日記
バランス出力ポータブルアンプ作りました
2014年07月13日
どんなにがんばってアンプを作っても3極で出力するとダメな気がする
今回はバランスヘッドホンアンプを作りました
twitterで仕入れた回路なのでオリジナリティはほとんどないです

LME49740の4回路オペアンプを使った回路です
入力されたアンバランス信号を非反転と反転アンプでバランスを作る回路で、抵抗により分圧された仮想GNDで動いています。
このアンプはそこらじゅう4.7kΩを使用してるので少しノイジーですが、一般的なDAPと同じくらいに聞こえるので問題はなさそうです。1kΩでも作りましたがそちらはローノイズです。
この回路の特徴
・電池が一本で適当なGNDでもバランスしているのでキャンセルされるはず
・出力がバランス(共通GNDによるクロストークが少ない)
オリジナルからの変更点
・90pF入れてハイカット
・10Ω+0.1uFのzobel(電池の-へ)
・ボルテージフォロアのノイズゲインの変更4.7kΩを2本つかってノイズゲインを2に変更(反転回路と同じ)
・仮想GNDの抵抗を1kΩに変更(入力信号による電源のゆれが少なくなります)
・電池+と-間、仮想GNDの上下の3ヶ所を10uF(フィルム)でバイパス
少ない部品とシンプルな回路なのにすごくいい音がします。自作の最初はchumoyかと思ってましたが、こっちのほうが確実にいいです。特に仮想GNDが適当でもよさそうな点が痺れます。
これを作って気づいたのですが
バイパスの3ヶ所どこにいれても電解コンデンサの音がすることです。ですのでPMLCAPの10uFに変更したのですが、かなりの効果がありました。
今後電源ラインに電解コンデンサできる限り排除する方法を考える必要があるように思えました。