日記
システム紹介82-2 RAMディスクANS9010Bの音質
2013年11月20日

前回に引き続き、RAMディスクANS-9010Bについて書いていきます。
この製品はDDR2-SDRAMをSATA2のドライブとして使用する製品です。私の使い方としては、
1.マザーボードのメモリが最大2GBであるため、アドレス空間の残り1.2GBを利用するためのスワップファイルの置き場所として使用する。
2.iTunes、QuickTime、Foobar2000のインストール先にする。
3.音楽CDからイメージファイルを作成するためのテンポラリ
以上の3つの用途に使用しています。これだけですのでメモリは2GBを1枚だけさしています。メモリはもう一枚2GBのものを持っているので4GBにも出来るのですが、消費電力が大きくなるため、2GBで我慢しています。一応これでも上記用途の容量としては足りています。
このANS-9010Bのオーディオ的な性能を探るため、WAVファイルを再生させた音質を内蔵メモリに作成したRAMディスクと比べてみました。なお、ANS-9010Bは外付け化しています。内蔵メモリとは同じDDR2-SDRAMですが(製品は違います)、外付けの有利さが働いて、ANS-9010Bの圧勝を期待したのですが、聞き比べてみると、違いがほとんど分からず、内蔵メモリのRAMディスクに比べて、特に有利とはいえないようです。ただし、ANS-9010Bを利用すればメインメモリの容量を圧迫しないというメリットはあります。
私はWAVファイルの保存先としてはNASを用いているわけですが、こちらとの聞き比べは、RAMディスクのほうがずっと良いなんて結果になると悩みが増えるので、特に行ってはいません。ただ、印象としてはANS-9010Bの音は現時の環境下ではNASからの再生に対して、特に優れているわけではないと感じています。
次に、ANS-9010Bを接続した環境下でNASのWAVファイルを再生し、1ヶ月ほど耳を鳴らしてから、ある日にANS-9010Bをはずして、システムのSSDに入っている再生ソフトを使い、スワップファイルはoffで音楽を再生してみました。聞いていてもなかなか違いが分からなかったのですが、一時間ほど聞いていると、なんとなく寂しい音のような気もしました。そこで、ANS-9010Bを取り付けて元に戻してみると、「これだよコレコレ」と感じられるような、前日までの音質に回復しました。どこが違うのか分からないようなわずかな差のですが、効果は出ていたようです。ただ、再生ソフトのおき場所の違いなのか、スワップファイルの置き場所の影響なのかは分かりません。どちらの場合もWAVファイルはNASに置いています。
いずれにしても、わずかながら効果が感じられたため、このANS-9010Bについても常用としています。