日記
Wellfloat 沼にはまって… Part 1
2018年08月26日
横浜のVafanさんのところで使用前使用後の比較で効果を確認したWellfloatのピアノメカですが、拙宅でも伝道師のアドバイスとご協力の下に試聴を重ねた結果、全面降伏(?)となりました。
検討期間中にバズケロ邸でもその効果を聴かせていただきました。
JBLへの適用にあれだけ抵抗されていたバズケロさんが導入に踏み切ったのも衝撃的でした。
Wellfloatの改善版ユニットは以下の2種類があります。いずれもピアノ用として開発されたものです。
1.俗称ピアノメカ
これはバネ部の強化によりその動きを抑えたことと吊りワイヤーを太くしたことによる剛性の向上を図ったもの
2.俗称フルコンメカ
これは項目1の改善に加えてバネ板と台座部分を固定する3本のステンレス支柱とスクリューを太いものに換えてさらに剛性を上げたもの
今回、私がスピーカーに導入したのはフルコンメカ。
現行品と試聴用のWellfloatRingを交換しながら比較しました。
一番最初に試したのはサブ・ウーファ下。
サブ・ウーファ部だけ試した時はそれほど大きな違いには思えなかったのですが…
フロント・スピーカー下を交換した時はやはりかなりの衝撃でした。
低域の安定感が増してグッと引き締まった感じ。この変化の傾向はvafanさんのお宅で経験したのと同じ方向です。
これらは早々と導入を決めて交換用ユニットを入手。フロントとサブ・ウーファに両方適用した時の相乗効果はすばらしいものでした。
で、ここまででやめればよかったものを…。
今回は費用の問題もあるのでここまでと思っていたのです。
でも、お借りしていた試聴用のQuadRingを一応リアにも試してみました。
結果、導入せざるを得なくなりました。(^^;)
やはり前後のマッチングということがあるのでしょう。
リアもフルコンメカにすることでリア・スピーカの存在感がさらに薄れる感じ。
凄味が増してより静かに、ノイズレベルが下がったような感じになるのでS/Nが向上したかのように思えるのです。
というわけで外観は前と変わらないのですが…
フロント

リア

サブ・ウーファ

ということになりました。
さらにマズイ(?)ことにはCDプレーヤー、DACとしても使っているOPPOの下に試したのがウンの尽き。

このような結果になりました。OPPOの下はピアノメカ使用のQuadRingです。
これは女性ヴォーカルの定位、クリヤー感などで効果を感じました。
このWellfloatの新ユニット導入前に行ったサブ・ウーファの再調整効果と相まってオーケストラのグランカッサ等の低音楽器の音の迫力は2割増し以上くらいになっているかなというのが自己評価。
特に差を感じたのが以下のRaskatovという現代の作曲家のNight Butterfliesというピアノ・コンチェルト

Tr8冒頭の低音楽器を主としたドスンという感じのフォルテは凄味が感じられるようになりました。
Tr12でピアニストが唄っていると思われる声も空間的表現がよりいい感じになっています。
これらの一連の変化が単なる自分のひとりよがりなのかどうか…を確認するため定期的(?)に聴いていただいているHarubaruさんとgenmiさんにも聴いていただくことにしました。
その結果はPart 2に書かせていただきます。
レス一覧
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K&Kさん、おはようございます。
ピアノメカかなり効果が上がると思いますよ、と私がつい呟いてしまって、フルコンメカのQaudRingをお貸ししてしまったのが沼の始まりでしたね。(^^;)
フロントスピーカーとサブウーファーに導入後に、リアスピーカーまで行ってしまうとは思いませんでした。ましてやOPPOにまで。この展開はバズケロさんのJBLに導入くらいありえなかったです。沼に引き込んでしまって…反省しています。(笑)
K&K邸の音がどう進化したかの感想はPart2を読んでからにしたいと思いますが、私の場合何をコメントしても客観性に乏しく思われますので(^^;)、多くの方に聞いていただくのが良いのでしょうね。
好きな音楽を楽しまれてくださいね。
byHarubaru at2018-08-27 10:35
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Harubaruさん、
こんにちは。
今回の件では本当にお世話になりました。
この沼、結構居心地がいいのですが油断すると本当に底なしになりそうなのでこの辺で留めておきたいです。(笑)
今、音楽を聴くのが楽しいです。
早く涼しくなって秋の夜長を音楽三昧できるようになればと思っています。
byK&K at2018-08-27 13:26
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K&Kさん こんにちは。
いい音に頭抱えるというのでしょうか、自分で引き当てた場合のガッツポーズとはまた違った喜び(?)があると想像します。
良い沼だと思いたい。
そういえばバズケロ邸で聞いた例の音源届きました。
左右で一瞬だけ出音が違うことはわかったのですが、音符が2つあるようには残念ながら感じられなかったです。あれをK&Kさんのシステムでも聞いてみたいと思いました。
byhigh speed at2018-08-27 18:05
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K&Kさん、こんにちは!
バネ強化版の評価もウナギ登りですね。
サブウーファー下の丸いウェルフロートが凄くカッコ良くて、
DODAIのベースに使ってみたいと思ってしまいました。
直径と高さ、耐荷重を教えて頂けませんか?
え? 直接harubaruさんに尋ねればですって?
後に引けなくなりそうで。(笑)
byCENYA at2018-08-27 18:43
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high speedさん、
こんばんは。
>良い沼だと思いたい。
はい。ちょっと危険な沼ではありますが、これだけ効果があるとしょうがない…降参です。
でも、なんとかこの辺で踏みとどまりたいです。(笑)
例のソフト入手されたのですね。
2度打ちは意図してやっているのかどうかはわかりません。
2度目は単にグランカッサの振動を止めるために抑えるようにしているだけなのかもしれません。
拙宅でもホントにかすかに空気の圧力を感じるくらいのモノです。
あの音が聞こえることに意味があるとは思えませんが超低音の再生能力を確認するのには有効だと思っています。
バズケロさんはあの後調整を重ねて聴こえるようになったということです。
執念ですね。(笑)
拙宅へお越しいただくのは大歓迎ですのでもしご希望でしたらメッセージでご都合の良い日をご提案ください。
クルマでもOKです。high speedさんのクルマならhigh speedでも安全に走行できるので意外に簡単に来れると思います。
バズケロ邸から3時間かからないくらいです。
byK&K at2018-08-27 22:50
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CENYAさん、
こんばんは。
DODAI、完成が楽しみですね。
SW下の丸いWellfloatはWellfloat Ringと呼ばれていたもので、あまりの生産性の悪さのために広く販売されることはなかったみたいです。
ウチのはバーチ合板ですが人工大理石製のものも材料の入手が困難になり生産中止になっているようです。
現在は四角いQuadRingと呼ばれるバーチ合板製のモノがそれに代わっています。
ピアノメカではない普通のユニットのものでも4個使いで耐荷重は200Kgだったと思います。
Wellfloatは一度お試しで借りて効果を確認してみることをお薦めします。ただ、私のように沼にはまっても責任は持てませんが…
CENYAさんだったら同等の機能のものをユニークな方法で自作できてしまうのでしょうけれど。
byK&K at2018-08-27 23:10
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CENYAさん、横レスです。
K&Kさんが全て答えていただいたので、私がお答えする必要はないです。K&Kさんももう立派な伝道師ですね。(笑)
一言付け加えますと、フルコンメカは今後発売されるQuadRingへの標準搭載になるようです。もしフルコンメカを試されたいのでしたら、QuadRingを調達されるのが良いかもしれません。
CENYAさんは、ご自分のやり方でやられるのでしたよね。(^^;) いつかご訪問できる日を楽しみにしています。
byHarubaru at2018-08-28 09:52
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Harubaruさん、こんばんは!
K&Kさんの解説で良く理解できました。(笑)
可能な限り自作を貫きたいと思っていますが、自作も意外とコストが掛かるものでして、CPを考えた時と自作の限界を感じた時にWFを購入させて頂きます!
丸いWFはとても好みです。
byCENYA at2018-08-28 21:06
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CENYAさん、
伝道師と言われている身としては嬉しいコメントですが、CENYAさんには自らの道を極めていただきたいと思っています。(^^) 確かに自作は試行錯誤のロスもありますので、CPは?かもしれませんが、それを貫かれる信念には敬意を払いたいです。
バーチのRingは私は1セット(4個)所有しておりますが、加工するのがとても難しいらしく、残念ながら特注でももう作ってもらえそうにないですね。(^^;)
byHarubaru at2018-08-28 22:04
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K&Kさん、こんばんは。
遅レス失礼します。
K&Kさんと同じく私も沼にはまってしまい、5ch全てにピアノメカをバーチの薄型で使用しています。 前も普通のWellFloatを使用していましたが、響きが増して芯の通った音になったと思います。
今回、フルコンメカの話を聞いて心穏やかではないのですが、全てを変えるのは…。 うーん、悩ましいですね。
Part.2、楽しみにしています。
byYokkun at2018-08-28 22:41
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Yokkunさん、
レスありがとうございます。
ご無沙汰しております。
環境が変わって苦労されることも多いかと思いますが、落着かれましたか?
ピアノメカ、変わりますよね。
>響きが増して芯の通った音になったと思います。
「芯が通った音」、わかる感じがします。
ピアノメカとフルコンメカとの差はたぶんそう大きくないような気はするのですが、これは比較して聴いたことがないので私には何とも…
Wellfloatも罪作りですよね。
でも、ピアノ用WellFloatの開発過程で徐々に改良を重ねてきた結果みたいなので一気にフルコンメカに行けなかったのはしょうがないところがあるようです。
ピアノ用に開発されたユニットをオーディオに適用すると良い結果が得られたというのも面白いことですが。
byK&K at2018-08-29 12:58
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こんにちは
OPPOへQuadRingを導入とありましたので,レスしました。
私はOPPOにBW001-3545Sを敷いているのですが,K&KさんはBWシリーズを試された事はあるのでしょうか? 気になって過去記事を見ていたのですが,ちょっと見では見つからなかったので,レスしてみました。
実際BWとQuadRingで違いがある物なのでしょうか?
bykomagome at2018-08-29 14:31
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komagomeさん、
こんばんは。
スピーカー以外の機器にWellfloatを使ったのは今回が初めてです。
たまたま試用可能なQuadRingがあったものですからこうなりました。
気になるようでしたらやはりQuadRingを借りて試してみることをお薦めします。
私もその結果はちょっと気になります。(笑)
byK&K at2018-08-29 20:29
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K&Kさん
こんばんは
ううう...導入されちゃったのね...OPPOはかなり意外でしたが...
まあ、テスト中とのお話を伺った時にはこりゃ抵抗も無駄な足掻きだなあって思っていましたが(^^)
それにしても今回の強化バージョンはオーディオ再生の幅を広げてくれましたね。
JBL部屋で頑なに拒否ってきた理由は「強さ」でした。
絶対に入れない!!!
軟弱過ぎる!!!
JBL部屋のポリシーでは無理!無駄!無用!
ってボロクソに公言していたバズケロですから...
その衝撃たるや..語るに尽くせないね〜〜〜(爆!
これがやり様によってはガツンガツンとやれるだけの強度を得たのです。
自分がやってみて、工夫してみて、それでもまだまだ先があるぞと思えるウェルフロート・ピアノメカのキャパシティが嬉しい。
小遣いが減った境遇に共感できるバズケロでした(笑)
では、では
byバズケロ at2018-08-29 22:50
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バズケロさん、
こんばんは。
>ううう...導入されちゃったのね...OPPOはかなり意外でしたが...
OPPOへの導入については自分でもヤバイ世界に足を踏み入れてしまったと思っています。(涙)
>絶対に入れない!!! 軟弱過ぎる!!!
アハハ、JBL部屋にもいつかは入ると信じてはいましたが、まだだいぶ先のことと思ってました。(笑)
バズケロさんのところはWellfloat フルコンメカにさらに工夫を加えて超低音まで手に入れられたようですね。
私よりずっと忙しいはずなのに…
ナマケモノの私はしばらくは音楽を楽しむモードに入ろうと思います。
byK&K at2018-08-30 00:07
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