日記
#322 制振強化完:原音へのスピーカー技術
2019年04月30日
当方の「原音に迫るスピーカー研究」は振動体振動以外の
すべての振動を制振するとのメルクマールで、フレーム振動
フロントバッフル振動、キャビネット全振動、それに磁石の
反作用振動をも減衰させるという初の試みです。
するとどういうことが起きるかと言うと、S/Nが良くなって
モヤモヤ感がなくなり、静けさからスッキリと音が出てきて、
微細音が良く出てきて、定位も明確になりますし、音の立ち
上がりがハッキリして、ダイナミックレンジも拡大します。
その代表特性として歪率を測定していますが、このたびは
内側と外側のすべてについて、柔らか層の上にシリコーン
シーラント層を形成する技術を #322 に展開しております。
その #322 ができあがったので養生を経て、歪率を測定した
結果、200・400・500・1000Hz の 高調波とノイズを含む
全高調波の計8データの平均値が 0.556% を記録しました。
この値はこれまでで第2位の記録で、しかも 400Hz 高調波
においては 0.072% の低歪率を記録しています。

試聴すると確かに低歪率を実感するとともにトップシンバルの
音がきめ細かく伸びているなどの実感もあります。
あすは #322 をリビングに配置して各種試聴をおこなうと共に
水平展開として、分解して準備中の #320 への内部追塗布を
行ないます。
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本研究は趣味+αですが、スピーカー装置の不要振動制振による
「音の美の新技術」が日米特許成立!(誰でも廉価で可能)
→ マスコミ/業界/どなたも 試聴におでんせ!:持参もOK!
製作は大歓迎で、個人目的では誰でもOKです。
技術実証 代表モデル
#314 : φ97SP2way 5.2Kg φ280+□50 d230
400Hz歪率 高調波/全高調波 0.194%/0.516%
#315 : φ80SP 2.1Kg φ240 d220 0.068%/0.291%
#316 : φ100SP 2.8Kg φ160 d200 0.096%/0.455%
#317 : φ100SP 4.9Kg φ280 d200 0.095%/0.394%
→ http://www016.upp.so-net.ne.jp/atsunaga/