日記
買い替え意識が消えないこともあり-その後
2019年05月08日
去る4月22日買い替え候補の試聴のため上京してきました。
訪問した店舗はダイナミックオーディオ(7F)です。
正式に試聴した機種は、
Sonusfaber ELECTA AMATOR Ⅲ
Sonusfaber Guarneri Tradition
Kiso Acoustic HB-N1
フランコセルブリン Accordo
の4機種+他フロアーでB&W805D3、TAD-ME1です。
私の駄耳でどこまで表現できるかわかりませんが、それぞれの感想を簡単に書いてみようと思います。
B&W805D3
一言でいえば、至極まっとうな音でした。熊本で802D3を聴いたときはあまり魅力を感じなかったのですが、このメーカーのスピーカーはアンプや再生機器に敏感に反応するスピーカーだと思います。再認識させられました。
TAD-ME1
力感のある音で、ビシッとした締まった音だと感じました。なんとなく、正座して聞かないといけないような気がします。
Kiso Acoustic HB-N1
ギターの音をそのまま出すスピーカーだと思います。生々しく、まさにそこにあるような音を出します。箱鳴りを活用しているので、私にはその他の楽器が若干ボケ気味聴きに聴こえました。
Sonusfaber Guarneri Tradition
これはいいです。生音楽器をきちんと描き分け、音域も広く、表情よく音楽を奏でてくれます。小型スピーカーということを意識させないスピーカーです。
さすが、買い替え予算の上限を超えた音だと思いました。
上記4機種は、好みや金額から買い替え対象から外したものです。
さて、本命2機種の試聴です。この2機種に絞りいろいろなソフトを聴いてみました。
フランコセルブリン Accordo
弦の甘美な響き、ボーカルのつややかさ、文句ない音です。
また聴き疲れのしない音だと思います。
生音系には強い気がします。
サイズに似合わず、スケール感も出してきます。買って幸せになれるスピーカーじゃないでしょうか。(若干、音楽のジャンルは限定されるかもしれません)
Sonusfaber ELECTA AMATOR Ⅲ
「Accordo」と同じく、弦の響きやボーカル等文句のない音です。
先に「Accordo」を聴きましたが、決定的に違うところがありました。
レンジの上下が伸長され、特にボトムエンドの伸びが秀でています。
同じ曲を素早く切り替えた時の下の伸びは、特に強く印象に残りました。
うまく表現できませんが、「Accordo」は横一直線に音楽が繰り広げられるのに対し、「ELECTA AMATOR Ⅲ」はそれにプラスして上下に広がる広い音場が感じられました。
さすがは最新型のスピーカーです。
Guarneri Traditionとの価格差は定価ベースで70万円ありますが、私の耳ではそこまでの差は感じませんでした。
ルーム担当の川又さんも「コストパフォーマンス抜群」旨の話をされていました。
ここまでは、買い替え対象機種の試聴結果でしたが、これが終了したのち、もう1機種聴かせていただくことができました。
それは、「HIRO Acoustic Laboratory MODEL-C8CS」です。
この音は表現に窮してしまいます。おそらくなんと表現してもそのすごさは伝わらないでしょう。
あっけにとられてしまう音楽が奏でられています。
本当に演奏その場にいる、というかアーティストの真っただ中に立っている感覚でした。
川又さん推薦の曲はもとより、当方で持ち込んだソフトも含めて、結構な時間
本来そのソフトに入っている音を赤裸々に聴くことができました。
通常ありえないような至福の時間を過ごすことが出来、試聴のため上京した甲斐がありました。
当然買えるような代物ではありませんが、非常に貴重な経験ができたと思います。
話は元に戻りますが、ご推察のとおり買い替え機種は「ELECTA AMATOR Ⅲ」に決定いたしました。
併せて、RE320用に強化電源のBlackboxも導入することとしました。
納入はまだ少し先になりそうですが、長らく頑張っていたCremonaに思いを寄せつつ、納入を待ちたいと思います。
レス一覧
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こんにちは、まゆきんさん。
素晴らしく楽しい時間を過ごされたようで何よりです。
805、ME1、HB-N1,アッコルドの印象は、私とほぼ同じだったのに安心しました(駄耳に磨きがかかってきたもので(汗))。
また、銘記、エレクタアマトール(のリメイクというか、ブラッシュアップ版ですよね)、購入決定、おめでとうございます。
直感的な話ですが、真空管アンプとの組み合わせだと、蕩けるような音を奏でるんでしょうね。
私は、「至極まっとうな音」に惹かれて804D3(AV用途でしたので低音重視で805D3はパス)を導入しましたが、もし、今現在、ボーカル用(特に女性ボーカル)のサブシステムを導入するなら、間違いなくソナスです(憧れのガルネリは無理、予算的な問題でアッコルドかミニマ辺りになると思いますが)。
と、余談ばかりになりましたが、導入後の日記を拝見するのを楽しみにしてますね。
bykaku18 at2019-05-08 19:01
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みなさん、レスありがとうございます。
>平蔵さん
HIRO Acoustic Laboratory MODEL-C8CSの試聴が出来なくて、残念だったと思います。
前日までのイベントだったため、私も聴けないものだと思っていましたが、ショップのご厚意でイベント時よりも多くの時間聴くことが出来、良い経験をさせていただきました。
特に低域の重要性をつくづく考えさせられました。
私は、ヘッドホンも常用していますが、あの体に感じる低音は、決してヘッドホンでは味わえません。
そのような低域は家では出せませんが、スピーカー導入時にはせめて体感できるよう、セッティングをしていきたいと思います。
>kaku18さん
当方の真空管アンプは、プリ・パワーともoctave社のものです。
ここのアンプの一般的な評価は、「現代的な・・・」とかがよくつきますので、果たして蕩けるような音が出るかどうかは、今後のセッティング次第なのかなあと思っております。
今回の試聴には、同社アンプの組み合わせ(パワーはモノアンプ2台でしたが)でお願いしていたこともあり、書いたような良い印象を得ました
ただ試聴時に感じたことですが、「ELECTA AMATOR Ⅲ」は結構アンプのグレードを求める気がします。
ちょっと、アンプが勝りすぎなのかなと思ったこともありましたが、今となっては正解だったと感じています。
byまゆきん at2019-05-12 21:22
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