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日記

パッヘルベルのカノン② (音場と定位はなぜ大事か 最終回)

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2019年02月18日

パッヘルベルのカノンの楽曲説明のようなことを、ちょっとまわりくどくお話ししたのは、音場や音像定位のチェックには、先ず、こういう《情景》を思い描くことがとても大事だと思うからです。



この曲がどのような構造をしていて、オルフェウス室内管弦楽団の録音ではどのような演奏情景を思い浮かべるのか、ということをご理解いただいたところで、このCDで私がどういうポイントでチェックしているのかということをご紹介します。

まず、ポイントは、最初の8小節。

先にご紹介したアニメ動画で言えば、最初の(1)の看板が立っている最初のブロックの部分です。

最初の2小節は通奏低音が登場します。

動画では、三つのカラータイルが足踏みをしている場面です。ここは前奏にあたる部分で、いわゆる「カノン進行(カノンコード)」を提示しています。ここで、まず、右奥の通奏低音グループの低域の質感や音程、チェンバロの音色とともに、しっかりその音像定位を確かめてください。

次に3小節目から、まず4小節の基本旋律の提示が行われます。ここで、第Ⅰヴァイオリンが登場します。続いて2小節ずつずれて第Ⅱ、そして最後に第Ⅲヴァイオリンが入ってきます。

左→真ん中→右というヴァイオリンのカノンがちゃんとそのように聞こえるかどうかが、このソフトのチェックポイントのほとんど全てです。



動画でいえば、(1)ブロックに、最後の三番目の青いタイルが落ちて動き始めるところ。同時に一番目の赤のタイルは、2番目のブロックに進んで変奏が開始されます。ここから、4小節単位の変奏が繰り広げられ2小節ずつずらした追いかけっこが延々と続きます。なお、動画では時間の関係なのか最後の3つの変奏が省略されています。CDでは、もちろん原曲通り第12変奏まで行って終結となっています。



このCDでのチェックは、以下の四象限のレベルに分けられます。

第Ⅱ象限:ハーモニーはきれいだが音がどこから出ているのかわからない

第Ⅲ象限:音の線が細く、音像が真ん中に凝集してしまい不安定

(第Ⅰ/Ⅳ象限:最初の出だしが、ちゃんと左→真ん中→右と聞こえる)

第Ⅳ象限:くっきりと3パートが林立する

第Ⅰ象限:3声部の音が融け合いハーモニーが部屋いっぱいに拡がる







以下の症状などがNGとなります。

1.音像が真ん中に凝集してしまう。
  最初の出だしが、真ん中→左→右というふうに聞こえてしまう

2.左→真ん中→右と聞こえるがくっきりと3パートが林立する
  

たいていは1.の症状が現れます。最も初歩的なレベルです。これが修正されて、ちゃんと左→真ん中→右と聞こえるようになればそれでもう合格です。意外なことに、なかなかこうなりません。スピーカーの微妙な向きで変わりますので、最初はそのセッティング調整にもっぱらこのCDを使っていました。ですから、ほんの初めの1分程度だけ再生すれば十分。3声部が重なってしまうとわからなくなりますが、余り気にしません。そういう曲なのですから。

この演奏が気持ちよく聴けるには、3声部のカノンが魔法のように融け合い綾をなすように部屋いっぱいに響きとハーモニーが拡がることです。原曲はもともとは3つのヴァイオリン、あるいは他の楽器でも構いませんが、3つの高い(トレブル)同音域のソロによるカノンでした。そういう曲を、弦楽アンサンブルにして大ヒットさせたのがジャン=フランソワ・パイヤールでした。同音域ですから、同じヴァイオリンが複数で演奏すれば、響きが重なり共鳴のようなことも起こってむしろ方位感はあいまいになって融け合うような音場感覚が生まれます。オルフェウス室内管のこの録音でも、そこが同じような美点になっています。そのことは、ご紹介した動画の単音の積み重ねに過ぎない音声と較べていただければご納得いただけると思います。

ですから、2.のように音像の方位が正しくとも、あまりにも分離し過ぎて響きが乏しくなり各パートが林立するようになるもNGなのです。これはシャープでスピードのある音像を高音質だと信じ込むひとのシステムにありがちな現象です。そこがオーディオの難しいところでしょう。

最悪なのは、図で言えば第Ⅲ象限で、方位感としては真ん中に寄ってしまい左から始まったのか真ん中なのかもよくわからず、一方、やたらにヴァイオリンの音がきつめで線が細く聞こえる状態です。これは最も重症で、正解からは一番遠いことになります。一見、クリアで分解能が高く、高域まで伸びているようなサウンドですが、実は、倍音や高域の反射残響音が聞こえていないための現象で、高帯域での減衰(ハイ落ち)や歪み、高調波ノイズや位相歪みによる干渉やキャンセルなどの問題があってちゃんと再生できていないということになります。特に分解能やキレなどを求めていくと、かえってこのことが目立ってしまうということが起こるので厄介です。ヴァイオリンの合奏というのは難しいのです。

逆に、かえってほどほどのバランスで聴いていれば、適度なハーモニー感が得られるのでそれでこのCDは十分に楽しめることになります。図で言えば第Ⅰ/Ⅱ象限の辺り、原点あたりをウロウロしているわけで、そういう再生で十分に満足されているひとにとっては、どうしてこのCDがオーディオチェックなのかといぶかるというのもそうことだからです。チェックディスクとしては羊の皮を被っているのです。

もちろん目指すゴールは、第Ⅰ象限の右上隅の方向です。

3声部の進行が穏やかで、音が融け合うようにしてハーモニーが部屋いっぱいに拡がる。どこがどのパートかわかりにくいが、スコアを手にして追えばはっきりと方向がわかる…そんな仕上がりになっていきます。簡単に言えば、最初の8小節でちゃんと左→中→右になって、後はとにかく気持ちのよい美しいハーモニー…ということです。

私も、最初は方位感のチェックだけに使っていました。そこだけでスピーカーのアライメントの不具合がわかるからです。それは、図の横軸の一次元だけの話しであって、ごく単純なことです。それでも、この曲の基本的な構造を知っていると知らないとでは、全然違ってしまいます。ところが、こういうことはスピーカーセッティングだけで起こることではないことに次第に気づくようになりました。特にハーモニー感も加えた二次元的に評価していくと、このCDでチェックできることはかなりハイレベルな問題となります。

例えば、重症ケースや2.のような症状はデジタルトランスポートの違いだけでもこういう症状が起きます。やはり、スペックが上がり解像度が増すと、響きや倍音成分の再現力としてSNや高域の位相やクロストーク、部屋の振動や反射に対して敏感になってきます。オーディオ的課題は、人によってあるいは進化過程によって、問題は多岐にわたります。ですから、このソフトは調整用というより、リトマス試験紙のような合否判定用といった使い方になっています。


長文駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

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  1. ベルウッドさん こんにちは。

    「音場と定位はなぜ大事か」という問題提起と「ハーモニー感」という結論?が力及ばす私の頭の中でつながらなかったので確認させてください。

    音場と定位ができていればこのCDで部屋いっぱいに広がるハーモニーが聞こえるはずです、という理解であっているのでしょうか。

    (逆説的に、このCDで方位感とハーモニー感が両立するように機器を調整すれば音場と定位が整うはずであると)

    byhigh speed at2019-02-18 16:43

  2. 大変に詳細、かつ、具体的な解説をありがとうございます。

    非常に勉強になりました。

    一点、残念と思っていますのは、「日記」はどんどん過去になってしまって行くので、今回の「連載」をまとめて拝見出来る方法が無いかなぁ、ということです。

    一種の教科書のような内容だと感じております。

    差し出がましいですが、ベルウッド様の自己紹介のページから「最終回」へのリンクを張って頂き、「最終回」からはその一つ前へのリンク、という形でたどれたら、多くの皆様のお役に立つのではと感じております。

    お手数ですが、いかがでしょうか。

    勝手なコメントで失礼致します。

    byKaz@MML at2019-02-18 17:18

  3. ベルウッドさんに影響され、私もこのCDを購入しましたが、こうやって解説していただくと、よりこのCDの奥深さに驚きます。

    面白いのは、最初の2小節の通奏低音。チェンバロとの兼ね合いが右奥からとありますが、アンプのバランスを左チャンネルのみにしてみると、低音がしっかり聴こえること。チェンバロの若干レベルが落ちる程度で、かなり右チャンの音が聞こえます。今度は右のみにしてみると、ヴァイオリンのカノンが左-真ん中もレベルが落ちるも難なく聞こえます。

    つまり、それぞれのパートはクッキリ分かれているわけでなく、中低音はかなり溶け合って音場を形成していること。そして各パートの独自性を保っている要素がヴァイオリンの倍音成分でしょう。

    あと、音量も大事な要素であまりに小さいと全てのパートが真ん中から鳴っているように感じました。

    また、第Ⅳ象限のクッリキという現象は考えにくいですが、これはSPのセッティングというよりもリスポジの問題でしょう。つまり定在波によって100Hzあたりにおおきなディップが生じ、音場感が乏しくなっている状態な気がします。

    by試聴記 at2019-02-18 22:12

  4. high speedさん

    はい、その通りです。

    ただ「部屋いっぱいに」というのは、情緒的あるいは主観的表現ですから、ある種の誇張と言われてしまうかも知れません。そこはあまり突っ込まないでくださいネ。

    byベルウッド at2019-02-19 10:01

  5. Kaz@MMLさん

    コメントありがとうございます。

    いただいたアドバイスは、過分なるお褒めのお言葉としてありがたく受け止めさせていただきます。

    今後ともどうぞよろしくお願いします。

    byベルウッド at2019-02-19 10:03

  6. 試聴記さん

    まったくご指摘の通りで、まさにそのことなんです。

    このCDが代表的ですが、クラシックの録音は左右chに相互の音がふんだんに共通して回りこんで収録されています。立体音響は、まさに左右スピーカーの音をリスニングルームの空間で立体合成されて出現するものなのです。ジャズやポップス系のように、別録りした近接収録音源をダビングミックスして、パンポット(左右の音量バランス)で定位を作るというものとまったく違うのです。

    だからこそ、倍音や微少な残響音などが正確に再現されないと音場と定位が両立できないのです。ちょっとしたことで音場感が不足したり定位が不安定になってしまいます。このCDのカノンは特に繊細です。小音量再生になるどんどん難しくなるのはそのひとつの証左ですね。

    第Ⅳ象限のような現象は滅多に体験しません。私はこれまで2軒のお宅だけで体験しました。え?ここまでやるの?というぐらい正確かつクッキリした3声の音像分離と定位でした。でも響きが乏しくて寂しい。ちょっと違うなぁとどうしても釈然としなかったのです。もちろんいずれのお宅でも、このような現象は解消しています。ちょっとしたことで変わるのです。

    ただ、微妙な差違としては必ずあります。拙宅で言えば、CDとリッピングファイル再生とをガチンコ比較した時に、にらさんからCDの方が良いとの指摘を受けました。確かによく聴いてみると、MFPCの方が響きが微妙にドライで冷たいのです。これがきっかけでケーブル自作作戦が始まりました。最終的には、USBケーブルがかなり効いた感じがしています。

    おそらく、残響や共鳴音の極めて微少な高調波領域の信号がノイズでマスクされたり、ジッターによって空間合成が不正確になりキャンセルされたり位相が乱れたりすることによって減衰したり立体感が阻害されたりしたのではないかと推測しています。

    先にご紹介したお二方の顕著なケースは、部屋のアコースティックのコントロールなど、もっと大きな要因が作用したのではないでしょうか。

    それにしても、さすが具体的で適確なご指摘ですね。ほんとうにありがとうございました。

    byベルウッド at2019-02-19 16:32

  7. ベルウッドさん、お疲れ様でした。

    頭で考えていても、これだけ文章にまとめるのは大変ですよね。様々なネタも用意されているのでわかりやすいと思います。まとめで2次元のグラフにする工夫も妙案だと思いました。ただ、少し実例や表現が難しいのでわかり難い部分もあるのかと思いました。

    今回のテーマである「音場と定位はなぜ大事か」は自分の言葉で表すとすれば、「臨場感と実在感が大事」でしょうか。

    臨場感=あたかも自分がそこにいるような感覚、実在感=あたかもそこにあるような感覚

    感覚的には、臨場感は自分を包み込むような音場の再生が必須となりますし、実在感は音像定位が明解な再生が必要になると感じています。

    今回のお題のパッヘルベルのカノンの再生で大事なのは、その5のレス欄で言われていますが、「響きと定位というちょっと聴感上は矛盾するふたつの要素の両立」ですね。自分の言葉で言えば、「音場空間と音像定位の相反する要素の両立」です。

    冒頭のカノンが始まる第1から第3ヴァイオリンまでが輪唱を始める様子は音像定位をクリアに再生する要素ですし、カノンが進行し3つのヴァイオリンがハーモニーを奏でる部分では、3つの音が響きあいながら部屋中に広がる音場空間を再生する要素です。

    その5のコメントで下記を書かれていましたね。
    >「ハーモニー」と言っても、何だか漠然としていていったい何のこったいというのがツッコミどころかもしれません。

    ハーモニーは和声のことですね。和音が連続して流れ、音が調和して聞こえるさまです。(ここまでは教科書からのコピーです。)俗に言うハモることですね。

    基音をベースに3度や5度上の音は、互いに響きあう音です。二つ以上でハモりますが、3和音はより響きますね。このカノンでは、第1から第3までのヴァイオリンが和音を奏でながら進行するので、音場空間の再生が出来ていれば、ハーモニーが部屋全体にあふれ、とても心地よい音楽空間が再生されますね。

    正確な再生は作曲者の意図に応じた音楽が流れるということなのでしょうね。だから、音場と定位が大事だと。

    byヒジヤン at2019-02-19 20:19

  8. ベルウッドさん、こんばんは。

    記事に即発されてこのカノンを聴いてみました。恐ろしい程に自分のシステムの力不足を露呈してしまう魔法のカノンですね。
    何度も何度も繰り返しイメージしながら聴いてはスピーカーを動かしてを続ける事で左から右に3つのパートが何となく見える様には調整出来ました。
    お恥ずかしいかな、ハーモニー感で満足してしまっている方の人間なのだと今回の件で気付かされてしまいました。

    経験と感覚と言われてしまいそうですが、ハーモニーと分離の共存を実現化する為のセッティングマナーというのはございますか?
    セッティングによって音が変わるのは分かりつつその手法がさっぱり分からない人間には霧中をただ手探りで進む行為のような物でもございます。
    どうか初心者の私にも第一歩の方向性を示してくださると助かります。

    byおいけ at2019-02-20 02:05

  9. ヒジヤンさん

    長文の連続にとことんお付き合いいただきありがとうございました。

    「臨場感と実在感が大事」とのご指摘はその通りですね。その両立がなかなか難しいところです。

    以前、「音像派か音場派か」などということを言っていたことがあります。

    「音像」が言ってみれば存在感で、「音場」が立体感でしょうか。音像がとても鮮烈に再生されているハイエンドのお宅をお邪魔したときに、その美音に感服したことがありますが、それはあくまでも試聴するリビングルームでのことであって、演奏会場の空間にワープしたり、コンサートホールに居るかのような包まれ感はありませんでした。逆にとても立体音場にこだわっているシステムを聴くと、そのほとんどが音像が薄めで存在感が希薄なサウンドです。

    だから「音像」と「音場」は対立的だと思っていた時期もあったのです。両立は難しいですね。それが、やはりそれは両立するものだ、両立しなければ、オーディオでジャンル分け隔てなく本当に音楽として楽しめる瞬間は訪れてくれないということに気づきました。

    それは、このパッヘルベルのカノンのおかげですね。

    byベルウッド at2019-02-20 10:47

  10. おいけさん こんにちは

    最近のアナログプレーヤーの改造など実践的な記事を楽しみに拝見しております。

    カノンの羊の皮の内側に何が潜んでいるか、とうとう、気づかれてしまったのですね(笑)。

    ご様子からすると、おそらくスピーカーセッティングなんだと思います。

    専有のリスニングルームをお持ちとのことなので、スピーカーの最良点はほぼ得られていると思いますが、もう少し壁から離して前へ出すとよいと思います。スピーカー左右の間隔は、もう少し狭めたほうがよさそうです。どうしても、できるだけ間隔が広いほうが良いと思いがちですが、それはよくありがちな思い込みです。

    そうやって音の良い基本セッティングが定まったら、次は微妙なスピーカーの焦点合わせです。もし、こだわりがなかったら平行法をお薦めします。その上で左右のスピーカーの振り角度をミリ単位で調整していきます。

    センター出しには、モノラル録音が最適です。よく名盤として名高いエラ&ルイが使われますが、むしろ、女声ボーカルソロが使いやすいです。私はもう1枚、「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス」の最終トラックも使っています。ブラウニーの鮮烈なトランペットの背景にふっくらとした広がりをともなったベースとストリングスが左右偏りなくセンターに定位すれば完成です。

    次のステップは、クラシック系の音場を伴ったステレオ録音での調整になります。楽器の位置を熟知している愛聴盤のなかからこれぞというもので左右定位を調整していきます。もちろん、私は、オルフェウス室内管の「カノン」や幸田浩子の「カリオン」をメインに使用しています。焦点がぴたりと合ったことを感じた時の喜びはひとしおです。

    コミュの日記検索で「スピーカーセッティング」をキーワードにして検索してみてください。皆さんのいろいろ役に立つ投稿記事が出てきます。このコミュのよいところは、こういう実体験記事がいろいろあってお互いに自分の参考にできることです。

    byベルウッド at2019-02-20 11:16

  11. ベルウッドさん、こんばんは。
    レスが遅くなってすみません。

    先日、スイートサウンドさん宅へお邪魔してカノンを聴かせていただきました。

    スイートサウンドさんのシステムを勝手に評価するようですみませんが、この記事に書かれているとおり通奏低音やバイオリンの定位が再現されるのが確認できました。

    それから、バイオリンの数が増えるに従って音場が広がっていく様子もちゃんと再現されていました。

    トラポやDACを色々変えてみたところ、通奏低音の位置が分からなくなったり、バイオリンの位置が真ん中に団子になって聞こえるものがあることも確認できました。

    このソースはおっしゃる通りで、装置全体のバランスや質感を耳で測定できる優れものであることが良く分かりました。

    「音場と定位はなぜ大事か」 →ガッテン!です。

    byED at2019-02-21 23:36

  12. EDさん

    レスありがとうございます。

    聴感というのは一見非科学的で曖昧のように思われがちで、つい数値的な測定で現れないものは否定されてしまいますが、なかなか侮れないですよね。実際に、工場などの現場ではいまだに多くの官能検査が行われています。センシング技術とAIの発達でどんどんと機械化は進むのでしょうけれど。

    トラポやDACを換えただけでも変わってしまうというのは、スイートサウンドさん宅で私も実際に感知しています。こういった現象の要因がスピーカーセッティングの問題だけではないと気づかされたのは、岡山音会のおかげと申し上げても過言ではないと思っています。

    このソフトは、そういうことにとても敏感です。音楽的なことに無関心で基本知識がないと、なかなかこのソフトのそういう側面に気づきません。甘~いバロック音楽名曲集に過ぎないと思われがちですが、なかなかの名録音です。

    「音場と定位はなぜ大事か」 →ガッテンいただけたでしょうか。

    byベルウッド at2019-02-22 09:59

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