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日記

ア~スっかり忘れてた!(自宅オフ会)

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2018年02月09日

先日、CENYAさんとドクターTをお迎えしての自宅オフ会でのこと。

CENYAさんは大変な勉強家で知識に貪欲、一方のドクターTはそもそも電子工学のプロ、情報工学がその専門の延長で勉強されたとのこと。加えてスピーカーの自作経験豊富で、そのオーディオについての知識/経験はまさに博士級。そういうお二人をお迎えしてのことなのでずいぶんと緊張してしまいました。

お迎えして赤羽の昭和レトロ喫茶店にご案内したのですが、もう、そのテーブル上でバターワースとかチェビシェフとかがどうのとかリンクウィッツライリーがどうの、2次だ3次だとお念仏でも聞いているような難しいお話しが始まり、思わずナポリタンが胸につかえてむせってしまいました。

拙宅にご案内して、先ずはマイシステムのご紹介ということで、用意していたコピーで緊張しながら説明を始めたところ、お二人からさっそく突っ込まれてしまいました。



それは、電源系統の図のアース側のところ。「なぜ、ここにもアースがあるのですか?」とのご質問。

常々、オーディオ専用アースへの1点アースを標榜している私ですが、HDDプレーヤーのHAP-Z1ESからアース線が引っ張り出されてアースのシンボルマークが、本来のアースとは別途あります(図の赤マーク)。これは何か?と突っ込まれてしまいました。

自分でも「はてな、どうしたんだっけなぁ…」と思い出しながらの説明でちょっとしどろもどろ。もともとこの系統図は、そういうことがないようにと書いてみたもの。アースというのはとかく自分で自分のしたことを忘れたり、うっかりして重複させループを作ったりするもの。それで確認も兼ねた整理の意味合いもあって作成したものでした。

お二人がお帰りになったあと、よくよく思い出してみると自分の《うっかり》に気づきました。

HAP-Z1ESから別にアースを引き出したのは、アナログ出力からUSB接続によるデジタル出力にしたからです。USBだけであればアースはつながっています。USBは、4線で構成されていて±D(データ線)とパワーバスに加えてグランド線があるからです。ところが、ここにアイソレーターを入れたので、果たしてこれがつながっているのかわからなくなりました。

そこでものは試しと、アース線を試作して実験試聴したのです。



HAP-Z1ESにはアース端子はありません。そこで、アナログ出力用のRCA端子にコールド側だけからアース線を引き出したケーブルを作り3Pコンセントのセンターピンにつなげてみました。このコンセントのセンターは、オーディオ専用分電盤の専用アースにつながっています。比較試聴の結果、アースを別途取ることにしたというわけです。

ところが、今年の初めに天然素材ケーブルに換えたときにアイソレーターが無用となり外してしまいました。

そのことをうっかり忘れていたのです。再びUSBケーブル1本で直接つなげていますのでグランドはつながることになります。これではアースループとなっている可能性があると、再び、アースを外したり戻したりの比較試聴を繰り返してみました。

何と、ピンポン!でした。

ここのところ、出音に調子の波があって、調子が良い時もあるのですがどうも高域にクセとか刺激のようなものを感じる時もあって悩んでいました。アースというのは、日々の環境に左右されるところがあるし、その効果が出るまでにはしばらく時間がかかります。しかもアースというのは系全体に影響しますので、アースラインの変更だけでなくちょっとしたケーブルや機器の変更でも違ってきます。また、その影響は、アースをつなげたHDDプレーヤーだけではなくCD再生等にも同じような症状が現れます。外してからも数日様子を見ていましたが、どうやら間違いありません。不調の時は、音量を上げるとうるさく感じたのですが、そういう不調がなくなり、また、以前のように大編成のオーケストラでもどんどんと音量を上げて聴くようになりました。

げにアースというのはオソロシイ。

また、アースの系統図というのはやはりとても大事だということも身に染みてわかりました。

電源系統図を改訂しました。



簡単に、私のアース系統に対する基本的な考えを整理すると…

(1)専用アース
 出水電器施工による専用アース(接地抵抗<2Ω)を設置

(2)一点アース
 重複を排除し、専用アースへの一点アースを厳守
 アースポイントはプリアンプのシャシーアース

(3)電源ラインのアース
 3線の電源ケーブルを使用するが機器側はシャシーアースに落ちていないことを確認
 アナログアンプはすべてバッテリー駆動のためアースは浮いている

(4)信号ラインのグランドラインを優先
 機器間は信号ケーブルのグランドラインでつながっており、これを優先する

同軸ケーブルは、単なるシールド線ではありません。シールドそのものの効果は、実は大したことはありません。シールド効果としては片側アースが基本なので、片側を浮かせて使用し機器間のアースラインを切るという考え方もあります。けれども、信号ケーブルとしての同軸ケーブルは、同心円外側のシールドがグランドラインとなり真ん中の信号ラインとはペアツイストと同じ相互インダクタンスによる同相成分除去効果があります。ですからグランドラインの片側を浮かせるとその効果が失われてしまいます。ドクターTも仰っていましたが、同軸ケーブルというのは技術は古典的ですがなかなかの優れものなのです。


オフ会というのは、自分だけ聴いていても気がつかないことを気づかせてもらえるよい機会ですし、勉強にもなります。

CENYAさん、T博士、ありがとうございました。

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  1. ベルウッド先生こんばんは。

    毎度の図付きの解説ありがとうございます。

    USBってGND繋がってたんですね。
    私もアースループが怖くて上流側の機器は全て2P電源ケーブルでつないでおりましたが、仮想アースをDELAとプリアンプに接続しており、記事を見て慌ててDELAの方を外しました。

    此方のDELAはそちらで言うと正にHAP-Z1ESと同じ役割なので此方も同じ状況でした(汗)

    私もアースっきりした(笑)

    byニッキー at2018-02-09 20:01

  2. ベルウッドさん こんにちは。

    昔PCとNA11S1のUSB接続ラインのアース接続を特注カットしたら、PCがNA11S1を認識しなくなり慌ててUSBのアース接続を戻しました。NA11S1のUSBラインはアース接続がMUSTのようです。

    PCや音楽サーバー、SoundgenicでUSB接続する場合、USBラインでアース接続するので、PCや音楽サーバーのLANケーブルはアース接続とならないケーブルにした方がアースループにならないですね。

    Fidataからはシールドつきでアース接続しないLANケーブルが発売されました。高いのでパスしてます。あとシールド切ってる部分からノイズが入りそうな気もしますし。

    byYongJoon at2018-02-10 09:24

  3. ベルウッドさん、こんにちは。

    先日はありがとうございました!
    確かに出会った直ぐの喫茶店でいきなりレッドゾーンに
    入ってしまったと反省しております。
    K&Kさんの時もそうだったのですが、知りたい事が多くあり過ぎて
    応えてくれる方を見つけてしまうとリミッターが
    外れてしまうようです。。。
    アースの質問も知的好奇心からついつい…。

    しかし、同軸ケーブルのシールドの効能については考えを
    改めさせられました。
    私のシステムのアースラインを1から見直すとなると全てのケーブルを
    作り直す必要がありますし、現時点で違和感は感じていないので
    取り敢えず現状維持とします。
    チャンデバをやっつけてからの課題ですね〜。

    byCENYA at2018-02-10 16:23

  4. ニッキーさん

    同じ症状でしたか!?

    さっそくの追認試験をしていただいたことになってこちらも心強い限りです。USBというのは何となくGNDラインがないように錯覚しがちですよね。私もそうでした。

    デジタルとアナログはグランドを分けるのが基本のようでデジタル機器、あるいはデジタル機器同志の結合はわかりにくくブラックボックスが多いのでカットアンドエラーが必要ですね。

    電源ケーブルも同じところがあって、大概の日本製機器はグランド(センターピン)が結線されていない2線ケーブルですが、中にはKORG MR2000Sのように3線でシャシーアースに落ちているケースもあって油断大敵です(笑)。GRANDIOSO K1は中を開けていないのですべてブラックボックスのままです(汗)。

    それにしても、ダジャレではニッキーさんにはかないませんね(笑)。

    byベルウッド at2018-02-11 10:44

  5. YongJoonさん

    具体的な情報をいろいろありがとうございます。

    実は、JCATのアイソレーターは、大概のUSBケーブルは問題なく認識しますが、日本オーディオ製の天然素材ケーブルでは機器を認識できなくなります。原因も対策もまったく不明です。それでも天然素材ケーブルの方が好音質なのでアイソレーターを外してしまいました。いまのところ天然素材ケーブルだけの現象なので原因はケーブル側にあるのだと思いますが、原因そのものは不明です。何かしらアースの問題が関連しているのでしょうね。

    LANケーブルはやっかいですね。

    私には規格がどうなっているのかさっぱりです。シールドのないUTPならグランドはつながっていないのではないでしょうか。シールドされているCAT7以上のSTPではシールドがアースされているので、これを使用するとかえってあれこれノイズの問題が起こるのだと理解しています。長い引き回しとか環境によって混入ノイズがどうしても問題となる場合はSTPを使用する必要が出てきますが、その場合はシールドからのアースを別ラインで引き出して直接大地アースにつなげるべきなのでしょう。オーディオや測定器並にやっかいですね。

    byベルウッド at2018-02-11 11:09

  6. CENYAさん

    いえいえとんでもありません。とても勉強になりましたし、うっかりにも気づくことができました。あのまま通り過ぎてしまえば、何か他のせいにしてドロ沼的な試行錯誤にはまっていたかもしれません。感謝です。

    やはり何事も《理論》は大事だと思います。自分としてもある程度の理論的説明や裏づけがないアクセサリーを使いたくないです。その理論と実際の使用した効果とか感覚が一致するかどうかが大切です。そうでないと応用や使いこなしができないですからね。

    アースの方法は、いくつかあって一長一短のようなところがあります。今のままで特段不満がなければそれはそれでいいのではないでしょうか。ただし、マンガでもいいのでアース系統図を作成しておくことは強くお薦めします。

    byベルウッド at2018-02-11 11:20

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