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日記

「実用オーディオ学」(岡野 邦彦 著)

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2020年07月18日



表紙デザインは何だか古くさいが、2019年の初版で内容は新しい。

著者は、東大原子力工学卒の工学博士。東芝、電力中央研究所等を経て、現在、慶応大学理工学部機械工学科教授。プラズマ研究に携わり実験装置内で発生する高周波の位相差特性を測定する研究に携わるなどデジタル機器にも詳しい。また、趣味の世界では天体写真家としても知られている。

本書は、そういうバックグランドを活かしながらも、あくまでも趣味のオーディオを楽しむ立場からの「科学的なアプローチ」を提唱している。専門技術者や評論家など、ともすればメーカーなどの《供給サイド》からの視点になりがちな解説ではなく、ユーザーの《需要サイド》の視点での啓蒙書で、読みやすくわかりやすい。

『まえがき』には、著者自身のシステム概要が紹介されていることもよい。



そこからわかるのは、著者がルームチューニングなどにデジタルをフルに活用していること。本書では、《技術》という理屈だけではなく、そういう自身のアプローチが具体的に紹介されている。

その初章が「アースと電源」というのが、いかにも著者の見識だといえる。

その原則は「一点アース」。とにかく「アースループ」を避けること…に尽きる。多点アースやループだらけでも本人がそれを良い音と感じるならそれで良いが、それを他人にアドバイスするのは間違っていると言う。「仮想アース」でも同じだと思う。

CDについての《常識》にも疑義を示している。

ハイレゾに劣るのは、20KHz以上の周波数が含まれていないからではなく、可聴帯域の波形精度が劣るせいだという。実際、著者が測定したオシロスコープでのサイン波観察の写真を見るとちょっと驚く。



DACの違いもあるが、高周波ノイズもビートも載りまくりのものが多い。波形のきれいな機種はFPGA方式(D)だったという。一方で、一見ひどい波形のもの(A)でも市場での音質評価は高かったり、高周波ノイズをあえてカットしていないもの(E)がプロオーディオ用機器であったりするという。CD再生もまだまだ進化の余地があるし、ハイレゾといっても、可聴帯域での波形精度としては192KHzぐらいで十分であり、果てしなくサンプリング周波数を上げても限界があるのではないかという。

本書の真骨頂は室内音響のチューニング。

前述の通り、著者自身は、イコライザーを活用して室内音響の調整を行っている。

その前提としてフリーソフトを使った室内定在波シミュレーションを行い、配置の工夫等で部屋の特性をある程度整えておくことを勧めている。

シミュレーションからは「横長(ヨコ配置)」の方が音が良いということがわかる。

その理由も納得的。もちろんあくまでも一般論であるが…。また、何が何でもフラットにすることが正解ではないということも同感である。

定在波の影響が大きいのはおおよそ200Hz以下で300Hz前後以上はほとんど問題にならないという。一方で、定位感、音場感に大きな影響があるのは200Hz~300Hzの領域にあるという。



そこでは、波長がちょうど両耳の左右間隔に当たり位相が逆転している。奇数次定在波の中央はディップ(「節」)に当たるのでマイク測定は音圧が低く出てしまい、これをブーストすると不自然になるので注意が必要だという。これは、ちょっとした盲点で、アンチ・グライコ派の私にとっても納得的だ。

補正イコライザーは、グラフィックイコライザーよりもパラメトリックイコライザーを勧めている。周波数も帯域幅も精確にセッティングできるからだ。帯域を全体的な視覚的印象で調整するのではなく、クセを生ずるピーク・ディップだけに焦点を当ててピンポイントで潰し、過度なブーストなどを避けるという考え方だ。

また、ダイナミックレンジ調整ということも提唱している。小さい音を少し大きくして聴きやすくする。そのダイナミックのリニアリティを周波数ごとに設定する。いわば、かつてのラウドネスコントロールのようなものだが、これもパラメトリックイコライザーで調整可能だからだとのこと。

このダイナミックイコライザー(DYN)という考え方は、実は、著者の天体写真の経験から導かれたそうだ。リニアリティが高く、ダイナミックレンジが広いはずのデジタルカメラが、フィルムに負ける。電球のような自己発光物が白く飛んでしまう。これが星を撮す天体写真では致命的。著者は、その対策を提起し「デジタル現象」と呼んでいる。

それは、リニアリティを放棄し、ダイナミックレンジを紙の上に表現可能な範囲に圧縮するというもの。それをオーディオに応用したのが、DYNを使ったダイナミックコントロールというわけだ。

これはなかなか目からウロコで、アナログ録音の音が良いとか、リニアリティの劣る真空管の方が音が良いとか、なるほど、そういうことだったのかもしれないと思える。

スピーカーによってはグリルをつけることでチューニングがなされているものがあるという指摘も同感だ。具体的には著者が使用するPIEGAはそういうスピーカーだという。

そのほか接続ケーブルについての解説もわかりやすい。個々の高級オーディオケーブルの音の評価をしているわけではなく、使用選択にあたっての留意点を指摘していて実用的だ。

科学的で効率的なオーディオの追求というアプローチには大いに共感できるし、その考え方や具体的な方法は、実際にもいろいろと応用できて参考になる。




その常識は本当か これだけは知っておきたい
実用オーディオ学

岡野 邦彦 (著)
コロナ社

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レス一覧

  1. ベルウッドさん、こんばんは

    興味深い書籍のご紹介ありがとうございます。

    まさに自分もそう思っており、CDとハイレゾの違いは耳に聴こえない超高域などではなく、可聴帯域にあると思っています。

    また周りにもそう吹聴しております。
    ハイレゾ対応が必要なのはトランスポートとDACだけだよ、と(笑)
    ハイレゾ対応スピーカーなんてものは必要ないという立場でございます。
    (可聴周波数に有為差が出るため)
    ただ、それとは別にツィーターの特性を伸ばしていくと
    勝手にハイレゾ対応?してしまう、とも考えますが(笑)

    byテナガザル at2020-07-18 17:34

  2. ベルウッドさん
    大変良い啓蒙書ですね!入手して熟読しようかと思っています。
    アースループに関しては理想と現実の狭間で悩むことが多く、私も機材入れ替え後しっくり行かず、いたちょうさんにアドバイスをお願いしたことがあります。
    アースループに関して、古いラジオ技術誌にも良い解説がありました。レスには画像が貼り付けられない様なので、別途、日記で紹介してみたいと思います。

    byゼロdb at2020-07-18 17:35

  3. ベルウッドさん こんにちは

    こちらの著者さんは冒頭で書かれました立派な経歴の割に
    内容は経歴から期待できるものでは無いと感じました。

    ミスリードを狙ったような際どい書き方に違和感。

    図2.5の(A)は恐らくDENONですね。こういうの見たことあります。"ALPHAプロセッシング"は記録されていないものを『予想?』付け加えるのですから・・・期待する正弦波以外のものが出て来るこういう結果が出ても不思議ではないです。似たようなものにSONYの"DSEE"があります。他のDACらと比較する際には「特別な補間フィルター」の存在有無は最低限、明記するべきですが当の著書ではどうでしたでしょうか?

    著者は「可聴帯域の波形精度が劣るせいだ」という提示をされているようですが、図示している周波数は可聴帯域の上限の20kHz。更には可聴「帯域外」でCDに記録できない21kHzの図を提示している。ここも、先のDENON?の件と兼ね合わせ、まるでミスリードを狙っているかのようです。著書ではこの後きちんと「可聴帯域」の音楽信号でハイサンプリングなデータと通常のデータの音声信号の音楽波形比較または差分抽出をされていましたでしょうか?まさか当日記で転載されたオシロ波形を示しただけで終わりでは無いすよね???どうでしたでしょうか?
    ※ただの確認です。責めているのではありません。

    ダイナミックレンジの話題はレコードやTVでは知られた話。
    知らなかった人は、試しにCDプレーヤーのLINE-OUTを、テレビのアナログLINE-INに接続して、テレビでCDの再生音を聴いてみて下さい。椅子からひっくり返るほど、音が悪いはずです。
    このような比較で、放送側がリミッターやコンプレッサーなどDレンジを圧縮して聴きやすくしてくれているワザを感じ取ることができるかもしれません。(テレビでCD再生は単なる自分の持ちネタの紹介です。別に本に書いていなくてもOK。)

    bynightwish_daisu at2020-07-18 18:12

  4. テナガザルさん

    人間には聞こえなくとも、超高域が再生できると音がよくなる…という類いのことは意外に多くのひとが言いますね。私も、帯域内の波形の再現性だと信じていましたので溜飲が下がる思いでした。ただ、フーリエ級数やフーリエ変換のことを持ち出すとちょっとややこしいんですよね。著者はそこにはあまり深入りしていません。

    ハイレゾ対応というのは、たぶん、超高域が再生可能だということなのでしょうが、これはスピーカーなどそこだけで言えばその通りなのですが、音源にそもそもそれだけの周波数が入っているのかということなんですよね。それよりも可聴帯域での波形精度の方が重要だというのが著者の考えです。

    いずれにせよ、薄い本なのでさらっと読めてしまい、それでいてけっこうためになる本です。

    byベルウッド at2020-07-19 00:20

  5. ゼロdbさん

    アースは、実際問題となると難しいですよね。著者は、そういう個別具体的なことの前に、基本的で実際的な知識とかマナーのようなものを説いています。

    例えば、アースループのことを「ノイズが逆流するから」という風に理解しているひとがけっこういらっしゃいますが、そうではないんです。それはアンテナなんです。そういうお話しなんです。

    回路や実配線的なことがよくわからなければ、アースはつながない方がよい…というのが著者のアドバイスです。

    ただし、昔のアナログアンプ、真空管アンプはつないでおいたほうが良い。それは高電圧を扱うので安全のためですね。古い技術誌がそういったことをどう記述しているのか…?レポートを楽しみにしております。

    byベルウッド at2020-07-19 00:29

  6. nightwish_daisuさん

    前に紹介した本もそうですが、こういう類いの本は、そんなことはオレはもっと知っているぞというひとがいて、こきおろしたがることが多いようですね。まあ、それも人それぞれだということで(笑)。

    21KHzの波形写真は『本来の動作保証範囲を超えているから示すべきではないかもしれないが、一番特性の差がわかるので、参考までに示しておいた』との断り書きがあります。

    DACの機種は明記されていません。あくまでも、機種によってこんなに違うのか、ということが言いたいためですので、機種の方式の詳細は本旨ではないという立場です。

    従って、Aの機種は、それがどこのメーカーのものかわかりませんが、「いわゆるCDらしい歯切れの良い音」「アナログと対極の音」「力強くデジタルらしい」などとあるので、個人的にはDENONだとは思いません。「フィルター」に二つの方式で選択できるとあるので、詮索がお好きならご参考まで。

    「補間」というのは、離散値から原信号を逆算する演算のことをおっしゃっているのだと思いますが、A/D変換よりもはるかに難しいとだけ述べています。詳細に技術的に深掘りすればいくらでも書くことはあるのでしょうが、そこはさらりとわかりやすく書いてあるのが、むしろ、親切です。

    ダイナミックレンジに関しては、もちろん、コンプレッサーやリミッターのことも触れています。そもそも使用している機器(部リンガー)はそういうPAユースの流用です。著者は、そういうコンプやリミッターとは違った設定を提案・提示しています。

    テレビの再生回路に、そういうプロセッサーが通してあるということは恥ずかしながら初めて知りました。もしそうであっても、だからといって著者の言っていることが低次元の話だとは思えないのですが。なお、ダイナミックコントロールを装備しているということで、マッキントッシュのプリアンプが紹介されています。

    まあ、私の拙い紹介文で読む気になられるかどうかは、著者のあずかり知らぬところだと思います。

    byベルウッド at2020-07-19 01:04

  7. ベルウッドさん、こんばんは。

    私もこの本を持っていて、最近、2回手に取る機会がありました。順番は忘れましたが、1度目はEO-01に複数の機器の電源を挿すことの是非を巡るベルウッドさんの議論の際に、今1度はnight氏からアースに関連する書籍を勧めていただいた際でした。

    つまり、私が読み返したのは一章です。「科学の作法」と言いながら、アースに関して実証的と言えるのは、蛍光灯のスイッチでDACのミュートが云々というだけであるのは、あくまでanecdotalな次元な話で、ニュートンがリンゴの木の直観に頼らず振り子の運動を無限に羊皮紙に書き連ねたのと比較すれば自明ですが、あまり科学の作法らしからぬ話だなとは思います。audio designのアンプを使われているようですが、大藤さんが著者で展開した話をほぼ写したかのような前提と結論に、ちょっと学者にしては、、、と感じました。

    アースループはダメ、一点アースのみ許容という主張の次に、大藤さんは左右モノラル電源のアンプのリスクの話になっています。岡野氏はと言えば、タコ足配線です。このタコ足配線はどのような意味でオーディオ的に正当化されるのでしょうか?EO-01に複数のプラグを挿すべきという主張と何が違うのでしょう。 逆に正当化されないならば、この第1章は大藤さんの議論をパクっただけであるのを粉飾するために、およそ科学的とは言えない結論を自嘲気味に述べた、ということにはならないのでしょうか?

    私はこの著書の一章よりも、ベルウッドさんが私に与えてくれた、EO-01に複数のプラグを挿すなという、警句を信じたいと思います。

    byベルイマン at2020-07-19 01:10

  8. ベルウッドさん こんばんは

    ひとつだけ。

    「テレビの再生回路に、そういうプロセッサーが通してある」
    再生回路ではなくて、放送局側。放送局側で家庭のしょぼいスピーカーでも音声が聞き取り易いようにDレンジを圧縮したり加工を施して放送しています。再生時ではなく、家庭に届く前。送り出し段階での加工です。CDやレコードの「マスタリング工程」といえばイメージし易いでしょうか?テレビ向けの音質調整です。
    そういうテレビ用に調整されていない音源、たとえばCDを、テレビに繋ぐと、テレビの内蔵スピーカーはCDの広大なダイナミックレンジに対応しきれずひどい音になるという理屈でした。

    私の昨晩のHDDの消費電流のYoutube動画は、HDDの動作音が聞き取り易いようにと考えて、「コンプレッサー」で音を調整してあります。一般に、MP3やAACに音声圧縮される場合は、音量は大きめで且つDレンジを圧縮した方が最終的に良い音に聞こえるように仕上がります。(AACは地上波デジタル等の放送で使われています)

    bynightwish_daisu at2020-07-19 01:30

  9. ベルイマンさん

    すでに読まれているのですね。

    この本は、わずか130頁ほどですので、ひとつひとつにあまり深入りせずに基本的なアプローチマナーを説いているので、物足りないと感じるかもしれませんね。

    蛍光灯というのは、確かにずいぶんと古くさくて卑俗な話しかもしれませんが、たぶん著者の実体験なんでしょう。著者が言いたいのは、ノイズを拾うようなことがあったらアースを疑えということなんだと思います。

    タコ足配線というのもちょっと似たところがありますね。著者が言いたいのは、コンセントが離れていて独立しているように見えても、工事が粗略で実は壁の中でつながっているかもしれない。そうなると巨大ループを生じてしまうから気をつけろ、ということ(p.17 図1.13)。ループが出来ても、タコ足ならループが小さいのでずっとマシだというわけです。決してタコ足を勧めているわけではないと思いますが、オーディオマニアの気質からすればひどく雑な感じがするかもしれませんね。

    私が、EO-01に、直接、複数のプラグを挿すなと申し上げたのは、もう少し高級な(笑)お話しで、アースループのことではなく機器の電源(整流回路など)自身が発生するノイズが他の機器に影響する可能性があるからです。その対策としてアイソレーショントランスを機器毎に設置することを提案したというのが本意です。

    なお、先日、出水電器の島元社長とお話ししたら、EO-01を部屋の別々の場所に複数設置することは可能で、その場合は、大元の電力計から分岐させることになるとおっしゃってました。まさか、島元さんが壁内の2線ケーブルでつなぐだけ…なんてことはしません(笑)。

    byベルウッド at2020-07-19 02:05

  10. nightwish_daisuさん

    テレビで再生させると音が悪くなるということでしたか。そりゃそうでしょ(爆)。

    繰り返しになりますが、音源制作や送り出し側で、コンプやリミッターを使っているというのも、それはもうオーディオファンなら誰も疑っていないことでしょうね。

    本書を読んで、携帯機器やある種の高級アンプにもそういうダイナミックのリニアリティをあえて弄って聴きやすくする回路技術が密かに使われていると疑い始めました。

    byベルウッド at2020-07-19 02:15

  11. ベルウッドさん
    スマホでは小さい音を大きくする感じです。私のは・・・ですが。
    電車内など騒音下でYoutubeを見るのにとてもいいです。

    bynightwish_daisu at2020-07-19 03:27

  12. ベルウッドさん、おはようございます。

    すいません。酔っ払ってくだを巻きました。たしかに、本の記述の一部分を突くなどというのは、およそ入門書にすべきではない暴挙でした。現在ピュアからもシアターからもはじきだされかけている気分でありまして、つい本にあたってしまいました。おまけにご指摘のイコイライズイングの話に感銘を受けたのを今更思い出しました。すいません。m(_ _)m

    ですから、まさか・・・の話はすごい気になります。(^ ^) ただ、壁内で繋ぐのではないのは分かりますが。とはいえ、(爆)、2台のEO-01の地中アースは同じ一つです。つまはじき者の近々の赤羽詣をおゆるしいただけないでしょうか。

    byベルイマン at2020-07-19 09:43

  13. nightwish_daisuさん

    私の場合、ずいぶんと以前に通勤時に使っていたiPodが、どうしてもメインシステムでの再生ではきつくなるトゥッティのピークをすっきりとクリアするので感心したことがあります。今にして思えば…というわけです。高級アンプにもそういう仕掛けがあるんじゃないかと疑い始めました。

    byベルウッド at2020-07-19 10:01

  14. ベルイマンさん

    本書でのアースの記述のキモのひとつは、3Pプラグの中央ピン(E)はつながない方が良い…ということ。実際、国内販売のほとんどの機器はつながっていません。

    もしここがつながると各機器はアース(E)ラインでつながります。一方、信号ラインのシールド等がアースとして各機器間をつないでいますので、二重のアースラインが出来てループを生ずるからです。

    2台のEO-01は、当然、地中アースは共通です。ここに1点アースをすることをおすすめします。

    アースは、3Pプラグで逆に中央ピンだけ導通させてアース線を作ればよいのです。これを1台の機器のみに接続して1点アースとします。私も同じですが、著者はこれをプリアンプから落としています。

    もし、他の機器もアースする必要がある場合は、信号線のアースラインを切ります。著者の場合は、フォノEQがそうですが、その後段のデジタル機器をTOS(光ケーブル)接続にすることでそれを実現しています。RCA等ではシールドを片側浮かしたら音が良くなったという話しもありますが同じことです。

    なお、著者はまったく仮想アースを想定していません。でも仮想アースは効果的です。「遠くの大地アースよりも近くの仮想アース」というわけです。けれども、同じ仮想アースに複数の機器から落としたり、仮想アース同士をつないでしまったら、またまたループが出来てしまいます。これはダメです。

    ベルイマンさんは、2台のEO-01にそれぞれ独立した2つのシステムを構築されるわけですから、以上のことをそれぞれに守れば、1点アースは保たれます。2つのサブシステムを信号ラインでつなぐことはないと思いますが、もしあれば、光や無線で工夫することです。

    拙宅は、リビングルーム兼用なので同居人を追い出す必要がありますが、現下の状況ではその了解が得られず自宅オフ会禁止状態です。一時は自粛緩和で同居人外出の予定もあったのですが、今は元の自粛状態に戻ってしまいました。なかなか先が見えない状況です。

    私自身は、必要があれば外出はしているのですが…。

    byベルウッド at2020-07-19 11:52

  15. ベルウッドさん、こんにちは。

    詳細に教えていただきありがとうございます。

    AVプリから部屋の前後にS200を2台おきます。AVプリは2ピンなので、シャーシにアースして他はアースを浮かせて一点アースとするか。

    または、2台のS200に電源からアースして、シールドされた信号線が2系統AVプリに入り大きなアースループができるので、この2系統のシールドの片側を切ることになる。

    まずは、AVプリのシャーシに一点アースをするということにし、大地アースを決めたら、仮想アースを加えますし、仮想アースでアースループを作り直さないように注意します。

    いやあ、溺れそうです。堂々めぐりを自分は繰り返していて、なんだか進歩していない気がします。コロナ禍が過ぎたらお伺いさせてください。コロナ禍が過ぎ去らなかったら、飲んでください。(^^)

    またよろしくお願いします。

    byベルイマン at2020-07-19 19:07

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