ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

今年のマイベストCDs 2019

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2019年12月30日

昨年にも増してソフトの渉猟ということでは乏しかった一年でした。オーディオ面でファイル再生が主になったということ、そのファイル再生にずいぶんと振り回されたという事情もあったとは思います。そういうこともあって、なかなか新譜には手が出ず、あるいは既発の音源であってもハイレゾ音源が入手可能であれば、新規購入はファイル配信ということになってしまいました。CDは、ほぼ中古品の購入に限っています。

ということで、今年は、ついに、すべてファイル配信のハイレゾ音源ばかりを取り上げることになってしまいました。






1.Dynastie - Bach Family Concertos
  J.S.バッハとその息子たちの手による「チェンバロ協奏曲」集
  ジャン・ロンドー(Jean Rondeau)
  2016年9月6-9日、 ル・タップ -ポワティエ・オーディトリアム劇場
  flac 96kHz/24bit Erato/Warner Classics

ジャン・ロンドーは、1991年パリ生まれで、パリ国立高等音楽院でチェンバロを学んだ俊英。たまたま観たNHKBSの早朝に放送されている「クラシック倶楽部」で彼のリサイタルが放映され、そこでのインタビューでの彼の言葉「音楽は音のないところに生まれる」とともに、その演奏に感銘を受けてさっそく買い求めました。これがC.P.E.バッハの再発見にもつながりました。もちろん父バッハのコンチェルトにも新しい感覚を感じさせてくれます。







2.Temperaments
  C.P.E. バッハとモーツァルト作品集
  シャニ・ディルカ(Shani Diluka)
  パリ室内管弦楽団(l’Orchestre de chambre de Paris)
  ベン・グラスバーグ(Ben Glassberg)
  2018年7月、パリ Salle Colonne / 8月、ロワイヨモン修道院
  flac 96kHz/24bit Erato/Warner Classics Mirare

シャニ・ディルカは、スリランカ人の両親のもとでモナコで生まれ育った新進の女流ピアニスト。コミュでの紹介で知りながら、ちょっと尻込みしていましたが、そのプロモーション・ビデオをYou-Tubeで観てすっかり魅了されて飛びついてしまいました。今年のベストに、これまたC.P.E.バッハの連続登場です。モーツァルトの疾走感の原点は、ハイドンの疾風怒涛とともに、C.P.E.にあったのだと、今さらながらの再発見です。いままでC.P.E.は、ヨハン・セバスチャンの息子という感覚にとらわれていましたが、むしろ、モーツァルトに大きな影響を与えた古典主義の先覚者だったのだと気がつきました。ここでシャニ・デュルカは、C.P.E.のコンチェルトで、その疾走感と透明な哀感を鮮烈なまでに現出し、さらには、ヒストリカルのフォルテピアノ(レプリカ)を使用してモーツァルトの原点を色彩豊かに照らし出しています。






3.Vaughan Williams: Fantasia on a Theme by Thomas Tallis
  LSOライブ ヴォーン・ウィリアムズ トマス・タリスの主題による幻想曲ほか
  LSO String Ensemble & Roman Simovic
  2016年2月3日、ロンドン バービカン
  DSD64 LSO Live



紀尾井ホール室内管で取り上げられたヴォーン・ウィリアムズの曲の予習用ということでダウンロードした演奏。ストリングス・オーケストラは、オーディオチェック用としても厳しい音源で、その意味では、チューニングが仕上がるたびに聴き込んだ音源です。オーディオというのは不思議なもので、スペックが上がるほど、それまでBGM的に再生されていた心地よいはずの弦楽オーケストラ曲に対してことさらに牙を向けるようです。それがうまくいけば確実に寝落ちできる音源。CDフォーマットの「パッヘルベルのカノン」とともにDSDフォーマットとして今年一番再生された音源のひとつとなりました。




最後に、今年、亡くなったマリス・ヤンソンスを追悼しての一枚。

一枚だけ選べということになると、いろいろと迷ってしまいます。トップオーケストラから引っ張りだこの名指揮者だっただけにロイヤルコンセルトヘボウやバイエルン放送響など一流どころに数々のライブ盤がリリースされていて、いずれも名演となっています。最後まで迷ったのは、五嶋みどりと共演したベルリン・フィルハーモニー管とのメンデルスゾーン/ブルッフの忘れがたい名盤。ですが、このソニーの録音が今ひとつ好きになれません。結局は、昨年、マイベストでご紹介したソフトを再登場ということでご紹介します。実演で聴いて、つくづく感じたのですが、ヤンソンスとバイエルン放送響のコンビは、実に民族色を描き出すのが上手い。特にスラブ系、東欧の民族色を描かせたら絶品。もちろん、ブルックナーなど中欧正統音楽にも深みのある演奏を残していますが、あのミューザ川崎で聴いたアンコールでのドヴォルザーク「スラブ舞曲」が忘れがたい。ということで、この選択となったというわけです。


(番外)
RHAPSODY 
  マリス・ヤンソンス指揮/バイエルン放送響/デニス・マツーエフ(ピアノ)

2015年10月、ミュンヘン ヘルクレスザールでのライブ収録。民俗風味たっぷりの「狂詩曲」5曲を、ヤンソンスが世界トップクラスのヴィルトゥオーソ・オーケストラのバイエルン放送響の熱狂を呼び覚ました熱い熱いライブ録音。こちらはPCM 48KHz/24bit。ファイル再生のチューニングで、これが一番よくかかったソフトということでもありました。


来年は、じっくりと、手持ちの音源で未聴のものの掘り起こしを中心にもっと音楽そのものに耳を傾けてみたいと思っています。その意味で、来年は、相変わらず新譜はファイル配信、あるいは、既発の発掘ということになりそうです。

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  1. ベルウッドさん

    今年は配信のダウンロード音源ばかりですか。良さそうなものを物色しようと思っていたのですが、今回はやめておきます。

    自分も手持ちのものの掘り起こしと、以前の録音ものをネットを見ながら物色中です。これがかなり楽しいです。

    byヒジヤン at2019-12-30 13:58

  2. ヒジヤンさん

    いずれもCDやSACDでも発売されていますよ。興味を持たれたのならぜひディスクでお買い求めください。

    byベルウッド at2019-12-30 16:33

  3. ベルウッドさん
    今晩は

    ジャン・ロンドーもシャニ・ディルカも印象深いアルバムでした。力作でもありましたし、そういう熱のようなものは二人の音楽から受け取った気がします。そういう体験を求めてはいても、なかなか出会えるものでもないっていうところに、また一期一会のような愉しみもあるのだな~というのが今年の感慨です。。。

    ちょっと早いかもしれませんが、よいお歳をお迎えください。また来年もよろしくお願いいたします。

    蛇足ですが、さきほど調べたら、ディルカの新譜がまもなくリリースだそうです。なんと今度はベートーヴェンとインドのラーガをとりあげるとのこと。。。彼女はどんどんアグレッシブになっていくような気がしています。

    byゲオルグ at2019-12-30 20:48

  4. ベルウッドさん、こんにちは。

    本年中はご厚情を賜り、ありがとうございました。
    来年もよろしくお願い申し上げます。

    HAP-Z1ESあたりから何となく予感はありましたが、ファイルオーディオ+アナログというのが現在のオーディオの着地点なのかもしれませんね。
    私はもうしばらくHAP-Z1ESと付き合っていくつもりですが、EsotericのN-01XDには惹かれるところがありました。
    現用機のOMEGAのメンテナンスが出来なければ入れ替えを考えたかもしれません。

    ソフト面については、私も「積ん聴き」が溜まっておりますので、そちらを何とかしないといけません(笑)
    まあ、それについてはディスクのリッピングを地道にやっていくしかありませんけれども。

    もう一本の日記に関連する話にはなりますが、ヤンソンスの実演を聴けなかったことが残念でなりません。
    私用だったり病気による代演だったりと続いて、これも縁としか言いようがありませんが。
    ベルウッドさんの挙げられた演奏のディスクも購入済みですが、来年早々にバイエルン放送響との録音集が届くはずですので、それを聴いて故人を偲びつつ楽しみたいと思います。

    byfuku at2019-12-31 11:56

  5. ゲオルグさん

    取り上げたアルバムはいずれもなにがしかの「つながり」があって、そこから熱いモノをいただいたというところがあります。ジャン・ロンドーとシャニ・ディルカは、まだ、実演に接するには至ってないのですが、このコミュでの交流がその「つながり」になっています。

    感謝の気持ちをこめて、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

    byベルウッド at2019-12-31 16:09

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