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 自作PCでPCオーディオを楽しんでいます。  ハンドルネームはかつて憧れのMPUであったMC68040にちなんでいます。  多数の情報を集積し、最高の音を目指します。  私の駄文をつらねた…

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日記

ケーブルの振動によって音が変わる根拠

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2018年05月13日

ケーブルの話が続きます。

 繰り返しになりますが、ケーブルで音質が変化する原因については、タイムドメインの由井社長が、ケーブルを伝わる縦振動が原因であるという考え方を示しています。私はこれをもってケーブルで音が変わる主な原因については決着したものと考えています。しかし、だれもこのことについてまとめて書くものが現れず、一方で、いまだに、やれ、ケーブルを変えても電気的特性はわずかしかかわらないからケーブルで音はかわらないとか、いやそのわずかな電気的特性の変化を人間は聞き分けるのだとか、やれ心理効果だといった主張が多くみられるため、書き手としての力量、資格に疑問を持ちながらも書いているところです。

 ケーブルで音が変わる原因として、これまでに電気的特性による影響はマイナーと思われること、そして、心理効果による影響も、すくなくともオーディオケーブルの音質評価を俯瞰する際には考慮するほどのこととは考えられません。
 そこで、その次として、振動の影響について書いていきます。固い電線に指を触れると電流が観測されるため、振動は電流の影響することが考えられます。振動によりケーブルの音質が実際に変化していると考えられる根拠について列挙します。

・かないまる氏の「ケーブルのへそ

 かないまる氏はケーブルの振動をコントロールして音質を調整する方法として、ケーブルの途中にテープを巻付け、テープの種類や巻付位置によって音質を調整するという方法を提唱しています。この場合、テープを巻いた位置では電気的特性が変わりますが、あまりにも小さく問題にならないと思われます。さらに、ケーブルの途中のどの位置にテープがあってもそれによるケーブル全体の電気的特性は一切変化しません。
 ですから、この方法により音質が変えられることは振動によりケーブルの音質が変動していることを示しています。

・コンセントカバー(コンセントベース)によって音質が変わる
 オーディオ機器に給電するAC電源ケーブルによって音質が変わりますが、ケーブル本体のほか、電源プラグやコンセントを変えても音質が変化します。さらにコンセントカバー(コンセントベース)によっても音質が変わります。コンセントカバーは電源ケーブルと接触していないため、電源ケーブルの電気的特性を変えません。コンセントカバーがシールドになると思うかもしれませんが、コンセントの外側はシールドされていないのが普通であるので、コンセントカバーのみではシールドとしての効果はほとんど期待できません。したがって、電源ケーブルへ伝わる振動を変えることにより音質を変えていると考えられます。

・ケーブルスタビライザーによって音が変わる。
 ケーブルの下に設置したり挟んだりしてケーブルの振動対策を行うケーブルスタビライザーという製品があります。このような製品を使用する、また、製品ではなくても洗濯バサミなどでケーブルを浮かす(これは音が悪くなるようですが)ことにより、音質をかえる事例があります。ケーブルスタビライザーはケーブルの電気的特性をほとんど変えないため、ケーブルの振動が変化したことにより音質が変化する事例であるといえます。

・オーディオ機器は振動対策により音が変わる
 アンプやCDプレイヤー、DACだけではなく、PC本体や音源ファイルを保存するNAS、USBハブにおいてもおよそオーディオ用の機器は置き場所やインシュレーター、鉛テープ貼り付けなどの振動対策によって音が変動します。このことを考えるとケーブルだけがその例外であるとは考えにくいところです。


・金・銀・銅といった線材により固有の音質傾向がある。
 金線、銀線、銅線といった導線材料は固有の音質傾向を持っていると言われています。金、銀、銅は電気的特性が異なりますが、大きな差があるわけではなく、太さや長さ、構造を変えれば容易に逆転するものでしかありません。したがってこれらの音質の違いは材質の機械的な物性によるものと考えたほうがより蓋然性があります。


・ケーブルの固さや手触りなどの機械的な物性が音の影響する
 アナログケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブルとも、固いケーブルは固い音、柔らかいケーブルは柔らかい音というようにケーブルの機械的な物性は音質と相関があることが知られている。このような物性は電気的特性とは相関がないため、振動が関係していると推測できます。

・同一製品の色違いケーブルで音が違う
 同一製品の色違いならば、導線の材質・構造は同一と推定され、被膜のみが異なると考えられます。このような色違いケーブルでも色によって音が異なることがわかる場合がある。電気的には静電容量が微妙に変化しますが、それが原因ならば長さを変えると音質が逆転するはずであるので、皮膜の機械的な物性による可能性が高いと思われます。

 まだまだあるかもしれませんが、これらによりケーブルの振動が有意に音に影響していることは間違いのない事実と考えられます。

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レス一覧

  1. よんまるさん こんばんは

    線材そのものが細くひょろひょろでさえあれば、あとは全く対策しないでだらんとたらしておくのがよんまるさんの考える振動対策なのでしょうか?

    > 固いケーブルは固い音、柔らかいケーブルは柔らかい音というようにケーブルの機械的な物性は音質と相関があることが知られている。

    この主張が正しいとすれば、よんまるさんの考える良好な音とは随分と柔らかい方向に寄っている印象を受けます。

    byhigh speed at2018-05-13 23:07

  2. high speed さん
    ハイスピードなレスありがとうございます。

    線材だけではなくて、被膜を含めたケーブル全体の物性が影響するわけですが、さすがに細くひょろひょろなら大丈夫か、といえば当たり前ですがケーブルの選別には聴感上の確認が必要です。細いもの、ひょろひょろなもの、しなやかなものは高音質と予測できるだけです。

    たらしておくと張力がかかって振動に弱くなりそうなので、スピーカー内以外は大体床に這わせています。

    さらなる対策として、由井社長が考案し、たくぼんさんが追試しているものとして、被膜を剥いでガン玉を加締めるという手法があり、効果が報告されていますが、私はそこまでしていません。

    蛇足のようですが、機械的物性だけがケーブルのすべてではなく、ツイスト必要なところもあればシールドが必要なところもあるでしょう。AC電源ケーブルについては極細というわけにはいかないでしょうし、スピーカーケーブルならば、守るべき抵抗の上限があります。

    柔らかい音という言い方は表現に苦慮するところですが、余計な付帯音・固有の癖がなく、自然な音色という特徴を物性に置き換えると「柔らかい」と表現されるものになろうかと思います。解像度の低い不明瞭な音を好むということではありません。

    byよんまる at2018-05-13 23:58

  3. よんまるさん、こんばんは

    私も音に対するケーブルの振動の影響が大きいことを実感しています。
    JFSoundsのMS227CというSPケーブルで、振動減衰能が高いマグネシウムを芯線に使い、6本の銅線の共振を抑制して、振動によるノイズ影響を低減するものです。
    S/N比が良く、立体表現の再現が良好なケーブルです。

    学術的にも発表され、学会からの技術賞も受賞されているようです。

    http://community.phileweb.com/mypage/entry/133/20160618/51704/

    私のレビューや日記もご参照いただけましたら幸いです。

    byもろこし at2018-05-14 01:55

  4. もろこしさん おはようございます。

    サンシャインのボードにも採用されたマグネシウムを新鮮に使ったケーブル、面白そうですね。このようなケーブルが開発されることはケーブルに対する振動対策の重要性を示しています。

    このケーブルについては、太いところが振動対策上不利になりそうで気になります。

    byよんまる at2018-05-14 07:54

  5. よんまるさん

    振動の影響はケーブルだけでなく、アンプ、CDプレーヤーなど話題が豊富です。しかし、すべて仮説で本質的な解決策はまだ出ていないのが現状だと理解しています。ウエルフロートなど期待が持てる製品もありますがとても高価で手が出ません。

    スピーカーケーブルに関してはケーブルスタビライザーなる製品が販売されていますがその効果の過大表記には理解に苦しみます。

    私がなんとか解決したい、あるいは疑いを持っているのはスピーカーボックス内のユニットとターミナル間のケーブルです。ここは常に振動を受けており何らかの対策をしたいと思っています。スピーカーメーカーでこのケーブルに対策を施された例を知りません。
    またスピーカーユニットのフレームターミナルからボイスコイルまでの金糸線は細くて最も振動の影響を受けている部分です。ここに着目して金糸線に制振ゴムなどを張ってみましたが変化は感じられませんでした。もし振動が悪い影響を与えているとすればスピーカーボックス内の配線とユニット付近の改良が驚くほどの音質向上になるのではないかと思っています。

    byマイペース at2018-05-14 11:20

  6. よんまるさん

    私は、結局、ラダー型ケーブルに行き着きました。

    製作ショップのマルチョウエンジニアリングさんは、被覆絶縁体内部で起こる歪み(振動)が元凶だと言っています。振動は導体の電流との作用で起きる誘電体歪みですから、外部から振動を与えなくとも歪みは生ずるわけです。それは絶縁物の誘電特性、機械的特性、構造によって複雑ですし、もちろん外部からの振動、共振でさらに歪むというわけです。

    導線と絶縁物が同心円状になっている同軸ケーブルがかなり理想に近いケーブルで実際に音がよいというのもそういうことだと思っています。堅い曲がりにくいケーブルは音が硬く歪みっぽいのもそうことです。堅い単芯よりも柔らかい撚り線を好むのもそのことが根拠になっています。表皮効果など電気的特性の差ははあるのでしょうが、それよりも振動の影響の方が大きいということです。

    まあ、歪みというのはどんぐりの背比べのようなところがあって、歪みや振動には個々人の好みがあります。そこがまたケーブルのオーディオ的趣味性なのでしょう。

    byベルウッド at2018-05-14 11:56

  7. マイペースさん
    ケーブルスタビライザーは振動で音が変化することの証拠として提示しましたが、ケーブルスタビライザーを用いて音質向上につながったとの報告は少なく、使いどころが難しい製品のようです。

    スピーカーボックス内や金糸線について、私はあまり考えたことがありませんが、縦振動に関して言えば一般のケーブルと大きく変わらないような気がします。横振動についてはそれによって断線しないための対策などは必要かもしれませんが、音に効くかはよくわかりません。

    byよんまる at2018-05-14 15:33

  8. ベルウッドさん

    ラダー型ケーブルは皮膜の振動により発生した余計な電流をキャンセルする思想かと思うのですが、実際のところどのくらい効いているのでしょうか。もちろん直接的にはわかるはずもありませんが。

    byよんまる at2018-05-14 15:40

  9. よんまるさん

    ラダー型ケーブルは、ハシゴ状構造で被膜絶縁物をグラウンドにアースして誘導歪みを除去することと、被膜絶縁物を伝わる振動を遮断してしまうという思想です。誘電体が振動すれば、導体電流に対して誘電歪みを与えてしまいますからこれを防止するという考えです。

    ケーブル長さが音に影響する(ex.左右長さを違えると定位等に影響する)のは、電気的な原因(直流抵抗やインピーダンス)よりも振動伝達の時間差等の影響の方が大きいという考えです。

    いずれも直接的な測定は難しいでしょうね。

    byベルウッド at2018-05-14 17:08

  10. よんまるさんこんばんは

    自分は何をやっても音が変わる派なので、当然ケーブルが振動しても音は変わると思います。
    その上でお聞きしたいのですが、平行ケーブルにはアンペールの法則によってお互いに引力や斥力が加わるため横方向に振動をします。
    1アンペアの定義が小さな力なのは距離が1mも離れているからであり、実際のケーブルでは5mmや1mmであることや流れる電流が大きいことを考えると容易に大きな力となり、コイルや硬い単線が交流で唸る原因にもなります。

    さてそこで、縦振動とは軸方向の歪みだと思いますが、何の力によって銅線が軸方向に動く(動こうとする)のでしょうか。交流の電荷分布によるクーロン力、なんて事があるんですかね。
    それと縦振動がもし発生するなら回避出来ないタチの悪さを感じますが、ケーブルのヘソ?に何かをすると緩和出来るものなのでしょうか。

    byテナガザル at2018-05-14 20:23

  11. テナガザルさん こんにちは
    静電気力による引力・斥力による横方向の振動が音に関係するなら、平行2線のスピーカーケーブルは正負ケーブルの距離を変えることで音質が大きく変わるはずですが、そのようなことはないので静電気力による横振動は影響しないと考えています。

    縦振動は内部に発生する粗密波であり、わずかな力(力学的な力)で遠方まで減衰が少なく伝わるものと理解していますが、理論的なところは把握していません。

    振動減としては、まずスピーカーユニットからスピーカーケーブルに伝わるものがあると思います。また、多くの機器がインシュレーターで音質が変化することを考えれば、機器内部で発生するものや外部からやってくるものを合わせて、微弱な振動はあふれているのではないでしょうか。
    電場についても、それが電子を駆動するものであるので、ケーブル内部の金属イオンの振動を励起してもおかしくないと思います(理論的裏付けなし・・)。

    byよんまる at2018-05-14 22:07

  12. よんまるさん、マイペースさん こんばんは

    友人はパイオニアのバーチカルツインスピーカーの内部配線をすべてマグネシウム芯線で共振を抑えたJFSoundsのMS227Cに交換し、大きな音質向上を果たしています。
    振動の大きなスピーカーボックス内は非常に効果があるようです。
    太いことで振動対策上不利になることより、メリットの方が大きいようでした。
    ご参考まで。

    byもろこし at2018-05-14 23:58

  13. もろこしさん

    貴重な情報ありがとうございます。スピーカーボックス内の振動に着目して対策をされた事例は初めてです。
    ちょっと高額なケーブルですがやってみようと思います。
    再度、御礼申し上げます。

    byマイペース at2018-05-15 12:00

  14. マイペースさん

    試聴結果、楽しみにしています。

    線径が太めなのでJFSoundsのケーブルはエージング後、本来持っている奥行き表現や躍動感が際立ってきます。

    Orisukeさんのレビューやゲオルグさんの日記にも、レスの中で良好に変化していく様子が書かれています。ご参考まで。

    byもろこし at2018-05-15 21:31

  15. もろこしさん
    情報ありがとうございます。

    私のスピーカーは上向き円筒型のYoshii9ですので、スピーカーケーブルはそのままスピーカー外に垂れ下がっているので、この部分も特にケーブル一般部と差がないのですが、箱型等の普通のスピーカーだとこの部分のケーブルは重要かもしれませんね

    byよんまる at2018-05-15 22:35

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