日記
OIKLANケーブル(RJ45-M12コネクタ、DPDS搭載)試聴 全編
2020年02月23日
現在のセッティングはSOtMハブ~Gold SwitchにOIKLAN、Gold Switch~UptoneハブをアコリバトリプルCになっています。ケーブルを取り換えた当時の臨場感を出すためにその時のメールをそのまま紹介いたします。
「ひとまずSwitch goldの上流に接続しました。
特に問題なく認識しております。音出し成功です。
聞きくらべはこれからです。一聴とても良い感じです。
1点接続の方向が純正、sfz製ともプラグにマーカーが付いているのですが、コネクトする際に方向だけでも一定にしておいた方が良いかと思いました。
取り急ぎ写真送ります。
マーカーをつける必要はないかと思いますが、ピンの並びとハウジングの向きが一定でないと中が見えない構造なのでコネクトし難いという意味です。
ご検討よろしくお願いしたします。」
「M12コネクタが抜き差しに向いてないので、さし当たりGold Switchの上流、下流でRJ45コネクタの方を差し替えて聞きくらべました。
ケーブルの性格は同じかと思います。下流に使った方が音に性格がより出ます。
倍音の響きが強くなり、高音域の抜けが良くなる感じです。
ただ、曲によってはボーカルの引っ込む時があります。
前回の経験から、この現象はノイズ対策で改善することが分かっていたのでAudio PCにTelosのUSBアクティブノイズキャンセラーを指してみたらやはり。
響きの良さを残したままボーカルが前に戻ってきました!
恐らく音質全体の底上げがされていて、余計な付帯音が減っているのだと思います。明らかな証拠は今までAikoの愛の病をDSDで聞くと「さしすせそ」が耳に付いて聞きづらかったのがウソのように無くなりました。
もちろん、これではLANケーブルで良くなったのかは証明出来ないのでこの条件で純正ケーブルと比較してみようと思います。
ただ差し替えが手間なのでしばらくいろいろ聞いてから差し替えてみたいと思います。」
「純正ケーブルと比較してみました。
RJ45の通常コネクタのOIKLANと同様の印象です。
純正ケーブルは中低音寄りに強調、高音域の響きが減る代わりにボーカルに迫力がでる。
OIKLANは高音域の響きが増えて、中低音が引っ込む感じ
OIKLANでバランスが取れた状態で純正ケーブルに替えると響きが無くなるため、少し雑に感じます。
逆も然りで、純正ケーブルでバランスが取れている状態でOIKLANに替えるとボーカルの迫力が弱くなります。
ここでキーポイントになるのは、いわゆるノイズ対策(アースや、電源etc)をすると靄が晴れたように、高音域の響きはそのままボーカルが戻ってきます。
なんと表現したらいいか分かりませんが、高音の響きのなかに埋もれてしまった中低音を、全体のベールを剥がすことですべてがよりクリアーになるという感じです。
いつもはいきものがかりのプラネタリウムの歌い始めでこの判断をしています。曲の冒頭のイントロでは通常あまり変化はありませんが、条件を変えるとイントロの響きと比較して歌い出しが霞んだり、引っ込んだり、雑になったりと分かりやすく変わります。
イントロ終わって歌い出しがぐっと前に出て、そのままイントロの響きまで戻っていく感じです。
純正ケーブルに換えてみると、OIKLANに比べて前に出るけれど響きが足りなく雑な感じで戻りきらないというニュアンスですね。
OIKLAN=薄味美音で上品な京風懐石
純正ケーブル=しっかり味付け下町の洋食屋さん
OIKLANの場合素材のノイズ対策をしっかりしないと良い味にするのが難しい。
純正ケーブルはスーパーで買ってきた素材でもそこそこ味付けでカバー出来ますよ。
という感じかとおもいました。
駄文、長文失礼いたしました。」
「なかなか私のコメントが当を得ていなくてすみません。笑
まさしくおっしゃる通り、色づけがないので機器や環境の癖が出やすいということですね。
濁った水だとそのままに出てしまうということかと、濁った水も青いインクを入れれば綺麗な色水になるからそちらを好む方もいるということですよね。
Gold Switchは色付けするというか、色を際立たせる感じがします。音の輪郭をはっきりさせ、埋もれている音が聞き取れるようになるので好まれているのかと思います。本当は何か別の音を聞いているのかどうかは分かりませんが、、笑
さし当たり、M12-OIKLANは長さもピタリで一段高いところで上手くバランスが取れたのでこのまま購入させていただくか、同じものを注文させていただければと思います。
さて、残りの二本のケーブルをOIKLANに変えるということに興味はありますが、システムの粗が露見しそうで怖い気もします。
Control PCから第一ハブまでの1.5m程度の通常ケーブル(今はJSPCの2mLANケーブル)、Gold Switchから第三ハブまでの50cm程度のM12ケーブル(今はsfzのtriple C 1.5m)の試聴が出来るようになったらさせていただけばと思います。
ご検討よろしくお願いいたします。」
OIKLANの特性がよく伝われば幸いです。
現在のシステムは更にアースの取り方など変更が加わっていますが、LAN周りはこれで確定です。
先日久しぶりに純正ケーブルに変更してみましたが、靄がかかったような感じになりとても聞いていられない状況になってしまいました。聞き比べてレポートするつもりでしたが、もうこれはする必要がないなあという感じです。
それともう一点、アコリバケーブルとOIKLANの入れ替えをもう一度してみました。ほとんど違いはない感じでしたが、やはりSOtMハブとGold switchの間に使用したほうが良いようです。
これはケーブルのシールドの切り方に秘密があるのではと考えています。この点は制作者のおいけさんに聞いてみたいと思います。
レス一覧
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私はRJ-45端子のプラグ仕様で試聴させていただき
ブログには書かせていただいたんですが、
azumandalaさんのおっしゃる「響き」が非常に豊かで、
ボーカルに熱があるのに驚きました。
ケーブルの傾向として響きの豊かさがあり
DPDSの有無の比較をさせていただくと
その差は歴然としていて、
DPDSをつけたものは解像度も上がり、
非常にクリアになる印象を受けましたね。
コストパフォーマンスの高いケーブルですし、
DPDSのノウハウは真似してみようかと思っています。
byHermitage at2020-02-23 13:42
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Hermitageさん
レスありがとうございます。
ブログも拝見いたしました。
かなり詳細に試聴比較されており、非常に参考になります。
ブログをされている方の表現力、文章力はさすがですね!
何を隠そう以前のブログで紹介されていたGreenwaveの電源ノイズフィルターの記事に触発されて先日注文したばかりです!笑
部屋のWifiルーターの電源を変えたらストリーミング配信の音が良くなったので、LANに接続されている機器の影響は少なからずあるんだなぁと感じています。今はさらに上流のホームゲートウェイ周りの電源環境を整えようと考えており、Greenwaveノイズフィルターを投入予定です。
byazumandala at2020-02-23 14:46
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閲覧いただきありがとうございます。
最近はコロナウィルスの影響で
海外からの輸入は届くのに時間がかかるようですが、
早く届くことを願っております。
byHermitage at2020-02-23 15:20
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azumandalaさん、こんにちは。
詳細なレビュー本当にありがとうございます!
私自身も先日色んなLANと自作品を比較する機会を得て改めてOIKLANの立ち位置を確認出来ました。
ファンダメンタル帯域に独特の響きがあって温度感が高い。
が故に解像度は落ちるという感覚です。
定位はM12と比較すると奥に定位する印象でした。
シールドは基本片方切りで作ってますので、他の両端接地しているケーブルを使った状態とはグランド環境が変わるという側面もあります。
azumandalaさんの所ではSotmとGoldの間が良かったという事ですので、もしやその2つのハブの電源の取り方と両端接地ケーブルでは電源由来の何らかの影響を受けているのでは?と推測致します。
LANと言えば高周波ノイズばかりが取り上げられますが、案外アナログな部分での対策が音を決めている領域もあります。
LANはまだまだ未開の部分だらけの世界です。
沢山の実験、レポートは何よりのプレゼントです。本当にありがとうございます( ^ω^ )
byおいけ at2020-02-23 17:36
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