日記
小型フルコンメカ ウェルフロートバーチ導入「後編」
2020年08月24日
前回の日記
2020年8月22日
待望の小型フルコンメカ ウェルフロートバーチ導入「前編・備忘録」
だいぶ前置きが長くなりましたが
今回は題名通り 小型フルコン・ウェルフロートバーチのレビューを
いたします。
2016年5月にChikumaの電源ボックス(Possible-4 Ⅱ)を導入してから
Chikumaの息吹とSANSUIの古の発掘戦艦1111(ダブルイレブン)起動
いろいろと足元を試行錯誤してきましたが、ずっとウェルフロートバーチの
ボードを入れたくて 待ち望んでいました。
今まではバーチではなく現存するウェルフロートで間に合わせていた状況でした。
(Before)

小型フルコンメカが出来上がったことを知り
電源BOX用のウェルフロート(15cm×40cm)のものが
作れるかどうか?Harubaruさんに問い合わせたところ
この寸法だったら可能との返答を頂きました。
半ば諦めていたところへ光明が差した瞬間でした(汗
2020/8/17(月) 待望の小型フルコンメカ・ウェルフロートバーチ(15cm×40cm)が
届きました!!!

写真では伝わりにくいのですが
このボード しっかり出来ていてかなり重たいです。
(After)

チクマの電源BOXの重量も合わせると更に重量が増すことになり
どっしりと重心を受け止めることで
縦リジット 横プリンとして理想的な環境になったと思います。
これをずっと待ち焦がれていました。
このボードを設置してから
1時間半ほどで用事で外出してしまいましたが
最初に聴いた感じでは 少し良くなったかな?
高域が気になっていた音源は 無難に聴けるようになったし
全体的にも良い方向へいっているようだし
副作用もなく良かった良かった!
といった大人しめの印象に留まりました。
しかし、次の日・・・そのまた次の日もといった具合に
色彩感と躍動感が溢れ出す聴こえ方に変化していきました。
導入してから3日間に渡ってのインパクトが凄かったです。
S/N比率も向上して微弱な音も浮き上がって聴こえやすくなり
力強さも増してきました。
今まで平坦、平凡に聴こえて遠ざかっていた
●アルバム: スナックJUJU 〜夜のRequest〜
曲:恋に落ちて
が 力強く感動的に聴けるようになりました。

●柴田淳 「卒業写真」、「あなた」、「青春の影」、「小鳥と風」

●千住真理子(バイオリン)・BEST 「朝の歌」

●岩崎宏美 Never Again 許さない 9曲目「許さない」

今まで音圧高めで高域が鼓膜を刺激まくりで
じっくりと聴けなかった音源たち(柴田淳、千住真理子、岩崎宏美など)が
色彩豊かに音楽性を伴って聴けるようになりました。
これらの難敵をあっけなくクリアしてしまいましたので
私が所有している音源の中でラスボス的存在の★★★こちら↓★★★を
恐る恐る聴いてみました。
★★★★★
幸田浩子 モーツァルト・アリア集 (SACD)
1曲目 「エクスルターテ・ユビラーテ-Ⅰ 踊れ、喜べ」

(Before)
ウェルフロート・バーチ導入前は
4分20秒 辺りの超高域のファルセット?が鼓膜を刺激して
特に聴き辛く歪んでいました。
全体的にも高域がザラついて歪んで聴こえていました。
こういう録音なのかな?とさえ思い始めていましたので
最近ではすっかり出番はなくなっていました。
他の方のシステムでも検証させて頂きたかった曲でした。
(After)
今回のウェルフロート・バーチ導入後は
気になっていた歪もなくなって音楽に浸ることが出来るようになり
最も問題だった超高域のファルセット?の部分も色彩・鮮度を伴って
ちゃんと聴こえるようになりました。
このラスボス的存在の音源も
お気に入りとしてレギュラー入りが確定しました(笑
※
高域の部分をシビアにチェックしたい方にはこの音源をお勧めいたします。
小型フルコン・ウェルフロートバーチは
歪などの問題点を解消し
(色彩感、鮮度、広がり、強さ、しなやかさ、S/N比率など)
全体のレベルを引き上げ 音楽性をより豊かに奏でるための
理想的な働きをしてくれました。
こうなってくると
ある部分にもう一か所ウェルフロートバーチを入れてみたくなりました。
今の音をじっくりと楽しみつつ、その時が来るのを待ちたいと思います。
レス一覧
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ケニティーさん、こんばんは。
前編・備忘録に引き続いて後編も楽しく読ませていただきました。
ケニティーさんからご相談をお受けした時に、バーチと小型フルコンメカにすればお悩みはある程度解決できるとは思いましたが、15㎝x40㎝という細長いサイズは私も初めてでしたので、どこまで効果が上がるのかと思っていました。それにしてちょっと褒め過ぎですよ。ケニティーさん、伝道師になれそうです。(笑)
電源タップは音を作るキモになっていることが多いと思います。ケニティーさん宅の音のレベルがかなり高くなられたので、こういう改善が更に効果を上げて行くのかなと思います。
コロナ禍が少し収まりましたら、またお伺いさせていただければと思います。拙宅にも是非お越しください。
byHarubaru at2020-08-24 19:54
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ケニティーさん、お久しぶりです。
私も電源タップではないですが、クリーン電源やアイソレーショントランスにウェルフロートを使っております。
アイソレーショントランスもHarubaruさんを頼っておりますので、もうHarubaruさんの方に足を向けて寝れません。
byニッキー at2020-08-24 20:05
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ニッキーさん、横レスです。
>もうHarubaruさんの方に足を向けて寝れません。
そう言いながらも私の方に足を向けて寝ておられることでしょう。(笑)
私はそんな凄い存在ではございませんし、ニッキーさんを周りを気にされないで、自分の求める音を追求されてくださいね。
byHarubaru at2020-08-24 20:43
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ケニティーさん
ご無沙汰しております。
色々と取組まれていたのですね。
オーディオラック等の天板を外す、これは「音の通り道」整備にあたりますからかなり効いたと思います。
そしてブラインドも効いたでしょうね。
改善が進むと次々にボトルネックが首を出しますので、お次ぎは電源へと(笑)
お気持ち分かります!
新型のウェルフロートは強度がありますから、応用の幅も広いでしょう。
一つの方法論にはまると様々な取組や可能性も取りこぼしてしまいそうで怖いですが...
まあ、回転系や振動系にはメッチャ相性がいいですし、あれだけの強度アップがあればメリットが際立って来ますし、床からの振動遮断という観点からはあれこれ使いたく成ります。
フロートのデメリットは抜けるというより相殺している、或いは接触面歪みが増えるということからくる様々なことがらですが、やってみた結果オーディオや楽器などではメリットがそれらを上回ってしまうことが殆どでしょう。
要するにオーディオ機器の設置でなにも振動対策をしていないということは、出音でマスキングされている領域が大きいという事です。
縦リジッド横プリン!
これも色々やって気付く事も多い世界だと思います。
バズケロもいつの間にやらウェルフロートのヘビーユーザーになっていますので人の事は何も言えませんが(爆!
良い物は良い!
理屈に縛られてなにもしないよりも、色々とやってみて結果が伴えばいいと思いますしどんどん遊びましょっ!!!
オーディオも音楽も、感動が有るからやめられません!
落ち着いた頃、感動しに遊びに行きたいですね〜
では、では
byバズケロ at2020-08-24 21:10
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ケニティーさん、お久しぶりです。
>幸田浩子 モーツァルト・アリア集 (SACD)
早速買いました!
電源の足元・私からすると凄く凝ってますね。
実はX1おやじさんより足元を固めろ!と言われまして
水晶インシュレーターをDsm、Delaに使用してみましたが、
???少しカチッとしたかな(苦笑)程度でした。
私には聞き分けが出来ない?
8個購入したので、電源周り、Solo等にも使用してみようと思っています。
楽しんでください♪
byにゃんす at2020-08-24 23:31
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Harubaruさん、こんにちは。
前編ではブランクと前置きが長くなってしまいましたが
読んで頂けて嬉しいです。
ありがとうございます。
随分前から電源タップの下はどうしたものか・・・
そもそも スペースが15cm×40cmと限られていましたので
クワットリング3個で支える案もありましたが、はみ出してしまうので 手を出せず といった具合でした。
今出来る範囲ですが電源タップの足元の微調整を繰り返して
一番気に入るところに収束いたしましたが
超えられない壁にぶちあたってしまい途方に暮れた日々でした。
否が応でも
自身のシステムの癖や鳴らない音源と向き合ってきましたので
今回の音質改善はとても嬉しかったです。
自分なりに調整してきた段階でのウェルフロート導入ですので
鋭敏なスピーカーと電源タップが反応して
良し悪しははっきりする状態でしたから
今回の日記でのレビューは率直な感想になります(笑
良いもの(ウェルフロート)は良いということですね。
それが私のシステムが出した現在の答えです。
この度のウェルフロートの導入、それ以前のアンプ・スピーカーへのウェルフロートの導入など
迅速な手配と情報の提供に改めて 感謝いたします。
また落ち着きましたら 是非、遊びに来てください。
Harubaruさん宅へも聴きに行かせて頂きたいです。
byケニティー at2020-08-25 11:04
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ニッキーさん、ご無沙汰しています。
ニッキーさんは随分前から電源部へ力を注いでいましたね。
今ではそれぞれの下にウェルフロートまで配備しているわけですから
その物量は半端ないレベルだと思います。
一度 ウェルフロートの効果を体験してしまうと
どうしても気になるところへは導入したくなりますね^^;
オーディオはゴールだと思っていたところが
新たなスタートラインだったり
もう一度 過去の分岐点に遡ってリスタートしてみたり
まるで人生を歩むのと似ていて苦しくも楽しさに満ちていますね。
好きな音楽、気になる音楽を沢山聴いて
楽しんでいきましょう!
byケニティー at2020-08-25 11:16
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バズケロさん、こんにちは。
ご無沙汰してます。
前回の日記(前編:備忘録)で
2019年1月から約1年半の中での変更を書き出してみたら
自分が思っていたよりも手を加えていたんだな
ってことに気が付きました^^;
それでも
音楽を聴く時間に対して、変更するペースはとてもゆっくりと
歩んできた感覚は残っています。
オーディオラックの天板を外した時の変化や木製ブラインドも
効果が大きくて、オーディオ機器を入れ替えるだけでは
得られないボトルネックへの対策の重要性を改めて認識いたしました。
振動対策として使用するボードが及ぼす音楽への重要性も
B&W805SDでオーディオを再開した当初では全く知らない世界でした。
以前にバズケロさんに来て頂いて
スピーカーの足元のボードの滑り止め対策をして頂いた辺りから
自分にとっての音の良し悪しが聞き分けやすくなったのを覚えています。
僕にとって ここが大きなターニングポイントとなりました。
縦リジット、横プリンという表現、理論の重要性もバズケロさん直伝のものです(笑
ウェルフロートをプルンプルンと揺らせる度に
バズケロさんを思い出しています(爆
これまでいろいろな気付きや理論
そしてターニングポイントを与えて下さいまして
ありがとうございます。
気になっていた音源への対策を施した結果
他の音源の別の音域にも良い作用が働いて
新たな感動に遭遇する
そんな連鎖に立ち会ってしまうから やめられません。
落ち着いたころに
是非また遊びに来てください。
楽しみにお待ちしております。
byケニティー at2020-08-25 12:07
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にゃんすさん、ご無沙汰しております。
レスありがとうございます。
幸田浩子 モーツァルト・アリア集 (SACD)
買われましたか!汗
このアルバムの1曲目 4分20秒からの
超音波攻撃は特に凄いです(笑
全体を通して 歪を検出しやすい仕上がりになっていますが
何よりも楽曲が素晴らしいので
余計になんとかしたいという欲が出てしまうかもしれません。
電源の足元・・・実は一番苦労したところです。
足元にある白いのがクライナのC-Prop miniというインシュレーターで
その他
ゴムインシュ(ACOUSTIC REVIVE/CP-4)と
ホームセンターで購入した地震対策GEL(丸形30mm×30mm)を
切り抜いて調合しています。
今回のウェルフロートの導入でも
金属性のクライナ D-Prop mini Extendeに
1個だけ置き換えてみましたが 刺激が強すぎて
即 もとに戻しました(汗
なので アンプの脇にD-Prop mini Extendeが4つほど
無駄に転がっています(笑
電源の足元の1/4をいじるだけでも
激しく反応するじゃじゃ馬っぷりです^^;
水晶インシュレーターで検索してみました。
なにやらアダムスキー型の円盤のような・・・
ただならぬ高級感も漂っていますね。
それを8個とは恐れ入ります(汗
そういったところにもお金を惜しまず投資する楽しみも
ありますよね。
水晶インシュとアルファゲルやゴムインシュCP-4とを
調合してみるのも面白そうです。
いろいろ試しながら良い答えに行き着くと良いですね!
私も楽しみながらやっていきますね。
byケニティー at2020-08-25 13:03
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ケニティーさん
お久しぶりです。
いろいろ楽しんでおられるようですね。足元と電源というのはやっぱりキモですね。
最近、ウェルフロートボードというのは、自己振動系、自己無振動系、回転系、非回転系…いずれにも効果があると思うようになってきました。ただし、それぞれの適用にはセッティングの違いがあって、それがいろいろ面白い。どっちの系なのかの見極めも難しいです(電源タップはもしかしたら自己振動系?)。また、ボード材質による響きやメカニズムの剛弾性などいろいろつっこみどころがあって深いですね。
よろしければ、久々にお伺いさせてください。
byベルウッド at2020-08-29 12:21
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ベルウッドさん
ご無沙汰しております。
電源タップへのウェルフロートボードの導入で
今まで出番のなかった音源が数多くレギュラー入りとなりました。
今回の一撃は相当に効きました(汗
バズケロさんにも 構造的なメリット、デメリットについて
ご説明いただいたのですが、知識や経験値が追い付けていない状況です(汗
ボードを導入したことで、また新たに追い込むべきところが出てくるはずだと思っていた矢先に
サ行や高域のピークを越えてくる厳しい音源を見つけました。
今の音で音楽を楽しみつつ【接触面歪み】の先を辿りながら
じっくりゆっくりと追い込んでいく予定です。
今度の10月で805SD導入7年目に突入いたします。
やっとのことでツンデレのツンの部分が落ち着き始めている気がいたします。
スピーカー導入初期は所有感などで楽しかったのですが
2~5年目あたりでは
追い込めば追い込むほどにそっぽを向かれることの方が多かったので 正直キツかったです(汗
ファイルウェブで知り合った方々からのご協力がなかったら
とっくに挫折したまま やめてしまっていたと思います。
ご協力いただいた改善策に対して
良い方向に応えてくれた時の喜びが半端なかったので
今までなんとか継続して来れました(笑
ベルウッドさんのラダーケーブルやその他の日記なども
とても為になり、ありがたく勉強させて頂きました。
byケニティー at2020-08-29 20:45
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ケニティーさん
ご無沙汰してゴメンなさい!
高音の気持ち良さは「聴快感」にクリティカルですから良かったですね〜。
何となくですけどウェルフロートは小型システムとの相性が良いように思っています。
大型システムよりも強度からくるデメリットが現れにくいという感じかと。
私はちょっとばかりサブウーファーのフロート機構を見直してみようかと考えている今日この頃です。
ガツンと感とエッジはフロートがない方が良いのかもしれないのでそのうち試してみます。
お互いに無理なく頑張りましょうね!
byCENYA at2020-09-14 20:53
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CENYAさん
かな~りご無沙汰しています!
今回の電源タップへの小型フルコン・ウェルフロート導入を皮切りに
その後 いろいろと大きな改善へ向かうことになりました(汗
詳細は また 日記へアップしますね!
どうやら 今回の小型フルコン・ウェルフロートは
剛性が格段に高まっているようです。
小型システムとの相性はバッチリだと思います。
サブウーファーのフロート機構への見直し・・・
CENYAさんのオーディオ魂に火が付くのも時間の問題ですね。
僕の方は まだ残っている細かな課題をコツコツやっていく予定です。
オーディオと音楽は楽しさと感動に満ちていますね。
今後も楽しみながらお互いに頑張っていきましょ!
コロナがひと段落したら
甲州涙旅 パートⅡ
お待ちしています(笑
byケニティー at2020-09-15 00:26
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その後の独り言(備忘録)です。
アンプ下に3点支点で置いたD-Prop mini extendの下に
2つのコルクを使用してみましたが
なんの感動もない 至って普通の音になりました(汗
1点のみにコルクを使用した場合では、気になるサ行は
後退し、高域の情報量、伸び、広がりが気持ち良く
音楽性を伴った鳴り方になりました。
たったこれだけの微量の調整でも出てくる音には大きな影響を与えていました。
これまで自分なりに物量投資をしてきましたが
詰めの段階での足元の調整は油断できません(汗
それと、コルクを設置するにあたって
久しぶりにアンプを2往復持ち運びました・・・
日頃 体を鍛えていても 体がきしむ重量でした(汗汗
byケニティー at2020-09-24 10:27
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ケニティーさん
1点アースではなく、2点の方が音がよかったということですか。
なかなか面白い結果ですね。メカニカルアースは手強いです。
もしかすると、微少なガタがあるのかもしれません。機器の筐体構造やトランスや基板の配置、重心配置によってもインシュレーターを当てる位置で微妙に違ってもきます。先日も申し上げたように、機器本来の脚のネジ穴に直接取り付けることができて、高さ調整が可能なT-PROPの方が自由度が高いのです。何より機器が滑らないし。
いろいろ遊べますよね。ただし、お腰にはくれぐれもご注意を。私も、いつぞや、三日ほど寝込んでしまったことがあります(苦笑)。
byベルウッド at2020-09-24 15:09
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ベルウッドさん
レスありがとうございます。
アンプ下 コルク2つ使用した場合は
なんとも普通の音になってしまいました(汗
ここから先の調整は繊細な配慮が必須のようですね。
更に上のレベルに行けるように挑戦していこうと思います。
若い頃にヘルニアになって長年苦しんできたので
アンプを持つことに臆病になっています(汗
でも音が良くなると思うとやめられないんですよね(笑
byケニティー at2020-09-25 19:25
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