のびー
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ロンドンに移り住んで25年目となりました。240V環境の恩恵に浴すも、やはりオーディオは日本がおもしろい。年に数回の帰国の際の物色を何よりの楽しみとしております。

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800D3を導入しました
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーン~80型 / ~4ch
2018年3月、1986年から(32年間)一貫してJBLをメイン・スピーカーとしてきたオーディオ・ライフに別れを告げ、B&W党となりました。2015年のピアノ購入時にオーディオ部屋(約30畳)をピ…
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日記

アナログ再調整(再挑戦) その1

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2020年05月21日

先日のpharoahさんの日記に刺激を受けて、早速、課題のディスクを入手しました。

http://community.phileweb.com/mypage/entry/1638/20200512/65049/

レスで触れましたが、私の友人がこの英国のレーベルでテクニカル・エンジニアを務めているので、彼にアナログ・ディスク、2トラ38のテープ、192/24のデジタル・ファイルを注文。まずディスクが届けられました。当初、彼はこのレコーディングには参加していないと思っていましたが、何とテープ録音を担当しておりました!

「完璧に再生するのは結構大変」と聞いていたので、まずプレーヤーを調整してから挑みます。
メインに使用しているAirforce Oneは少なくとも1年に1度、大体半年毎に調整が必要です。プレーヤー本体をサポートするエア・インシュレータに空気を補充する必要があるのです。後発のPremiumではその機能が半自動化されていますが、私が所有するオリジナルのAirforce Oneは手動ポンプです。

ベルトのテンションも再調整して再生準備完了。



プレーヤー周りの構成は以下の通りです。
Cartridge: Benz Micro LPS
Tonearm: SME Series V, VTF=2.0g
Equaliser & Preamp: EAR912
Impedance: 40 ohm, Gain: 0dB
EAR912のパネル面のインピーダンスは負荷インピーダンスではなくカートリッジの内部インピーダンスが表記されています。

まずはA面の「悲愴」から。ダイレクト・カットということで、導入の無音部分が少し長めにとられています。冒頭の音量感から少しボリュームを上げたくなりますが、フォルテでは十分な音量になります。ダイナミック・レンジの結構大きい録音です。音場感はオン。ピアノが原寸大でスピーカー間に展開します。ピアノはベーゼンドルファーで太目の音。フレームやペダルの響きもたっぷりと入っています。

録音場所はロンドン近郊のAIR Studio。あのGeorge Martinが設立した録音スタジオで私の自宅からクルマで15分ほどの距離にあります。この演奏・録音は共に好みが分かれると思いますが、間違いなく高音質ディスクです。この録音のかなり詳しい背景はAbsolute Soundのサイトに記されています。この記事は一読に値するので是非!
https://www.theabsolutesound.com/articles/close-enough-for-jazzand-maybe-even-classical/

ということでA面を一気に聴き終えました。「音は割れません。」

EAR912のピークメーターは最大で+2dBくらいまで振れますが、EAR912はヘッドルームが大きくその程度では全く問題ありません。内周部分でも大丈夫でした。
フレームの響きが相当入っているので、それで音が割れるように聴こえるのかもしれません。私の手元にあるディスクはプレスも良好でスクラッチ・ノイズも傷も極少です。

サブ・アームのSME3012Rと光悦ONYXの組み合わせでも音は割れなかったです。
私はCS PortのIME-1で静電気対策を施していますが、静電気も音割れのように聴こえることがあります。

Pharoahさん宅のシステムの何が原因で音が割れるのかは分かりませんが、ディスクとプリアンプが原因では無いと思います。

実はロックダウン中にアナログを徹底的に調整しようと計画しており、幾つか「道具」も入手しています。「道具」を用いた調整に関しては次回以降にレポートします。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. のびーさん とっても 面白そうですね。

    元々の音源は デジタルfileですよね。 

    そうすると デジタルFILEが 一番 鮮度も 高くて 凄いと思うのですが 違うのでしょうか?? アナログ盤の 製造過程, テープの 製造過程に 何か おいしいものが 潜んでいるのでしょうか??

    アナログの調整リポート,楽しみにしております。 



    未だに ロックダウン中なんですか?? 体調 崩されませんように!! 

    byX1おやじ at2020-05-22 18:38

  2. X1おやじさん、こんばんは。

    未だにロックダウン中ですが、先週から一部緩和されて、運動の為の外出が結構自由になりました。
    毎朝、5キロほど散歩しているので体調は良好です。お心遣いありがとうございます。

    この録音は、72-channel Neve desk(もちろん72チャンネル使ってません)からのステレオ出力を4系統に分岐して同時録音を行ったそうです。
    即ち、

    Sony APR-5000 テープ・デッキ(half inch @15lps)
    Nagra 6 デジタル・レコーダー (24-bit/192kHz WAV)
    Tascam DA-3000 デジタル・レコーダー (double DSD).
    Neumann VMS-80 カッティング・レース

    を同時に録音したので、どれもがマスターと言えます。4つのメディアが同じマスタリングで録音されているので、録音品質の違いは、各メディアのメディア/機材と担当エンジニアに依存します。

    私の友人はテープの録音を担当したということで、録音当日の裏話も聞けて非常に面白かったです。
    AIR Studioのレンタル料には驚きました(大汗)!

    byのびー at2020-05-22 20:33

  3. のびーさん 

    それは 面白いですね。 それぞれが マスターなんて, それぞれの 特徴が 現れて オーディオファイルとしては とても 楽しめるということですね。

    ぜひ 手に入れたいですね。 AMAZONでは ヒットしませんでした。残念。タワレコも。

    コンサートは しばらくは 期待できないので おうちのでの 音楽を楽しみつつ 音源の 整理整頓に 努めたいと思います。 外食も とんと無くなり, 画面のレシピと にらめっこしながら, おうちご飯です。 本日の メインは 鶏もも肉のトマト煮です。

    ストレス解消に 最適??

    byX1おやじ at2020-05-23 12:27

  4. X1おやじさん

    Amazon Japanでは、ここで話題にしたディスクはありませんが、同レーベルの他のディスクが販売されています。為替換算してもそれほど割高ではないので、是非試してみて下さい。

    https://www.amazon.co.jp/Chasing-Dragon-Audiophile-Recordings-Analog/dp/B00T65TNGW

    byのびー at2020-05-24 00:10

  5. のびーさん こんばんわ。

    やはり らくらくクリアでしたか、さすがです。

    この奏者では、協奏曲5番のライブ録音も出ていますね。こちらはダイレクトカットではありませんが、ダイレクトカット並の高音質です。(まともに再生できない私には音質云々言う権利はありませんが)

    bypharoah at2020-05-24 20:03

  6. のびー様、

    追試感謝です。再調整して再生に臨まれたとのことですが、カートリッジについて2つ教えてくださいますか?
    1)事前にアンプを暖めたりするように、再生前に試運転などされるのでしょうか?
    2)これはよく議論になりますが、アンチスケーティングの調整のコツなどありましたら、ご教示くださるとうれしいです。

    続編も楽しみにしております。

    byちょさん at2020-05-24 22:02

  7. pharoahさん、

    楽しいディスクを紹介くださりありがとうございました。

    確かに割とすんなりと再生出来たのですが、その後、更に詰めようと再調整した時は上手くトラックしなかったです。

    アームのオーバーハング調整で2ミリ程度ずらしたら、トラッキングのミスが出ました。結局、元に戻して事なきを得たものの、少し調整が甘いと上手く再生出来ないですね。

    byのびー at2020-05-25 06:50

  8. ちょさん、

    レスありがとうございます。

    普段は試運転などしませんが、本格的に聴く時は、部屋の温度調整やアンプの暖気とともにカートリッジもLP片面ほどをかけてから始めるようにしています。

    アンチスケーティングはアームの表示より少し軽めにしています。針圧は少し重め、アンチスケーティングは少し軽めというのが私の流儀です。ただ、このやり方で良いのか確かめたくて、今回2つの「道具」を購入した次第です。

    次回以降の日記でacoustical systemsのSMARTractorとAnalogMagikのTestLPをソフトウエアを使った調整を紹介する予定です。

    byのびー at2020-05-25 07:00

  9. X1おやじさん
    ここで在庫ありのようです。
    よろしければ(^_^)v

    https://www.old-and-new-shop.com/classical/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%AC%E3%83%8D%E3%83%8F%E3%83%B3/

    bypharoah at2020-05-25 10:53

  10. のびー様

    参考になる情報、ありがとうございます。

    byちょさん at2020-05-25 12:10

  11. のびーさん  ありがとうございます。

    無事に到着するでしょうか??

    たのしみです。

    byX1おやじ at2020-05-25 13:56

  12. のびーさん

    さすがに、これだけの機器であっても事前に入念な調整をされたうえで満を持しての再生だったということでしょうか。

    ディスクに問題はないとのことですが、それは機器(&調性)次第という意味でしょうか?pharoahさんの日記では、カートリッジやアームを変えても同じように「音が割れる」とのことでした。

    ちょっとすっきりしないのですが、ディスクに問題は無いが、音溝の振幅幅が大きいとか、相当に再生のハードルが高いという感じがありましたでしょうか?「音割れ」について、制作の当事者などのご意見は何かお聞きになりましたか?

    byベルウッド at2020-05-25 16:33

  13. ベルウッドさん

    丁度、プレーヤーの再調整をやろうと計画していたタイミングだったので調整した、というのが正直なところです。

    実際に再生してみて分かったのは、

    + ほとんどコンプレッションをかけていないのかダイナミック・レンジが相当大きい
    + 測定していませんが、結構な低音も入っているのでトラッキングは簡単ではない

    一方で、

    + ダイレクトカット・ディスク(Direct to Disc: D2Dと言います)なので、録音レベル上限をそれなりに保守的にとっている
    + それほど内周まで音溝を切っていない
    + 非常に偏心が少ない

    ので、調整が出来ていればきちんと再生出来ると思います。

    音割れについては、テープ録音を担当してた Petronel Butucに聞きました。テープやデジタル・ファイルでは音割れは認識されないこと、このディスクは、プレス用のマスターも一つしか無いので、プレス工程での音質劣化も考えにくく、「再生プレーヤーのアーム周りの調整が不十分なためでは無いか?」との回答でした。

    ちなみに彼のおススメのデジタル・ファイルは192/24WAVでした。少し意外ですが...

    byのびー at2020-05-25 23:23

  14. のびーさん

    ご丁寧な回答ありがとうございます。しかも、すべて納得的です。

    肝心のpharoahさんの音割れの方も、アームの共振が原因ということのようです。やっぱり「アーム周りの調整が不十分」だったということになります。それにしても、アナログの「調整」の奥深さがわかるお話でした。

    ダイレクトカット盤というのは「保守的」というのはその通りで、その意味では大振幅のトレースの難しさといったことはあまりないはずだというのが、私のそもそもの疑問でした。

    むしろ《音の鮮度》ということが自慢であって、調整の難しさはまたちょっと別のところにあると思っていたのです。《音の鮮度》というのは、数値化できないのでなかなか理解されにくく、やっぱり音がいいとはこういうことだと体験して納得するしかないのだと思います。ダイレクトカット盤というのはそこに意義があるのだと思います。

    最後の、意外にも「おススメのデジタル・ファイルは192/24WAV」というお話しもうなずけるところがあります。

    というのも、ここのところファイル再生にずっと取り組んでいるわけですが、DSDは再生フォーマットという視点からするとやや疑問を感じるようになっています。

    デジタルは、ノイズとの闘いですが、通信伝送においては電源変動や接点などの機械的振動もハードルのひとつです。そういった点でDSDよりもPCMの方が安定していると感じるのです。DSD56よりPCM192/24の方が理論的にも情報量が上ですし、技術的なバランスも良いと感じています。

    byベルウッド at2020-05-26 15:05

  15. ベルウッドさん

    彼が上げた192/24WAV優位の理由もまさにその点でした。

    「完全にクローズドなSACDやSONYのHAP-Z1ESのようなシステムならまだしも、オープンなPCオーディオでは192/24WAVの方が安心して薦められる。一部の大成功の事例を除いて、こちらの方がパフォーマンスが上だ。」ということでした。

    byのびー at2020-05-26 18:55

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