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日記

貴族の館 (ミラノ・スカラ座をしゃぶり尽くす その7)

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2018年04月04日

滞在終盤のミラノ散策は、邸宅博物館めぐり。

バガッティ・ヴァルセッキ美術館 (Museo Bagatti Valsecchi) 。

貴族が実際に住んでいた豪邸を一般公開したもので、街の中心地の石造りの古いアパートとあまり違いがわからない外観からは想像もつかないような豪華なマンション。こうした貴族の邸宅はフィレンツェなどにもありますが、ミラノはずっと時代が下って近代のもの。20世紀末まで一族が実際に住んでいた邸宅がほとんど。イタリアの貴族というものの桁違いの富豪ぶりに驚いてしまいます。英国貴族のカントリーハウスに較べると、その内装や蒐集趣味は圧倒的に洗練されていて都会的で密度が高い。



19世紀後半にバガッティ・ヴァルセッキ家の2兄弟が、14世紀のロンバルディア様式で建てた館。内装はルネッサンス様式の調度品や芸術品などで飾られているのは、イタリア統一直後のイタリアでは、近世における祖国の偉業であるルネッサンスの再復興の文化的熱狂に沸いていたからだとか。



邸内をめぐって世界中から集めた美術や調度、武具などを見ると20世紀まで生き延びていたイタリア貴族の財の厚みに驚嘆します。



ポルディ・ペッツォーリ美術館は、そうした邸宅美術館の老舗。



ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリが亡くなった1879年に、その個人収集品とともにミラノ市に寄贈されたもので、広い館の室内にはペルシャじゅうたんやまるで京都の祇園祭の山車のようなフランドルのタペストリー、機械時計などが展示されていますが、なかでも目を引くのはポッライウォーの「若い貴婦人の肖像」を初めとするイタリア絵画。



昼食も兼ねて、イタリア食材のデパートとして最近のミラノっ子のスポット、イータリー(EATALY)に行ってみました。



トリノ発祥のお店は最近は東京日本橋にも出店しているとのことですが、4層からなるミラノ店は、魚貝類から各種肉類、パスタ、ワインまでがそろう広大な食品デパート。



店内にはカフェテリアレストランがいくつもあって、ここで食べたパスタが今回の旅行でのナンバーワンのパスタでした。



スカラ座通いも4度目ともなると、そこそこ周辺事情にも慣れてきます。



コンサートでちょっと悩ましいのは食事ですが、スカラ座の建物の一角にレストランの立ち食いコーナーがあるのを発見。そこでワンカップのリゾットというお手軽メニューがあります。鮮やかなサフラン色に染まったリゾットの香りにロンバルディアの地ワインをいただくと、がぜん華やかなコンサート・モードになります。




さて…

スカラ座最後の夜は、マウリツィオ・ポリーニのソロ・リサイタル。

(続く)

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  1. ベルウッドさん

    古いアパートだと思って入ると超モダンな内装になっていたり、ヨーロッパの建物再利用の知恵は、築何年でほぼ価値ゼロにしてしまう日本の住宅とは全く価値観が違いますよね。ローマでも紀元前後の古代遺跡に人が住んでいるのは極端ですが。

    ペッツオーリ美術館、懐かしいです!

    byパグ太郎 at2018-04-04 18:45

  2. パグ太郎さん レスありがとうございます。

    仰る通りで、古い建物をリファービッシュして新しい内装にするという思想とその技術は徹底していますね。ヴェネツィアの街や、あるいはパリなど戦災を免れた古い町のこうした古い歴史を感じさせる外観と中のモダンで洗練された内装は実際に見てみると感心してしまいます。

    実は、歴史の浅いアメリカでさえ同じようなことが行われています。アメリカ最古の大学のひとつであるイェール大学のキャンパスも、数多くの100年、200年のヴィンテージの建物が散在していますが、事務所や研究室、ファカルティの住居などのために改装されて使用されていて、落ち着いた歴史を感じさせる雰囲気になっています。

    日記本文で紹介したイータリーのお店も、古い建物を大規模改装したもののようです。そもそもスカラ座も、2000年の大改装で、客席側は昔の雰囲気をそのまま残し、バックステージ側は大規模に改装してあります。オーケストラのリハーサル室も新設されたとのことで、そのことがスカラ座管弦楽団の活動を活性化させる源となっているとのことでした。

    byベルウッド at2018-04-05 01:25

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