日記
OIKLANケーブル(RJ45-M12コネクタ、DPDS搭載)試聴 ~プロローグ~
2020年02月15日
M12 gold switchユーザーにとって厄介なのは、取り回しの悪いテレガートナー純正ケーブルですよね。
ケーブルが硬いのでうまく設置しないとスイッチングハブが浮いてしまうという事態に陥ります。コネクタの方向性をつけるのも困難なので、短いものを選べば良いというわけではなく、長いケーブルでループを作り接続する必要があります。
我が家ではその対策としてラックの支柱にDINレールを固定して運用いたしました。
接続する機器を水平面に並べることで、ラック中段(Control PC)⇒床(ハブ)⇒ラック上段(Audio PC)というケーブルの配線を避け、ケーブルのマネージメントを容易にするという狙いがあります。
その模様をPhilewebにアップさせていただいたのですが、その日記がおいけさんの目に留まり、以前にOIKLANを特注させてもらった経緯がありましたのでM12コネクタを搭載したOIKLANを試させていただく運びとなりました。
せっかくですのでケーブル長を最短にするべく50cmのものを作っていただきました。
現在ユーザーが選択できるオーディオグレードのM12コネクタLANケーブルは2種類、テレガートナー謹製ケーブルとSFORZATOのオプションケーブルです。
どちらも所有していますが、SFORZATOのケーブルは純正と違いACOUSTIC RIVIVEのTriple Cという線材を使用していて柔らかく扱いやすいです。
値段設定は両社同じです。このM12コネクタのLANケーブルはGold switchにしか使用できないという特殊な事情があるため通常のLANケーブルと音を比較することは困難です。
純正ケーブルは最初から付属していますし、扱いやすいケーブルが欲しければsfzのTriple Cケーブルを追加で購入するしか選択肢はありません。
これではケーブルを取り換えて音の違いを楽しむということは難しく、あくまで使い勝手という視点でしかケーブルを選べない状況なのです。
じゃあ、実際この2種類のケーブルはほかのLANケーブルと比較してどんな音なの?という疑問に答えるためには第三のケーブルの存在が必要といったわけです。
OIKLANの持ち味は高解像度、高音の響きと広がり。通常のLANケーブルと比較してもその違いは際立っています。
今回この第三のケーブル=OIKLANを交えて比較試聴することでそれぞれのM12コネクタLANケーブルの味付けの違いを明らかにしていきたいと思います。