でハフナーシンフォニーとカルミナブラーナを楽友協会で聞くことが出来ました。 縦線のきっちりあったらしさが出ていたように思います。

    カラヤンも良いですが、私は クライバーの1992年のものも流れるようなリズムが好みです。

    byKE2 at2018-01-05 07:41

  2. ベルウッドさん、盤の紹介ありがとうございます。

    「モルダウ」クーベリック、「3つの幻想曲」デュ・プレは良いですね~♪
    クーベリックはウィーンフィル盤(58年)しかないですが、バイエルン放送響は良さそうですね。
    デュ・プレはご紹介盤と違う盤が2枚あります。62年と63年の録音ですがピアノはドチラもムーアなのです。

    ってことで、、、私的「新春に聴きたい名(迷)曲」です(笑)

    「早春賦」イ・ムジチ合奏団
    シンディング「春のざわめき」ヘルゲ・アントーニ(P)
    バックス「ヴァイオリンソナタ1番」グルーエンバーグ(Vn)
    シュニトケ「音の便り」キム・バク・ディニツェン(Cello)

    byspcjpnorg at2018-01-05 10:25

  3. KE2さん

    ムーティをウィーンで聴かれたのですか。うらやましいです。
    私はムーティを聴いたことがないことに気づきました。ずいぶんと聴く機会はあったはずなのになぜかすれ違いです。ちょっと網を張っておかねば。数年前でしたか、ケガをしてずいぶんと心配しましたが、いまは元気で活躍していますね。

    byベルウッド at2018-01-05 18:08

  4. spcjpnorgさん

    レスありがとうございます。

    このCDの元となった録音は、62年7月にEMIアビーロードスタジオでの収録で、これがデュ・プレのメジャー初録音となりました。その年の秋からポール・トゥルトゥリエに師事するためにパリに留学しています。従って63年には録音していないと思いますが。

    新春に聴きたい名曲…、名曲というにしてはずいぶんとマニアックな選曲ですね。私はどれも見たことも聴いたこともありません(汗)。

    byベルウッド at2018-01-05 18:24

  5. 新春に相応しい曲というお題、拙宅の今年の新春は全く違った展開になりました。

    バトルの軽やかで明るい声は本当に素晴らしかったですね。確かに新春に相応しいですね。拙宅の例年の選択ですと、

    定番ですが、ヴィヴァルディの四季の春。ムーティ指揮のミラノ・スカラ座管弦楽団が理屈抜きに楽しめます。


    もう一つは、モーツァルトの弦楽四重奏曲、K.387の「春」。これも難しいことを考えずに、歌を楽しみたいので、イタリア弦楽四重奏団を選びます。

    最後は、意外と思われるかもしれませんが、シューマンの歌曲「初めての緑」Op35-4。雪の中から初めて顔を出した小さな芽を見つけた喜びを歌っています。これは最近、再発見したカサロバが絶品です。

    書いてみると、全くひねりの無い選択ですね。

    byパグ太郎 at2018-01-06 00:57

  6. おはようございます~♪

    デュ・プレの幻想小曲集は、、、
    62年7月15~16日、アビードード第一スタジオ
    63年10月、アビードード第一スタジオ
    の2つあるようです。

    演奏時間が、、、
    62年 ①3:12 ②3:17 ③4:27
    63年 ①2:51 ②3:23 ③4:40
    となっていますので、別録音かと思われます。

    尚、63年録音はEMIフルコンプリートBOXの17枚目にパッケージされているのを確認しています。

    デュ・プレですとボッケリーニ/チェロ協奏曲第9番も「新春に聴きたい名曲」です。
    初日の出のワクワク感、高揚感を感じる名曲と思います。

    もっともデュ・プレ盤(67年)よりも、ヤニグロ(cello)、イ・ソリスティ・ザグレブ盤(59年)の方が好きですけど(笑)

    byspcjpnorg at2018-01-06 10:37

  7. パグ太郎さん

    コメントありがとうございます。

    モーツァルトの「春」も、ベートーヴェンの「スプリングソナタ」も一瞬頭に浮かんだのですが、お気に入りの演奏がいずれもLPなのでやめました(汗)。

    シューマンは、なるほど良さそうですね。雪の中の新芽というと北国の春なんですね。大学合格発表直後に高校時代の友人と東北に旅行した時のことを思い出します。雪解けの季節の東北の人々はとても人なつこくて親切でした。抱えていった文庫本の太宰治「津軽」を涙をボロボロ流しながら読みふけったのもその時の思い出です。青春だったんですね。

    パグさんのこのひと言で、ちょっと逡巡していたカサロヴァ盤をついにポチってしまいました(笑)。

    byベルウッド at2018-01-06 13:15

  8. spcjpnorgさん

    詳しい情報をどうもありがとうございました。

    ヤニグロのボッケリーニは、1952頃に録音したウィーン国立歌劇場管弦楽団とのものを聴いています。ボッケリーニのこの曲がカザルスによって知られるようになってまだ間もない頃の録音ということになります。溌剌とした演奏なのですが盤質と録音がいまひとつなのが残念です。

    byベルウッド at2018-01-06 13:17

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