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May the vintage equipment last forever ! 
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日記

アンチスケーティング設定 - 丸針/楕円針/シバタ針

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2019年09月05日

最近、アナログプレーヤを手に入れたのでその調整を行いました。
アナログプレーヤーの調整は久しぶりです。

その中でちょっと気になったのが、アンチスケーティングの設定をどうするかということ。

昔はトーンアームの取扱説明書の通り機械的に針圧に合わせて設定していたのですが、私がオーディオを始めたころには針先の形状によって設定を変えろという指示はなかったように思います。

今回入手したビクターのQL-Y55Fは1981年ころ発売の機種ですが、アンチスケーティング調整用のボリュームの表示板には丸針と楕円針では異なるスケールがあって例えば楕円針の方のスケールで針圧1.5gに設定すると丸針では約2g位の設定量になる。

つまり楕円針の方がアンチスケーティング補正を強くかけるということ。
言い換えるとインサイド・フォース量は楕円針の方が大きいということになる。

これ恥ずかしながら今まで知りませんでした。
前に何かで読んだことがあったかもしれないけれど…

で、ネットで情報を探すと、わかりやすく説明されている以下のページを見つけました。

インサイドフォース キャンセラーの調整方法

この解説によるとインサイド・フォースが生じる原因となる針にかかる抵抗力の要因は摩擦ではなく接触面の変形よるとのこと。
それで、「変形量は面圧によるので、同じ針圧でも、接触面積が小さく面圧が大きいほど大きくへこみ、針を引っ張る力は大きくなり、したがって、インサイドフォースも増大します。」とのことなのです。

従って接触面積が小さく面圧の大きい楕円針のインサイド・フォースは丸針よりも大きい。
このロジックを接触面積の大きいラインコンタクト針(シバタ針はラインコンタクト針の1種)やマイクロリッジ針に展開するとインサイド・フォースの大きさは以下のようになるとのこと。

楕円針 > 丸針 > ラインコンタクト針 > マイクロリッジ針

非常にわかりやすい説得力のある説明です。

針先の形状による接触面積はアダマンド並木精密宝石(株)さんのHPに提示されています。


ただ、ちょっと待って…
ビクターQL-Y55Fの取扱説明書は以下の通りなんです。



シバタ針は楕円針と同じように合わせろとなっています。
このビクターの記述の方が丸針や楕円針で設定が異なる理由も提示されていないのでなんとなくウソくさいのですが、ウ~ンとなってしまいます。

以前目にしたmiyaさんのanalogmagik使用によるアンチスケーティングの最適化の記事ではその最適値はプレーヤーメーカー指示の1/3以下になっていました。
そして、その時お使いのカートリッジはたしかラインコンタクト針のものだったと思います。
やはりラインコンタクト針ではかなり低めの設定が正しそうです。

しかし、それが本当なのだとしたらあのビクターの取説はなんなんだろう?
シバタ針ってビクターが開発したんだったと思いますが…
もし記述が間違いなんだったらホントに情けない。

結局私はどうしたかというと使っているMC-1はシバタ針なので丸針の2/3くらいの設定にしています。針圧1.5gなのでアンチスケーティングは丸針のスケールで1g。
聴感上はこのくらい低く設定した方が開放的な響きになるように思います。 
(駄耳なのであんまりあてにはなりませんが…笑)

このアンチスケーティングについてご存知の方がいらっしゃいましたらご意見やコメントをいただきたいと思っています。

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レス一覧

  1. K&Kさん、こんばんは。

    論点がズレてるかもしれませんが....

    回転速度が速く針圧の大きな蓄音機の時代からアンチスケーティング補正は考えられていたようで、インサイドフォース キャンセラーが付いた蓄音機は既に存在していました。

    カンチレバーが板の時代のモノラル針なら丸針、楕円針の差はあるかもしれませんが、現代のカートリッジならカンチレバーとダンパー部で補正されるんじゃないかなー?

    溝の無いレコード盤でインサイドフォースが掛からないように調整しレコード再生したことがありますが良い結果は得られませんでした。

    針圧に対してよりも回転数での量のが影響ある感じもしますが検証はしていません(^^;

    センターホールが微妙に偏芯しているレコードもあるわけで、あまり深くは考えないようにして聴いています(笑)

    byVOTTA7 at2019-09-06 22:04

  2. VOTTA7さん、

    レスありがとうございます。

    アンチスケーティング補正は私にはナゾです。

    >インサイドフォース キャンセラーが付いた蓄音機は既に存在していました。

    蓄音機の重いトーンアームでもアンチスケーティング補正するというのはちょっと滑稽のようにも思うのですが、ずいぶん歴史があるのですね。


    >溝の無いレコード盤でインサイドフォースが掛からないように調整しレコード再生したことがありますが良い結果は得られませんでした。

    この方法は昔よく言われていましたね。
    でも、溝の中の針の抵抗と平らな面の上の針ではかなり違いそうなのでやはり無理があるでしょうね。


    >針圧に対してよりも回転数での量のが影響ある感じもしますが検証はしていません(^^;

    これはありそうですね。(笑)


    接触面の変形による抵抗力がインサイドフォースを生むんだったらレコードの盤質(柔らかさ)によっても違うのでしょうから所詮完璧な補正は難しいということでしょうか?
    あまり神経質にならない方がよさそうですね。

    しかし、シバタ針は楕円針と同じに設定しろと言っていたビクターの取説は正しかったのか…コレだけは気になっているのです。
    (笑)

    byK&K at2019-09-07 01:34

  3. K&Kさん、こんばんは。

    インサイドフォースは前にも記事にしましたが、トーンアームにオフセット角があると、レコードの音溝をトレースする針の摩擦力によって発生します。

    この摩擦力というのは、材質的(レコードのビニールとダイヤモンド針)な摩擦係数、構造的(音溝の複雑さや針の形状)な摩擦係数と、針圧が関係していると考えられます。

    「接触面の変形による抵抗力」というのは、何処に(針だと思いますが)どの方向に作用するものなのか良く分かりません。

    材質的な摩擦係数や針圧は一定なので、問題になるのは構造的なものになるはずです。

    K&Kさんが一番気にされている針の形状についてですが、レコードの複雑な音溝に接触する面積より角度のほうが摩擦係数に影響するのではないかと思います。

    また、針に掛かる摩擦力は、単位面積あたりの荷重が大きくなっても面積自体が小さいので変わらないのではないでしょうか。

    ということで、丸針が一番摩擦力が小さく、ラインコンタクト針、マイクロリッジ針、楕円針は鋭角に接触するので丸針より摩擦力が大きくなるので同類としているのだと推測します。

    それよりも、もっと影響が大きいのが音溝の複雑さで、これはダイナミックに変動するので完全に補正することは困難です。

    そのため、インサイドフォースキャンセラーはメーカー推奨値を参考にして、よく聴くレコードに合わせて聴感でエイヤッと合わせるしかないようです。

    上記のコメントは力学の話で、あまり得意でない分野なので自信がありません。

    どなたかフォローまたは修正をお願いします。
    (moleさん、まだ夏眠中で出てこられないかな。)

    byED at2019-09-07 22:30

  4. EDさん、

    レスありがとうございます。

    インサイドフォースの針先形状による違いって私にはよくわからないんです。
    それでみなさんのご意見をいただきたかったのです。

    ただ、私には本文で紹介してリンクを貼った「インサイドフォース キャンセラーの調整方法」の説明が説得力が強く感じられました。ここでは抵抗力は摩擦力とは違い盤の変形によるものだとしています。
    摩擦力だとすると針先の形状による違いはないはずだからです。
    (針先の摩擦係数が同じであればという条件下ではということです。みんなダイアモンドなので摩擦係数はあまり変わらないのではと推察します。)

    でも、シバタ針についてのビクターの指示とは真逆なのでどちらかが間違っているのだと思います。

    analogmagikを使えば本当のことがわかるのかもしれませんが私にはそこまで投資できないので…

    お知り合いで詳しい方がいらっしゃいましたら是非ご意見いただきたいと思います。

    byK&K at2019-09-07 23:29

  5. ベルウッドさん、

    レスありがとうございます。

    摩擦係数は物体の表面状態によって異なるものなので、針先の形状とは無関係のはずです。

    miyaさんのレポートはアンチスケーティング補正の最適値はメーカーの指定値の1/3以下だったというものでご使用のカートリッジはラインコンタクト針でしたのでベルウッドさんの仮説と合致するものではありません。

    ベルウッドさんの仮説は私の経験にも合致していません。合致しているのはビクターの取説だけです。

    >紹介されたネット情報は、この「接触面積には依存しない」という古典則に反した誤った直観のロジックなのではないでしょうか。

    このHPのオーナーの方は摩擦は「接触面積には依存しない」と言っているので古典則は否定していません。この場合の抵抗力の主原因は摩擦力ではなく盤面の変形だと言っているのです。
    もう少しよくお読みになった方がいいと思います。

    byK&K at2019-09-08 12:51

  6. K&Kさん

    わかりました。レスは削除します。

    byベルウッド at2019-09-08 15:00

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