ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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日記

淡麗大吟醸 あるいは 無鑑査本醸造 (そねさん邸訪問記)

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2018年01月16日

そねさん宅を久々に訪問しました。

前回の訪問は、一昨年の6月のことでしたから1年半ぶりということになります。そねさんは早くからリッピング音源しか聴かなくなったという根っからのPCオーディオ派。昨年7月の拙宅でのPCオーディオを聴く会に重要参考人(笑)としてお招きしたのですが、これが逆にそねさんのPCオーディオ熱に火をつけてしまったとか。MFさんの講習会を重ね、ついにご自身がMF式TriplePCを導入されてしまったとのこと。左耳の難聴を抱えながらの熱心なオーディオ熱にはまったく頭が下がります。



お伺いすると、相変わらずの、すっきりとした清冽なまでにクリーンで情報密度の高い、そねさんサウンドです。

PCトランスポート以外にもいろいろ機器系統に磨きをかけ、直近にはノイズ対策も重ねたということもあり、そういうクリーンで歪みのないサウンドということの完成度が高まっています。美味しい酒はまるで清水を飲むようだと言いますが、そういう淡麗辛口のサウンド。ヴィンテージスピーカーや真空管アンプなどによくある濃醇旨口系とは対照的な、口当たりがさっぱりとしていて、透明で清潔な余韻の中に香りが立つというサウンドです。

最近はもっぱら交差法のピエガの方を聴かれているとか。この日は一貫してピエガで聴かせていただきました。

マンションなので音量を上げられないと仰っていましたが、どうしてどうしてしっかりとしたサウンドです。どうも私自身がK1導入後、どんどんとボリューム位置が下がっていて、すっかり小音量派になってしまったのか、むしろ十分な音量だと感じるほどです。ノイズや歪みが極小に抑えられているので、小さめの音量でも音楽に躍動感や色彩感が豊かで音像が明瞭だからなのではないでしょうか。しつこくないのに美味しい。まさに淡麗大吟醸。

前回の小型スピーカー+サイドプレススタンドによる部屋いっぱいに空気感が拡がる平行法のサウンドが印象に残りますが、こうして聴かせていただくと交差法もステージやボーカル、各楽器の実在感があってとてもよい。手前の平行法小型スピーカーがスピーカー後方にステージが出来上がるのに対して、ピエガの交差法ではスピーカー前方にステージが出来上がる。どちらで聴いても同じ空間にステージがあるので最初はどちらが鳴っているのかと思わず確認してしまったほどです。

面白かったのは、MSB TechnologyのDAC内蔵プリアンプとセイデン製のアッテネーター。

ファイメットコアトランスによる非常に凝った造りのアッテネーターは、アッテネーターの存在を感じさせないサウンドで、淡麗辛口の透明度の高いクセのないサウンドに大いに貢献しているようです。MSB DAC内蔵のプリとボリュームはパススルーしているとのこと。ボリュームを0dBにすると自動的にパスになるのだそうです。

ただ、ちょっと泣き所は、PCとDACはリスポジ背後のセンターラックに収められ、部屋はすっきりしましたがどうしてもケーブルが長くなってしまうこと。プリなしでDACの出力だけで6~7メートルのケーブルをドライブするのはやや重荷ではないかと気になってしまいます。試しにということで、ボリュームは-1dBにしてプリをつないでもらいました。

すると…

音の芯がしっかりして音色に深みが出ます。私にはこちらのほうが好ましいと感じます。理想は、MSB DACの内蔵ボリュームだけをパスして、内蔵プリのほうはゲインゼロのバッファーアンプのようにしてしまうことです。痛し痒しのところがあるので、聴き込んで好みで決めるしかありませんが、ボリュームというのは音量を絞る時に欠点が出るものなので、こういう設定もアリなのだと思いました。



USBケーブルの簡単な比較もしてみました。

そねさんは、USBケーブルを軽く見ておられたようで、付属のケーブルをそのまま使用されているとのこと。これを、例によって日本オーディオの自然材被覆+魔法のリングに差し替えてみると…、あ~ら、不思議、音色はそのままに色彩度が濃くなってよりボーカルなどにも自然な滑らかさが増します。付属ケーブルではちょっと相手に不足というぐらいの違いがありました。

今回も、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番を聴かせていただきました。



そねさんは、最近はグルダ/アーノンクール盤が気に入っていて内田光子はほとんど聴くことはなくなったそうです。グルダは、モーツァルトらしい飛翔感に富みグルーヴ感があります。これを聴くと内田のは言わば歌うモーツァルトで、古典派的というよりもロマン派のレガートを多用するピアニズムです。グルダを聴いてそちらに惹かれるようになるというのも、淡麗辛口の透明感のなせることなのかもしれないと思いました。



ちなみに、私ごとですが、この翌日も私は青葉台駅近辺を徘徊。このモーツァルトは格好の予習になりました。

反省会は駅近くの居酒屋さん。こちらではもっぱら一ノ蔵「無鑑査本醸造」をいただきました。この蔵元は、1973年に4つの蔵元が合同して設立された歴史の浅い蔵元ですが、最新の設備で革新的な醸造に挑み、酒税格付けを拒否して「無鑑査」を標榜し挑戦的な商法で成長してきました。社会人になったばかりの私は、安くてお財布に優しいということに加えて、故郷・宮城の酒ということで、その当時から愛飲してきたお酒。

特に寒い日に燗酒で飲むならば、醸造アルコールを加えた本醸造の方が飲み口がすっきりとまろやかで後口もベタベタしません。手間を惜しまぬしっかりした酒造りができていれば、純米だ、吟醸だなどとブランドぶるよりも、本醸造の方が本格的で美味しいのです。監査等級付けの権威など必要ないという酒造りにかけた自信はいまでも揺るぎないようです。

…というわけで、懇親会でも二人は口滑らかで大いにオーディオ論議に花咲きました。

そねさん、楽しかったですね。ありがとうございました。

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  1. ベルウッドさん こんばんは。イヤ~楽しかったですね~ェ。

    Harubaruさん宅での最上級のオーディオ環境の記憶も生々しいタイミングで拙宅にお出でいただくことになり、これは困ったなどうしたものかと思い悩んだところで張り合うことなぞ端から不可能。そこで、今日はリラックスして過行く時をお愉しみくださいということで、柴田淳の「スカイレストラン」でお迎えしたものです。

    ところで、最近ピエガを中心に聴いているのには訳があります。それは、交差法の音場の方が片耳でも音像の位置を認識しやすいのではないかと思ったからです。脳内補正の成否は体調に大きく影響されることもあり、まだ試みの域を出ておりませんが。

    私にとってこの度の大きな成果は、DACにオプションで取り付けたプリ機能とTVC(トランス式ボリュームコントロール)を併用を試みてはどうかとアドバイスを頂いたことです。

    そもそもDACにプリ機能+ボリューム機能を付けたのは、入出力の切替も不要だしボリューム機能だけあればよく単体のプリアンプは不要と考えたものです。しかし、だんだんと、ボリュームを絞ると音質に物足りないものを感じるようになり、これはボリューム機能の抵抗により情報量が落ちているのではないかと悩んだ末に、より質の良いボリューム機能を狙いTVCを導入したものです。そして、TVCによる最もピュアな再生を狙ってDACオプションののボリューム機能とプリ機能をパススルーしていました。
    TVCの導入時に、DACのプリ機能との併用を試したことがあるのですが、そのときはあまり良い印象を持てず冗長はよろしくないと思っていましたが、この度はこの併用が存外に良くリアリティが増すように感じました。こういうことをプリのドライブ力というのかな~、と思うものの、どうもよくわかりません。
    暫くは切り替えながら音楽を楽しみ、好ましい再生を見出したいと思っています。

    byそねさん at2018-01-17 19:21

  2. 次なる成果としては、Harubaruさん宅で3時間に及ぶ比較検聴に耐えた幸田さんのアベ・マリアを活用したシステム検聴方法の一端を知ることができたことです。
    数多のアベ・マリアの中でカッチーニのそれは一番好きな曲ですので、これをシステムチェックに使えることはとっても嬉しいことです。

    話は飛びますが、
    CDで聴いていた頃は、レコード時代の延長でアルバム全体を聴く、あるいはお目当ての曲をかけるついでと他の曲も聴いてみることがごく自然な行いとしてありました。
    ところがファイル再生になり最近は操作性のよいプレイヤーソフトってみると、初回はともかく、お目当ての曲のみを聴くことが多くなっています。
    例えば上記の幸田さんのアルバムではカッチーニのアベ・マリア、この曲ばかり聴いています。ファイル再生の利便性の一態様かもしれませんが多様な楽曲を聴くことで豊かな感受性を育む(いまさら感はありますが;汗)ことと衝突しているような。


    何事も仕上げが大切ということで反省会は十数種類の日本酒を置いているお店へ。
    前のときもここでしたね。ここにお連れすればベルウッドさんもご機嫌になる、筈。
    終わり良ければ全て良しで、久し振りの拙宅に好印象をお持ちになり帰途につかれました~よね(^^;筈

    いや~楽しかったです。ねェ。

    byそねさん at2018-01-17 19:23

  3. ベルウッドさん、こんばんは。

    素晴らしくアクティブに行動されていますね(笑
    アルコールが飲めない私とベルウッドさんでは、さすがに行くお店が違うのですね(笑
    >自然材被覆+魔法のリング
    やはり効きましたか〜。
    これはどれくらい巻くと良いのですかね(汗

    PCネタが落ち着き次第、またお伺いさせて下さい。

    byMF at2018-01-17 23:06

  4. べルウッドさん、こんばんは。

    なるほど、淡麗辛口ですか。そねさんの、すっきりしたサウンドを上手く表現されてますね。私がお邪魔したのは、トリプルPC導入前でしたので、ますます音に磨きがかったていることでしょう。

    USBケーブルも興味深いです。今年もこのコミュのPCオーディオの動きは目が離せません(笑)!

    by横浜のvafan at2018-01-17 23:36

  5. そねさん

    柴田淳がかかったのはそういうことだったんですね。実は「スカイレストラン」は、MFさん来訪オフ会第3回の時にかかった曰く付きのもの(「柴田淳の不思議」)
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20170915/56945/
    それで、私は逆にちょっと緊張したのです(爆)。

    TVCの件は仰る通りです。DACのボリューム機能とリダンダントなので果たしてどちらがよいのか…?というところがあると思います。とはいえMSBのボリュームもそんじょそこらのものではないと思いますので、固定アッテネーター的に使えば、プリアンプのメリットが出るのではないかと考えました。私は、高音質のアッテネーターを使用するのは大賛成ですが、だからといってプリアンプレスにするのは間違いだと常々思っている次第です。

    ファイル再生だと、トラックのつまみ食いになりがちというのはその通りですね。

    それはそれでよいのではないでしょうか。むしろ、私がいつも困っているのは1トラックだけ再生したいのに、うっかりするとすぐに次にトラックに行ってしまうことです。再生アプリの問題ですが、CDプレーヤーのリモコンの「プログラム」みたいに、簡便に指定したトラックだけ再生する方法はないものでしょうか。

    byベルウッド at2018-01-18 13:47

  6. MFさん

    フェライトコアを使ったコモンモードチョークフィルタは、電源系などにはよいのですが、信号系に使うと音に抑圧感が出たり音がドライでかさついたりと副作用が強いので、私は敬遠していました。デジタル伝送にはMCCとアルミや銅箔を組み合わせて電磁波吸収的なものを使って効果を得ていました。

    ということで、この魔法のリングにはちょっと見た目では半信半疑だったのですが、副作用もなく、MCCよりも簡単でよい結果が出たので気に入りました。巻き数はどんなものかわかりません(笑)。1ターンより多く巻くと長さが足りなくなるので、それだけが理由です(笑)。

    byベルウッド at2018-01-18 13:57

  7. 横浜のvafanさん

    そねさん邸は、トリプルPCの導入で磨きがかかりました。精米歩合30%ぐらいまで行っちゃいました(爆)。それでも味わいは変わりません。

    オーディオの機器を入れ換えたりして、何か新興宗教に入信したかのように音が一変しちゃう人が時々いらっしゃいますが、そねさんの音の方向はまったく変わりません。そこが素晴らしいですね。

    仰るように新年もますますPCオーディオから目が離せません。

    byベルウッド at2018-01-18 14:03

  8. 再レス 失礼いたします。

    なるほど、「柴田淳の不思議」失念しておりました。実は、口数もなく聴かれているベルウッドさんに私ははかなりビビっておりました。

    あの時使用したUSBケーブルは、「魔法のリング」は使っておらず、iGalvanic付属のケーブルにフェライトクランプとファインメットシートを筒状に巻いたものをコモンモードフィルターとしていました。
    仰るように、フェライトは低域の質感に効果を感じますが高域の潤いが失われますね。そこでフェライトとFM筒のバランスを調整しお聴きいただきました。まだ、柴田淳では低域の質感がいまいちと思いましたが、ビビッた私はベルウッドさんに感想をお聞きできませんでした(^^♪

    byそねさん at2018-01-18 21:18

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