ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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日記

ハーレム・ノクターン (Harubaru邸訪問記)

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2018年09月29日

Harubaruさんのところをお邪魔してきました。

5月のマラソンオフ会以来のことですので、ほぼ半年ぶり。実は、今回は、UNICORNさんのところへご一緒したお返しということで、そのUNICORNさんとご一緒の訪問というわけです。



午前中にちょっと所用があったため少し遅れて参上したところ、すでにUNICORNさんはお見えで、さらにはご近所のマイクキタさんもおられます。お二人とも昼食を済ませたところですでにいささかきこしめしておられ上機嫌。私も、ピューターのぐい飲みで少々追っかけをかけたところでさっそくの試聴です。

大いに盛り上がったのは、昔懐かしのサム・テイラーの「ハーレム・ノクターン」。



マイクキタさんが持ち込まれたもので、何でもMJ誌の付録の高音質録音CDだとのこと。その何とも黒々とした図太いテナーは格別の音がします。マイクキタさんが、「いやあ、これこそがムード・テーナーの帝王のサウンド」だと上機嫌。

それで、私が「でも、マイクキタさんはいったいどちらでこれを聴いていたのですか。私の世代ですと、ラジオとかで聴いたことはあっても、あまりハイファイで聴いた記憶が無いのですが。」とお尋ねしてしまいました。

マイクキタさんは今なお真空管アンプ作りの現役で、あまりの意気軒昂ぶりにいささか年齢不詳なのですが、実は、80歳超えの大ベテラン。「古代スピーカー愛好家」と自称して長年ウェスタンエレクトリックのオリジナルを愛聴し、今またジェンセンの高電圧励磁式スピーカーの復活を企てている最中だとのこと。ジェンセンなら、このサム・テイラーがもっと図太く黒々と鳴るに違いないと、HarubaruさんのB&W800のサウンドに煽られて大発憤されているというわけです。

マイクキタさんは、しばしの沈黙の後に「ベルウッドさんは、真面目だったから、キャバレーとかあまりそういういかがわしいところには出入りしなかったんでしょう。」とニヤニヤしています。私が、「そりゃあそうでしょう。だってその頃は小学生か中学生、せいぜい高校生の頃ですよ。」と言うと、なあるほどと大笑い。

マイクキタさんは、当時、日本初のリボンマイクの開発に携わっておられたそうです。このマイクはNHKに採用され紅白で美空ひばりがこのマイクで歌っている。今でもその画像が残っていてマイクキタさんのオーディオルームの壁に掲げてあります。そういうわけで、当時、隆盛を極めていた浅草などの歓楽街のキャバレーに機器を納品したり設置したりと盛んに出入りしていたというわけです。

さて…

そういう楽しいオフ会だったわけですが、実は、Harubaru邸のサウンドは大いに深化していました。春のマラソンオフ会以来の進境ぶりは著しいものがあります。それまではESOTERIC K-01で聴いていたのですが、これをMFPC QuadroPC + AsoyajiDACに切り換えます。

すると…

あの昭和レトロの銭湯で鳴っていたようなサム・テイラーが、まるでスポットライトに照らし出されたかのようにリアルな巨躯を現します。図太いテナーが、その太さと深い墨黒はそのままに、大書した筆の動きや筆さばき、墨の濃淡やかすれやどっとこぼれ落ちたような墨の飛沫のようなものまで克明に浮き上がってきます。それを聴いてしまうと、格段に進歩したと思ったK-01のサウンドがまるでラジカセだったかのように錯覚してしまうほど。

これには驚きました。

サム・テイラーが「高音質音源」だとはつゆ知らずでしたが、これほどにハイエンドで堂々と、しかも、ハイファイらしいリアリティをもって鳴るのを聴いてびっくりです。この後、プリをマランツ7から金田アンプに切り換えオール電流伝送に切り換え、さらには、GM70シングルからプッシュプルに変更。どんどんと、いわゆる「モニターライク」な現代的ハイエンドの方向に引っ張っていきますが、サム・テイラーはより筋肉質のピンフォーカス音像へと深化するものの、その分厚いテナーのホーンらしい響きはいささかも削がれない。それどころかその質感が増していくのです。

Harubaruさんによると、ウェルフロートボードのフルコンメカ換装や、プリアンプの電源部とのボード分離などが大いに功を奏したそうです。さらには、マルコム・アーノルド/ロンドンフィルの序曲などクラシックの大編成などを聴くと、各楽器が克明に分解・分離すると同時に部屋の壁の幅いっぱいに奥行きのある大ステージが拡がることには驚いてしまいます。マラソンオフ会当時のB&W800D3は、高域と低域がちょっとバラバラな印象もあったのですが、低域も全帯域のなかで完璧にひとつとなり、しかもとてつもなくリアルな低音の質感があります。そのことでサム・テイラーの放つ濃厚な南洋果実の熟臭のなかから濃潤な情感と赤心が浮かび上がってきて、通俗さと陳腐さに陥るぎりぎりのところで危ういバランスでせめぎ合うのです。

あの時、セレクターポジションのひとつが左右ch逆だったというマランツ#7も修理を終えて完璧でしたが、金田式電流伝送でのいかにも金田アンプらしいサウンドであってもディテールがしっかりくっきり現れてくることは、どうやらウェルフロートボードだけではなく、AsoyajiDACにも何かあるようです。お聞きすると、その後、かなりAsoyajiさんご自身の手によって手が加えられたとのこと。

マラソンオフ会の時は、左右逆転というだけではなく、AsoyajiDACにはどこか定位が不正確、あいまいで、ステージの狭さもやや感じたのですが、それが今やまったく払拭されて実に安定したナチュラルな定位感と、広大なステージの大きさを感じさせてくれるのです。Harubaruさんはしてやったりとニヤニヤするだけで、いったいAsoyajiさんが何をしたのかその詳細は教えてくれませんが、これはもうK-01とは大きな差がついてしまいました。これならブラインドテストでも間違えるはずがないと自信を持って言えるほどです。

Harubaruさんも、今日はいままでで一番音量が大きかったと満足そうな笑みを湛えていました。




そういうなかで、最後の最後に、マイクキタさんのリクエストで、私の定盤「パッヘルベルのカノン」のリクエストがありました。

ちょうどCDも、HDDも持参していたので

1.私の持参CDの再生
2.同じ持参CDをその場でリッピングしたファイルの再生
3.同じCDを私がリッピングしたファイルからさらにコピーしたファイルの再生

の3通りで聴かせていただきました。

Harubaruさんのリッピング環境もかなりしっかりと整えられているとのこと。私は、それなりの環境ですが、けっこうちゃらんぽらん。さすがに《1.CD再生》は相手にはならなかったのですが、何と《2.Harubaruさんのリッピングファイル》よりも、《3.私のリッピングファイル》の方が良いと感じました。もちろんその差はとても微妙ですが、これは私にとっても意外でしたし、Harubaruさん自身も認められていました。

リッピングによってそのファイルの履歴は決まってしまい、それが音質に差となって現れるのかというのが、目下の私の大命題なのです。差があるとは認めつつも、いったいそれがどんな要因によって差が出るのか?謎は深まるばかり。

それにしても、こういう微妙な差までも映し出してしまうHarubaruシステムには脱帽でした。それでいて音楽は実に楽しいのです。

マイクキタさんは先に帰宅されましたが、残りの三人で近所の和食店で反省会。オーディオや音楽談義、果ては、近況の裏話まで、大いに盛り上がりました。

Harubaruさん、ありがとうございました。また、いろいろ教えて下さい。

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  1. ベルウッドさんこんばんは。

    ベルウッドさんをはじめこれだけの重鎮達の布陣を敷くと
    1日限りのマラソンオフ会ですね。

    部屋の広さから機器の拘りまで何から何まで羨ましいシステムですが、
    『ウェルフロートや電源トランスがマンションオーディオの鍵』であると私も思っております。

    マンションは大幅な改築は難しく、戸建て住宅に比べて足元と電源は不利であると思いますが、ウェルフロートやトランスのおかげでその差を感じさせないサウンドを得られると思います。
    その辺はさすがにウェルフロートの伝道師ですね。
    PS:偶にHarubaruさんにLINE送ると何故かベルウッドさんと一緒なんですよね。
    反省会での近況の裏話に私が出てきたかな?(笑)

    byニッキー at2018-09-29 17:37

  2. ベルウッドさん、こんばんは。

    先日はお越しいただきありがとうございました。UNICORNさんの強いご要望で平日でしたらとオフ会をお受けしましたが、来られた3名の中でベルウッドさんが一番お若かったですね。(^^)

    日記のタイトルがハーレム・ノクターンには驚きでした。(^^;)あれはマイクキタさんが持ち込まれた音源でして、でも当日それを何とかそれなりの音にしようと頑張りました。日記を読まれた方は私がいつもそれで音作りをしていると思われたかもしれませんね。(笑)

    マラソンオフ会の後は大きくは、MFPCとAsoyajiDACの改善、それとウェルフロートのメカ交換のみです。MFさんとは何度もやりとりして作られたQuadPCはMFPCの中でもかなりのレベルだと思います。Asoyajiさんはベルウッドさんに良い音をお聴かせしたいとかなり頑張ってくれました。マラソンオフ会の時とは別物の音になっていると思います。

    伝道師と呼ばれている人が率先して自分のウェルフロートを良くしようと普通メカ→ピアノメカ→一部フルコンメカとかなりの投資をしました。ベルウッドさんも以前言われたいましたが何より音楽を楽しめるようになりましたね。

    リッピングもかなり極めたと思ったのですが、あのカノンだけは上手く鳴らなかったですね。今日もバッテリーやケーブルなど10通りくらい設定を変えてリッピングし、聴き比べています。音源は良くなることには言うことはないのですが、大量のリッピングのし直しは正直勘弁ですね。(笑)

    反省会も盛り上がりましたね。久々の拙宅でのオフ会でしたが、楽しんでいただけたようで良かったです。

    byHarubaru at2018-09-29 18:40

  3. ニッキーさん、横レスです。

    私は自分でウェルフロートのことをあまりコメントしないようにしているのですが、メカ交換でいい意味でウェルフロートっぽくない音になりました。最近薄型ウェルフロート用のフルコンメカというのも出て来てテストを開始しています。なかなか良さそうですよ。

    ニッキーさんの言われる通り電源は大事ですね。後は部屋ですね。なかなかうまく設定するのは難しいですが。

    珍しくニッキーさんからLINEが入ると滅多にお会いしないベルウッドさんとたまたまご一緒だったということです。はい、ニッキーさんも酒の肴になりましたよ。私も人肌ぬぎましたが。(笑)

    byHarubaru at2018-09-29 18:54

  4. ニッキーさん

    マンションが一戸建てに較べて必ずしも不利だとは言えませんよ。一戸建てだって電源事情がかえって悪いケースはいくらだってあります。よくマンションではオーディオ専用幹線工事の効果がないと思っている方がいますがそんなことはありません。電力メーターから後の分岐工事ということではマンションも一戸建ても同じです。現にHarubaruさん宅はオーディオ専用工事をされています。その上でのトランスなどの電源対策もされているのです。

    オーディオ専用工事については、お引っ越しの時にもご説明したはずですよ。まだ、家具や荷物を運び込んでいない今のうちに思い切ってやったほうがよい、いまがチャンスとアドバイスしましたが、お忘れでしょうか。

    byベルウッド at2018-09-30 17:54

  5. Harubaruさん

    先日はありがとうございました。楽しかったですねぇ。

    何よりも音がすごく良くなっているのでびっくりしました。最大サイズの800を一般家庭のリビングに置くのは無理があるなどと陰口をたたいていましたが完全に撤回します(笑)。

    800ならではの低音といって良いのではないでしょうか。単に爆音のための大型Wウーファーではないということを実感しました。あれは800でしか出せない極上の低音ですね。中高域とのつながりも完璧なのにあの上質の低音なんですから。聴感上のことかもしれませんが、音量も思う存分のボリュームでしたね。


    反省会も楽しかったですね。

    確かにニッキーさんのことが話題になりましたが、まさか、LINEで同時につながっていたとは知りませんでした。やっぱりIT無知の私とは違うなぁ~(尊敬)。

    byベルウッド at2018-09-30 18:03

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