ナポリの6
ナポリの6
何やらゆかしい音心の琴線に触れるけれんみなき音達が記憶のなかに語りかけます。 芸術は詰まるところ魂の共鳴・・。 あかちゃかべっちゃかちゃかちゃかちゃ・・、、

マイルーム

暗いですが、、
暗いですが、、
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~14畳 / 防音あり / スクリーン~100型 / 8ch以上
ナポリの6の音の巣へようこそ! カーテンはシルクです。 ギター関係映像集の一部 クラ一軍? 下段に押し込められた僅かなジャズギター系のLP達…
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日記

バリオスマンゴレ

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2012年09月22日



アグスティン・バリオスはパラグアイの作曲家でギタリスト、
詩人でもあるようですが私は詩を見たことはありません・・
ただ曲そのものは確かにとても詩的な作品が多い方ではあります。

作曲家としてみるとショパンの影響を強く受けたターレガの音楽と
バッハに見るシンプルで美しい旋律と複雑に重なる和声的外観、
を南米を強く感じさせる楽しげな風合いでシンプルに纏め上げるような曲が多いです。

どの曲も優しさに溢れ語り掛けるような、どこかしみじみとする作品が多いです。
あっけらかんとした楽しげな旋律の裏にもどこか寂しさと影を感じ、シンプルにまたドラマティックに展開します。

セゴビアは幼稚だといってまったく弾かなかったのですが
バリオスの死後、セゴビアの高弟のジョンウィリアムスが
見事な演奏をしバリオスに光を当てました。

バリオスは手がかなり大きくさらにはややショートスケールの楽器を使っていたようで弾くのは難易度も高く、しばしばプロギタリストをも手こずらせます。
小気味良いテンポの中、1フレットから6フレットという壮大な押さえの和音を強いられることもあります。これを聞いただけでもギター経験者なら大変さは良くお解りになると思います。ギタリストとしてのバリオスはとんでもない技術の持ち主であるというのは間違いありません。



パラグアイ人の彼にはインディオの血が流れ、それを誇りに
「マンゴレ」という伝説の偉大な酋長の名を頂いて活動していたようです。

また才能の豊かな方ですが決してお金に満ち足りた人生ではなかったようです。
出世欲などと言う物を持ち合わせていなかったのだろう正に詩人のような自然な人生を送られたようです。

遺作にもなる「最期のトレモロ」は物乞いの老婆が御恵みをもらいにドアをコンコン叩く絶望的な状況、そのノックの音にインスピレーションを受け書き上げたそうです。(上のリンクがその曲です。)
母国ウルグアイではお札になっています。(音楽家でお札・・我ら日本も滝廉太郎あたり3000円札にしませんか。。)




多くの曲の外見は実に楽しげで幼稚と感じるのもわからないではありませんが、
一見(聴)すると詩のように自由ですが、良く推敲され、無駄は間引かれ、巧みに構築されています。
ヴィラロボスをも感銘させたバリオスの才能をセゴビアは強く意識していたのかもしれません。

300点を超えるという彼の曲達は実に彼らしい不思議な優しい光を放ちます。












代表的なジョンウィリアムス以外ではこのデヴィッドラッセルのバリオス集をお勧めいたします。大聖堂、森に夢見る、ワルツ3,4芸術性の高い代表曲がほぼ入っています。演奏は南米らしさは薄いのですが、デヴィットらしいヨーロッパ的な豊かな音色で集中力高い演奏です。




かなり記録的音源です。
数曲は鑑賞に値するものですがそれでもクライスラーやリパッティの録音のようなノイズ塗れの中に生命力と美音を感じながら聴く事になります。セゴビアと同時期に生まれ活動をしていたのに彼の演奏はこの音源くらいしか残っておりません。
ザーザーとノイズに塗れた中にとても生き生きとした演奏を聴くことができます。
低音の豊かな歌いと、疾走感はこのオリジナルの演奏を超えるものはありません。
コアな音楽愛好家、ギター研究生バリオスファンは是非。
一応youtube等で確認されてから必要な方はお買い求めください。

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  1. バリオスと言えば大聖堂が名曲ですね。私の愛聴盤は福田進一のCDですが録音も良く気に入っています。ところでリンクの映像ジョン・ウィリアムズのバックにベルリンフィルが見えますが詳細わかりましたら教えてください。

    byCipher97 at2012-09-23 00:12

  2. お早うございます。

    そうですベルリンフィルです、映像は
    ヴァルトビューネ1998 ラテン・アメリカン・ナイトというDVDです。
    ロマンティックで笑顔の多い素晴しいコンサートですよ。

    野外コンサートなのですが多分5時くらいから開演して
    曲が進むごとに段々日が暮れていくのがなんとも風情があります。

    アランフェスの頃には強い西日が差し込んで雰囲気がよろしいです。
    日が暮れるとピアソラのアディオスノニーノなど南米もの
    ドイツ人の大好きな南米ものが聴けたからかバレンボイムが
    気障な事を言ったから最期のベルリンの風は大盛り上がり・・
    会場が一体になってノリノリ・・

    普段着で風の流れる空の下、ビール片手にベルリンフィル
    ドイツ人が大変羨ましくなるDVDです。
    話していて久しぶりに見たくなってきました・・

    byナポリの6 at2012-09-23 09:54

  3. ナポリの6さん こんばんは。
    老婆が~ というのは聞かなければ想像できないような綺麗な曲ですね、やはりギターはトレモロです(笑)
    ↑のDVDも気になりますがラッセルのCDを探してみようと思います。

    byくにお at2012-09-23 23:35

  4. くにおさんこんばんは!
    いやあ中々そんなシチュエーション想像がつきませんね。
    トレモロは他にはESデラマーサの「暁の鐘」というのが有名ですね。
    幻想的な曲ですよ。

    byナポリの6 at2012-09-24 18:03

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