ベルウッド
ベルウッド
クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
メインシステム
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
所有製品

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新のレス

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

日記

ウェルフロートボードのバネ強化

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年06月12日

Harubaruさんのマラソンオフ会は、いつも、いろいろと勉強になり収穫があります。

今年の収穫のひとつがウェルフロートボードの《強化バネ》でした。Harubaruさんによれば、あのB&W800D3の低域がさらに沈み込むようになったとか。自分の耳でも、低域の解像度が上がり低音楽器の音色の個性がよく聞こえるようになり、800D3の低音の凄味のようなものが増したという印象を受けました。

さっそくパーツを取り寄せて、スピーカーのサイドプレススタンドの下のウェルフロートボードのバネを交換してみました。



ウェルフロートボードは、上下2枚のボードを四隅のワイヤで吊り下げる形でつなげています。《強化バネ》というのは厳密に言えば、そのワイヤをより太く剛性の高いものに変更するということです。

手前が強化バネ型

標準型の吊り具パーツと比較すると、強化タイプではワイヤが太くなっていることがわかります。また、ワイヤを吊る板バネも、標準型では一体成形となっていますが、強化型ではバネ基部が厚手の板で補強されています。ワイヤは標準型より短めで、その分、ボードの高さが低めになります。



吊り具交換は自分で行いました。どうせ自分でやるならと、少し自分なりの手を加えることにしました。

ひとつは、ネジ部などの潤滑です。

下ボードに金具を取り付けるネジは木ネジですが、念のためチタンねじで習い覚えたスレッドコンパウンドを塗布しました。これはネジ止めをスムーズにするためだけのことですが、上ボードを吊り下げるバネ板へのネジ部とワイヤ吊り部には、ベアリング用のグリスを塗り込みます。ワイヤ吊り部にはもともとグリスのようなものが塗布してありますので、これを布で拭ってからあらためてグリスを塗り込みます。金属同士の接触部へのグリスを塗るとてきめんに音がよくなることは、スパイクインシュレーターで実証済み。すでに吊り部の支点にグリスが塗ってあったことにはちょっと拍子抜けでしたが、黒い油を拭ってから十分にグリスを増し盛りしてあげました。

もうひとつは、三角形のバネ基板にfoQの切片を貼り付けたこと。

鉄板は必ず鳴きますので、その制振のためのfoQです。このバネ基板は、まさに釣り鐘のようなもので固有振動を止めるものは何もありません。ここでの金属板の共振は何も良いことはありません。見えない部分ですので中細のストリップを適当に切って貼り付けました。foQは強力ですのでそれだけで十分です。

さて…




私のスピーカーは小型軽量ですし、サイドプレススタンドというちょっと変わり種のセッティングなので、正直言ってその効果のほどは半信半疑でした。

セッティングを一からやり直して、モノラルのCDで焦点を合わせをします。部屋のどこから聴いてもセンターに定位し、立体的な広がりが得られるようにさらにミリミリの位置合わせと内振りの調整をします。さらにステレオ盤で左右の音像定位や立体感を調整して仕上げます。今回は、テストCDのホワイトノイズやピンクノイズのトラックを使って周波数特性を左右トラック均等になるように確認しながらさらに微修正を重ねました。聴感だけの直感ですとけっこう錯覚もあります。テストCDの利用で、かなり要領よく調整を進めることができました。それでも、全体を通して半日がかりの仕事でした。

さっそく聴いてみると、やはり解像度がよくなったという印象です。その分、音像定位も安定したという感覚もあります。基本的に音色は変わらず、副作用のようなものは感じません。低域も特に膨らむこともないし、逆に痩せるということもありません。悪くはないな…というのが第一印象でした。

ところが…

日が経つとどんどんと良くなっていきます。やはりなじみのようなものがあるのでしょう。三日目あたりになると、これほど効果があるのかと驚喜するほど良くなりました。

とにかく、楽器のように鳴ってくれるんです。

解像度がどうとか、高域がどうとか、低域がどうとかということは、もちろん、とてもよくなったと実感しているのですが、それがどうだというよりもスピーカーがまるで楽器そのもののように感じます。



ちょっとほれぼれしたのがアコースティックギター。弦のはじける音や胴の響きがリアルでとても魅力的。



イザベル・ファウストのバッハ無伴奏ヴァイオリンもやっと思ったような音色で響いてくれました。もちろん音像も安定していて、シングルレイヤーSACDを買ったかいがあったとうれしくなりました。生で聴いた時の音色バランス。弦の震え、胴の共鳴、残響が綺麗に一体となって自分の胸に浸透してきます。

このことはアナログに顕著で、高精細なモニターライクな細やかさと艶めかしい響きや人肌のような音色のうねりが共存して、古いレコードからもあっと驚くような生々しい音楽が飛び出してきます。

ウェルフロートのバネ強化…思ってもみなかったほどの大きな効果がありました。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. こんにちは

    >解像度がどうとか、高域がどうとか、低域がどうとか
    >それがどうだというよりも

    これはオーディオをやっている中で、最上級の満足に達したという事ではないでしょうか?アガリの表現に思います。
    赤バネでのオフ会も強化されますね^_^

    byにら at2018-06-12 18:09

  2. ベルウッドさん

    バネお取り寄せっておいくらですか?

    byデーンちゃん at2018-06-12 18:10

  3. ベルウッドさん、こんばんは。

    私も先日の、Harubaruさん、K&Kさんのご来訪で強化バネの効果を実感し、早速調達して交換したばかりです。無事交換してホッとしてましたが、記事を読んで驚きました。ただ交換するだけでなく、一つも二つも工夫を重ねるところは、さすがベルウッドさんですね。

    私も片っ端から、音源引っ張り出しでは、効果を確認しているところです。音が引き締まり、発見もあり、再生が楽しいです。

    by横浜のvafan at2018-06-12 19:38

  4. ベルウッドさん、こんばんは。

    肝の機構を写真で載せたらダメでしょうよ、
    見たくないのに見てしまったじゃないですか。
    予想通りというか基本構造が同じことが分かったので、
    私の自作ボードはもう作れません。。。
    コピーDIYはプライドが許さないのです。
    と言いますか常識的にもNG

    ちょいと違うオリジナル構造を考えます!

    byCENYA at2018-06-12 20:49

  5. ベルウッドさん、こんばんは。

    先日はお疲れさまでした。
    音が変わっているのは覚悟をしていましたが、変わり過ぎです(笑)
    もちろん良い方向にですね。
    一時間ほど音質の切り分けに苦労しました・・・(笑)

    byMF at2018-06-12 22:36

  6. ベルウッドさん、こんばんは。

    効果にご満足されたようで良かったです。私も少しはお役に立てたようで良かったです。(^_^;)

    そうなのですよね。最初は解像度が上がるとか、定位が良くなるという感覚でしたが、音楽性がどんどん高まるのですよね。

    それにしてもプラスアルファの改造をされるのはベルウッドさんらしいですね。次回のご訪問を楽しみにしています。

    byHarubaru at2018-06-12 22:54

  7. ベルウッドさん  こんばんは。

    セッティングの調整に要領よく進めて半日仕事ですか。。。甘さを思い知りました。

    それにしても、「驚喜するほどよくなりました」「再生が楽しいです」「変わり過ぎです」「音楽性がどんどん高まる」、とちょっと目にすることのできない絶賛の声に心が揺さぶられます。

    byそねさん at2018-06-12 23:47

  8. デーンちゃんさん、横レスです。

    そのご質問には、ベルウッドさんはお答えしかねると思いますので、代わりに私が個別にメッセージでお答えしますね。

    ちなみにこの強化バネはピアノウェルフロート用のメカでして、ワイヤーの太さが2倍(強度は4倍)、またメカの構造も違っていて、スペーサーも短いのでオーディオ用より剛性も高まっているようです。

    どんな音になるのか私も興味がございましたので、マラソンオフ会前に私のスピーカーのウェルフロートに使ってみましたら、来られた皆さんの評価は上々でした。

    ただ特許が絡んでいますので、交換した古いメカを転売されたり、それを使って自作ウェルフロートを作られても困るということですので、ジークレフ音響に問い合わせてもピアノメカだけを販売してくれませんし、今のところ手持ちのウェルフロートを送ってもメカ交換はしてくれないようです。

    薄型ウェルフロートBW001 3545Sのオプションの耐荷重150kgモデルだけがそのピアノメカ仕様で、それ以外の耐荷重150kgの物は通常のオーディオ用のメカのようです。バーチや他のウェルフロートでも特注であれば製作可能のようです。

    私もいくつか検証しましたが、このメカを使用して音が悪くなってはいないようですので、オーディオ用ウェルフロートにこのメカを使ったモデルが増えると嬉しいですよね。

    byHarubaru at2018-06-13 00:23

  9. ウェルフロートを試してみると、明らかに音が軽やかになり解像度が上がりましたが、金属部分の固有振動と共振によって乗ったのだろうと推測される独特な響きが、拙宅のシステムでは次第に気になってしまいました。素人の私は、そこで思考停止してしまいましたが、そこで手を止めずに更にオリジナルの対策を施して新たな高みに到達される努力と感性は素晴らしいですね〜。
    私は手を動かすのが苦手なので、まだまだ低次元で四苦八苦していますが、ベルウッドさん宅ではスピーカーが楽器として鳴っているとは、羨ましい限りです。
    皆さんが、どのような音を音楽を鳴らされているのか?実際に聴くという経験が全然不足していると反省している今日この頃ですが、一度ベルウッドさん宅の新しい音を音楽を聴かせていただく機会があれば幸いです。

    bychibi at2018-06-13 07:17

  10. にらさん

    上がりかどうかはわかりませんが、今はいろいろなソフトを再生するのが楽しくて楽しくて。以前は、CDを聴くのが7割以上占めていましたが、今は、CD、ファイルオーディオ、アナログとほぼ均等です。

    byベルウッド at2018-06-13 10:39

  11. デーンちゃん

    伝道師のレスご参照ください。

    Harubaruさん 代返ありがとうございます。

    byベルウッド at2018-06-13 10:43

  12. 横浜のvafanさん

    交換されましたか!

    >片っ端から、音源引っ張り出しでは、効果を確認しているところ
    >音が引き締まり、発見もあり、再生が楽しい

    わかります、わかります。私も同じ状態になっています。ウィーンアコースティックはもともと楽器的な鳴り方をしますし、ヴォーカルがよいので、それがどういうふうに《強化》されたのか興味津々です。また聴かせてください。

    byベルウッド at2018-06-13 10:48

  13. CENYAさん

    ウェルフロートの構造は、《フロート》という呼称としてはちょっと問題があると言う人がいます。

    フロートというよりも、サスペンションフロートなんですね。しかも、ワイヤ吊りと板バネとのハイブリッドになっています。ワイヤ吊りはダイナミック型スピーカーの振動子の慣性移動振動の緩衝に優れた機能を備えています。けれども固体振動伝達(縦波)のアイソレーションは全くそれとは別の板バネで受け持っています。このワイヤ支点と板バネがどうなのか?という疑念がつきまとうというわけです。

    ぜひ、CENYAさんのアイデアと工作技術で、素晴らしい自作品をお願いします。

    byベルウッド at2018-06-13 11:03

  14. MFさん

    先日はありがとうございました。

    実は、最初からウェルフロートで良くなったと言っちゃいたい気分で満々でしたが、かろうじてその気持ちを抑えて黙っていました。

    それで「よくなりましたね」と言われたときには、とてもうれしかったですね。

    それにしても、聴きながら《切り分け》をされているのでしたか。MFさんの聴感はフェアで鋭いのでいつもコメントを聞かせていただくのはドキドキワクワクなんですが、そういう秘術を駆使されていたのですね。

    新ウェルフロートは、ミニPCのサウンドととてもなじみがよいようです。これまでのPCオーディオのイメージは、実はノイズまみれの高精細もどきみたいなものだったことがよくわかります。PCオーディオはとても音楽的です。

    byベルウッド at2018-06-13 11:09

  15. Harubaruさん

    このたびはたいへんお世話になりました。

    今回ほど、ウェルフロートの初期エージングが劇的に感じられたことはありません。

    さあて、アナログプレーヤー下のウェルフロートボードをどうするかなぁ…。

    byベルウッド at2018-06-13 11:13

  16. そねさん

    サイドプレスを中心としたセッティングはけっこう手間がかかって大変なんです。サイドプレスからスピーカーを外して、再度、元に戻す作業が相当のものです。慣れれば30分ぐらいで、行って帰ってこれるのですが、下のボードへのセッティングや高さや水平調整が大変です。普通はそこまではかからないと思います。

    今回、左右チャネルからのホワイトノイズやピンクノイズ再生を、スマホのスペクトラムアナライザーでグラフを見て調整するという方法を試してみました。いままでの直感がけっこう錯覚もあったようで、それが短時間でセットアップできることに貢献しました。今までは、セッティングしてからああでもないこうでもないとミリ単位で悩んで、落ち着くまでに10日間ぐらいはかかりましたが、今回は一発です。スマホのお手軽調整ですが、なかなか良いですよ。

    byベルウッド at2018-06-13 11:20

  17. Chibiさん

    >明らかに音が軽やかになり解像度が上がりましたが、金属部分の固有振動と共振によって乗ったのだろう

    まったくその通りです。

    明るくて華やかな音は一聴すると良いと思うのですが、時間が経つと気になってきます。本質的な音ではないからです。本来は、どちらかと言えば暗めの音が本質に近いです。その原因が不要共振や干渉、位相ずれです。切り分けが難しいのですが、金属系の共振や接触歪みは地道に探し当てれば見つかるし、対策も比較的簡単です。気をつけなければいけないのは、既製品のアクセサリーにはこの金属共振を意図的に付加するものがあることですね。

    ぜひ、拙宅にもお出でください。これから夏場を迎え環境は最悪ですがご都合のよい時にぜひ。お酒の好きな方は特に大歓迎です。

    byベルウッド at2018-06-13 11:28

  18. 強化型ウェルフロート大変興味深く拝見いたしました。
    拙宅は床の強度が低いため、双方向の振動遮断が出来そうなウェルフロートをスピーカー試してみたいと思っていましたが、重量の問題で二の足ふんでいました。こちらの強化型なら余裕を持って使えそうなので検討してみたいと思います。夢が膨らみますね。

    bymotocue at2018-06-13 22:29

  19. motocueさん

    もともとはピアノ用に開発された強化モデルです。耐荷重という点では心配はないでしょうね。

    拙宅は、下はLPレコード収納を兼ねたローボードです。究極のヤワな床です。低域の改善にはフロアとの振動遮断はキモですね。

    byベルウッド at2018-06-14 21:39

  20. ベルウッドさん、こんばんは。

    いや〜今回の日記は痛快でした!
    私も例のバラバラ事件の会でウェルフロートの根幹に当たるバネとワイヤー支店に当たるプレートのステンレス特有の鳴きが気になっておりました。こういう部分にはやっぱりfoQなんですね!

    CENYAさんのフロートボードの会でも触れたのですが、テンションの掛かったワイヤーの太さや材質でもかなり遊べそうかなと思います。

    あと、バネとワイヤー球の接触部はどう処理なされましたか?
    あの部分の力のかかり方が1番歪みが起こり易そうと思います。

    byおいけ at2018-06-14 23:04

  21. おいけさん

    バネとワイヤー球の接触部というのは、ワイヤーを吊る上下の支点のことですよね。日記本文で書きましたが、グリスを盛ってあります。自転車用のシマノの高級グリスです。


    >ワイヤ吊り部には、ベアリング用のグリスを塗り込みます。ワイヤ吊り部にはもともとグリスのようなものが塗布してありますので、これを布で拭ってからあらためてグリスを塗り込みます。金属同士の接触部へのグリスを塗るとてきめんに音がよくなることは、スパイクインシュレーターで実証済み。すでに吊り部の支点にグリスが塗ってあったことにはちょっと拍子抜けでしたが、黒い油を拭ってから十分にグリスを増し盛りしてあげました。

    byベルウッド at2018-06-14 23:50

  22. ベルウッドさん

    >ウェルフロートのバネ強化…思ってもみなかったほどの大きな効果がありました。

    使い続けても同じ感想を感じられていますか?
    なんとなく原理的に考えると、バネ乗数の最適値はウーファーが動くときの運動エネルギーの大きさ、スピーカーの質量の大きさとの関係で決まるような気がしました。小口径ウーファーの小型スピーカーでの使用であれば、バネ乗数を大きくすることに疑問もわいてしまったのです。

    新品のフリクションの少なさや、ご自分で手を加えたことなどの相乗効果でしょうか?動き出しの時が一番エネルギーを使うので、動き出した後は大き目のバネ乗数として、変位を抑える方が効果的なのかもしれないですね。色々感がさせられます。

    byヒジヤン at2018-06-25 22:07

  23. ヒジヤンさん

    私も小型スピーカーによい効果があるのかどうかは半信半疑でした。でも結果が全てです。納得のいく理屈は私も考えついていません。バネ乗数というよりは減衰とか制動という観点から考えるべきかもしれません。

    とはいえ、改善の要因は厳密には切り分けができていません。もしかしたら稼働部の潤滑(グリス塗布)とか、吊り金具の制振(鳴き止め)の方が効いたのかもしれません。

    byベルウッド at2018-06-26 20:10

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする