ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

浩子 七変化 (Harubaru邸訪問記)

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2019年09月07日

Harubaru邸を訪問するのは半年ぶりのことになります。

Harubaruさんは、私と同じリビングオーディオ。恒例のマラソンオフ会を始め、もう何度もお伺いさせていただいていますが、お互いに定点観測的に定期に交流しましょうということで改めて始まった相互訪問の第1回後半ということになります。

リビングオーディオで悩ましいのは、オフ会時の同居家族との調整。そのこともまったくお互いに共通で、相互交流といってもなかなか日程が定まらないのがお互いの悩みです。

もうひとつの悩ましさは、セッティング。オーディオの論理だけで気ままにレイアウトするわけにいきません。何よりも同居家族を気遣い、意に反するようなセッティングはタブー。反面、実験室かガレージのようなものではなく、しっくりと生活空間になじんだ演出を心がけています。そういうことは、専用オーディオルームをお持ちのベテランの方々にはなかなか理解していただけないところがあります。

Harubaruさんは、とてもマニアックなシステムで系統もいくつもあって、マラソンオフ会でも実験的な比較試聴でゲストの皆さんを喜ばせています。しかもアンプ類も大がかりですし、何と言ってもスピーカーがB&W800というフラッグシップの弩級スピーカー。そうであってもリビングオーディオの格調を保たれているのが素晴らしいのです。

今回も、わずか半年のインターバルですが、その間に機器の内容はかなりグレードアップ、バージョンアップが施されています。Harubaruさんの精力的なオーディオへの取り組みにも驚嘆させられますが、システムの見た目はちっとも変わらないというところにも改めて感服させられるのです。



さっそく試聴させていただきました。

システムを切り換えていきながらの比較試聴。その切り換えは、いわばHarubaruシステムの進化の過程をたどる旅路。今までの改変、改造の変革を、その過程に沿って順次切り換えていこうという趣向なのです。スピーカーは、そういうシステムの違いに敏感に反応するということでは随一の800D3です。



いつものこれで聴いてみましょうとHarubaruさんが持ち出したのは、幸田浩子の「カリオン」からカッチーノの「アヴェマリア」です。このソフトも、システムの違いに敏感に反応しで音がくるくると変わるので、検聴用にぴったり。以前、Harubaru邸でこればかりで3時間過ごしたことがあります(笑)。まさに、七化けの浩子、浩子七変化なのです(笑)。

チェックポイントは、いくつもありますが、常時、注意を向けている基本のチェックポイントは以下の七箇所です。

①(00:01~)弦楽オーケストラの立体感、チェロ序奏とコントラバスの定位
②(00:37~)ボーカルの定位・前後の立ち位置
③(01:14~)コントラバスのピッチカートの響き
④(01:50~)バックの弦楽オーケストラの各パートの分離、折り重なる音色と響き
⑤(02:28~)ボーカルの高音フォルテの声色、透明感、抜けや伸び(そのⅠ)
⑥(03:00~)弦楽オーケストラのヴァイオリンパートの音艶、響き、各パートの分離
⑦(04:18~)ボーカルの高音フォルテの声色、透明感、抜けや伸び(そのⅡ)



さて、いよいよ試聴開始です。

切り換えは、以下の七通り。正確にはもう少し多かったかもしれませんが基本的には以下の七通りです。

(1)ESOTERIC K01→MARANZ#7→金田式GM70single→B&W800D3
(2)ESOTERIC K01(USB)→【asoyajiDAC】→MARANZ#7→金田式GM70single→B&W800D3
(3)【MFPC(Quad/ Desk mini)】→asoyajiDAC→MARANZ#7→金田式GM70single→B&W800D3
(4)【MFPC(Quad/ HDPLEX)】→asoyajiDAC→MARANZ#7→金田式GM70single→B&W800D3
(5)MFPC(Quad/ Desk mini)→asoyajiDAC→MARANZ#7→【金田式GM70PP】→B&W800D3
(6)MFPC(Quad/ Desk mini)→asoyajiDAC→【金田式プリ】→金田式GM70PP→B&W800D3
(7)MFPC(Quad/ Desk mini)→asoyajiDAC→金田式プリ→【金田式GM70PP/出川式電源】
  →B&W800D3



先ずは、一番基本となる(1)ESOTERIC K01の音です。

Harubaruさんは、ファイル再生中心でもはやCDプレーヤーはほとんど聴いていおられないそうですが、K01そのものの音はリファレンスとしてきちんと手を入れておられるそうです。前回と違って足元をリストラしシンプルなセッティングに戻されたそうです。いろいろとインシュレーターをイジって重ねておられましたが、基本はK01のオリジナル脚とフルコンメカ・ウェルフロート2段重ね。これが前回とは様変わりで良くなっていました。曖昧さや薄さが消えて、しっかりとした芯のある音に変身していることに感心しました。



このことは(2)のasoyajiDACに換えると、2度びっくり。

asoyajiDACは、トランスをさらに大きなものに換装してあるとか。以前のasoyajiDACは、トランスの味わいや旨味で聴かせるところがありましたが、反面、キレに不満がありました。これが一変していて、分解能が各段に向上し、その鮮明さはESOTERICの内部DACと一線を画します。それでいて、トランスの自然な高域減衰のピュアな滑らかさや聴きやすさはうまく残されているのです。趣味の良い格調の高いハイレゾという風格です。


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その違いは②ボーカルの立ち位置によく現れます。奥まった小ぎれいな幸田さんのボーカルが生々しく前へと出てきます。
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(3)MFPCも、全て出川式リニア電源になっています。やはりESOTERIC K01の回転音源から切り替わると、圧倒的にノイズが下がります。鮮度の高い生々しい存在感がぐっと増してくるのです。

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特に大きな違いは①音場空間の広がりで、(1)(2)ではかなり中央に小さくまとまっていた音場が両スピーカーの幅一杯に広がります。
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出川式リニア電源は、以前は土台となる中華製のトランスや定電圧回路を流用していましたが、今回は、中味はほとんど入れ替えてしまい、ケースの流用のみということだそうです。トランスの品位も上がり、特に汎用の3端子レギュレーターをディスクリートの定電圧回路に換装した結果、ノイズフロアが圧倒的に下がったという印象です。



(4)ではバッファPCが従来のHDPLEXの大型のものになり、JCAT/FEMENTOのUSBカードも導入されているのですが、(3)と較べると音の濃淡や分解能の細やかさはむしろ後退するような印象を受けます。見た目でも装備面でも軽輩に見えるmini PCが立派に聞こえるのはどうにも不思議な気がします。ということで、ここではもとのDesk miniに戻すことにしました。

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こういうところは、⑤⑦のボーカルの伸びやかさに現れます。ベルカントの高音がうまくいかないと音がビビリ気味でまるで幸田さんがいきんでいるように聞こえてしまうのはNGです。④⑥の高音弦の音色や肌触りもシルキーさが出てきます。金属的でフラットな質感になってしまうのは、これもNGです。
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ここからは下流のアナログ系の入れ替え比較です。

パワーアンプを、シングル(S)から(5)プッシュプル(PP)に入れ替えです。

ロシア管GM-70は同じですが、やはPPに換えると音がかっちりと引き締まってきます。今回、このPPアンプは出力トランスを従来のタムラからレアもののタンゴに換装されて戻ってきたばかり。そのために初期エージングがまったく出来ておらず、ウォームアップにも時間がかかるので硬い音がしますよ…ということでしたが、確かにかなり硬い音がします。そのことを頭の中でフィルターしてしまうと、私にはやはりPPは魅力的に思えました。

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PPになるとがぜん制動力が増して低域が締まってきます。そのことは③コントラバスのピッチカートの響きと定位に現れます。このピッチカートの響きは何が正解かよくわからないところがありますが、6回打たれるピッチカートのうち開放弦の4回目が大きく空気に共鳴するのが通常です。ただし、そのボリューム感にもシステムによって微妙な差が出てきます。
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さらに、プリアンプをマランツ#7から(6)金田式プリに変更します。真空管式から半導体アンプへの変更なので、さぞや音が硬くなると思いきや、あにはからんや。分解能が各段に上がったうえにさほど硬さを感じません。

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③の4番目のピッチカートは、むしろ、こちらの方が前に出て共鳴の感覚が戻りました。アンプにも相性があるのでしょうか。真空管だから必ずしも柔らかいとは言えないのです。ただしいたずらにハイレゾ的輪郭を強調するようなシステムでは④の高音弦がきつくなる傾向があります。
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ここで、電源を(7)出川式電源に切り換えました。

電源部は、各パワーアンプに共通でもともととても大がかりなものですが、さらに出川式電源を組み込みスイッチで切り換えられるように改造されたそうです。これは切り換えた瞬間に、出川式の圧勝だと思いました。全体的にぱっと一段と視界が開けたような感覚があります。④の高音弦も細やかな触感が戻ります。

これが気に入って、ここからは外のソフトもどんどんと聴いてみることに。ただし、例のエージング不足のせいだという「硬さ」は、傍らに置いておいて…ということです。

ところが…

これを聴かせていただいて、思わず「…う?これは??」ということに。



最近話題のソフトですが、どうやらMFPCにとっては鬼門のようです。ちょっとさすがにこれは聴くに耐えない(苦笑)。初めてこのソフトを聴いた私でさえ、思わずひいてしまいました。

それで、他のソフトもご指名で聴かせていただきました。



"No Moon at All"冒頭のベースもピアノも悪くはないのですが、ボーカルのサ音がきつくて聴きづらい。もともとクラールのハスキーさを少し強調した録音だと思うのですが、それが不自然に目立ってしまいます。



これは、高音が完全に混濁してしまって弦の線がまったく見えなくなってしまっています。

それで、試しにパワーアンプをシングルに戻していただきました。これでヴァイオリンの音が伸びやかな線に聞こえたら明らかにPPパワーアンプの不調です。答えはあからさまにそういう結論でした。

ここでHarubaruさん、何やらごそごそと取り出しました。

バックアップのGM-70のクアッドです。もともとGM-70は頑丈な管で、よほど無理な動作をさせなければ数年は十分に持つそうです。使用されていた真空管は使い始めてまだ1年そこそこですし、むしろ、シングルをメインに聴いておられるとのこと。寿命とは考えにくいのですが、ものは試しと予備の未使用品と交換してみました。すると、PPの上下のバランス調整不足やウォームアップ不足を割り引かなくとも、かなり改善しました。

とはいえ、やはり、トランスのエージング不足だけとは言えないようです。個人とはいえ、製作を請け負っておられるビルダーなので、完成出荷時には、当然、歪率測定やオシロでの波形観察はされているのでしょうが、寄生発振などがないかなど、もう一度、測定してもらうのが正道だと思いました。

そんなこんなで、最後は課題を残した試聴となりましたが、やはり、レベルの高い次元での実験的比較試聴はとても面白く、勉強になります。特に、B&W800シリーズの感応力の高さにはいつもながら感服します。Harubaruさんのシステムはそのフラッグシップの800D3ですから、その聴き分けの敏感さは驚異的。さらには、ヴァイオリンの音の検聴の厳しさにも改めて強い衝撃を受ける試聴オフ会となりました。MFPCのように最上流のSNと分解能がこれまでにない高みまでに達すると、ソフトによっては下流の課題を露骨にあぶり出してしまうところがあるようです。

Harubaruさん、エキサイティングなオフ会ありがとうございました。とても楽しかったですね。

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レス一覧

  1. ベルウッドさん、

    先日は定点観測にお越しいただきありがとうございました。家人がいない平日でもお越しいただけるのはありがたいです。

    CDPは少しづつですが改善しつつあります。最近出川式リニア電源に改造すべく、そのご相談に出川さん宅にちょくちょく通っていました。そこで受けたレクチャーでは、オーディオ機器の電源をできる限り独立させることでした。チクマの少し高価なタップはSNが良いのでいろんな機器を繋げていましたが、今はエソのCDPだけです。電源が入っていなくても他の機器が繋がっているのは良くないようです。簡単なことですが、これだけでもかなり良くなりましたね。

    AsoyajiDACは、ファインメットトランスのコアが10倍になったのも大きいですが、5Vの電源4つを全て日本トラストのバッテリーから取っていまたのを、これを出川式リニア電源に変えてみました。静けさが増し、深みのある力強い音になりましたので、これは正解でしたね。

    MFPCはX1おやじ邸で得られた経験から、SNを更に上げることを考えました。出川式リニア電源追加の効果は大でした。ルーター、ハブにはまだバッテリーを使用しているのですが、子機ルーターにもハブを入れて、これらを全てバッテリーを分けることでSNはかなり上がりましたね。MFさんのアドバイスに感謝です。

    金田式GM70PPアンプの出音には他の方とのオフ会でも残念感が漂っていましたね。早速愛知県のアンプ製作者の所に送って、アンプの電気特性(ゲイン、歪み率、f特性、ダンピングファクター、負帰還、左右差無し)も見てもらいました。少し調整して貰いましたが大きな問題はなかったようです。

    自宅にアンプが戻って来て音出ししてみてびっくり。高域のとがったようなきつさがほとんど消えていました。アンプを見ますと負帰還を変えるつまみが違うところにございました。このアンプを導入して4年半、このアンプに適正だと思われる負帰還量に固定していたのですが、上流の鮮度が上がり、アウトプットトランスも良い物に変えたことで、出音のバランスが大きく崩れていたようです。(^^;) 負帰還量を増すことで調整できる基本を忘れていてお恥ずかしい限りです。(^^;)

    大きな変更はしておりませんが、知らず知らずのうちにシステムのバランスが変わるというのは良い経験でした。定点観測は客観的にみていただけるので効果的ですね。今後もよろしくお願いいたします。

    byHarubaru at2019-09-07 11:41

  2. ベルウッドさん

    当方のいい加減な感想文と大違いの、精緻な分析に恐れ入りました。前日にベルウッドさんが来られたというのを伺っており、姑息にも先行逃げ切りで、サイドストーリーの随筆で慌てて誤魔化したことが露呈してしまいました。浩子さんの演奏は、どこがチェックポイントかな〜なんて呑気に聴いておりましたし、各システムの段階的な変化にも、やっぱり違うな〜なんてレベルでして、オーディオオフ会日記と言える水準ではございませんでした。

    ムター 、小澤の録音はMFPCではどうこうという以前に、どこかの帯域が加工されている様な、ちょっと不思議な印象を受けました。リマスター版に時々感じる違和感なのですが、最近のDGは初出時からそういうケースもあり、エンジニアの考え方が変わって来ているのかもしれないと懸念しています。

    byパグ太郎 at2019-09-07 12:22

  3. パグ太郎さん、横レスです。

    ムターはX1おやじ邸のCDPでは妖艶で小澤に寄り添う感じで、上手く鳴っていたと思いましたが、拙宅での鳴らし方がまだまだ未熟なのかもしれません。(^^;)

    上側のPPアンプがかなりきつい音だったのは私の調整不足でしたので失礼いたしました。本来凄い力を持つアンプだと思いますので、しっかり調整して聞き込みたいと思います。早く暑い季節が終わって欲しいです。

    byHarubaru at2019-09-07 12:45

  4. ベルウッドさん こんばんは。

    浩子さんの基本チェックポイント7箇所に注目して聴いてみました。結果はまずまずといったところでしょうか(^^;これは確かに有益なポイントですね、継続的にチェックしていこうと思いました。
    Harubaruさんは出川式電源にされましたか。昔、組んでみたことがありますが、当時は良さが全く分からなかったですね~。パーツはばらしてしっまてある筈ですが…。

    ところで、KOKIAという方がこの曲を歌っていらっしゃるようです。roonに紹介文があるので結構メジャーな方のようです。

    byそねさん at2019-09-07 22:21

  5. ベルウッドさん

    BufferPCって結構変わりますよね(汗
    アンプはちょっとした調整がずれていたようですね!
    うーん。。
    本領発揮を聴きたかったですね(笑)

    byMF at2019-09-08 01:47

  6. Harubaruさん

    先日はありがとうございました。とても楽しかったです。

    CDPはよくなりましたね。そうですか、電源タップを独占させたのですね。私も、SONY HAP-Z1ESの退役に伴って、出水電器のアイソレートトランス(兼ダウントランス)をGRANDIOSO K1が独占するようになって、また一段と音がグレードアップした感じを持ちました。

    GM-70PPは、個人的に音が好みなのですが、マラソンオフ会などではいつもSingleに対して割りを喰った評価となっているようなので、すごく応援したい気分でいっぱいです(笑)。

    そうですか。NFB量が調整できるようになっているのですね。よく無帰還アンプの音味を絶賛するあまりトータル負帰還の悪口を言うベテランの方がいらっしゃいますが、あれは間違いです。負帰還はDF(出力インピーダンス)に効きますが、本来は歪みを減らすことの効果が大きいのですね。ただ、それが今回どの程度効いていたのでしょうか。

    聴感では、かなり高域の歪みが大きかったのでNFB量の調整だけではなく、やはり、球の変更時に苦労されておられたアイドリング電流のPP上下のバランス調整がうまくいっていなかったこともあるような気がします。戻ってきたアンプが一変したということですから、そういう調整が製作者のほうでいろいろやられているのではないでしょうか。ちなみに、金田氏自身の製作記事では、このバランスは氏独自のサーボ回路で自動調整できるようになっています。pp動作のバランスが崩れると歪みが増加するだけではなく出力トランスが直流磁化するので、ここは大事なところです。

    byベルウッド at2019-09-08 04:17

  7. パグ太郎さん

    とんでもないです。当方は(翌日から孫三昧していて)サボりにサボって古新聞になってしまい、ひたすらオーディオ耳のレポートに終始してしまいましてお恥ずかしい限りです。

    話題のムターですが、今回は冒頭数分を聴いただけで再生を止めてしまい、他の録音も聴いてみましょうということになってしまったので、じっくり聴いたわけではありません。オーディオ耳がすっかり邪魔をしてしまいました。演奏そのものは恥ずかしながらまったく聴けていません。

    ライブ録音というのは、事前のプローベからたっぷり時間をとってつき合っていないと難しいところがありますね。特に、ムターは音量が小さめで、表現がデリケートなので、オーケストラとバランスを取るのが難しそうです。新しいブラームスソナタ全曲のアルバムは、そのむかし某所で某氏が「DGはこんなひどい録音を平気でリリースする」と言いながら聴かせてくれましたが、確かにちょっとどうかと思う音質でした。

    録音プロデューサーの井阪紘氏の著書では、カラヤンの肝煎りだったヴィヴァルディ「四季」録音時のエピソードが紹介されていて、そこではウィーン・フィルのコンマスのウェルナー・ヒンクがムターを引き立てるために、いかに自身とウィーン・フィルメンバーの音を抑えるのに献身的に尽くしたか、その苦労を後に笑って証言したことを紹介しています。

    井阪氏は、カラヤンとその取り巻き、特にムターのレコーディング・プロデューサー兼所属音楽プロダクション・オーナーのミシェル・グロッツには極めて辛辣です(笑)。天才少女を売り出し、たんまりギャラを引き上げたのは、商業主義者カラヤンとグロッツの二人組だと言わんばかりです。

    byベルウッド at2019-09-08 04:45

  8. そねさん

    出川式電源との出会いは、DENON DCD SA-11にまで遡ります。あるショップの方にさんざん勧められて導入に踏み切ったのです。それはもう別グレードになったくらいの改善に欣喜雀躍しました。最上流の電源なのにパワーアンプを買い換えたぐらいの変化でした。そのときに上流の大事さを思い知りました。

    出川式リニア電源いいですよ~(笑)。

    KOKIAは知りません。日本人タレントさんなんですね。roonもけっこう和製ソフトもカバーするんですね。それにしてもroonやってますね~ぇ(笑)。

    byベルウッド at2019-09-08 04:54

  9. MFさん

    今回は、ヴァイオリンの再生がいかに厳しいかというお話しにもなっているんですよ。

    私は、過去に、何度もいくつものCDに「申し訳ありませんでした。私が間違っていました。」と懺悔しました。それまで「音が悪い!」と決めつけていたCDが、システムのグレードアップやセットアップの改善でがらりと変わってしまうことがたびたびです。ヴァイオリンとか弦楽合奏のほかには、チェンバロの録音もあります。

    今は、MFPCの導入でそういうことが起こっています。これはCDというよりも、ハイレゾの配信音楽ファイル音源ですね。その中には、かつて「ハイレゾと言ってもちっともよい音ではないじゃないか!」とダメ出ししていたものがいくつかあったのです。これが、また、MFPCのせいで(笑)懺悔の日々です(爆)。

    要注意なのは、まったく逆のことも起こるということです。

    家庭用再生機器のレベルにうまく合わせた録音が、システムのスペックが上がると、がらりとアラが目立ったり暴れ出すようになる場合もあるということです。

    byベルウッド at2019-09-08 05:08

  10. Harubaruさん

    CD再生の限界を追求するのか、新たな道を追求するのか、二兎を追う(アナログやテープまで入れれば三兎、四兎?)のか、今ならではの楽しみ方でしょうか。

    PPアンプはエージングの問題でなかったということで、解決して良かったですね。愛機の実力はこんなものではないという口惜しさは、どなたも経験されることかと。

    >X1おやじ邸のCDPでは妖艶で小澤に寄り添う感じで、上手く鳴っていたと思いましたが、

    そういうお話でしたよね。お宅で聴かせて頂いた時は、録音そのものに感じた違和感の方が強かったのですが、ベルウッドさんの仰る通り、そこで終わらせていては進歩がないのかもしれません。

    byパグ太郎 at2019-09-08 09:48

  11. ベルウッドさん

    遅レス失礼します。
    浩子さんのチェック・ポイント、お陰様で重宝しています。

    システムを弄った後は、Nordostのチェックディスクと浩子Ave Mariaがルーティンです(笑)。最初は定位にばかり気が行ってたのですが、ヒジヤンさんの解説をもとにコントラバスの響きも重点的にチェックしています。

    byのびー at2019-09-08 20:26

  12. のびーさん

    レスありがとうございます。また浩子さんのアヴェ・マリアをトータルな調整、検聴用としてご愛用いただき、重ねてうれしく思います。

    このCDは、パッヘルベルのカノンとともにヒジヤンさんとの定点観測会の定盤なんです。とはいえ、これはなかなか手強いところのあるソフトです。

    チェロとコントラバスの定位位置も微妙なところまでは、正解がどうなのかまだよくわからないところがあります。

    コントラバスのピッチカートの響き方も微妙なところです。締まりすぎず、膨らみすぎずということでしょうか(笑)。

    ただ、かなり低域の解像度が高くなってくると、このピッチカートに合わせて同じ音(オクターブ上)をチェロの1台がアルコで重ねて長く弾いていることが感じとれるようになります。この重ねたアルコが聴き取れて、しかも、ベースのピッチカートのたっぷりとした量感と締まった響きがしっかりとあれば、ここがひとつの到達点なのかなぁと今は思っています。

    それをのびーさんの800D3で実際に聴いてみたいですねぇ~。

    byベルウッド at2019-09-09 10:46

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