RICHEBOURG
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クラシックを聴いています。

マイルーム

イギリス旧家の様な空間が目標です
イギリス旧家の様な空間が目標です
持ち家(マンション) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン~80型 / ~2ch
今から半世紀前の再生装置を使って、その当時のクラシックを聴いています。 <システム構成> 《mono LPプレイバックシステム》 GARRARD301 (A…
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  • BDプレーヤー
    OPPO BDP-95
  • 一眼レフ エントリークラス
    NIKON D5100
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    TAOC MSR-3W
  • D-ILAプロジェクター
    VICTOR DLA-HD350

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日記

ストラ邸訪問記

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2014年08月31日

ストラさんの新居は日記でご紹介されているとおり和室です。
私が最後にお伺いしたのは去年の6月ですが、そのときは洋室でした。
今回、和室に引越しされ、ほぼ完成形というそのお部屋が気になり、急遽お邪魔させて頂きました。

シロネアンプは健在です。


幾つかディスクをお持ちさせて頂き、聴かせて頂きました。


早速、カーゾン×ブリテンのモーツァルトはピアノ協奏曲20番から第一楽章を聴かせて頂きました。ここでのカーゾンのピアノはソフトですがエッジがしっかりとしていて、力強くも紳士的な演奏で、大好きな1枚。
ストラ邸では、濃密に一体となって奏でられます。濃いのです。この演奏は元々濃いと思っていましたが、それが良く伝わりました。



度肝を抜かれたのは、ヒラリー・ハーン「ヴァイオリン&ヴォイセス」。
ソプラノに比べバリトンは左奥になり奥行き感があり、ちょっとだけ高い位置になります。
そて、そのソプラノですが、紛れもなく「居る」のです。ハッキリいって怖い。悪い言い方をすれば気持ち悪い程です(失礼ですが)。実在感を通り越して「気配」があります。実写では見えないのに居るので、怖いのです。ストラさん、何か霊能力でも使いました?(笑)



最近、日記で紹介されているユジャのラ・ヴァルス。
昨年の4月に演奏を聴きましたが、そのときのユジャは身体を撓らせ、跳ねる様に、しかしフォルテは全身を使って力強く弾いていました。余談ですが、ラフマニノフのピアノソナタ2番はもっと凄かった。しかし、こちらは肝心の録音がありません。
さて、ラ・ヴァルスですが、この盤はどちらかというとユジャの大胆なテクニックと録音の優秀さが目立ちます。それは置いといても、その動きがみえ、跳ねる様に、弾む様にこの曲に挑むユジャがみえるのです。生そのものの「気配」がここにあります。改めて思うのは、このソフトは再生が非常に難しいということ。対抗配置で見えるか、量感の表出が出来るか、高域のピアノが細くなってないか、などなど。まして実在感を通り越し「気配」があるというのは大変なことです。



さて、小編成が続きましたので、ここでブラームスのピアノ協奏曲1番を。定番となったグリモーです。
これの新/旧を聴き比べました。
「旧」は荒削りながらも骨格は既に完成しています。しかし、どちらかというとブラームスサイドからのアプローチを感じます。グリモー27歳の録音、ブラームスが26歳のときに初演したこの曲、この頃からクララを意識させる演奏ですが、ブラームスを強く意識しているのは間違いありません。
対して「新」はグリモー42歳の録音、この初演の時にクララは40歳(弾いたのはもっと先ですが)。何故にこの曲に再度挑んだか、その意図は言うまでもありません。
より優しく滑らかでエレガント。霊妙なまでの清楚な佇まいがありながらも、官能や激しさを内包している。直球的な書き方をすれば「どうだ!」が「どう?」に変わっている様に感じました。
やはり「新」の方が完成度が高いのは違いありませんので、「新」をジックリと聴かせて頂きました。
新生ストラ邸では以前より大きく広がりますが、オケでの音の広がりには、限りがあります。ですが、決して大音量ではないのに身体で感じる音圧感、空気感は当に生そのもの。そして第三楽章の第三部は第一群。オケとの一体感に加え、この強力なフォルテはなんでしょうか。そしてカデンツァ。この流麗なカデンツァは、聴きどころの一つですが、高音域のピアノもしっかりと質量があります。鳥肌が腕にザッとでます。それは紛れもなく「居る」からなのです。私は昨年の11月にオケ違いで、この演奏を聴いています。グリモーの「気配」を感じたのです。実演を聴いたからこそ、より感じるものがあります。
私の聴き逃しかもしれませんが、ペダル音がもう少し欲しかったですが、そういうものは、ものともしない説得力がありますし、グリモーの意図がクラシック素人の私にも恐ろしく判るので、こういう議論は不毛かも知れません。





しかし、新生ストラ邸の本領はやはりジャズです。ジャズに全くもって疎い私ですが、それでも、ここで演奏されるジャズは反則ですね。
クラシックも素晴らしいのですが、ホールでは無くそのものを被り付きで聴く快感があるので、そういう意味でもジャズはうってつけなのでしょう。そんなストラさんのジャズを帰宅前に30分弱ほど聴かせて頂きました。

八代亜紀の舟歌、冒頭のクラリネットですが、これが凄い!
ソースはCD-Rですが、圧巻の一言です。
生々しいを通り越し、息を感じてしまいます。ディスクにここまで入っているのでしょうか。ジャズは勿論、オーディオを知らなくても、聴けば驚かれると思います。

ティファニー「アメイジング・グレイス」からバット・ノット・フォー・ミーを。冒頭のウッドベースの胴鳴り、弾く感じまでもリアル。
高いけど、透明があり、太い。けっして甲高くならないティファニーさんのヴォーカル。
やがてピアノ、ドラムが加わり、それらの一体感というか、熱気が伝わります。





限りあるスペースで、御自身の「耳」を頼りに、適材適所で最小限のルームチューニングを行い、この空間を作り上げられるストラさんの腕はやはり凄い。
一見、簡単な様に見えますが、この「適材適所」がとても難しい。色々なポイントで最小限にどう行えば良いか、これは長年スタジオで生を体験された経験、いや本能(身体)がそうさせるのでしょう。

ストラさん、お世話になりました。
ありがとうございました。

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レス一覧

  1. RICHEBOURGさん
    今晩は!

    素晴らしい表現ですね!
    それだけ生々しい新生ストラ邸サウンドなのでしょうね。

    この演奏に付随する「感情の発露」こそ生演奏の醍醐味だと思います。
    演奏者の「感情=気配」は、まさに音楽の根幹に位置する重要なファクターと確信してとても大切にしている感覚です。

    まったく羨ましい〜〜〜!

    鳥肌が立つ音楽。
    バズケロも希求して止まない「情感の愛撫」

    やっぱりストラサウンドって、「超エロ」なんですね(爆!
    素敵な一日、魅力的な日記に拍手。
    勝手ながらお気に入りにさせていただきました。
    今後とも宜しくお願いします。

    では、では

    byバズケロ at2014-08-31 22:41

  2. RICHEBOURGさん、こんばんは。

    紛れもなく居る気配感に鳥肌が立つ…過去何度か経験がありますが、オーディオ再生として相当高いレベルでないと実現できないと思います。

    ブラッシュアップされたストラさん邸、私もまた聴かせていただかなければ…。

    byKYLYN(キリン) at2014-09-01 22:13

  3. パズケロさん

    レスありがとうございます。

    気配は、動物的本能に触れる様な感覚でしょうか。
    例えば、視覚に入る前に何か感じて、隣を見ると人がいたとか、例えは悪いですが、殺気を感じるとか、そんな感覚です。

    電気仕掛けから、この気配が出てたので、驚いた一日でした。

    byRICHEBOURG at2014-09-02 12:32

  4. ストラさん

    先日はお世話になりました。

    気配はお盆を過ぎてからですか。
    リアルで恐いです(笑)。
    ソロや小編成のあの生々しさを通り越し、その場に居る気配には驚きました。

    ピアコンも楽しみですが、新生ストラ邸の本領であるジャズを今度、ゆっくり聴かせて下さい。

    byRICHEBOURG at2014-09-02 12:33

  5. KYLYNさん

    レスありがとうございます。
    ご無沙汰してます。

    生々しを通り越した気配に、思わず「居る!居ます!」と言ってしまいました(笑)。

    ちょっと遠くなってしまいましたが、新生ストラ邸、是非足を運ばれてはいかがでしょうか。

    byRICHEBOURG at2014-09-02 12:35

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