日記
システム紹介57,58 3,4台目のハブ
2013年10月13日
スイッチングハブの数珠繋ぎ(カスケード接続)によって高音質になるという手法はプロケーブルによってもたらされました。これははじめ、非公開にされていました。プロケーブルでは最大7台までの接続を試しており、プロケーブルの好きな「業務用」ハブを含んで試していました。ですので、この手法を公表すると、高価な業務用ハブを何十台も数珠繋ぎ使用とするオーディオマニアが現れ、大金をつぎ込みことによる家庭崩壊などがおきることを懸念してのことであったようです。
やがて、小提琴奏者氏から高音質のハブとして安価なプラネックスfx-08miniがもたらされたこと、そして、プラネックスのサイトにおいて、100BASE-TXにおいては最大2台まで、10BASE-Tにおいては最大4台までが規格内であるとの記述があったことにより、台数を限定すべきとした上でスイッチングハブの数珠繋ぎという手法が公開されました。なお、先に述べたプロケーブルで試していたハブ7連装はfx-08miniの2連装に及ばなかったとのことです。
ですので、プロケーブルの見解として、2台の連装は効果があるが3台以上は高音質化の保証がないとしました。一方で小提琴奏者氏の方は聴感上の判断として、4台までは高音質化し続けるが、5台になると音の認識が途切れがちになるように感じられたとして、4台接続を採用しています。
そこで、私においてはfx-08miniを2台直列につないでいるところにさらに2台足してみることにしました。このことにより、もしかしたら10BASE-Tの接続になったしまうのかもしれません。

やってみたところ、確かに小提琴奏者氏の言うとおり、2台よりも3台、3台よりも4台の方が高音質でした。ただし、2台目を足したときに比べると音質向上の度合いは小さいように感じられました。(5台は試していません)そこで、PCとAirMacExpressの間には4台のfx-08miniを置くこととしました。
また、これも「Yoshii9を最高の音で聞こう!」に書かれていますが、NASについてもハブを4つ通した方が明らかに高音質となりました。まとめるとこのような接続です。
NAS(LinkStation mini)
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ハブ fx-08mini - AirMacExpress
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ハブ fx-08mini
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ハブ fx-08mini
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ハブ fx-08mini
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PC(WINDOWS XP)
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TGAタッピングガードアダプタ for USB
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USBケーブル AUS-10M10WH
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USBハブ RAL-02HUB - USBケーブル - DDC UDIF7
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USBケーブル AUS20WH
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DDC UDIF7
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DSIX-1.0PA
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DAC SE-U55GX(単体DACとして動作、USBは接続せず)
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プリメインアンプ YA-1(Yoshii9エンジン部)
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スピーカーケーブル ライカル線
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Yoshii9スピーカー部
この処置を行ったから1年程度たった後、オーディオマニアの知人N氏を自宅に招いて、ハブ1つとハブ4つの状態を比較試聴していただきましたが、ハブ4つの方が高解像度かつやわらかく本物らしい音であることを同意いただきました。
このスイッチングハブの数珠繋ぎという手法は、普通にはなかなか考え付かないことあり、かつ、大きな効果がありました。このような手法を発表したプロケーブルの功績は素晴らしいものであり、プロケーブルのサイトがまちがいだら毛であろうと、家庭用としては明らかに不適なものをオーディオ用として販売していようと、大阪や鎌倉の試聴室の音がどれだけ糞であろうとも、このスイッチングハブの数珠つなぎという手法の発表がプロケーブルの大大大大大功績であることに変わりはありません。