astir
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2012年に奈良から横浜に引っ越してきました。オーディオ歴は12年目。5.4畳の部屋で苦闘中です。

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ニアフィールドで広大な音場が欲しい!
ニアフィールドで広大な音場が欲しい!
借家(マンション) / 専用室 / オーディオルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
2014年1月時点での様子です。部屋を横長にしてから、左右の広がりがかなり改善されました。ルーメンホワイトにしてから、803Dよりも前にせり出している為、リスニングポジションまでわずか1.5mしかあり…
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日記

プリアンプ対決! Linn Klimax Kontrol vs Dussun R-10i

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2013年12月26日

自宅視聴の結果、ダッサンのR-10iを導入した我が家であるが、
LINN使いとしては、避けては通れないプリアンプがある。
KLIMAX KONTOROL
雑誌やネットでの評判も非常に高いこのプリアンプを、自宅で使う事が出来たので、感想をアップしておく。

機器構成は以下の通り
CDP・・・Esoteric UX-1 Limited
プリ・・・LINN KLIMAX KONTROL
    DUSSUN R-10i
パワー・・・LINN KLIMAX TWIN
SP・・・Lumenwhite Silverflame
素の性能を確認する為、イコライザーApeq-2は使用せずに視聴

1.ルックス
 外観はLINNの圧勝。デザインの縦横比、特にこの薄さは素晴らしい。
 各種オーディオショーでも感じることだが、KLIMAXシリーズのデザインは
 群を抜いていると思う。本当にバランスが良い。
 ダッサンは悪くは無いが、オリジナリティに欠ける。
 個人的にはCLASSEとLINDEMANNを足して2で割ったようなイメージだ。
 双方共にアルミブロック削りだしの筐体だが、仕上げの方法は若干違う。
 ダッサンの仕上げも十分良いのだが、
 LINNは吸い付くような感触が気持ち良い。
 控えめなLEDも僕好み。
 KLIMAX TWINと重ねておくと、KLIMAX DSが欲しくなる。
 コンパクトで、質感が高く、音もハイエンドなら言う事なし。
 LINNでそろえたくなる気持ちは十分に分かる
 
2.操作性
 ここはロータリー式のダッサンに軍配が上がる。
 LINNも操作ボタンの感触はいいのだが、
 ちょうど良いボリュームにするには少し面倒だ。
 ダッサンのボリューム調整も決してやりやすくは無いのだが、
 それでもロータリー式は楽チン。
 また、リモコンのコンパクトさも好印象。
 LINNのリモコンは、複数機器を制御できる為か、やたらと大きい。
 ここはマイナスポイントだ。

3.音
 なんといってもここが重要なポイント。
 イメージでは、特性のダッサン、音楽性のLINNといったところか。
 ソースはジャズボーカルでジェーンモンハイト、
 
 クラシックはヒラリーハーン
 
 

 我が家のデフォルトがダッサンなのでLINNから視聴してみる。
 
 ①LINN&ジェーンモンハイト
 始まりのベースの音から何ともチャーミングなサウンドが聞こえてくる。
 彼女のバックでベース弾くことが楽しい!って事が伝わってくるようだ。
 もちろんボーカルは言うに及ばず。
 キュートで色っぽいサウンドが繰り広げられる。
 熱気のある演奏で、全員がSwingしている、これは聴いていて気持ち良い。
 情報量は少し減った気はするが、上手く隠しているなと唸らされる。
 
 ②LINN&ヒラリーハーン
 クラシックの場合、ジャズほどの魅力はない。十分に良い音ではあるが、
 情報量の減衰が凄みの減衰に繋がってしまっている、
 ジャズでは熱気を感じたのに、少しもどかしい感じか。
 一方で、弦の響きや繊細さは十分に堪能、美の乱舞

総評として、イメージどおりのサウンドが出たといえる。
中域重視、広いレンジでのかまぼこ型サウンド
初期型である為、LINNテイストが比較的しっかりと味わえる。
さて、耳がLINNに慣れたところで、ダッサンに移行してみよう。
 
 ③DUSSUN+ジェーンモンハイト
 LINNが女性的であれば、これは確実に男性的なサウンドだ。
 始まりのベースもノリノリというよりは、ブリブリ。
 モンハイトのボーカルも、ハキハキと歌うような感じで、これはこれで良い。
 LINNが妖しいエロスだとしたら、こちらは健康的なセクシーさ
 透明感の中に、しっかりとエネルギー感も感じられる。
 あっけらかんとして全てが見通せるので、少し戸惑うくらいだ。
 
 ④DUSSUN+ヒラリーハーン
 クラシックはゴージャスさで迫ってくる。
 S/Nや分離のよさ、レンジの広大さなど、
 SPECが必要とされるポイントが優秀な事が理解できるサウンド。
 これは快感だ。
 比べてしまうとLINNのサウンドは小ぢんまりしているような感覚。
 弦のこそばゆいような味わいは失われてしまうが、
 全体のスケール感で楽しませてくれる。

総評
 スペックだけで比較したら、間違いなくダッサンが勝ち。
 特にクラシックでの表現は、スペックの高さが如実に音に現れていた。
 オーディオ的快楽が音楽の楽しさに上手く繋がったケースと言える。
 特に優れているのはS/Nの良さとエネルギー感
 S/Nがいいからこそ、ハイスピードで、分解能の高いサウンドが生まれており、
 しっかりとした電源構造が、音に生命を与えているのだろう。
 
 しかし、ジャズになると、LINNの楽しさも捨てがたい。
 オーディオがどこまでも主観的な趣味である以上、
 秘め事のようなサウンドを堪能できるコンポーネントは
 他では換えがたい魅力を持っていると言えよう。
 情報量を上手く減衰する事で、音楽の魅力を引き出す事に成功している。
 KLIMAX同士のデザインのマッチングも素晴らしい。
 ハイエンドオーディオは音だけでは駄目で、
 所有する喜びが必要だと思っているが、このペアの美しさは現代芸術のようだ。
 見て楽しみ、聴いて楽しむ。
 オーディオとは何とも贅沢な趣味かと悦に入ることができる逸品。

 このクラスになると、絶対にこちらが良いとか、
 こちらが悪いというレベルではない。
 自分がオーディオに求めるものは何かをはっきりさせれば、
 自然と選ぶコンポが決まってくるという事だろう。
 ある程度長期間で使用することができたのは非常によい機会であった。

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レス一覧

  1. astirさま

    はじめまして。

    astirさんのdussun r-10iの導入記を拝読させていただきまして
    私も同機を導入させていただきました。

    astirさんの日記にある通り、r-10iの電源を最上流より取るように
    したところ、音質が激しく向上しまして、非常に感謝しております。

    その後、輸入元のオーディオリファレンスにて以下のバージョン
    アップをしていただきSE化しました。

    SEバージョンというのは、Eau RougeのCFRP製品を組み込んだ
    ものなのですが、これにEau Rougeの75000円のヒューズを合わ
    せて使用した物は、別物クラスに音質が向上しました。

    ちなみにEau Rougeの75000円のヒューズは時々ヤフオクに2万円
    で出品されます。

    SE化詳細
    http://www.audiorefer.com/press/pdf/20130627161222.pdf#search='dussun+r10i+se'

    透明感の向上と音像の立体感、音像同士の前後感の向上が顕著でした。

    ご参考までに。

    by粗忽者 at2013-12-26 18:11

  2. 粗忽者さん

    コメントありがとうございます。
    Eau Rougeのアクセサリーはずっと気になっているのですが、
    高価なので、躊躇していました。
    費用をかけただけの効果がありそうですね。
    ヤフオクもちょこちょこチェックしてみます。

    R-10iは電源に限らず非常に敏感ですよね。
    使ってる人はまだまだ少ないのですが、
    この値段で買えるプリとしては圧倒的にCP高いと思います。

    byastir at2013-12-27 22:21

  3. astirさん、はじめまして。板橋区の住人と申します。

    dussunとLINNの比較試聴、興味深く読ませていただきました。

    >クラシックの場合、ジャズほどの魅力はない。

    の一言に得心しました。私はもともとLINNのファンで、プリもいつかはKLIMAX KONTROLと思っていた時期もありましたが、いつのまにか選択肢から外れていきました。自分はクラシックを聞くことが多いのでいまひとつ心に響いてこないのかもしれません。今、プリはJEFF ROWLAND COHERENCEを使用しています。今年中古で入手しました。今まで自分が使ってきたプリの中では別格の印象があります。

    プリもこのクラスになると、優劣というより、個人の嗜好の世界ですよね。デザイン、音、操作性すべて自分の嗜好にあったプリを探し当てることができた人は幸せですね。

    by板橋区の住人 at2013-12-28 06:50

  4. 板橋区の住人さま

    はじめまして。コメントありがとうございます。
    JEFFはCHORUSだけ視聴したことがあります。ローレベルの再現性が非常に高く、クラシックにはピッタリだなと思いました。COHERENCEはそれよりも遥かに高いレベルの再生が出来そうですね。

    個人的には、プリはスピーカーの次に重要なコンポだと思っています。DUSSUNは趣味性という点ではもう一歩かも知れませんが、その領域を目指すには200万クラスは覚悟しないといけないですね(笑)

    byastir at2013-12-28 23:42

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