TAKI
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SRスピーカーで高能率スピーカーの良さを知り,ALTECの古いスピーカー718A(604-8Hユニット&620箱)を手に入れたことで始まった歓喜と苦悩,葛藤の日々を綴ります. ALTECを真空管で鳴…

マイルーム

現状2CHメイン
現状2CHメイン
持ち家(マンション) / リビング兼用 / オーディオルーム / ~14畳 / 防音なし / スクリーン~80型 / ~2ch
スピーカー(5WAY):   低域:416-8BSW(密閉化したALTEC 6041箱):26〜135Hz   中低域:604-8Hウーファー(密閉化したALTEC718A箱):135…
所有製品
  • ネットオーディオプレーヤー
    OLASONIC NANO-NP1
  • その他オーディオ関連機器
  • インシュレーター
    SUNSHINE S3
  • ヘッドホン
    SENNHEISER HD 700
  • その他オーディオ関連機器

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日記

40万の法則

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2014年09月02日

オーディオの古いお約束事に「40万の法則」というのがある.

システムの“再生下限周波数”ד再生上限周波数”が400,000になると,聴感上バランスとのとれた“いい音”である,とされる.

例えば,低域が20Hz出るシステムであれば,高域は20KHz出るようにすればバランス良く聴こえる.
低域が50Hzまでならば,高域は8KHzまでに抑えておく方がバランスが良い.
ということ.

実際,銘機とされるモノには40万の法則が当てはまるモノが多いそうだ.

現在は,少し範囲があるようで40万〜64万の範囲であれば問題ないらしい.
つまり高域方向に範囲が拡大されたことになる.
「40〜64万の法則」ということになるのかな.

ともかく,40万の法則に則ってイコライジングカーブを作ると確かにバランス良く聴こえる.
基準になる音というか.
イコライジングに迷ったら,ここに戻ってきたらいい,と思えるバランス.

40万の法則に沿った場合の音と,そうでない音の比較はよそに見つけることができると思うので,ここでは同じ40万の法則に沿ってはいるが,特性の違う3種類のカーブを作って比較してみた.

-3dB@20Hz,-3dB@20KHz となるフラットイコライジングカーブ

-6dB@20Hz,-6dB@20KHz となるフラットイコライジングカーブ

-9dB@20Hz,-9dB@20KHz となるフラットイコライジングカーブ

3つのイコライジングカーブを重ねるとこんな感じ

高域と低域の伸びが違うだけ.

で,聴いてみると3つとも同じバランスに聴こえる.
40万の法則が,ある程度普遍性があることが分かる.

違いは,
-3dB@20Hz,20KHzがもっとも空間表現が良く,ボーカルの自然さが際立つ.
楽器も“らしさ”がもっとも良く出てる.
そして全体に柔らかく暖かく聴こえる.
これは意外な結果.高域が伸びてるからキツく感じるかと思ったら逆.
ちゃんと高域が伸びてないと,音が不自然になって,むしろキツく感じる.

-9dB@20Hz,20KHzは,相対的に中域が濃くなるので,ボーカルの勢いが増す.
ただ,上記の通り-3dBと比べると,声の不自然さを感じる.キツさを感じる.
でもこれ,-3dBと比べなければ分からないと思う.そのくらいバランスのいい音ではある.

高域も低域も十分伸びていないフルレンジ一発で十分と言って音楽を楽しんでいる方も多くおられると思うが,おそらく40〜64万の法則に則ったバランスのいい音で楽しんでおられるのだろうと思う.

そこでちょっと面白いことを思いついた.
最近,パソコンをMacBook Pro Retina 13インチから,15インチに換えたのだが,デフォルトで結構まともな音が出てるように思う.
これなら出張の時に,わざわざ外付けのスピーカーを持っていかなくてもいいかも知れないと思えるくらいだ.
そこで,MacBook Pro 15インチの内蔵スピーカーの特性を測定してみた.

200Hz以下は,すっぱり切れてる...
どうも,電気的にカットしてるみたいだ.
200Hz以上は,±6dBの中にほどんど入っているので,驚くくらいフラットな特性.
40万の法則に従うと,低域の下限が200Hzなので,高域は2KHzまでということになる.
上が2KHzというのはどうも寂しいので,64万の法則に合わせて,高域を3.2KHzまでと考えてみる.
僕が使っているVOXという再生ソフトには,簡単なグライコが装備されているので,64万の法則で,4KHz以上をカットして聴いてみる.
出てきた音は,聴き馴染みのあるバランスの音.
短期の出張なら,十分いけます.

そういうことなんです.
先達が築いてきた叡智は,ありがたく生かしましょう.

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  1. taki様

    ものすごく分かります。
    40万の法則
    これは本当に不思議ですが、本当にそう思います。

    ちょっと批難をうけそうですが、ですからして私はいくら高額でも「40万の法則」に則っていないシステムは腰高でどうしても不自然に感じてしまうのです。
    ショップでも超高額な最新鋭2wayを聴かされて「どやあ」と言われても「腰高で楽しくないですね・・・」と思ってしまうのです。
    私がアブノーマルなのか?
    逆に「40万の法則」に当てはまらない方も多いのでしょうかね・・・?

    byグルマン at2014-09-06 22:50

  2. グルマンさま

    不思議ですよね.
    なんで40万なんでしょ.
    人間の可聴帯域20〜20KHzの両端をかけて40万ということらしいんですが...
    たまたまそういうことだった,ということなのでしょうか?
    だとしたら,その40万がどの帯域であってもある程度の普遍性をもって成り立っている,ということの理由が分かりませんよね.
    不思議です.

    最近のスピーカーは,ハイレゾ対応のためでしょうか?
    高域のレンジを伸ばしたものが多いですね.
    高域を伸ばした分,低域も伸ばしてくれればいいのでしょうが....
    どちらにせよ,大事なのはレンジの拡大よりも,歪みを抑えること,能率を上げること,だと思うんですけどね.
    ハイレゾ普及の商業的な側面が一段落しないと,この辺の本当の意味での音質改善は,後回しになるのでしょうか.

    ハイレゾも,聴こえてるのか聴こえてないのか,必要なのか不必要なのか,未だに決着がついていない超高音域のレンジ拡大を謳うのではなくて,
    高域レンジの拡大によって,DA変換時のローパスフィルターが簡略化できることのメリットとか,そっちを売りにする方がいいような気がします.

    世の中,儲けるためのモノ作り,儲けるための情報提供が多過ぎて,本当にいいもの,本当に必要なものが見え難くなってしまってるような気がします.
    先達の叡智は,モノの本質を見抜く知恵を与えてくれると思います,これからも忘れ去られないように,大事にしたいですね.

    byTAKI at2014-09-07 11:27

  3. TAKI様

    おっしゃる通りに思います。
    造り手、メーカー側も本質の分かった人間で無ければならないというのに、そういう人材があまり居なくなっているようです。ほとんど音楽を聴かない社員が多くなっていると聞きました。
    しかしリスナーもまたモノの本質を分かるようにしないとまっとうな商品が売れないという事になるでしょう。
    なんとかオーディオの業界をもっとエネルギーあふれるものにしたいところです。

    byグルマン at2014-09-07 19:58

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