日記
AP100の改造案
2014年06月12日
本題に入る前にハイレゾに対しての記事がありました。因みにAP100もハイレゾ対応です。
http://www.phileweb.com/news/d-av/201406/12/35091.html
何か良く分からないのと、むずかしそうなのとどうなんでしょう?
デジタル系に対してはそれでいいですが、アナログ系はどうなんでしょう?
24bitをきれいに再生できる機器は作るの大変でしょうね(白目)
そんなことよりいい音源がいっぱいできることを期待したいです。
AP100の改造計画ですが、アンプのあとの回路、リレー等の切り替えの回路が良く分からず困ってますが、とりあえずLPFとヘッドホンアンプの回路を考えました。
①LPF
元回路:CS4398のデータシートの回路そのまま。DACがフルボリュームで駆動していないみたいで、差動の片方で1.05Vp-0の出力になってます。出力は1.1Vrms。出力にカップリングコンデンサで2.5Vかかってます。
ターゲット:DCアンプ化。出力を0.6Vrmsくらいにする。
改造案:+側と-側を同じ回路にしてカップリングコンデンサをはずす。前に+側と-側で値を変えないと差動信号に対して入力インピーダンスが同じにならないと書いたが、面倒なので同じにしようと思います。なによりコンデンサがきれいな値をとれないので気持ち悪くなりました。カットオフ40KHzの二次ベッセル特性です。
②ヘッドホンアンプ
元回路:二倍の反転増幅。出力カップリングあり。
ターゲット:1倍の反転増幅。カップリングコンデンサをはずす・
問題点:OPA2613にサーマルパットがあるみたいで、取り外せるか分からないのでそのまま運用することにする。
それにしてもOPA2613の性能いいみたいです。音もいい気がします。これはもっと使われるようになりそうな気がします。
しかしバイアス電流がでかいです。1mV以下に押さえようとすると300Ωとかにしないと無理ですね。この場合+側に抵抗を入れてすこし補正できるのですが、パターンが無いので無理です。これなら非反転増幅なら良かったなと思ってます。
あと出力カップリングがタンタルなのですが、DCが40mVくらいしかかかってないのでかなり不安です。タンタルって逆電圧ヤバイって聞きますが、大丈夫なんでしょうか?
改造案:1kΩを二つ使って反転増幅。カップリングを外す。
これでも8mVくらいになっちゃうかもしれません…そうしたらOPA2613をはずすしかありません…電流供給能力優秀ですよこれ。91mAくらい流しても目に見えて歪みませんでしたから
そもそもイヤホンのインピーダンスってどれくらいなのよ多分一番低いので8Ω(スピーカーレベル)で多いのは32~50Ωくらいで、残りは100Ωオーバーってところでしょう。それを0.9Vp-0で電流はそれぞれ113mA、28mA~18mA、9mAとなります。50Ωは普通なオペアンプでもいけそうですが…うーんどうしよう
あとホワイトノイズですが、何が原因か特定できてません。部品を少しずつ外していってやってみるしかなさそうです。予想としてはミュート等の切り替え回路か、AD823Aがこんなものなのかもしれません。
追記:
もう部品注文してしまったんですが、ホワイトノイズの原因はもしかしたらAD823Aの可能性が高いことがわかりました。
入力換算雑音電圧14nV/√Hz。またFET入力であるため、コーナーが高いです。
手持ちにある12nV/√Hzのオペアンプでノイズゲイン2倍でホワイトノイズを確認しました。
プラス抵抗の雑音が入るのですがあってるか分からない概算だと、
改造前:出力換算27nV/√Hz 改造後:23nV/√Hzくらいになり(10kHz)もちろん聞こえる周波数ではさらに増えます。ただし改造後はノイズゲインが下がって抵抗値が上がってるので低域では改造後のほうが有利です。
ローノイズなFET入力のものに変更するか、バイポーラのものにしたほうがいいかも知れません。あらら、もう注文しちゃったよ…
あと概算ですがS/N比80dB無いですね…ハイレゾは大変(間違いです)
さらに追記
ヘッドホンアンプ側は機械式のリレーで、ラインアウト側は恐らくMOSFETを使ったリレーみたいのが入ってます。
一応出力インピーダンスを意識しているみたいです。ただカップリングのタンタルのESRが分からない効果があるのか分かりません。
またジャックの差込のスイッチを何かしら使っているみたいで、両方指すとヘッドホンアンプからしか音がでません。