のびー
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ロンドンに移り住んで24年目となりました。240V環境の恩恵に浴すも、やはりオーディオは日本がおもしろい。年に数回の帰国の際の物色を何よりの楽しみとしております。

マイルーム

800D3を導入しました
800D3を導入しました
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーン~80型 / ~4ch
2018年3月、1986年から(32年間)一貫してJBLをメイン・スピーカーとしてきたオーディオ・ライフに別れを告げ、B&W党となりました。2015年のピアノ購入時にオーディオ部屋(約30畳)をピ…
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日記

2019年:私的オーディオ総括(音楽編)

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2019年12月28日

オーディオの目的は音楽再生。今年も例年より回数は少な目でしたが素晴らしい音楽体験がありました。その中で興味深いものを幾つか紹介します。


「Evgeny Kissin at Barbican (2月)」
毎年聴きに行くキーシンの定例の公演。いつもながらの凄い集中力。ところが、演奏途中で携帯電話らしき信号音が!しかもどんどん大きくなり止まりません。聴衆はガヤガヤし始めますが、別空間に行ってしまったキーシンの演奏は止まりません。最後はホールの係員に肩をたたかれて演奏を止めましたが、彼には信号音が全く聞こえていなかった様子。後から分かりましたが、あのノイズは聴衆の一人の心臓のペースメーカーの電池切れ警告音だったようです。


「Haitink at 90 - Birthday Concert: Bernard Haitink/Isabelle Faust/London Symphony Orchestra at Barbican (3月)」
ハイティンク90歳を記念したコンサート。御大が、ドヴォルザークのバイオリン協奏曲とマーラーの交響曲4番を随所で立ち上がって指揮しました。
前半のソロイストを務めたイザベル・ファウストのパフォーマンスも実に素晴らしいものでした。ただ、何よりびっくりしたのは、当日のプログラムに記されていたハイティンクの略歴。この90歳記念コンサートの後はsabbatical(長期休暇)に入るとのこと。どうやら引退公演という訳では無さそうです。。。



「Juan Diego Flórez at Royal Festival Hall (3月)」
家内の友人の体調不良で急遽お呼びがかかり出かけたフローレスの公演。何と席は最前列ど真ん中。歌手まで直線距離で約2メートル。歌いだす前の鼻呼吸まで聴こえました。この音圧は凄かった。まさに鼓膜がビリビリするレベル。「連隊の娘」でハイC連発。〆は「誰も寝てはならぬ」でお腹(お耳)いっぱいで帰途につきました。



「The Barber of Seville at Glyndebourne (7月)」
ロンドンの南、クルマで1時間程度(ロンドン北部の自宅からだと2時間程度)にあるグラインドボーンで「セビリアの理髪師」を観ました。1930年代に英国のオペラ好きの資産家が、自宅を改装して始めたのが起源で、規模が大きくなったとは言え「小屋」の雰囲気も味わえる環境です。ここは幕間が長く、その間に敷地の芝生でのピクニックやレストランでのディナーの楽しさもあります。この日の為にタキシードから靴まで新調して友人夫妻と共に出かけました。公演自体は、アルマヴィーヴァ伯爵役のLevy Sekgapaneが容姿・歌唱共にイマイチで、大満足という訳にはいかなかったのですが、極めて英国的な時間を過ごしました。



「Gustavo Dudamel/Los Angeles Philharmonic Orchestra at Barbican (11月)」
ドゥダメル=LAフィルの公演。Barbican Hallで「春の祭典」を初めてライブで聴きました。ドゥダメルは昨年のベルリン・フィルハーモニーでマーラー5番を堪能して以来です。今回は演目に惹かれました。大オーケストラを収容するため舞台が拡張されており、普段の前3列は舞台下となっていました。お陰で前から8列目だと思っていた席は5列目でした。演奏の巧拙はともかく、そのキレ、ダイナミック・レンジはオーディオ的に大満足なコンサートでした。いやあ、あの音は装置では出ません。



驚愕のオフ会

「ジャーマンフィジックス例会(11月)」
今までタイミングが合わず参加が叶わなかったジャーマンフィジックス例会に参加させて頂きました。これまでネット上だけのお付き合いだった何人かの方々にお目にかかれて良かったです。


「新潟X1オヤジ邸訪問 (11月)」
現代ハイエンドの最高を音を聴かせて頂きました。部屋や機器も凄いですが、X1オヤジさんのオーディオにかける情熱が一番凄いです。機器の設置、配線、どこを見ても非常に手がかかっています。特に印象的だったのは、ご自身の志向する音の方向性が明確なこと。ここがブレているようでは音を詰め切れないことを再認識しました。


「音の実験室での体験 (12月)」
今年最後の日本訪問のハイライトでした。詳細は省略しますが、ジャーマンフィジックス・トロバドール80を4基、ウーファー・ユニット4基で構成されたある種の変則ステレオ・システムを聴く機会に恵まれました。

これまで何度か優れたオーディオ再生で、オーケストラの楽器の配置が見える、ホール空間を感じるという経験を重ねてきましたが、ここはもう一段次元が異なりました。

強固な構造と配慮された吸音処理で、部屋そのもののダイナミック・レンジが格段に大きい環境で、綿密にチューニングされた機器が紡ぐ音楽再生は、ホールの床の響きや教会の壁の質感も感じられます。

これまでの音と何が違うのか?この音を聴いて初めて奏者の全身が見えた気がしました。ステージの床に足を下ろして楽器を抱きかかえる様子が感じられます。この再生と比較すると、これまでの音は楽器だけが空中に浮いているようです。

自室とは部屋の構造も大きさも全く異なるにもかかわらず、困ったことにこの音を是非迎え入れたいという気持ちを一段と強くしました。さて、どうしましょうか?


「番外編」
11月、12月の怒涛の音楽体験を経て、オーディオの山の高さから少し現実逃避したくなり、予定より少し早めに愛車を乗り換えました。680馬力は乗りこなせませんが、凄い加速で実力の一端を楽しんでいます。


皆さま、来年も宜しくお願いします。

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  1. のびーさん

    今年もお世話になりました。ハイティンク のバースデー演奏会やクライドボーンの様子を拝見すると、やはりロンドンの音楽生活は東京と一味違うなぁと感じます。それをお伝えいただく日記を来年も楽しみにしております。

    byパグ太郎 at2019-12-29 09:41

  2. のびーさん
    イギリスほ、やはり、文化が違うんですね

    byX1おやじ at2019-12-29 18:16

  3. のびーさん、

    のびーさんの音楽の楽しみ方は毎年バラエティーに富んでいていいですね。イギリスのように新調したタキシードと靴で一度出かけてみたいものですが、日本ではまずそういう機会はないでしょうね。

    来年はどんな音楽編になるのか楽しみにしています。

    ところで車のホイールはポル〇〇ですね。(^^)

    byHarubaru at2019-12-29 21:56

  4. パグ太郎さん

    こちらこそお世話になりました。良い音楽を聴いても基礎知識が不足しているので深く理解出来ませんが、あまり難しく考えずに楽しんでいます。周りを見ても適当に楽しんでいる音楽ファンが多いです。音楽文化はそのような大衆が増えてこないと裾野が広がらないので、裾野の一部として来年も積極的に参加しようと思っています。

    byのびー at2019-12-30 08:27

  5. X1おやじさん

    ロンドンは人種の坩堝と称されるニューヨークより多くの人種が暮らしている思います。ロンドンが面白いのは、英国に帰化した外国人も出身国の文化・生活習慣を大事にしているところです。それに比べると、ニューヨーカーはやたらアメリカ人になろうとしているように見えてしまいます。

    イギリスには馬鹿馬鹿しいほど伝統的な行事が沢山あるので、来年もせっせと参加します。

    byのびー at2019-12-30 08:28

  6. Harubaruさん

    ナマの「春の祭典」は凄かったです。ティンパニーの低音のハリと太さにアドレナリン出っぱなしでした。

    はい、クルマはポル〇〇の大きい方のSUVです。これで3世代連続で同じ車種となるので今回はクーペにしました。ターボとモーターで加速はこれまでで最高ですね。オーディオの閉塞感をこれで紛らわしてます。

    byのびー at2019-12-30 08:32

  7. のびーさん

    オーディオに本場生演奏の贅沢、そして680馬力のクーペ!
    素敵なロンドン生活が垣間見え、羨ましいです。

    私もリタイヤに向け、趣味をもう少し増やそうなどと考えています。

    かみさんとの共通の趣味も持たないといけないので、旅行に加え、強引にカメラを共通の趣味にして、同じカメラを2台購入しました。
    これで旅行の楽しみを倍増できればと思っています。

    英国はゴルフなどアウトドアも魅力的ですね。
    貧乏性で今までは何でも見ようと短期間で慌ただしい旅行ばかりでしたが、老後はカメラぶら下げて、のんびり旅を満喫したいと思います。

    byvanilla at2019-12-30 10:09

  8. Vanillaさん

    このように日記に書くと成金趣味で格好悪いです。素敵に見えるかもしれませんが、バタバタとやってます。もっとゆったりと一つ一つ噛みしめながら着実に物事を進めて行きたいのですが、もう暫くこのペースでやっていきます。そのうち見えてくるものがあると思っています。

    共通の趣味は良いですね。ウチの場合は散歩と音楽鑑賞でしょうか。

    byのびー at2019-12-30 16:29

  9. のびーさん

    番外編の680馬力にはかなりツボりました!
    たしか少し前に400馬力位で十分とか聞いた記憶が・・・(笑)
    楽しそうに話されてるのびーさんにまったく嫌味な感じがしないのはお人柄ですよね~(笑)

    もちろん「思わず購入してしまった」お話は承知しておりますが(笑)

    来年も楽しいお話を期待しております!

    byMF at2019-12-30 22:05

  10. MFさん

    最後の番外編を追加したことで、話がそっちに行っちゃいました(-_-;)

    オーディオと違ってクルマは自分で弄らないので、6、7年に1回大きな変化があるだけですが、その分嬉しいですね。昨年800D3を導入した時と同じようにウキウキしています。

    是非、新〇旅行でロンドンに来て、元レーサーの腕前で運転して下さい。

    byのびー at2019-12-31 16:26

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