ベルウッド
ベルウッド
クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
メインシステム
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
所有製品

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

日記

チタンねじを換える(その1)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年05月29日

motocueさんの「チタンねじ化」という日記がとてもタイムリーでした。

私は、もともとスピーカーユニット固定ネジをすべてチタンとしています。



実は、以前にトルクドライバーを使ってトルク管理をしていましたが、その際にネジ穴をなめてしまいました。完全にダメになったわけではないのですが、微妙な感じです。枕頭ヘキサボルトは形状が特殊で一品特注でしたのでかなり高価で、この交換が課題でした。今回思い切って交換用1本と補修のための予備在庫ワンセット再発注することにしました。



motocueさんによれば、チタンは焼き付き(かじり)しやすいので、スレッドコンパウンドを使うとよいとのこと。

《焼き付き》というのは金属同士が固着すること。ネジが動かなくなり無理に力を入れて回そうとすると折れてしまうという現象です。高温や金属腐食で溶融してしまうことが原因です。チタンは特にこの焼き付きを起こしやすい金属として知られています。熱伝導率が低い、摩擦係数が高い、表面硬度が低い(柔らかい)ということが理由です。プレスや切削加工が難しいのも同様の理由によります。

銅ベースのものがよいそうです。金属微粒子は潤滑が主な機能ですが、おそらく銅は電極電位がプラスなので鉄などマイナスの金属同士の異金属接触でも間に入って電位差を吸収し電食を起こしにくくするということなのでしょう。

入手したのは米国製のもの。

頭をなめてしまったネジを交換するついでに、すべてのネジを外してこのスレッドコンパウンドを塗って締め直しました。



先ずは外したネジを無水アルコールで1本1本拭き上げます。コンパウンドはつけすぎると取り付けた時にはみ出してしまいます。銅の微粒子が入っているので汚れがひどく汚らしくなってしまいます。



塗ってなじませた後で、綿棒で余分なコンパウンドを取り除きます。細かい手仕事なのでけっこう手間がかかりました。



あらためて締め直すと、とても具合がよい。

スレッドコンパウンドというのは一種の潤滑用グリスですから回転がとてもスムーズです。ネジ頭をなめてしまってからトルクドライバーは一切使いません。慣れれば手の感覚のほうがむしろ繊細で精確です。些末な数値にこだわるより、均等に締め付ける方が大事です。スムーズになったので、ガクッと突然ネジが入り込むこともなく、手の感覚がより正確になったような気がします。頭をなめてしまい締めが甘くなっていたネジを換装することによりボトルネックも解消しました。締め直しの作業はとても楽になりました。

さて、聴いてみると…

何だか音が良くなったような気がします。より自然で高域がスムーズになったような気がします。分解能がさらに上がりトゥッティでも様々な楽器がよく聞こえ、しかもその個性や表情も生き生きとしています。考えられる理由としては、

(1)より均等に正確なトルクで締めることができた
(2)ネジの金属摩擦抵抗などが減少し接触歪みや付帯音が低減できた
(3)プラシーボ

(3)はひとまず横に置くとして、(1)(2)ともに働いているという気がします。(1)であるならば、やはり定期的にネジを締め直すことの効果と同じことになります。よく「緩む」「増し締めする」と言いますが、緩んだネジだけ締めるとか、とにかく締め上げるというのはやり方として間違いで、本体は全てのネジをいったん緩めて、もう一度、均等に締める作業をするべきです。つまり定期的に「締め直す」というのが本当なのだと思います。(2)は、スパイクと受けの接触部にグリス等の潤滑剤を塗布すると音がよくなることを経験済みで、この類推からしても効果があるのかもしれないと思うのです。

もしそうだとしたら、何もチタンでなくとも、鋼製のハイテンボルトやステンレスであっても同じように効果があるはずです。

motocueさん、ありがとうございました。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. ベルウッドさん
    早速お試しになったんですね、ネジを締めた時の感覚が気持ち良くなってトルクを掛けた時安心感も増したと思います。
    電蝕に関してそのとうりのようで、アルミに対してステンレスのネジを使う際にも同じような事が起こるようです。なのでこちらでもスレッドコンパウンドは有用かと思います。
    チタンネジ化はうちの方でも同じような感じで、スピカーユニットの方が効果が大きかったです。
    私の拙文が少しはお役に立てたようで何よりです。
    これからもよろしくおねがいいたします。

    bymotocue at2018-05-29 10:19

  2. ベルウッドさん、こんにちは。

    ご無沙汰しております、おいけです。

    機械加工をしていた経験則です。
    ネジもオスとメスそれぞれに公差がありますので、ネジを締めてもそれぞれが点(正確には線)接触してるに過ぎません。
    スレッドコンパウンドはカジリ防止にも役立ちますが、締めた際に出来るオスメス間の微妙な隙間を埋める事で接触歪みの軽減にも役立っているのでは?と思いました。

    別スレですが、まさかのワンオフチタンナット!恐れ入りましたm(._.)m
    そして、、、欲しぃ!

    byおいけ at2018-05-29 11:01

  3. こんにちは

    お題とは関係ないのですが…

    無水エタノールにキムワイプ。なんだか同類の臭いがします。

    bykomagome at2018-05-29 18:41

  4. motocueさん

    ありがとうございました。こちらこそよろしくお願いします。

    ネジを締めた時の感覚が好いというのはその通りです。トルク管理の精度も上がったという感覚です。

    byベルウッド at2018-05-29 19:11

  5. おいけさん こんにちは

    >微妙な隙間を埋める事で接触歪みの軽減にも役立っている

    まったく同感です。スパイクとスパイク受けとの接点にスポーツサイクル用のベアリンググリス(モリブデン入り)を盛ったら効果を感じてもいます。ちょっとグリスがマイブームです。

    byベルウッド at2018-05-29 19:18

  6. Komagomeさん

    レスありがとうございます。手先は不器用な方ですが、こういうことになるとやたらに几帳面です(笑)。

    byベルウッド at2018-05-29 19:20

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする