RICHEBOURG
RICHEBOURG
クラシックを聴いています。

マイルーム

イギリス旧家の様な空間が目標です
イギリス旧家の様な空間が目標です
持ち家(マンション) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン~80型 / ~2ch
今から半世紀前の再生装置を使って、その当時のクラシックを聴いています。 <システム構成> 《mono LPプレイバックシステム》 GARRARD301 (A…
所有製品
  • BDプレーヤー
    OPPO BDP-95
  • 一眼レフ エントリークラス
    NIKON D5100
  • ハードラック
    TAOC MSR-3W
  • D-ILAプロジェクター
    VICTOR DLA-HD350

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日記

あれから1年

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2015年08月30日

気がつけば、約1年振りの日記になります。
去年の8月末は、とても暑かったと思いますが、今年は、先週から涼しい日々が続き、一気に過ごしやすくなりました。

さて、この1年、実に色々な変化がありました。
丁度、良い機会なので、遍歴でも書いてみたいと思います。

1.2014/10〜
謎のBOX登場(写真失念)
クラシックを聴くには、如何してもハイ上がりだった我が家。元々はakahana邸で使われていたモノをご厚意でお借りし、定数変更を経て我が家へ。高低バランスの重要性を再認識しました。

2.2014/10〜
CDPの変更
REVOX B226に変えました。
約30年前のプレイヤーでしたが、色々と考えさせられるキッカケの一つとなりました。

3.2014/12〜
トランスとフェーダーの導入
謎のBOXに帯域バランスの重要性を教えられた後、コレを導入しました。
トランスはtelefunken製で軍通信用に使われていたもの。CDPとフェーダー間に入れています。
フェーダーはmaihak製(w66c)。
これらは、半世紀以上前のものですが、謎のBOXよりも、圧倒的に音抜け良しです。しかも、密度が凝縮される感じは、謎のBOXではありませんでした。
コレにより、C-800fは我が家での役目を終えました。

4.2015/4〜
スピーカーの変更
AMATIから、LOCKWOOD製のエンクロージュアに入った、タンノイはモニターレッド15に変更。アビーロードスタジオで使われて、まだ一度も箱の外に出た事のない、所謂、箱入り娘のモニターレッド15は、半世紀前とは思えない程、頗る綺麗な状態でした。
同時に、M-800aから、これまたakahana邸にあるモニターレッドの中にインストールされていたアンプに変更(無償貸与頂いたakahanaさん、重い電源トランスをハンドキャリー頂いたストラさん、ありがとうございました)。
実は、M-800aとAMATI homageを売却した後、2週間程、音無の生活をしました。
僅か2週間でしたが、時にリヴィングにこもり、脳内で再生しました。
時間をはかると、脳内再生が決まって早いのは、今となっては良い思い出ですね。
このスピーカーを入れて驚いたことを幾つか…
解らないなりに、散々と部屋の測定とシミュレーションをした私ですが、スピーカーユニット自体から出てさえいれば、部屋の特性は障害物程度。何の事は無いのだと、愕然としました。
そして、スピーカーとアンプはセットで考える。それを実感した機会でもありました。
変化?を語るのは早いかも知れませんが、奥行き感の違い、楽団の数も増え、そしてコントラバスも、トン、トンッと響きます。

5.2015/6〜
akahana邸のアンプに変わり、本命の真空管アンプを導入。
元々は50年代に英国空軍の施設で使用されていたシャーシ組みのアンプ。
しかし、特殊な回路だった様で、メンテは、結局、全バラから行われました。アンプ本体のトランスにはパルメコのモノが使われていたり、入力トランスには、BBCで使われていたマイク用のモノが採用されたりと、期待に胸を膨らませて待っていたのも記憶に新しいですね。丁重なメンテを経て我が家にきたのは6月でした。
そして、最初の第一音…
低音が出ない!出ない…!
怪鳥の叫び声とは、まさにこの事か。一から出直しです。
入力トランスを変えるか、ご提案いただきましたが、とりあえずはそのままのバランスで使うことに。3ヶ月経った今、前と同様に低音が出る様になりました。胸を撫で下ろした次第です。
変化を多くは語るに至りませんが、『クオリティ』への深化をしたとだけ。
球の在庫も当時の未使用ストックを幾つか抑えて頂いたので、暫くは楽しめそうです。

6.2015/9〜
引越しします。

と言うのも、以前は90〜100dB弱と大きな音量で聴いていましたが、モニターレッドになり、ffでも84dBと、随分小さくなりました。
エネルギー感があるので、大きな音量を必要としません。二階席から聴くイメージに近いです。
しかし、pp、時にpppまでもエネルギー感を伴って聴こえてくると、騒音の多い今の周辺環境が気になりだしたのです。
ならば、引越してしまおうと、一念発起しました。
お陰様で、部屋のノイズレベルは繁華街にあった今の部屋と比べて段違い。
多分、今のシステムでなければ、引越しのヒの字も無かったと思います。
大通りに面していて、暗騒音が40〜50dBあった今の部屋ですが、新宅は30〜35dBでした。床は、下地に遮音フローリング、更に鉛の遮音シート、フローリングと、複層になり、10cm程度かさ上げされる予定です。天井とサイドは、様子を見ながら対策していこうと思いますので、もう少し伸び代がありそうです(とは言え、飽くまで生活空間です)。
リビングというのは変わりませんが、広さは、大幅にかわります。
今の14畳(後ろのバーカウンターとキッチン込みで17畳)から約22畳の部屋になります。
写真はリフォーム最中ですが、新たに貼るフローリングは焦茶色なので、雰囲気はガラリと変わると思います。
広くし過ぎたので、オーディオとしては、また、一から出直しですが、私にできる事は、音楽をひたすら聴くことです。

7.自身の変化
システム、環境共に大きな変化がある一方で、私自身にも大きな変化がありました。
それは、クラシック音楽を聴く際に、一切、身動き出来なくなったこと。
お酒好きな私は、クラシックを聴きながら、お酒を飲んでいました。
でも、飲むと脳でシンクロ出来ません。
クラシックでは、定位がボケる、オケが構築出来ない。いや、それ以前に、飲む気にならないばかりか、身動きが出来なくなったというのが正解です。

同時に、機器への執着、愛情の様なものは無くなりました。そして、その様な執着や愛情が、自身の目を曇らせていた事も痛感しました。

近代のアーティストの公演も、厳選して、時間のある限り足を運んだつもりです。
過去の日記に書いている通り、SACDこそが最高のメディア、DSDこそが最高、最上と信じて止みませんでした。
無論、これは、大変貴重な体験として、心の中にしまっています。

そんは私が、今は亡きアーティストの奏でる音楽を聴くため、全てのSACDと機器を売却し、CDPを除けば、半世紀以上前の機器を手にしています。

幕を降ろすのには、非常に大きな葛藤がありましたが、新たに開いた幕からは、別世界(良い悪いの話ではありません)が観える様に感じています。
今となっては、現代の音楽がどう鳴ろうが、他のジャンルがどう鳴ろうが、関係ありません。それは、私には50〜70年代当時のクラシックという大切な主役がいるから。

そして、ここには自分の好みや趣向などが入る余地もなければ必要もなく、ただ、ただ、今は亡きアーティスト達が奏でる音楽の世界に誘われる様に、目を瞑り、ひたすら脳で再構築を行います。

目下の目標は、アナログですが、私の好みにするのでは無く、当時の再生環境に近づける事が目的です。
正確にはまだ私のモノではありませんが、◯ラード301のアナログで聴ける日を目標に、今は、自分の限られた環境で真摯に音楽と向き合う事を続けようと思います。





以上が、遍歴ですが、最後に一番大切なソフトの話を。
ソフト(音楽)は私にとって主役ですので、何れも大切ですが、その中に、私がアンプに火を入れる日は必ず聴く一枚があります。
それは、
クレンペラー指揮 マーラー『大地の歌』

極端な言い方をすれば、この一枚が無ければ、このシステムにはならなかったかも知れない。それほど、大切な一枚。

最初は漆黒だと思っていた告別には、光が射し込んでいる。そんな事が少し解りかけてきた気がします。
森羅万象、終わりは、また初まりでもある。
人の命は儚く尊い。だから、悔いのない様に、一生懸命頑張って、泣いて、笑って、楽しんで生きたい。
この曲を聴くと、明日への活力を貰う気すらします。
今後も聴き続け、積み上げていきたい一枚です。

ダラダラと駄文を綴りましたが、この様な遍歴を辿り、今に至ります。
モニターレッドが敷いた道は長く感じていますので、躓かないよいに、焦らず、歩を進めていこうと思います。

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レス一覧

  1. その変貌ぶりにただただ唖然とするばかりです(苦笑)。

    過去の演奏は素晴らしい人類の遺産でそれ自体でひとつの「別世界」を成してしまうということは理解します。けれども、そういう「別」の世界に閉じこもってしまうということは少し(かなり?ー笑)残念だという気もします。

    クラシック音楽界も、二十世紀半ばからも驚くほどの多様化と深化がありました。特に、室内楽の世界はそうではないでしょうか。ぜひ室内楽の世界にも目を(耳を)向けてください。そうすれば、ソフトばかりではなく、また、機器の見方(聴き方・選び方)もまた変わっていくかもしれません。

    byベルウッド at2015-08-30 10:10

  2. RICHEBOURGさん、お久しぶりです。
    風の噂をストラ雲から聴いております。

    自分は現代の機器に音楽を楽しめる要素を求めておりますが、
    音楽とは何か?音との違いとは?
    の考えは先人の知恵がやはりあると思います。

    RICHEBOURGさんの現在のシステムにはその『音楽を聴く為の先人のこだわり』を強く感じられるシステムだと思います。

    お互いシステムがひと段落したら、相互オフ会できたらと思いますのでよろしくお願いします。m(_ _)m

    byニッキー at2015-08-30 10:15

  3. こんにちは。
    小生も半世紀前に録音されたクラシック音楽の素晴らしさをGRFさん宅で、CDやLP、そして当時発売されていた4トラックテープの音源を聴いて衝撃を受けました。
    生演奏のコンサート通いで得られる感動がそこに有ったからです。
    そして、数は少ないですがCDが発売されて間もない80年代のオリジナルCDを選んで買うようになりました。

    オーディオ機器は音楽に浸る為の環境を構築する道具として存在しています。
    揺るぎない音場再現でコンサートポールが現れたら、FM放送の海外コンサートライブを聴けば、ザルツブルクだろうがバイロイトだろうがどこにでも脳内ですぐにワープできますもの。

    システム変遷の方向は違いますが、同じ方向を向かれているので、コメントさせていただきました。

    長々と失礼いたしました。

    by椀方 at2015-08-30 10:47

  4. >ストラさん

    こんにちは。
    その後、如何ですか?

    重たいトランスを2往復ハンドキャリー頂いた、ストラさんが居なければ、今のシステムは無かったかと思います。その他にも、真空管も運んで頂きましたし、ストラ便(失礼)があっての今があり、とても感謝しております。
    また、何度もお越し頂き、ありがとうございます。

    しかし、信州・上越コースも今や定番ですね(笑)。こちらは、仰られている通り、毎日深夜です。ですが、時間がとれれば、是非、ストラカーに便乗させて下さい。

    聴きやすい季節にもなってきましたし、また、お越し下さいませ。

    byRICHEBOURG at2015-08-30 16:04

  5. >ベルウッドさん

    ご無沙汰しております。
    「聞く音楽によって、再生装置への見方、選び方が変わる」
    は、まさにおっしゃる通りだと思います、慧眼恐れ入ります。

    もう一点、オーディオの音を変えるのは、使っている機器がどうこうではなく、その人間の「聴く力」以外にはあり得ないと今の装置たちに教えられました。
    同様に「音楽を聴く力」こそがオーディオに向かう根源だろうとも思います。

    その意味で、これまで所有していたCDやコンサートで体験した多くの演奏は、今になって思い返すと十分なクオリティを有しているものばかりではありませんでした。
    私の書き方が悪く、時代にばかり言及しているように思われるかもしれませんが、そうではなく演奏のクオリティだけに着目すると、現代の演奏は落第するものも多くあります。もちろん古い演奏でも落第の確率は同じだと思います。

    ただし、聴いていて涙が出るほどの感動を受ける演奏は圧倒的に、もうどうしようもないくらい昔の録音に多い。
    ただそれだけのことなのです。
    本当に書きたい事は、時代がどうこうと余計なことに囚われずに聴くべき価値がある演奏かどうか。でした。これを真摯に見続けていきたいと思います。

    そうすることによって、おっしゃる通り、聴く音楽の「クオリティ」に引っ張られるように再生装置は変わっていくと思います。
    ベルウッドさんも、そうした音楽との付き合い方をされると、また別の世界に出会えるかもしれませんね。

    これからのご活躍を陰ながら応援させていただきます。

    byRICHEBOURG at2015-08-30 16:23

  6. >ニッキーさん

    ご無沙汰しております。
    私は先人でも何でも無く、ただ、音楽を聴いてただけなのです(笑)。
    聴く音楽が教えてくれる事はとても多く感じております。

    ニッキーさんも、お引越しされたとの事で、色々と大変かと思いますが、これから聴き易い季節になってきましたね。

    我家にお越し頂く際はご連絡下さい。
    ですが、せっかく、サブシステムを導入されたばかりですので、先ずは、ご自身の音楽を心ゆくまでお楽しみ頂けると、此方も幸いです。

    byRICHEBOURG at2015-08-30 16:31

  7. >椀方さん

    ご無沙汰しております。

    仰るとおり、脳はとても重要ですね。
    「音楽を聴く力」こそがオーディオに向かう根源だろうと思います。
    「聴く力」が無ければ、ワープもトリップも出来ませんね。

    身動き出来なくなる音楽から教えられるモノは多く、今は、そういう演奏ばかりを聴いております。
    今後ともよろしくお願いします。

    byRICHEBOURG at2015-08-30 16:37

  8. RICHEBOURGさん、こんばんわ~

    RIRAです

    オーディオを芸術品と考えると、
    別に時代関係なく良いものは良いとおもいます


    >「聴く力」
    おそらく私自身は聴く力は皆無?でしょう(笑)
    すべてそのまま?な感じなので、なんとも興味があるところです


    冗談は置いといて・・・、
    もし伺うことができれば、ストラさんのストライカーに引きずられて?伺わせていただきたいと思っております

    少し先の話になるかもしれませんが、
    ご検討をよろしくお願いいたします

    byRIRA_ at2015-08-30 20:02

  9. RICHEBOURGさん、お久しぶりです。

    変遷のお噂は聞き及んでおりましたが、ひとつの到達点にたどり着かれたようですね。

    本当はAMATIのときにお伺いしたかったのですが、モニターレッドまで逝ってしまわれて、その機会も失われました。でもTANNOY使いの私にはモニターレッドの方が親近感が湧きます。

    お伺いする機会が出来ると良いなと思っています。

    by矢切亭主人 at2015-08-30 20:17

  10. 語ることにオーディオの価値はない。
    音楽を聴いて感じられなくても語れてしまう。
    聴いたことがなくとも経験していなくともその気になれば語れてしまう。
    文学は危険なので信じないことにしています。

    何を選択するかが重要で、それ以外あるのか・・・と思います。
    オーディオ機器しかり。
    そして
    オーディオはソフトありきだから何を聴くのかが始まり。
    ナゼそのソフトを選ぶのか。
    そこに人の真のセンスが出てくるのだと思います。

    心から良いと思うソフトや機器が目の前を素通りしていかないように
    常に真っ白な自分でいたいものです。
    そういう心がけを私はRICHEBOURGさんから教えてもらいました。

    クレンペラー教授の大地の歌は只々素晴らしく、私は頭を垂れて聴くのみです。
    現RICHEBOURG邸で最後のオフ会でしょうか。
    「告別」の演奏を楽しみにしています。

    byakahanamizuki at2015-08-31 00:37

  11. RICHEBOURGさん、こんばんは。

    久々の日記、興味深く拝見させていただきました。
    今度はアナログに進まれるとのことで、どのような音を奏でられるのか、楽しみにしております。
    あえてTHORENSを選ばれなかった所も気になりますし(汗)

    今後の展開も是非ご報告をお願いいたします。

    byfuku at2015-08-31 04:38

  12. >RIRAさん

    初めまして?でしたでしょうか。

    私自身に聴く力が備わっているとは思っておりません。
    ですが、芸術はソフトの中にこそあり、それをどう感じるかは、聴く人にあると考えて止みません。
    ですので、ソフトが置き去りにならないよう、心掛けたいと思っております。

    機会がありましたら、お越し下さい。
    (ストラさんとご一緒でも別々でも)

    byRICHEBOURG at2015-08-31 22:31

  13. >矢切亭主人さん

    ご無沙汰しております。

    いえいえ、まだまだスタート地点に立てておりません。
    お会いした際には、是非、アナログまでいけたらいいなと思っております。

    アナログも全くの素人ですので、その際には、ご教授頂けると幸いです。

    byRICHEBOURG at2015-08-31 22:41

  14. >akahanamizukiさん

    こんばんは。

    私もakahanaさんに沢山の事を教えて頂きました。
    1年前には想像だしなかった世界です。
    何故、其処にきたのか?
    おっしゃられる通り、大切なソフト(音楽)があったからだと思います。

    いよいよ、あの部屋で最後のオフ会であると同時に、最後の再生となりそうです。
    最後にかけるのは、勿論、アレしか無いでしょう…

    byRICHEBOURG at2015-09-01 00:08

  15. >fukuさん

    ご無沙汰しております。

    何故、ガラードなのか?
    答えはシンプルで、タンノイの回答だからなのです…
    これは、好みや趣向はなく、本来あるべき姿になる事を思ってのことです。
    あとは、再生される音楽と対峙するのみですね。

    暫くは書かないと思いますが、気が向いたら?また書いてみようかと思います。

    byRICHEBOURG at2015-09-01 00:24

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